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会社を辞めて独立するには?よくあるトラブルは?どんな点に注意すべきか解説!

会社を辞めて独立するには?よくあるトラブルは?どんな点に注意すべきか解説!

会社員としての現状に不満を抱いている人の中には会社を辞めて独立を志す人がいます。

しかし、独立をして失敗したりトラブルが起きたりすることは少なくありません。

そこで、独立で必要になる手続きや費用、注意しておきたいポイントまでまとめました。

会社を辞めて独立する理由

なぜ会社を辞めて独立する人がいるのか理由を紹介します。

人間関係で悩みたくないから

会社勤めをしていて上司や同僚などとの人間関係に悩まされている人は多いです。

そういう人は会社を辞めて独立をすれば、人間関係の悩みが解消されると考えます。

起業家となれば、自分がトップに立って仕事をすることができ、上司や同僚といった関係性で悩むことがなくなるからです。

もっと収入を上げたいから

今よりも収入を上げるために独立を目指すケースがあります。

会社員として働いていると、どれだけ事業に貢献したとしても収入には限界があるからです。

独立をすれば、自分の頑張りが会社の業績アップにつながり、それが収入アップをもたらします。

事業を起こすことで、会社員では不可能な高収入を実現できる可能性があるのです。

自由な働き方を実現したいから

多くの会社では平日の日中に週5で勤務をして土日は休むという働き方が一般的になっています。

しかし、それでは趣味や家庭、介護などプライベートな時間を過ごすのに支障が出る人も多いです。

そこで、もっと自由な働き方を実現するために独立を目指す人がいます。

独立すれば、どんなスタイルで働くのかは自分で自由に決めることが可能です。

きちんと事業として成立するのであれば、一般的な常識に縛られない働き方もできます。

自分が主導権を握ってビジネスを始めたいから

何かビジネスの良いアイデアがある場合は、自分で主導権を握ってビジネスを始めるために独立するケースがあります。

会社勤めでは、たとえ良いアイデアが思い浮かんだとしても、それが会社に認めてもらえるとは限りません。

会社という組織の中では上司や経営者が最終的な決定権を持っているからです。

そこで、自分が決定権を持ってビジネスをしたい人は会社を辞めて独立を目指します。

会社を辞める際の注意点

独立のために会社を辞める際に注意しておきたいポイントを解説します。

退職する数ヶ月前までに上司と相談しておく

会社を辞めて独立するならば、円満退職をして元の職場と良好な関係を築くことが大切です。

そのためには退職する数ヶ月前までにあらかじめ上司に相談しておきましょう。

法的には退職する1ヶ月前までに伝えれば良いです。

しかし、1ヶ月前では引き継ぎなどをスムーズに進めることは難しく職場に迷惑をかけます。

数ヶ月前であれば、余裕を持って退職の準備をして、職場に迷惑をかけずに会社を辞められるでしょう。

秘密情報を持ち出してはいけない

会社を辞める際には秘密情報の持ち出しを絶対にしてはいけません。

独立する際に顧客を引き抜くために顧客情報を持ち出すケースがあります。

元の職場に発覚すれば損害賠償を請求される恐れがあるのです。

特に秘密情報に該当する情報を持ち出した場合は、不正競争防止法に違反する可能性があります。

人脈を作っておく

独立した後に事業を成功させるためにはできるだけ人脈を築いておくことが大切です。

職場の上司や同僚、部下などだけではなく取引先などできるだけ多くの人脈を作っておきましょう。

そうすれば独立後にさまざまな場面で助けを受けることができます。

従業員や顧客の引き抜きはトラブルになる可能性がある

独立を成功させるために元の職場の従業員や顧客を引き抜くケースがあります。

在職中に引き抜き行為をするのは誠実義務違反などに該当する可能性が高いです。

また、退職後に引き抜きをする場合でも、損害賠償請求を求められるケースがあります。

裁判沙汰にまで発展するケースがあるため、安易に従業員や顧客の引き抜きをするのはやめましょう。

会社を辞めて独立する際の選択肢

会社を辞めて独立するときにどのような選択肢があるのか紹介します。

個人事業主として開業する

個人事業主で開業するのは手続きが簡単です。

開業届を提出することですぐに個人事業主になれます。

会計処理も法人と比較すると簡単であり、専門家に頼らずすべて自分で事務手続きをしている個人事業主は多いです。

ただし、個人事業主には社会的な信用があまりなく、従業員を雇ったり資金を集めたりするのは法人と比較して不利になります。

会社設立をする

大きな規模で事業をしたいならば会社設立を選ぶと良いでしょう。

会社を設立すれば、株式の発行や創業融資などを活用して資金を集めやすいです。

また、法人は公的に情報が公開されており、個人よりも会計処理で厳密性を求められる点などから社会的信用が高いとされています。

社会保険への加入義務もあることから求職者は魅力を感じやすいため従業員も集めやすくなり、組織として事業を展開できるのがメリットです。

法人形態を選ぶ必要がある

独立する際に会社設立を選ぶ場合は、法人形態を決める必要があります。

基本的には株式会社と合同会社の2種類から選ぶことになるでしょう。

株式会社は所有と経営が分離しており、株式を発行できるのが特徴です。

合同会社は出資者が経営者となり、出資者には平等に権利が与えられています。

それぞれメリットとデメリットがあるため、よく比較して決めましょう。

個人事業主と法人のどちらにするべきか?

