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ラーメン屋を開業するまでの流れと準備は?できるだけ安くできる方法も伝授

ラーメン屋を開業するまでの流れと準備は?できるだけ安くできる方法も伝授

ラーメン屋を開業するにはどのような準備が必要なのでしょうか。

物品を準備するだけでなく、いつまでに何をするのか、具体的な流れも知らなければなりません。

流れを知っておくことで、開業までの工程を逆算できます。

時間や期日を気にしながら計画的に準備を進められるので、無駄なく準備がはかどります。

また、初期費用も知っておくべき情報です。

どのくらい資金を準備すれば開業できるのかはマストの情報。

初期費用をできるだけ抑える方法も紹介します。

ラーメン屋を開業するための流れ

ラーメン屋の開業までに行う流れを紹介します。

1.コンセプトを決める
2.店舗の計画を立てる
3.資格取得や開業届の提出
4.内装工事
5.メニューを決める
6.スタッフを集める

これらの工程が必要です。

さらに細分化されますが、大まかには以上の6つの区分に分けられます。

コンセプトを決める

コンセプトを決めることで、ラーメン屋の雰囲気や店のデザインなども決まります。

コンセプトは、ラーメン屋を営業するための主軸になる存在です。

年齢層や味の系統、メニューなどすべてに影響するので、明確に設ける必要があります。

男性をターゲットにするならば、安くてガッツリ食べられるラーメン。

女性をターゲットにするならば、ヘルシーでおしゃれな見た目のラーメン。

客の人物像を描くだけでも、はっきりと商品の違いが出てきます。

自分が食べたいラーメンを提供するのもこだわりとして悪くないですが、

コンセプトを明確にして、集客できるようにしましょう。

後の広告や宣伝などにも影響します。

店舗の計画を立てる

店舗の計画を立てるというのは、物件と内装を決めるということです。

物件は、広さから考えるか、席数の希望から考えるかで変わります。

ラーメン屋は、カウンターのみでも成立するので、多少狭くても開業は可能。

しかし、女性客をターゲットにしたラーメン屋であれば、テーブル席も用意するのが無難でしょう。

女性客は2人以上の団体客として来店することが多いです。

男性よりも食事をする時間も長い傾向にあるので、店内の滞在時間も長く見ておくのがベター。

回転率も考慮すると、テーブルとカウンターの両方を設置しておくと良いでしょう。

そうなると、広い面積の物件が必要です。

内装も、メインターゲットとなる客層に合わせて考えるのが無難。

コンセプトが決まったら、店の広さや内装について考えましょう。

資格取得・開業届の提出

店舗の確保までが完了すると、個人の準備が始まります。

まずは、飲食店を開業するにあたって必要な資格を取得しましょう。

必要な資格は2つです。

・食品衛生責任者
・防火管理者

食品を安全に提供するための知識と、火災などの災害に備えた知識と避難時の導線を考えることが必要。

これらの資格は、講習の受講で取得できますが、日にちが決まっています。

必ずしも近い日にちで行っているとは限らないので、日程を確認して準備を進めましょう。

以上の資格が取得できたら、保健所に飲食店営業許可を申請します。

この許可がないと飲食店は経営できません。

開業届のみを提出すれば良い、というわけではないので注意しましょう。

内装工事

個人の準備を進めるのと同時進行で、内装工事も進められます。

工事を行う内容や工期が決まれば、業者に任せるのみなので、同時進行は可能です。

ただ、進捗状況は細かく把握しましょう。

希望と違う場合や、修正点が出てくる場合はすぐに工務店に相談が必要です。

注意したいのは、店舗がどの状態で引き渡されたかによって工期が異なること。

スケルトン物件では、配線や水道などの利用を、工事で使えるようにするので長くなりがちです。

居抜き物件では、前の設備が残っているので、そのまま利用することができて、工期も短いのが特徴。

金額も大きく違うので、見積もりを取っておくことで費用を抑えられるかもしれません。

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メニュー・仕入先を決める

ここでは、最終的なメニューと価格の決定をします。

最終的な決定は内装工事がある程度進んでいることが確認できてからでも良いです。

メニューを決めるときには、同時に仕入先の確保も行いましょう。

扱う食材の仕入れ値によって、提供するメニューの価格が変動する可能性があります。

できるだけメニューの価格変動は抑えたいところです。

安定供給ができるように、使う食材の仕入先を決めましょう。

野菜や果物などは季節によって供給量が変わりやすいので、複数の仕入先をもっておくのも良いです。

また、ラーメン屋は昼と夜の営業を行う場合もあります。

昼夜どちらも営業を行う場合には、価格を変えるのか、据え置きにするのかも考えなければなりません。

店の戦略にもなるので、大切なポイントです。

スタッフを集める

オープンが近づいてきたら、スタッフを集めます。

ラーメン屋は、回転率の高い飲食店です。

スタッフは複数いた方が効率よく店を回せます。

小さい店舗でも、自分の他に数人雇うと回りやすいでしょう。

オープニングスタッフは特に、初日から仕事ができていることが求められます。

オープン前の研修期間や、プレオープンなどで動きを把握してもらえるように工夫しましょう。

ラーメン屋を開業するのに必要な準備

ラーメン屋の開業に必要な準備は、4点です。

  • 資金
  • 物件
  • 設備
  • 広告

このなかでも資金集めはとても大切な項目。

物件の規模や設備の質、広告をどれだけ打てるかに関わります。

資金を準備する

資金は、開業を決めたときにまず準備をします。

ラーメン屋の開業に必要な資金は、500~1500万円が相場です。

規模により差が出ますが、貯金だけでまかなうことは難しいでしょう。

