レストランの内装は、業種によって大きく違います。
しかし、集客を考えると、おしゃれな内装にしたいと考えている人は多いでしょう。
レストランにはさまざまな種類がありますが、ポイントを取り入れるだけで内装がおしゃれなレストランが完成します。
レストランというと、きれいで雰囲気のある空間というイメージもあるので、そこは大切にしたいところ。
パブリックイメージを崩さず、新しさ、おしゃれ感を出せる内装を作りましょう。
Contents
レストランの内装デザインをおしゃれに見せるメリット
レストランの内装デザインをおしゃれに見せるメリットは、3つあります。
- SNSでの拡散が期待できる
- 雰囲気の良さがリピートにつながる
- レストランのブランディングができる
いずれも集客にかかわるメリットです。
新装開店でも、新規開店でも、注目を浴びるおしゃれな内装をつくりましょう。
SNSでの拡散が期待できる
レストランの内装をおしゃれにすることで、SNSを通じて集客率アップが狙えます。
SNSがとても身近にある今、全世代にSNSが普及していてトレンドに敏感です。
特に、若い世代である20代・30代は、SNSで紹介された店舗に足を運びやすい年代。
紹介されている店は、シンプルな色合いが多く、空間全体で調和が取れている印象を受けます。
思わず写真を取りたくなるようなデザインが、おしゃれと感じてもらえるコツです。
SNSでの広がりはとても早く、インフルエンサーでなくても宣伝効果は十分です。
口コミよりも、写真と感想、動画の方が店内の様子も見られて興味をもたれやすいと言えます。
SNSが口コミの代わりとなり、その店を訪れた人の友人や家族など、さらに来店者の幅が広がります。
レストラン側が宣伝を打たなくても、自然と宣伝になり、集客につなげられるのです。
雰囲気の良さがリピートにつながる
雰囲気の良さがリピート客を招いてくれます。
内装がおしゃれで過ごしやすい雰囲気を持っていると、また行きたい、と思えます。
レストランは食事をする場所ですが、友人や家族との会話も楽しむ場所です。
高級レストランや高層階に店を持つレストランは、景色も楽しめるでしょう。
店の雰囲気が良く、友人や家族との話が弾む場所は、お客さんにとって過ごしやすい場所。
長時間いても苦にならないので、次も使いたい、と思ってくれる可能性が高まるでしょう。
雰囲気の良さがお客さんをリピートさせるきっかけとなり、安定した客数で店を軌道にのせられます。
レストランのブランディングができる
レストランの内装デザインをおしゃれにすると、ブランディングにつながります。
店によってコンセプトがあり内装を決めていますが、内装でレストランの色を出すことも可能です。
イメージカラーや内装のテーマを決めて、レストラン全体をひとつのテーマで統一します。
レストランと言えばこの内装、この雰囲気、と印象付けられる内装にすることで、ブランドとして知ってもらうということです。
レストランと言えば、料理がメインですが、店の雰囲気でもレストラン独自の雰囲気を出せます。
料理、雰囲気などを含めたすべてが合わさって、レストランに来る価値があると思ってもらえます。
レストランとしてのブランドを確立できれば、客足も評判も増えるでしょう。
内装デザインひとつで、ブランディングまでできるのです。
レストランの内装デザインをおしゃれに見せる方法
レストランの内装デザインをおしゃれに見せる方法としては、次の4つがあります。
- コンセプトに忠実に作る
- 照明を工夫する
- 内装に使う色は3色まで
- 色のアクセントを使いこなす
内装の軸がぶれていないこと、使う色が多すぎないことがおしゃれに見せるコツです。
足し算だけでなく、引き算を使いながら内装を考えていきましょう。
コンセプトに忠実に作る
コンセプトに忠実に作るのは、内装を考える上でとても大切です。
コンセプトは、店の内装の主軸となる存在。
主軸がないと装飾はできません。
おしゃれさは、軸があることで生まれる自由によって作られます。
