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マツエクサロン開業の流れを解説!必要な資格や届出も紹介

マツエクサロン開業の流れを解説!必要な資格や届出も紹介

今後のマツエクサロンの需要

経験を積んで、将来マツエクサロンを開業したいと考えているアイリストも少なくありません。

ただ、開業するなら長く安定した経営が望まれます。

自分でマツエクサロンを開業する場合、マツエクサロンの展望が気になるところです。

アイビューティサロン利用実態調査によるとアイビューティサロンを利用したことがある人が全体で23.3%、25~29歳は30.4%と最も多い年齢層ということがわかります。

日本でマツエクが広がり始めた当初は1回の施術料は1万円以上だったのが、近年では5,000円前後と安価になり、気軽にマツエクを楽しめるようになりました。

中小企業の調査によると「ぜひ利用したい」「どちらかといえば利用したい」と答えた積極的利用意向の人は男性よりも女性が多く、20~30代女性が特に多い傾向です。

手軽な施術料で目元を魅力的にできるマツエクサロンは今後も若い女性を中心に需要継続が期待できるのではないでしょうか。

マツエクサロン開業の方法

マツエクサロンを開業する方法はいくつかあります。

まずはどの方法で開業したいのかを確認しておきましょう。

以下に開業方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

自宅開業

まずは自宅の一部を利用してマツエクサロンを開業する方法です。

この方法は新しくテナントを探す手間が省けて、店舗にかかる家賃がいらないのがメリット。

ただ、マンションで開業を考えている場合、店舗として利用できない場合もあるため、いざとなって開業ができなかったとならないためにも事前確認は必要です。

店舗開業

続いてはテナントを借りて開業する方法です。

自宅開業の場合、閑静な住宅街に自宅があるとなかなか集客が見込めません。

人が多い駅の近くや繁華街のテナントを借りて開業すると人の目に入りやすいため、集客効果が見込めます。

ただ、テナントを借りる場合は開業する前の改装費や保証金、開業後も家賃など多くの費用がかかります。

フランチャイズ

知名度の高いマツエクサロンのフランチャイズ契約で開業する方法もあります。

マニュアルやノウハウが確立されているため、初めてマツエクサロンを開業する人、一度開業してうまくいかずに再チャレンジしたい人には心強いシステムです。

ただ、毎月ロイヤリティの支払いが発生するほか、店舗の方針などを本部に従わなければならないため、店舗へのこだわりが強い人にはデメリットに感じるかもしれません。

以下に開業の方法のメリット・デメリットを表にまとめました。

開業方法メリットデメリット
自宅開業・家賃がかからない・自宅スペースが狭くなる
・マンションなどは店舗として利用できない場合もある
店舗開業・店舗にあった立地のテナントを借りれば集客効果が得られる・改装費や保証金、家賃などがかかる
フランチャイズ・マニュアルやノウハウが確立されている・自分の思い描くコンセプトに合った店の開業が難しい

開業の方法によってそれぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどの方法が良いとは言えません。

自分自身にメリットの多い方法を選ぶのがおすすめです。

マツエクサロン開業の手順

マツエクサロンを開業して安定した経営にするためにはさまざまな準備が大切です。

以下に大まかな手順を紹介します。

マツエクサロンの開業の仕方がわからないと戸惑っている人もぜひ参考にしてください。

アイリストとしての経験を積む

アイリストとして独立したいと考えている場合、資格取得や届出を済ませれば開業は可能です。

しかし、接客力や技術力は、実際に店舗で働かなければなかなか身に付けることはできません。

数多くの経験が自信となるほか、技術力を認めて店で指名してくれていたお客さんが開業してからも利用してくれることも。新規のお客さんを獲得するのは大変なので、継続の利用客がいるのは心強いでしょう。

