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内装工事の坪単価ってなに?分かりにくい工事費用の相場と、節約の裏技を詳しくご紹介します!!

内装工事の坪単価ってなに?分かりにくい工事費用の相場と、節約の裏技を詳しくご紹介します!!

オフィスや飲食店、インテリアショップなど、あらゆる店舗で内装工事は行われています。

店舗の雰囲気を「落ち着いた空間」にも「高貴でオシャレな場所」にも変えられる内装工事は、利用者にとって夢をかなえる魔法のような工事なのです。とはいえ、費用はしっかりかかります。

「開業を考えている」、「内装工事の費用が知りたい」といった方は、内装工事の坪単価相場がいくらなのか、節約することはできるのかといったお金に関する現実的な情報が欲しいところではないでしょうか。

そこで今回は、内装工事の坪単価や上手に節約するための裏技についてご紹介します。


内装工事リース株式会社

内装工事の内容

内装工事は、希望の店舗をイメージ化する「設計・デザイン」と実際に内装工事を行う「施工」の2通りに分かれています。

「設計・デザイン」では、店舗のコンセプト、希望の内装、レイアウトなどを伝えた上でイラスト、3D等でイメージを作って設計図を作成します。

「施工」部分は、薄い鉄板で天井や壁に骨格を作る「軽鉄工事」、石膏素材等でボード張りをする「ボード工事」、希望の素材で壁紙を貼り付ける「クロス工事(壁紙工事)」、専用の塗料で色付けする「塗装工事」、壁土・モルタル等をコテで貼り付ける「左官工事」、床素材をつけて床の仕上げる「床仕上げ工事」、出入口、窓などの開閉部分に必要な器具の取り付ける「木製建具工事」の7つを基本として設備導入・設置のための「設備工事」など必要な工事を追加して店舗を作っていきます。

まとめると、以下のようになります。

  1. 設計・デザイン:希望の内装をイメージ化、設計図作成
  2. 軽鉄工事:薄い鉄板で天井や壁に骨格を作る
  3. ボード工事:石膏素材等でボード張りをする
  4. クロス工事(壁紙工事):希望の素材で壁紙を貼り付ける
  5. 塗装工事:専用の塗料で色付けする
  6. 左官工事:壁土・モルタル等をコテで貼り付ける
  7. 床仕上げ工事:床素材をつけて床の仕上げる
  8. 木製建具工事:出入口、窓などの開閉部分に必要な器具の取り付ける
  9. 設備工事:設備導入・設置のための工事
内装工事リース株式会社

坪単価の相場

それでは、坪単価の相場をご紹介していきます。

設計・デザインにかかる「設計・デザイン費」、内装・設備の工事にかかる「施工費」をそれぞれ説明していきます。

「設計・デザイン費」

設計・デザイン部分は特に相場が取りにくいと言われています。

なぜなら、こだわればこだわるほど、どんどん高くすることができる工程だからです。

理想を求めすぎると、設計図をもとに行う施工まで高額になってしまいます。

後で、理想が高すぎたと気づいても後戻りできませんので注意してください。

一般的な内装と想定して依頼した場合の坪単価はこのようになります。

坪数×3万円~10万円程度

「施工費」

工事全般にかかる費用です。

一般的な相場としては1坪あたり25~60万円程度と言われています。

店舗のタイプには以前の内装を撤去した「スケルトン」、そのままの「居抜き」の2通りがあり、内装を変えずに使うのであれば「居抜き」の方がかなり安上がりになります。それぞれの相場は、スケルトン物件は、1坪約30万~60万円、居抜き物件は1坪25万~45万円です。

相場は業種によっても異なり、飲食店であれば専用の調理設備、排水設備、空調等が必要になるので高額になりやすく、設備があまり必要のないオフィスは安価になりやすいです。

飲食店の店舗を内装工事するのであれば、飲食店の工事経験が豊富な業者というふうに、同業種の実績件数の多い業者を選ぶのがおすすめです。

話がスムーズに進みやすいですし、業種に最もあった工事を行ってくれる可能性が高くなります。

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内装工事で費用を節約する裏技

「内装工事の費用はかなりかかりそうだな」と感じた方が多いのではないでしょうか。

そこでここからは、理想はできるだけ通したいけど、費用を極力抑えたい。

そんな希望を叶えるための効果的な裏技を紹介します。

どんどん活用して、費用負担を削減してください。

居抜きオフィスを利用する

店舗の中でも設備の少ないオフィスは坪単価が割安です。

さらに、居抜き物件は内装、設備などがそのままで内装工事費用を抑えることができます。

その両方をあわせもつのが「居抜きオフィス」です。

居抜きというと飲食店を想像する方が多いと思いますが、ここ最近では、オフィスの居抜き物件が増加傾向です。

オフィスの開業移転を考えており、できるだけで節約したいという方にはピッタリな物件ではないでしょうか。

オフィス以外の他業種で開業を考えているという方でも、ネイルサロン、美容院など専用設備をそこまで必要としない業種であれば居抜きオフィスを活用できます。

追加工事がいくつか必要になるかもしれませんが、かなり費用を抑えられるはずです。

貸店舗検索サイトで物件情報を調べることができますので、利用したいという方は是非、検索してみてください。

セットアップオフィスを利用する

内装、什器(備品、家具など)がそのまま使えるセットアップオフィスを活用する方法もおすすめです。

居抜き物件と混同されがちですが、前利用者の内装、備品等がそのままである居抜き物件と異なり、セットアップオフィスは内装、什器をオーナー側が用意し、借主側がレンタルするという新しいスタイルになります。

