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2人で会社設立をするメリットとは?成功させるために必要なことを解説

会社設立をする際に、2人で会社設立をしようと考えている方もいるのではないでしょうか。

実際に、2人で会社設立をすることには、メリットもありますが、デメリットもあるため、事前に確認しておく事が大切です。

この記事では、2人で会社設立をする際に、事前に確認しておくべきことをご紹介します。

2人で会社設立をする際に事前に確認しておくこと

2人で会社設立をする際、代表者や事業の規模、目的などの詳細事項を決定しておく必要があります。

誰が代表になるのか

株式会社の代表取締役は、基本的に1人に設定されていることが多いですが、複数人の代表を設定することも可能です。

2人とも代表になるのか、どちらかが代表になるのかで、書類の記載内容が異なるため、事前に決定しておきましょう。

利益の配分はどうするのか

株式会社の場合は、利益の配分は株式に応じて行われますが、合同会社の場合は定款に利益の配分方法を記載することで、自由に利益を配分することができます。

このため、合同会社で会社を設立する場合は、どのように利益を配分するか、決定する必要があるのです。

事業への貢献度や勤務量によって配分される利益が決まるのではなく、定款によって定められた方法に基づいて配分されることを知っておきましょう。

出資額の割合はどうするのか

株式会社の場合、出資者と経営者が分離していますが、分離していない合同会社の場合、2人の出資額の割合をどうするのか、決める必要があります。

また、合同会社は出資の割合に関わらず、議決権の割合を自由に決めることができるシステムです。

出資の割合は、議決権に関与しないことを踏まえて、2人が納得いく形で出資額の割合を決めると良いでしょう。

将来的なビジョンが一致しているか

2人の将来的なビジョンが一致していることは重要なポイントです。

目標やビジョンが異なっていると、2人で協力して事業を運営していく体制が作りづらいでしょう。

価値観が共有できていると、事業内容や目標などをスムーズに決定することができます。

他にも、事業の規模、売上の目標数、成長スピードなど、具体的にビジョンを共有することが大切です。

ポイント

・代表取締役は複数名設定することも可能である
・利益の配分と併せて出資額の割合は慎重に決めた方が良い
将来的なビジョンが一致しているのか、確認することが大切である

2人で会社設立するメリット

2人で会社設立をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

様々なアイデアが出る

事業を成功させていくためには、多様性が重要であるため、2人の知恵を出し合うことで1人では思いつかないアイデアを出すことができるでしょう。

様々なアイデアを活用することで、事業に対して最適なアイデアを選ぶことができます。

また、事業を成長させるためには、複数の視点から問題点を捉えて、改善を目指すことが重要であるため、多くのアイデアに対する問題点を改善して、進めていくことが効果的でしょう。

