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買取専門店を開業するために必要な資格や準備、資金はいくらかかる?

買取専門店を開業するために必要な資格や準備、資金はいくらかかる?

買取専門店は、リサイクルやリユースという考え方が浸透し、利用する人が増えました。

家にある不要なものを持参し、換金する買取専門店。

需要があるならと、個人でも開業を視野に入れている人もいます。

しかし、飲食店とは異なり、未経験でも個人で利益をあげられるか不安です。

開業資金がどのくらいためておくと良いのかもわからないですよね。

そこで、買取専門店の開業にともなって必要な資格や準備、資金についてお伝えします。

買取専門店を開業するための許可と準備

買取専門店とは、宝石や時計、金券などの買い取りを行っている店舗です。

開業するには許可が必要で、申請には書類をそろえなければなりません。

法人の場合は、個人よりも時間がかかるので、早めに準備しましょう。

開業準備には4つの項目があります。

準備をスムーズに進めるために、知識を入れましょう。

買取専門店とは

買取専門店とは、宝石や時計、金券などの商品を買い取っている店舗です。

買い取った商品を、販売店やオークションに出品して利益を上げています。

買い取りのみを事業としているので、お客さんが持ち込んだ商品を買い取ることで仕入れが可能。

開業した本人のみで営業ができ、店舗も小さなスペースで開けるのがメリットです。

在庫を多く抱えるケースも少ないので、在庫整理や後のスペース拡張をする可能性も少ないでしょう。

さらに、出張買い取りをメインで行えば、実店舗を持たなくとも開業できます。

とはいえ、扱う商品の価値が支払う金額に直結するので、価値を正しく判断する力は必要です。

初心者がはじめから個人で開業するのはリスクを伴います。

個人で開業するには、宝石店や時計店、金券などの買い取りを扱う店舗で知識と経験を身に着けましょう。

開業するには許可が必要

買取専門店を開業するには、古物商許可が必要です。

古物商許可は、金品や宝石類の偽物を見つけるために作られました。

犯罪を未然に防ぐために作られたので、一部例外はありますが、宝石や時計・金券を扱うには必要な許可です。

古物商許可を申請するために必要な項目はこちらです。

申請できる条件に当てはまるかを確認する犯罪歴や、5年以内に古物商許可を取り消された経験がある場合は不可。住所不定、営業所がない場合も申請不可。
営業形態は個人か法人か個人で開業するには、個人で古物商許可を取れば良い。法人として開業するのであれば、法人で古物商許可を申請しなければいけない。
扱う品目を決めるメインで扱う商品のジャンルを決める。複数のジャンルがあれば、サブとして申請する。
警察への事前相談をする申請書類や不備を見つけるためしておくと良い。生活安全課 防犯係が窓口になる。
申請に必要な書類を集める以下の4点を事前に集めておく。・本籍の記載がある住民票・本籍の記載がある身分証明書・登記事項証明書・定礎のコピー
申請書の作成以下の4点が必要。・古物商許可申請書類・過去5年の略歴書・誓約書・警察から申請が必要だと言われた書類
書類の申請と手数料の支払い手数料は19,000円。警察署へ事前に電話し、手続きをする日程を決めておくとスムーズ。
審査期間審査期間は40日程度かかる。