遊びや余白と言われる部分です。
軸がぶれていると、どこをどのように装飾してよいか分からなくなります。
おしゃれだと言われているアイテムや方法のみを取り入れても、収集がつけられずおしゃれとは遠い空間に。
レストランのフロアを、どのようなコンセプトで仕上げるのかは明確にしておきましょう。
コンセプトに忠実に作ることを最優先にして、内装を考えることがおしゃれな内装への道。
軸がぶれていないかをシミュレーションで確かめながら作っていく方法もおすすめです。
照明を工夫する
照明を工夫することも、内装をおしゃれに見せる工夫のひとつです。
照明は、場所に雰囲気を与えてくれるアイテム。
数を少なくして、少し暗さを出せば大人っぽくミディアムな雰囲気が作れます。
バーや高級レストランなど、来店客の客層年齢が高い場合や、客単価が高い場合に利用されることが多い方法です。
数を多くして明るさを出せば、誰でも入りやすい印象を与える内装にできます。
ランチを提供するレストランや年齢層の若い人をターゲットとするレストランにおすすめな照明方法。
同じ照明を使っても、ランチとディナーで雰囲気をガラリと変えることができます。
客層や雰囲気が決まれば、照明ひとつでここまで工夫できるので、照明も内装を決めるうえで大切です。
壁紙や床、設備だけでなく、照明にも意識を向けて内装を考えましょう。
内装に使う色は3色まで
内装に使う色は3色までが良いです。
よく、服をコーディネートするときのポイントとして言われている、3色使い。
同系色でコーデを組めば、すっきりとしてまとまりがある印象を与えます。
系統の違う色に1色置き換えると、その色がアクセントとなり、ほかの人と違う個性が出せるでしょう。
まったく違う色でも、トリコロールのように象徴的な色の組み合わせとして印象に残ります。
どの色でもおしゃれに見せられる組み合わせが3色なのです。
これは、内装にも応用できます。
カラフルにしすぎると、食事をしていても落ち着かない店内になってしまいます。
もちろん、それがコンセプトであれば良いのです。
しかし、食事を邪魔しないことがコンセプトの原則にあるならば、多くの色を使わないほうが良いでしょう。
色のアクセントを使いこなす
色のアクセントを使いこなすことで、おしゃれだと感じられる内装に仕上げられます。
色のアクセントとは、同系色の中に違う色をいれて際立たせることです。
異色とも言える色ではありますが、だからこそ映える、インパクトを残せるというメリットがあります。
いくつか例を示してみましょう。
モノトーン系(黒・グレー・白) | ネオン系に使われる色(ピンク・イエロー・オレンジ) |
ナチュラル系(ブラウン・ベージュ・白・緑) | 原色系のカラー(オレンジ・イエロー・ブルー・濃い緑) |
地中海系(白・ライトブルー・ライトブラウン) | 濃いめのくすみカラー(ワインレッド・モスグリーン) |
アクセントを程よくつけるためには、テーブルや決めたエリアごとに1つまたは2つ置くのが良いです。
多すぎるとごちゃごちゃした印象になり、デザインの軸がぶれてしまいます。
少なすぎると、空間全体のアクセントにはなるかもしれませんが、お客さんが気づきづらいでしょう。
自宅のインテリアでデモンストレーションしてみるなど、実際に確認して反映すると失敗が防げます。
アクセントひとつで内装の印象が大きく変わるので、色のアクセントはぜひ取り入れてみましょう。
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内装工事にかかる費用
内装工事にかかる費用は、とても膨れやすいです。
費用は坪単価で請求されるので、広い店舗ほど高額になっていきます。
予算オーバーになることも考えられるので、安くできる方法も知っておきましょう。
・居抜き物件を使う
・内装工事リースを使う
この2つの方法であれば、内装工事にかかる費用を圧倒的に抑えることができます。
内装工事費用の相場
内装工事は坪単価で決まります。
