オフィスの内装を考えるとき、イメージはどのように決めていますか?
コンセプトや雰囲気はイメージできますが、具体的に説明することは難しいです。
ピンポイントに部屋や設備を伝えることも難しい。
しかし、イメージが具体的でないと内装は決まりません。
会社の規模によっても、取り入れる要素は違ってきます。
今回は、内装のイメージを決める基準と、オフィスに取り入れたい内装の要素5つを紹介します。
Contents
内装のイメージはどうやって決める?
オフィスの内装を決めるとき、どのようにイメージを決めると良いのでしょうか。
なんとなくイメージが自分の頭の中にあっても、具体的に言葉や図にすることは難しいです。
アウトプットしてみると、案外思い描いていたものと違うデザインになっていることも少なくありません。
決め方のコツとしては大きく3点あるので、それぞれ紹介します。
狙う会社像とその雰囲気
自分の会社がどのように発展していきたいか、など狙う会社像をはっきりさせることでイメージが湧きやすくなります。
狙う会社像からインスピレーションを起こし、雰囲気を想像すれば具体的な構造や配置が浮かびます。
参考にする会社やデザイン案も絞れるので、明確にどこをどうしたいという希望を業者に伝えられておすすめです。
社員が仕事に取り組める環境を考える
社員が仕事に取り組める環境を考えることも、内装を決めるために必要です。
例として以下のものがあげられます。
・十分な広さ
・インテリアの落ち着きと使いやすさ
・PCや道具の使いやすさ
デスクやワークスペースには、十分な広さがないと仕事ができません。
資料を広げるスペースや、荷物を置くスペースがなければ作業効率は格段に落ちます。
集中できる広さを確保できるように配慮した内装にすることが必要です。
また、インテリアやPCなどの道具の使いやすさも重視しましょう。
◆椅子は長時間座っていられる椅子であるか
◆床は足音が目立たない床であるか
◆壁紙は落ち着いた色になっているか
などがあります。
とくに壁紙は、会社のカラーを取り入れている企業もありますが、ビビッドカラーでは空間からの刺激が強く感じられます。
感覚に敏感な社員もいると仮定して、落ち着いた色を取り入れましょう。
居心地の良い空間をイメージする
居心地の良い空間をイメージして作ることも方法のひとつです。
自宅や作業スペース、学校など自分の居心地が良かった場所を思い出してください。
そこにはどのような設備が備わっていたでしょうか。
また、どのような床や壁、インテリアの配置がされていたでしょうか。
複数思い浮かんだ場合は、共通点を探してみましょう。
自分が居心地が良いと感じたのはなぜかを書き留めると、自分の感覚や内装のイメージが整理されます。
アイデアやイメージの具体化がはかどるので、おすすめです。
実際の内装パターンでも、秘密基地や自宅のように寛げる空間を採用している会社はあります。
働いていてワクワクする職場ならば、社員も気持ちよく仕事ができ、リフレッシュできる場所にもなります。
会社の規模によっても違う
内装のイメージや選択肢は、会社の規模によっても異なります。
どれだけ従業員を抱えているか、どのような規模で会社を運営しているかで、作る空間や必要な設備が違います。
- 大規模な会社
- 小規模な会社
- 1人の場合
の3パターンに分けて考えていきましょう。
大規模な会社
大規模な会社では、フロア全体もしくは会社全体の内装をイメージする必要があります。
多くの従業員が働く場所なので、内装を考える人の趣味や思考に偏るのは避けたいです。
ほとんどの人に受け入れてもらいやすい内装を作りましょう。
オーソドックスなところでいうと、
★白を貴重にした清潔感のあるオフィス
★ウッド調のスタイリッシュもしくはぬくもりのあるオフィス
などがあげられます。
デスクの広さと、隣り合うデスクや通路の広さにも注意が必要です。
隣の人との圧迫感がない程度に間隔を開けて配置しなければいけません。
限られたフロアの広さでどのように改善するのかがポイントです。
小規模な会社
小規模な会社では、作業環境に力を入れた内装がおすすめです。
小規模な会社は、従業員が少ないため広さは確保しやすいです。
事業所によっては最低限の広さしかないかもしれませんが、デスクの周りのアイテムが充実しているだけでも満足度が違います。
デスク周りの収納や椅子の座りやすさ、筆記用具が充実しているか、空調が行き届いているかなどがあります。
デスクそのものも、広さが確保できない場所では収納付きを導入すると良いです。
書類を管理でき、机の上に置いて放置してしまうことが多い書類が山積みにならないので、雪崩が起きてくる心配が少なくなります。
机の上がスッキリしていると、作業に集中できる環境も整うので、作業効率も上げられます。
1人の場合
フリーランスなど、1人で仕事をする場合は、自分の心地よい感覚を実現していくのが良いです。
内装といっても、作業しやすいテーブルとイス、周辺機器などを揃えれば作業ができるので早く準備が進められます。
自室の一角を改装することで作業スペースが確保でき、業者に頼まなくてもDIY感覚で作業ができるので、値段を抑えて改装できるというメリットがあります。
オフィスに取り入れたい要素5選
オフィスの内装に取り入れたい要素は以下の5つです。
- 社員の交流が活発になるスペース
- 個人で作業に取り組めるブース