申請書類の種類によって、受け取りまでに日数がかかる書類もあるので、事前に調べて受け取れるようにしましょう。

法人の場合は、人数分の書類が必要です。

個人で開業するよりも時間がかかるので、時間に余裕を持って準備に取り掛かることをおすすめします。

買取専門店の開業に向けた準備

買取専門店の開業に向けて準備をすることを紹介します。

  • 開業資金の準備
  • 物件を決める
  • POSシステムの導入
  • 古物商許可と開業届の準備

以上の4項目です。

開業資金の準備は次の項目で説明をします。

物件は、個人・法人によって広さが違ってきますが、さほど広くなくて良いです。

在庫を抱えるケースが少ないのが大きな理由。

個人であれば部屋の一角に、法人でも狭い部屋を在庫管理室にするなどで対応できます。

POSシステムも在庫管理に役立つシステムです。

在庫が少ないとはいえ、高額な商品を扱う機会の多い仕事なので、状況がわかりやすい方法を導入しておくと良いでしょう。

古物商許可が取得できたら、開業届を出します。

どちらも申請してはじめて開業専門店として開業できます。

買取専門店を開業するための資金

買取専門店を開業するための資金をお伝えします。

飲食店に比べると安い値段で開業できるのが特徴。

とはいえ、手軽に開業できる金額ではありません。

資金調達の目安として、知っておきましょう。

必要な資金の相場

買取専門店を開くための資金は、相場で500万円程度です。

家賃や設備、内装工事などが含まれます。

事業としては開業しやすい金額ではありますが、個人で工面するには時間がかかります。

開業を考えている時点からコツコツと調達することが必要です。

とくに内装工事は坪単価で費用が決まります。

設備や素材を安く済ませても、坪数があれば費用がかかってしまいます。

狭ければ安く済ませられると安易に思っていると、費用が大きく膨れていることもあるので注意しましょう。

また、月々の運転資金は100万円前後かかります。

借りる物件や人件費に左右されるので、幅が広いです。

従業員がいる場合には、給料を支払わなければいけないので、資金のゆとりを持つことは必須。

開業資金だけで500万円、運転資金として100万円を3ヶ月程度は用意しておくと安心です。

飲食店と比べて安い

買取専門店の開業資金は、飲食店に比べると安いです。

広さや設備にお金をかけなくても開業できるところが大きな差を生んでいます。

在庫も少ないので、保管しておく場所も小さくて済むのが特徴の買取専門店。

とはいえ、毎月の運転資金には大きな開きはありません。

飲食店は、在庫や食材の保管場所を確保しなければいけないので、その分設備費用がかかります。

家賃や人件費など一定してかかる費用も影響しています。

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買取専門店を安く開業するには

買取専門店を安く開業するには、準備費用を安くすることがもっとも近道です。

準備費用のなかでも、物件にかかる費用や人件費を抑えるのがおすすめ。

また、内装工事費用を安くできる方法もあるので、そちらも紹介します。

物件選び

物件選びで重要なのは、人数や事業の規模に合った広さを選ぶことです。

買取専門店は、少人数で開業・運営が可能な仕事。

ひとりでも仕事ができ、商品の在庫が溜まりにくいので、狭くても十分営業が可能です。

設備をほとんど設けず、2畳ほどの広さで開業できます。

ひとりで開業をする場合、仕事場としてはこのくらいの広さがあれば作業が可能。

一般的に会社のデスクの割り当てが、一人あたり2畳弱と言われています。

イメージとして、宝くじ売り場のブースを職場で働く感覚です。

テナント募集をしている賃貸を借りられますが、店舗として商品を販売することを目的に作られているため広さがあります。

後の内装費用を考えると、広さはあまり広すぎない方が良いでしょう。

人件費をかけない

人件費をかけないことも準備費用を浮かせるポイントです。

人件費は、どの仕事でも一定額がかかる費用。

法人として開業するならば、社員の給料を確保しなければなりません。

売上によっては赤字になることも見越して、資金を準備する必要があります。

開業資金としてだけでなく、運転資金としても継続して確保していかなければならないので、

継続的な負担として感じてしまうことも少なくありません。

しかし、商品の管理や営業までひとりで行えるのが買取専門店のメリット。

人件費をかけず、ひとりでできる限り行ったほうが初期費用は安くできます。

月々の運転費用からも人件費が削られると、運転費用もガラリと変わるでしょう。

負担を少しでも少なくするのであれば、人件費をかけずひとりもしくは少人数で開業すると良いです。

内装工事リース

内装工事リースで内装工事費用を支払う方法では、準備費用の負担を減らせます。

内装工事リースでは、内装工事費用を月々少額で支払い、返済する方法です。

一般的に内装工事をする場合は、坪単価で費用が請求されます。

床も壁も、面積に換算して費用がかかるのですが、単価は決して安くありません。

素材や工期を早めるなど、オプションによっては大きく予算を超えてしまう可能性も考えられます。

内装工事はそれだけ、金額が予算オーバーしやすい工程です。

さらに、支払いは工事前に一括で支払うのが一般的。

金銭的負担は大きくのしかかります。

そこで、金額が大きくなった内装工事費用を、月々に分けて支払うことを提案します。

一括ではなく分割なので、準備費用を一気に減らすことなく準備を進められます。

手元に資金を残した状態で開業できるので、人件費や物件の家賃もしばらく確保できるでしょう。

手元に資金を残せるだけで、さまざまな応用が効き、今後の運営に役立ちます。

毎月の売上に波があっても、少額の返済なのでゆとりをもって営業が可能。

銀行の融資などでほかから資金を調達していても利用できます。

最短2営業日で審査が完了するので、スピーディーな利用も実現します。

ぜひ検討してみてください。

内装工事リース株式会社

まとめ

買取専門店は、宝石や時計・金券などの買い取りを専門で行う店舗です。

開業するためには、古物商許可と呼ばれる許可がいります。

許可を申請するためにそろえる書類も多くあり、書類が手元に届くまでに時間がかかるものも。

古物商許可がなければ扱えない商品なので、まず最初に古物商許可を取らなければなりません。

開業に向けた資金調達では、相場は500万円ほど準備が必要です。

開業するだけであれば500万円ですが、運転資金を考えると800万円ほどは用意しておきたいところ。

飲食店の開業資金よりも安いですが、自分の貯金だけではまかなえない範囲です。

初期費用を安くするために工夫できる点は、

  • 物件選び
  • 人件費をかけないこと
  • 内装工事リース

この3点があります。

買取専門店は、ひとりでも開業可能なので、狭い空間でも営業は可能です。

店舗の広さや、ひとりで開業するなどで費用を浮かせられます。

また、内装工事リースで内装工事費用の負担を分散できるのも嬉しいポイントです。

できるだけ初期費用を安く済ませたい人におすすめ。

審査も早くできて、スピーディーな対応が可能なので、ぜひ検討してみてください。

内装工事リース株式会社