資金がなければ何もできません。

資金調達の一般的な方法は融資を受けることです。

融資の審査に通るためには、現実的で具体的な事業計画の提出が必要。

店の規模と集客数、収益を計算し、適切な返済期間の提示がカギを握ります。

審査期間が1ヶ月ほどあるので、書類の準備と審査期間を考えて申請を行いましょう。

補助金をもらうことで負担を小さくすることも可能。

自治体に相談して情報を集めておくことをおすすめします。

開業するにあたって、融資のサポートを受けられるサービスがあります。

相談は無料なので、ぜひ話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。

内装工事リース株式会社

物件を借りる

ラーメン屋の開業に欠かせない物件を探します。

決めたコンセプトに合う規模の物件を探すのですが、競合する店があるか、予算に合った物件か、も重要です。

メインターゲットの集客ができるかによって店の収益は変わります。

しかし、駅前やオフィス街などは物価が高いので、家賃は高いです。

準備している資金に見合った物件であり、開業してからも払い続けられるかを考えて物件を決めましょう。

また、テナントとして入居する場合、住居として物件を借りるよりも初期費用が高いです。

初期費用のうち、敷金が大半を占めます。

家賃の3~12ヶ月分が敷金として支払う金額なので、これを含んだ予算で物件を探しましょう。

設備を整える

物件が決まれば、設備をそろえます。

ラーメン屋の必要な設備には、おもに以下のアイテムがあげられます。

ゆで麺機低めのコンロ製氷機
チャンバー食洗機炊飯ジャー
食器調理器具カラトリー
券売機椅子

設備を見ると、厨房に入る設備が多いです。

厨房を広く取ったつもりでも、狭く感じてしまうこともあります。

サイズの計測や、どこに何を置くかなどをイメージして購入することをおすすめします。

食器やカラトリーは、繁忙期に食洗機が回せない可能性も見込んで、多めに購入しておくと良いです。

広告を準備する

店の外観が完成し、内装も整ったタイミングで広告を出します。

オープンの1ヶ月前には広告を出しておきたいところです。

広告にも種類があります。

大きな看板を掲げるのか、チラシを配るのか、ネットを使って広告を出すのか、など方法はさまざまです。

大通りなど人の多い場所に出店する場合は、店の前に看板を出しておくだけでも効果があります。

人通りが少なければ、チラシやネットなどで広告を打ち出して、不特定多数の人に見てもらうのが良いでしょう。

看板を作るにも、チラシやネット広告を作るにも費用がかかります。

看板作成のみ:15~30万円作成・設置:50万円~
チラシA4両面カラー印刷のみ2,000部:8,000円程度
ネット広告1,000クリック・単価10円1,000×10=10,000円

チラシは部数により価格が変化しますが、印刷だけであれば安く作れます。

ネット広告は、どの表示方法で誰に向けて発信するかまで決めて利用するため、明確なターゲットが必要です。

費用は、クリック数と単価によって変動するので、あくまでも参考値として掲載しています。

これらから、もっとも安く利用できるのは、チラシ広告です。

ポスティングを追加で利用すると、費用は変わるので、予算と相談して決めましょう。

ラーメン屋の開業までに抑えられる資金

ラーメン屋の開業には大きな費用がかかります。

少しでも費用を抑えられると嬉しいですよね。

開業資金の中で大きな割合を占めるのが、物件費用と内装工事費用です。

いずれも工夫次第で安くできるので、方法を紹介します。

物件費用

物件費用は、家賃や敷金の設定額によって安くできる費用です。

商業用のテナントは、住宅よりも家賃が圧倒的に高いのが特徴。

住宅であれば1~2か月程度であるのに対し、テナントは3~12か月が相場です。

これは、原状回復費に当てる金額が大きいためとされています。

テナントは、内装工事で室内を改修します。

退去時はこれをもとに戻して、スケルトンと呼ばれる状態まで戻す必要があるのです。

そこにかかる費用にあてるために、敷金を高く取っています。

しかし、金額の幅が広いので、3~6か月の物件を選ぶことで金額が抑えられます。

安い分ほかの条件が付随していることがあるので、契約時に確認しておきましょう。

内装工事費用

内装工事費用は、開業まででいちばんお金がかかるポイントです。

内装工事は坪単価で請求が来ます。

床面積が小さめの店舗であっても、壁や天井も面積に含まれるので、高く付きがちです。

そこで、内装工事費用をリースで支払う方法を提案します。

リースとは、内装工事にかかった費用を月々少しづつ支払っていくという方法。

通常は一括で支払う内装工事費用を、分割して支払うので、資金を手元に残したまま開業できます。

設備費もリースに含むことができるので、さらに金銭的負担を和らげることが可能。

手元に残った資金を運転資金として使えます。

審査は最短2営業日で、銀行からの融資を受けられなかった人でも利用できる可能性があります。

まずは相談してみましょう。

内装工事リース株式会社

まとめ

ラーメン屋を開業するために必要な準備の流れは次のとおりです。

・コンセプトを決める
・店舗の計画を立てる
・資格取得や開業届の提出
・内装工事
・メニューと仕入先を決める
・スタッフを集める

最初のコンセプトで店舗選びやメニューなど、その後が大きく変わります。

メインターゲットが集客できるように工夫しましょう。

準備では、資金・物件・設備・広告の4点が必要です。

とくに開業資金は、物件や設備の購入にも関わります。

貯金だけでなく融資を受けて資金を確保する他に、資金を抑える方法を探すと良いです。

物件の敷金が安いところを探す、内装工事費用をリースで支払うなどの方法があります。

とくに内装工事は費用がかさむので、内装工事リースは利用したいサービスです。

内装工事と設備費も含めて使えるので、手元に資金を十分に残すことができます。

ぜひ検討してみてください。

内装工事リース株式会社