看板移設費用
店舗の看板は大きさや素材など種類が豊富です。
さらに設置場所や立地条件もそれぞれ異なるため、看板の移設や撤去にかかる費用も変わるのが特徴。ここでは、看板の種類とそれぞれの撤去費用の目安を解説します。
同じ看板でも立地や素材、業者などさまざまな要素により撤去費用は左右されるため、あくまでも目安としてお考えください。
壁面看板
遠くからでも見えるように壁面に比較的大きなサイズで取り付ける看板です。
文字だけでなくロゴマークや飲食店なら、料理の写真をデザインする場合もあります。
・撤去費用:約15,000~30,000円 ・処分費用込み:約80,000~100,000円 |
スタンド看板
立て看板とも呼ばれます。移動できる自立タイプの看板の総称で、タイプもさまざま。
カフェやパチンコ店、レストランなどジャンルを問わず使われている人気の看板です。
折りたたみ式や電飾入りのもの、キャスター付きなどがあり、店の雰囲気に合わせて選べます。
スタンド看板は自分で撤去できる場合は業者に頼まずに低予算で済みます。
・撤去費用:約10,000円 |
文字看板
文字看板とは文字や数字などを切り出して壁面に貼り付ける立体的な看板です。
素材は低発砲ウレタンやステンレスなどが使われます。
・カルプ切文字看板:ウレタン樹脂でできたカルプボードを文字や数字の形に切り出して作る ・ステンレス切文字看板:ステンレス板を文字の形に切り出して作る ・金属切文字看板:真鍮やブロンズなどを切り出して作る |
店のコンセプトに合わせた素材を選択可能です。
壁面看板のように場所を選ばずに取り付けできるため、多くの店で重宝されています。
・撤去費用:約10,000~20,000円 |
内照式看板
看板の内側に蛍光灯やLEDライトが内蔵されており、周囲が暗くなると目立たせられる看板で、コンビニや夜の繁華街などで目にする機会が多いです。
看板は照明を通しやすいアクリル板で作られるのが一般的。
・撤去費用:約20,000~30,000円(電飾の量や構造により異なる) |
野立て看板
病院の敷地内や、店から離れた道路脇などに設置されている看板です。
二本の柱に支えられた平板に店の案内や広告などがデザインされています。
歩行者に向けだけでなく、車やバイクからも見やすい位置に設置されていることが多いです。
・撤去費用:約20,000~30,000円 ・基礎撤去処分費用込み:約100,000円~ |
テント看板
洋菓子店やパン屋など、個人経営の店でよく見かける入口の上に傘のように設置されている看板です。看板としてのほか、雨除けや日よけとしても効果的で昔から使われています。
・撤去費用:約20,000~30,000円 ・処分費用込み:約80,000円~ |
パラペットサイン
欄干看板とも呼ばれる看板で、店の入口上部に設置するため、通行人の目に入りやすい特徴があります。
そのため、店名やロゴなどをデザインして店の知名度アップにつなげる使い方をすることが多いです。照明を中に入れたり、額縁のように前に傾けたりとさまざまな種類があります。
・撤去費用:約30,000円~(種類により異なる) |
横断幕・垂れ幕
ビルの屋上から垂らす形式の看板。素材はポリエステルや塩化ビニル素材などの生地が使われています。
バーゲンセールのお知らせやロゴ、キャラクターなどを印刷したものを壁面に固定するのが一般的です。
・撤去費用:約20,000~30,000円(ビルの高さや大きさにより異なる) |
屋上看板・広告塔
ビルの屋上に設置する大型の看板です。
遠くから確認できるよう高い位置に大きいサイズの看板を設置します。
設置するためには高所作業となるため、費用がかかります。
もちろん撤去する際もほかの看板と比べて費用が高いです。
・撤去費用:約100,000~200,000円 |
ビルの高さや立地条件、ガードマンの有無や作業時間帯などにより費用がより高くなる場合もあります。
ウインドウステッカー
窓やガラスなどにカッティング文字やロゴなどを貼り付ける看板です。
取り付けは業者に依頼せずに簡単にでき、ステッカー自体もホームセンターなどで売っているため、手軽に通行人へアピールできます。
・撤去費用:無料(自ら行う場合) |
広範囲で業者に依頼する場合は費用がかかります。
看板の撤去を依頼する場合は、店がある地域の看板屋や解体業者が挙げられます。
まずは看板設置を依頼した店に相談してみましょう。
看板の撤去だけなら看板屋さんでも請け負っていることが多いです。