お互いの得意分野を生かすことができる

人には、それぞれ得意とする分野と苦手とする分野があるため、自分が苦手に感じている分野を、補ってもらうことで、バランス良く事業を運営することが可能です。

例えば、営業が得意な人と開発が得意な人で会社を設立することで、サービスのシステムを作りながら、顧客を獲得することができるでしょう。

事業の成長スピードを加速させるためにも、2人で分業することで生産性を向上することが有効です。

精神的な支えになる

業績が思うように伸びない時や、新しいアイディアが思いつかない場合、1人で抱え込んでしまうと、解決に時間がかかることもあるでしょう。

しかし、解決を目指すメンバーがいると、改善策を考えて実行するまでのスピードを上げることができるでしょう。

このような精神的な支えは、2人で会社を設立する際のメリットの一つでしょう。

ポイント

・2人でアイデアを考えることで、様々なアイデアを出すことができる
・自分の苦手な分野を補ってもらうことができる
・2人で会社を設立すると、精神的な支えになる

2人で会社設立するデメリット

2人で会社設立する際のデメリットは、何があるのでしょうか。

2人で会社設立するデメリットをご紹介します。

意見の食い違いが起きる

1人で事業を行う場合、自由に意思決定を行い、好きなように事業を展開することができます。

一方、2人で物事を決定する際は、お互いの意思の確認が必要です。

相手が提案にあまり前向きではない場合、話し合いを行い、2人で納得のいく形に落とし込むことが必要になってきます。

意見のすれ違いが頻発すると、トラブルの原因となることもあるため、注意しましょう。

意思決定が遅くなりやすい

意見の食い違いが起こると、意思決定が遅くなってしまう可能性があります。

1人で事業を運営する際は、自分の意思が定まっていれば、すぐに施策に移すことができますが、2人の場合は自分の意思を相手に伝えて、意見を貰うプロセスが加わります。

慎重に意思を決定できるというメリットもありますが、スピードが求められる事業を行っている場合、不利に働くことがあるでしょう。

金銭面でのトラブルが起こる可能性がある

会社を設立した場合、利益の配分や資金の割合は自分達で決定するケースがあります。

利益に関しては、定款に基づいて分配されるため、事業への貢献度が高い方が受け取る利益が低いという可能性も生じます。

不遇な扱いに対して、一方が不満を感じた場合、両者間でトラブルが起きる可能性があるため注意が必要です。

ポイント

・2人で会社設立すると意見の食い違いが起こる可能性がある
・意思決定が遅くなりやすく、PDCAを早く回せないこともある
・両者が納得できる利益の配分率でないと金銭面でのトラブルが起こる場合もある

2人での会社設立を成功させるためのポイント

2人で会社を設立して、事業を成功させるためにはどのようなことが必要になるのでしょうか。

2人での会社設立を成功させるためのポイントをご紹介します。

お互いの得意分野を活かす

2人で会社設立を成功させるためには、お互いの得意分野を活かすことが大切です。

それぞれが、得意とする業務を分担することで、事業を効率的に展開することができます。

このため、自分とは違う経験やスキルを持つ相手と会社設立をすることも有効です。

事業のビジョンや方向性の考えを一致させる

2人の事業に対するビジョンや方向性が、共通の認識であることを確認しましょう。

事業を行う上でビジョンや考え方が異なると、将来的に展開したいビジネスの形に差が生じてしまいます。

現時点で行いたい事業が一致していても、目的やゴールが違っている場合、2人で会社設立することは難しいです。

このため、2人のビジョンや方向性を一致させることが大切です。

各分野の決定権を明確にする

意思決定が必要となるシーンにおいて、その都度、意見が食い違っては、スピーディーに業務をこなすことが難しくなるでしょう。

各分野の決定権をあらかじめ明確にしておくことで、話し合いが滞ったときにどちらかの意見を採用することができます。

しかし、決定権があるからといって相手の考えを一切無視してしまうと、トラブルの原因になるため、注意が必要です。

会社設立の専門家に相談する

2人で会社設立をする際に、専門家からアドバイスを貰うことで、より効率的に事業をスタートすることができます。

どのような手続きが必要か、何の書類を作成する必要があるかなど、様々な不安や懸念がある場合、専門家からサポートを受けることで、このような疑問点を解消しながら手続きを進めることができます。

スピーディーに手続きを完了させたい方は、専門家の力を借りることが効果的です。

ポイント

・ビジョンや考え方の認識を確認しておく必要がある
・意思決定をスピーディーに行うために、各分野の決定権をあらかじめ明確にしておく
・会社設立に関して不安や懸念がある場合、専門家に相談することが効果的である

2人で会社設立をする際のご相談は

2人で会社を設立することで、様々なアイデアを出すことができたり、事業を展開しやすお互いの得意分野を活かしたりすることができます。

しかし、意見の食い違いが起こり、意思決定が遅くなる可能性もあるため、注意が必要です。

2人で会社設立をする際には、利点を活かして会社を設立することが大切ですが、方向性やビジョンなど、上手くいかない場合もあるでしょう。

会社設立をする際は、専門家を活用する方法もあります。

2人で会社設立をする際も、利益の配分や印鑑など、複雑な手続きがあるため、専門家に相談することで、スピーディーに手続きを完了させることができます。

経営サポートプラスアルファでは、提案型の会社設立のサポートを行うだけでなく、会社設立の代行も行っています。

会社設立を丸投げすることもできるため、スピーディーに会社を設立したいという方に最適です。

土日・祝日でもお問い合わせができるため、いつでもご相談いただけます。