手っ取り早く独立したいならば個人事業主を選ぶと良いでしょう。

フリーランスとして事業を行うことになります。

最初から大きな規模の事業を計画しているならば法人を選びましょう。

また、後で個人事業主から法人へ移行することも可能です。

独立する際に必要な手続き

これから独立するために必要な手続きを紹介します。

個人事業主は開業届を提出するだけ

個人事業主になるためには開業届を税務署に提出すれば良いです。

手続きの際に費用は発生しません。

開業してから1ヶ月以内に開業届を提出する必要があります。

また、青色申告をしたい場合には、同時に青色申告承認申請書も提出しましょう。

青色申告であれば特別控除が適用されます。

会社設立に必要な手続き

会社設立をするためには定款を作成しなければいけません。

また、資本金の払込みも必要です。

これらの手続きを進めた後は、法務局に登記申請をします。

法人設立登記申請書と添付書類をまとめて法務局に提出しましょう。

法務局に提出した日が会社設立日になります。書類を提出してから2週間程度で登記申請は完了します。

会社設立後も多くの手続きが発生する

会社を設立した後も必要な手続きはたくさんあります。

まず、税務署や自治体に法人設立届出書を提出します。

さらに、厚生年金や健康保険の加入手続きを年金事務所で行います。

他にも労災保険や雇用保険など必要であれば届け出を行いましょう。

また、忘れずに法人口座の開設をすることも大切です。

事業の種類によっては許認可の手続きが必要

建設業や派遣業など特定の事業については許認可が必要なケースがあります。

許認可は法人登記を済ませた後でないと手続きを進められません。

あらかじめ必要な書類などを用意しておきましょう。

許認可によっては資本金や事務所に要件が設定されていることがあるため、法人設立の際には許認可を得ることを念頭において準備してください。

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会社を辞めて独立するのに必要な費用

会社を辞めて独立するためにどのくらいの費用がかかるのか説明します。

独立のために数百万円から1000万円以上の資金が必要

法人を設立して本格的に事業を起こすとなると数百万円から1000万円以上の資金が必要です。

法人設立の法定費用だけではなく、事務所の契約から設備投資、広告宣伝、求人広告など多くの費用がかかります。

事業の種類や規模によって必要な資金は異なるのですが、ある程度まとまった資金を用意しておくと良いでしょう。

法人設立に必要な費用

法人設立にかかる費用には、定款の収入印紙代や認証手数料、登録免許税、謄本手数料などが含まれます。

登録免許税は株式会社と合同会社とで異なっています。

また、定款の認証手数料は株式会社のみ必要です。

そのため、合計すると株式会社の設立費用は約25万円、合同会社は約11万円かかります。

事務所の契約関連の費用

事務所を用意して、駐車場も契約をして、必要であれば倉庫も準備しなければいけません。

これらの費用だけでも100万円以上かかるケースは多いでしょう。

また、月々の家賃や光熱費を支払うことになるためランニングコストも発生します。

設備投資

事業によっては大きな設備投資が必要なケースがあります。

たとえば建築業を始めるためには車両や機材といった設備が必要です。

設備投資が経営を圧迫する恐れがあるため、リースや中古品の購入などでできるだけ節約しましょう。

広告宣伝費用や求人広告費用など

会社を設立したばかりの頃は世間に存在が知られていないため積極的に広告宣伝をすることが大切です。

看板を設置する、新聞に折込広告を入れる、ウェブ広告を出すなどさまざまな方法があります。