- 秘密基地のように遊びのある空間
- 温かみのある空間
- 心地よい色
内装を変えても心地よく仕事ができる環境を作るために必要な要素。
できるだけ複数取り入れると、多くの社員にとって働きやすい環境が作れます。
社員の交流が活発になるスペース
社員の交流が活発になるスペースを導入することで、作業効率を上げられるのでおすすめです。
オフィスの中で、社員同士の交流が活発になるということは、風通しの良い企業になることを意味します。
ちょっとした相談や、小規模の会議が行いやすくなり、仕事上の確認事項も確認しやすいのでミスも少なく出来るでしょう。
会社で相談しやすい環境や社員がいるだけで、働きやすさは見違えます。
★フリースペース
★コミュニケーションスペース
の設置で、話しかけやすいスペースを作ると良いでしょう。
コミュニケーションのハードルが下がり、新入社員や若手にとっても、仕事がしやすく、学びを深められる場所です。
さらに、社員同士のコミュニケーションが活発になることで、以下のようなメリットもあります。
仕事で成果を上げ会社に貢献していることを実感すると、承認欲求や自己実現欲求といった、高次の欲求を満たすことにつながります。
社員ひとりひとりが、働いている・役に立っていると自覚できる、働きがいが感じられる職場づくりが可能です。
そのため、社員の交流が活発になるスペースはぜひ取り入れましょう。
個人で作業に取り組めるブース
個人で作業に取り組めるブースも設置しておくと良い設備です。
会社のなかで、常に人が行き来している環境がいい人ばかりとは限りません。
仕事や資料作りに集中したいときは、ひとりで黙々と作業をしたい人もいます。
学生時代の勉強も、ひとりで集中して行う方がページが進んだのではないでしょうか。
取り組む仕事の内容によって、作業がはかどる環境は違います。
その日の気分で、ブースにこもって仕事をする選択肢を選べる環境を作ることも必要です。
風通しの良い空間だけでなく、作業スペースとして利用できる個人の空間も確保できるようにしましょう。
秘密基地のように遊びのある空間
秘密基地のような、遊びのある空間もおすすめです。
企業によっては、仕事に遊び心を持たせる目的で、会社の内装を宇宙空間に見立てた部屋を作っている企業があります。
部屋の中に入ると、アトラクションに乗っているような空間で、気分の高揚感を味わえます。
ポジティブな思考が求められるときや、カジュアルに面談を行いたいときなどに使うと、社員も緊張がほぐれて良いアイデアが浮かぶかもしれません。
社員が楽しんで働ける環境であり、ロマンがつまった場所にもなるので、会社の一室に秘密基地のような空間を設けるのもポイントです。
温かみのある空間
温かみのある空間で、心に余裕を持たせる環境を作ることも大切です。
内装が無機質な空間では、単調に仕事をしているだけで、堅苦しい印象を与えてしまいます。
社員ひとりひとりが独立して仕事をしているかのようです。
しかし、仕事はひとりではできません。
円滑に、ミスなく進めていくためには、チームがいつでも関われる雰囲気を作っておくことが大切です。
温かみのある空間は、雰囲気づくりに役に立ち、社員同士の関わりをサポートしてくれます。
照明や壁紙、デスクなどの素材や色にこだわって、心に余裕を持って仕事ができる空間を作りましょう。
それが、温かみのある空間です。
心地よい色
心地よい色を取り入れることも大切です。
温かみのある空間と似ているのですが、壁紙や床などに取り入れる色として、次の色をおすすめします。
・暖色系
・パステルカラー系
・ナチュラル系
・ダークブラウン系
業種や社員の雰囲気によって取り入れるカラーは違いますが、白や黒で統一するよりも遊びがある色です。
自分にとって士気を高めてくれる色や、落ち着く色などを取り入れましょう。
社員にアンケートを行い、会社全体の意見として内装のカラーを決めても良いです。
社員も会社の変化に関わることができれば、貢献度や会社にいる意味が感じられるかもしれません。
結果、社員のやる気アップや長く務めてもらえる秘訣につながります。
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まとめ
会社の内装について、イメージをどのように決めるとよいかをお伝えしました。
◆狙う会社像や雰囲気を参考にする
◆社員が仕事に集中出来る環境を考える
◆居心地の良い空間を作る
コンセプトやおおまかな雰囲気は、これらを参考にすると決められます。
また、会社の規模によっても実現できる内装は変わります。
社員に働きがいを感じてもらえる職場にするために、以下の5つを取り入れてみましょう。
1.社員との交流が活発になる場所:フリースペース・コミュニケーションスペースなど
2.個人で作業に取り組める場所:作業用ブース・作業部屋
3.遊びのある空間:秘密基地
4.温かみのある空間:壁・床・照明に取り入れる
5.心地よい色:暖色系・パステルカラー系・ナチュラル系・ダークブラウン系など
複数取り入れられると、多くの社員の希望が叶えられる空間として喜ばれます。
しかし、費用がかさんでしまうので、工事は内装リースにすることがおすすめです。
会社の規模が大きいほど費用はかかります。
社員の数も多いので、要望も多いです。
できるだけ要望を叶えるためにも、内装工事費用をリースで支払い、手元に資金を残したまま会社を変えましょう。