看板のほか、店の解体も一緒に行う場合は、看板屋では請け負えないため、解体業者に依頼することとなります。
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看板撤去の手順
「看板撤去を業者にお願いしたい」と思い立っても何からはじめたら良いのかわからない人もいるでしょう。一般的には以下のような流れで看板撤去工事が進みます。
・業者に問い合わせる ・担当者が現地調査を実施する ・打ち合わせをする ・見積もり ・内容確認をする ・撤去工事を開始する |
以下に看板撤去の流れを詳しく解説します。
業者に問い合わせる
まずは、業者に問い合わせます。
電話のほかメール、LINEなどにも対応している場合もあるため、使いやすい方法で問い合わせてみましょう。
担当者が現地調査を実施する
担当者が現地に調査に来ます。そこで周辺環境や設置場所、看板の種類などをチェック。
現地に立ち合いが可能なら、その場で状況説明や撤去の方法などを説明してもらえるので安心です。
打ち合わせ・見積もり
撤去の方法をより詳しく説明してもらいます。
撤去の方法が決定したら、見積書を作成してもらい内容を確認。
納得できた場合は、撤去工事日時の打ち合わせをします。
撤去工事を開始する
決められた日時に撤去工事をします。(天候によっては日程の変更あり)
看板撤去が高額になる場合
看板の移設や撤去にはなるべくコストを抑えたいものです。
しかし、状況によっては想定よりも費用が高額になる場合もあります。
以下に高額になる要因を解説します。
足場を組む場合
ビルなどの高所に看板を取り付ける場合には、作業員の安全面に配慮して足場を組むことが必要です。足場を組むとそれだけ手間と時間がかかるため、足場を組まない場合と比べて撤去工事費も高額となります。
特殊な看板の場合
看板が大きい場合や、処分方法が特殊な素材を使った看板の撤去の場合は費用が高くなります。
高所の作業の場合
先ほども解説しましたが、高所作業の場合は看板の撤去に費用がかかります。
場合によっては高所作業車やレッカー車、高所作業員などが必要になり、費用も高額となります。
人通りが多い場所の場合
人や車が多く行きかう場所の看板撤去の場合は、余計にガードマンが必要になったり、人通りが少なくなる夜間に撤去作業を行う場合もあります。
そのため、人件費がかかり費用が高くなる傾向です。
基礎撤去工事が必要な場合
地盤が弱くより深い位置で基礎が設置されている場合、撤去する際に大がかりな工事が必要になるケースがあります。
見積もりの段階では地中の様子を明確に判断することが困難なため、状況によっては追加の費用が掛かる場合もあります。
信頼できる業者選びのコツ
看板を撤去するために業者を利用する場合、なんとなく近くの看板屋に依頼するというのは危険です。業者を選ぶ際に最低限知っておきたいポイントをここでは紹介します。
複数の業者に見積もりを依頼
看板の撤去にかかる費用は、業者によって変わります。
看板撤去工事に関する知識が乏しい場合、一社だけに見積もりを依頼した場合「こんなものだろう」と納得してしまうことも考えられます。
少しでも撤去費用を抑えるコツは、数社に見積を依頼することです。
いくつかの見積もりを出してもらい、その平均額を出すことで撤去費用の適正額がわかります。
見積もりを出してもらうと同時に業者の対応も確認できるので、ぜひいくつかの業者に見積もりをお願いしましょう。
安すぎる業者も注意
業者の中には看板の撤去の仕方や、撤去した看板を不適切に処分する業者も存在します。
また、見積もりは安く提示し、その後何かと理由を付けて追加で多額の費用を請求するといった業者も残念ながら存在します。
そんな悪徳業者にひっかからないようにするには、相場よりも安すぎる見積もりにすぐに飛び乗らないことです。
また、口コミや対応の仕方なども参考となります。
まとめ
店を移転・閉店する際や看板をリニューアルする際に必要になる移設や撤去。
看板は種類がさまざまで、自分で手軽に撤去できるものもあれば、大がかりな工事で費用が高額になることもあります。
選ぶ業者によって費用や撤去方法も変わるため、まずは信頼できる業者を見つけることが大切です。
「店に関わる費用をまとめて用意できない」という場合、内装工事リースでは、手元資金がなくても内装工事が行えます。
さらに内装工事ローンの審査は最短当日、標準2営業日で結果が出るため、急ぎの人にも頼りになります。
まずはお気軽にお問い合わせください。