工事の内容や使う素材の種類などで幅がありますが、1坪あたり15~50万円です。
1坪50万円の場合、20坪の工事で1,000万円かかります。
坪単価で見ると、想像しているよりも金額が高く思えます。
計算してみるとさらに高額な現実が。
内装工事費用は準備した資金のほとんどを費やすと言っても過言ではありません。
潤沢な資金を用意して、施工会社に相談しましょう。
また、相談する会社は複数にしたほうが良いです。
相見積もりを取ることで、最安値もしくは、高価な工程を安く行える可能性があります。
坪単価の比較もできるので、もっとも納得した会社に工事を託すことができるでしょう。
居抜き物件で費用を安く
居抜き物件で費用を抑えることができます。
通常はスケルトン工事をした状態で渡されるので、物件はコンクリートの打ちっぱなしが多いです。
そこから、水道やガスといったライフラインを整える工事が入るので、時間もお金もかかります。
しかし、居抜き物件はすでにライフラインの工事が終わっているので、工事は不要。
内装も、ある程度は前テナントの名残があるので、うまく活用すれば内装工事も小規模で済みます。
スケルトンから工事を行うよりも安くでき、内装工事費用に当てている予算が浮くので、経済的です。
物件によっては、思い通りのレイアウトではないケースもあります。
その場合はやや規模の大きい工事が必要になるので、物件選びは慎重に行いましょう。
希望通りの物件が見つかれば、とても安く内装工事が済ませられるのが居抜き物件です。
内装工事リースで手元に資金を残す
内装工事リースを利用すると、手元に資金が残せます。
内装工事リースは、内装工事費用をリースで支払う方法です。
毎月少額ずつ支払うので、準備資金を一度になくすことはありません。
準備資金をほとんど手元に残したまま店の営業ができます。
内装工事費用は坪単価で高額なうえに一括で支払います。
デザインのこだわりや広い店舗であるがゆえに高くなった費用も、一括での支払い。
予算オーバーとなった場合、運転資金にも影響が出てくるかもしれません。
内装工事リースでは、そんな心配や困窮を防げます。
分割で支払うので、準備資金を過度に減らすことはありません。
内装工事費用だけでなく、設備費なども含めてリースを組むことが可能。
リースで支払っている期間も、内装や設備は本人の所有物で支払いを終えたあとも変わりなく使えるのが特徴です。
審査は最短で2営業日とスピーディーな審査を行います。
支払期日までに時間がない人でも、サービスを受けられるところが喜ばれています。
銀行からの融資を受けていても、銀行からの融資を断られてしまった人も、利用できるかもしれません。
ぜひ一度相談してみましょう。
まとめ
レストランの内装デザインをおしゃれに見せるために工夫できるポイントを紹介しました。
・若い世代に興味を持ってもらえる
・雰囲気の良さがリピート客を作る
・レストランのブランディングができる
内装をおしゃれに見せると、これらのメリットがあります。
いずれも集客につなげられ、利益に結びつくため、内装デザインは大切です。
おしゃれな内装に見せるためにできる工夫は、4つのポイントがあります。
1.コンセプトに忠実に作る
2.照明を工夫する
3.内装に使う色は3色まで
4.色のアクセントを使いこなす
見た目や雰囲気を作るために重要な項目です。
店に入った瞬間、過ごす時間を心地の良い時間であると感じてもらうためのポイント。
足し算だけでなく、引き算の考えも取り入れるとおしゃれさが増します。
内装デザインが決まれば工事に入りますが、気になるのが費用です。
内装工事は坪単価で15~50万円が相場。
店の広さやこだわりで高額になりやすいのが特徴です。
高額になり、予算オーバーをしてしまいがちな内装だからこそ検討したいのが、内装工事リース。
毎月少額ずつの支払いで内装工事費用を支払います。
準備資金を大幅に減らすことなく、手元に残したまま内装工事に取り掛かれます。
審査も早いので、今すぐ利用したい人にもおすすめです。
ぜひ一度検討してみてください。