事業を進める上で人手が必要な場合は従業員を雇わなければいけません。

この場合は求人広告費用が発生するでしょう。

創業融資を活用しよう

独立する際の資金不足が気になるならば創業融資を活用しましょう。

特に日本政策金融公庫の提案する創業融資は融資限度額が高く、担保や保証人は原則不要であり、多くの事業者が利用しています。

創業融資は多くの制度が存在していて、それぞれ概要は異なっています。

申請の要件が定められており、審査もあるため、正しい知識を持って申請することが大切です。

そのため、専門家に相談をしてサポートしてもらうと良いでしょう。

経営サポートプラスアルファであれば創業融資のサポートを行っています。

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会社を辞めて独立する際に意識しておきたいポイント

会社を辞めて独立するときに意識しておきたいポイントをまとめました。

多くの自己資金を貯めておく

会社設立をする際には事前に自己資金をたくさん貯めておきましょう。

自己資金が多ければ、独立後に資金繰りで困ることは減ります。

また、融資を受ける際の審査の要件として自己資金の割合が定められていることも多いです。

自己資金が多ければ資本金を高く設定することも可能であり、許認可で一定額以上の資本金が求められる場合にも対応できます。

入念に事業計画を立てておく

会社設立をする上で事業計画を立てておくことは大切です。

入念な事業計画を用意することで、事業を成功させる可能性を高められます。

また、融資を受ける際に事業計画書の提出を求められることは多いです。

会社経営について専門家に相談する際も事業計画が明確になっていれば、有効なアドバイスを受けやすくなります。

競業避止義務に注意する

会社設立をする際には競業避止義務に気をつけましょう。

競業避止義務とは会社の利益を不当に侵害する行為をしてはいけない義務のことです。

退職時の誓約書に競業避止義務が定められているケースがあります。

たとえば、退職後に以前の勤め先のすぐそばで同業の店舗を開業した場合は、競業避止義務に違反していると判断される場合があるのです。

ただし、競業避止義務は常に成立するわけではなく、憲法による職業選択の自由や営業の自由が認められる場合もあります。

それでも、以前の会社との余計なトラブルを避けるために競業避止義務を意識しましょう。

手続きや節税対策など専門家のサポートを受けた方が良い

会社設立をする際に多くの手続きを進めなければいけません。

また、節税対策もしっかりと行わないと税負担で経営が苦しくなる恐れがあります。

これらのことを自分で対処すると誤った選択をして逆に損をするリスクがあるのです。

そのため、専門家に相談することをおすすめします。

会社設立の専門家を求めているならば経営サポートプラスアルファにお任せください。

手続きの代行から節税対策、事業計画のアドバイスまで対応できます。

会社設立で不安があるならば経営サポートプラスアルファまでお気軽にご相談ください

会社を辞めて独立するなら専門家に相談しよう!

会社を辞めて独立する際には注意しておくべき点がたくさんあります。

資金繰りや法人形態、節税対策など意識しておきたい点は多いです。

自分の力だけで独立するのはリスクがあるため、専門家への相談をおすすめします。

会社設立の専門家に相談したいならば経営サポートプラスアルファにお問い合わせください。

これまで数多くの会社設立をサポートしてきた実績があります。

まずはお気軽に経営サポートプラスアルファの無料相談をご利用ください

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