必要なものが全てそろっているウィークリーマンションの店舗版といった感じです。

キレイに整えられた内装や什器をすぐに使うことができるため、内装工事の費用、期間を最大限短縮できます。

反面、月々の賃料が少々割高になる場合が多いのも事実です。

しかし、初期費用、期間を抑えられるというのは大きな魅力でしょう。

VE案で工事を行ってもらう

内装工事を節約したいと思っていても、その部分の費用を削ればいいのか、削った影響で問題が起こったりしないか心配ではないでしょうか。

そんな時に便利な言葉がVE案です。

VE案はValue Engineeringを略した建築業界用語で、コストダウンの意味のCD案が品質を落としてでもコストを下げるという意味を表すのに対し、品質を保ったままコストを下げるという意味を表します。

内装工事業者に理想を伝えた後「VE案でお願いします」と言ってみましょう。
腕によりをかけて協力してくれると思います。

助成金を利用する

起業・開業に関する助成金が各自治体から提供されています。

内装工事も対象となっていますので条件に一致するのであれば利用しない手はありません。

例えば、厚生労働省の「地域雇用開発助成金」、各自治体から出ている「空き店舗活用支援事業補助金」など起業・開業にかかる工事費を負担してくれる制度が提供されています。

地域ごとにサポート内容はことなりますので、詳しくは自治体の相談窓口へご確認ください。

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内装工事を依頼する際の注意点

続いて、内装工事を依頼する前に知っておくべき注意点をいくつかご紹介します。

注意点を頭に入れておくのと、いないのとではトラブルの回避率が大幅に変わります。

例えば、余計な費用がかかったり、工事が長引いて開店に間に合わなかったりといった事態に巻き込まれる可能性も考えられます。

少々、面倒かもしれませんが、できる限りの注意点を頭に入れた上で内装工事に挑んでいただくことをおすすめします。

安すぎる内装業者を選ばない

費用は安ければ安いほどありがたいですが、「安かろう悪かろう」という言葉があるくらいです。

安すぎる業者には注意が必要です。

内装素材の劣化が早い、施工が甘く事故を引き起こしてしまったなど、後々に問題が発覚することになるかもしれません。
そのような業者であれば、アフターサポートも期待できません。

安さをアピールしすぎている業者には極力依頼しないようにしてください。

「坪単価の相場」に記載したように、同業者実績の多い業者がおすすめです。

常識的な範囲で坪単価が安価、かつ実績件数の多い業者であれば安心だと思います。

工事過程をこまめに確認する

安過ぎず、希望に合った業者が見つかれば一安心ですが、まだまだ油断は禁物です。

イメージや希望のレイアウト、素材、をしっかり伝えたとしても、想像通りに工事が進んでいくとは限りません。

定期的に内装工事の進行状況をチェックし、予想通りに進んでいるかを確認しましょう。

ただし、滞在しすぎると職人さん達に迷惑をかけてしまいかねませんので、手短に進行をチェックし、早々に退散しましょう。

飲み物などの差し入れを持参し、その都度感謝を伝えれば、よりモチベーションを上げて工事に臨んでくれると思います。

居抜き物件には造作譲渡料がかる

内装、設備をそのまま使える居抜き物件は魅力的です。
ですが、見落としがちなのは造作譲渡料がかかるという点です。

特に、設備や什器は無料で使えるというイメージが強いですが、利用するのには造作譲渡料が必要になります。相場は約100〜300万です。

オーナーが無料で提供しているという場合もまれにありますので、居抜き物件を利用する場合は、利用にいくらかかるのかを事前にしっかりと確認してください。

内装工事リース株式会社

まとめ

内装工事の坪単価の相場を意識することで、内装工事費用を抑えることも可能です。

また、高額になりがちな内装工事費用も節約方法を駆使し、注意点に気を付けることで負担を大幅に軽減することができます。

ただし、あまりに節約をしすぎると、開業後のトラブルを聞き起こしかねませんので、丁度いい落としどころを見つけ、問題のない範囲で理想の店舗を手に入れてください。

今回の記事を参考にして、今後内装工事をしたいと思っている店舗運営者の方や事務所経営者の方のお役に立てれば幸いです。

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