マツエクサロンを2名以上のスタッフで営業する場合は、管理美容師をおかなければいけません。

管理美容師になるためには受講が必要ですが、受講資格基準日までに3年以上の業務経験が必要です。

自分のマツエクサロンをオープンさせたいと考えている場合は、アイリストとしての経験を積んで独立の準備を進めましょう。

コンセプトを決める

マツエクサロンに限らず、自分の店を開業したいと考えている場合にはコンセプト決めが非常に大切です。

コンセプトはより具体的に決めておくと開業準備中にブレにくく理想のマツエクサロンの開業に役立ちます。

コンセプトを考える際は以下のような「7W2H」を意識すると良いでしょう。

7W2H意味
When時期:いつマツエクサロンを開業するのか?
Where場所:どのエリアでマツエクサロンを開業するのか?
Who主体者:誰がどのようなスタッフとマツエクサロンを開業するのか?
Whatサービス・メニュー:どの様なメニューでマツエクサロンを開業するのか?
Why理由:なぜマツエクサロンを開業するのか?
Whom対象者:どのような客層を狙ってマツエクサロンを開業するのか?
Whichイチオシメニュー:どのメニューを押していくのか?
How方法:どのようにマツエクサロンを世に広めるのか?
How much費用:どのくらいの時間と費用でマツエクサロンを開業するのか?

コンセプトがなかなか具体的に決められない場合は、すでに開業しているマツエクサロンを参考にするのもひとつの方法です。

何かヒントが得られるかもしれません。

物件選び

マツエクサロンを自宅ではなく、テナントを借りて開業する予定の場合は物件選びが必要です。

理想とする立地・面積・家賃などの物件がすぐに見つかるとは限りません。

物件探しはなるべく早くから動き、理想的な物件に巡り合えるタイミングを多く作るのがコツです。

資金をなるべく抑えたい場合は、前に借りていた人の備品や設備が使える居抜き物件を利用するのも効果的です。

集客対策

マツエクサロンを開業できたら、お客さんを獲得して経営を安定させなければなりません。

そのためには集客方法を開業前から考えておく必要があります。

集客方法は以下の方法があります。

・公式サイトを作成する
・SNSで発信する
・Googleビジネスプロフィールを作成する
・ポスティングを利用する

無料でできるものから有料のものまでさまざまな集客対策があります。

InstagramなどのSNSは無料ででき、若い女性にも目に付きやすいため、積極的に利用したい方法です。

ただ、集客効果が出てくるまでには一定の時間を要するため、開業する前から店の様子などをアップしておくとよいでしょう。

必要な届出・資格

マツエクサロンを開業するためにはさまざまな資格や届出が必要です。

美容師免許

マツエクサロンでアイリストとして仕事をする場合は美容師資格を取得しなければなりません。

テナントを借りての開業のほか自宅での開業やフランチャイズでも自ら施術する場合は美容師資格が必要です。

美容師資格を持たずにマツエクサロンを開業して施術した場合、業務停止や罰金が科せられます。

美容師資格取得には専門学校や通信教育などで資格取得に必要なカリキュラムをこなさなければなりません。

その期間は最低でも2年、そして最終的に筆記試験と実技試験をパスすることで美容師資格を取得できます。

また2名以上のアイリストが在籍するマツエクサロンの場合、1名以上が管理美容師免許という資格も併せて取得が必要です。

まず美容師資格を取得することがマツエクサロン開業への第一歩です。

美容所開設届出書

マツエクサロンを開業するためには保健所に開設届出書を提出し、検査を通過する必要があります。

まずは構造設備などについて事前相談を行います。その後以下の書類提出が必要です。

・開設届
・店舗の平面図
・美容師免許証
・結核や伝染性皮膚疾患でないことがわかる医師による診断書
・検査手数料(地域により異なる)

条件によっては以下の書類も必要になります。

・複数の有資格者がいる場合:管理美容師の講習終了証
・法人の場合:法人の登記事項証明書(6か月以内)
・外国人の場合:国籍等の記載がある住民票の写し

基準は地域によっても異なるため、詳細についてはマツエクサロンの開業予定地を管轄する保健所にお問い合わせください。

店舗が完成したら、保健所職員が設備基準に適合しているかを検査します。

適合していた場合には確認済証が交付され開店が可能です。

開業届

個人でマツエクサロンを開業する場合には開業届を税務署に提出します。

開業届は開業から1か月以内に提出しましょう。

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まとめ

美容師資格取得のために勉強している人やマツエクサロンで仕事をしている人の中にはマツエクサロンの開業を夢見ている人もいるでしょう。

マツエクサロンを開業するまでにはさまざまな準備が必要です。

まずは、開業までに経験を積み、技術を磨いて信頼を獲得することが大切。

テナントを借りてマツエクサロンを開業する場合多くの資金が必要です。

自宅での開業でも内装を変えるなど大掛かりな工事になる場合にもまとまった資金が必要になるでしょう。

内装工事リースでは、手元に資金がなくても内装工事を行え、さらに内装工事ローンの審査は最短当日、標準2営業日で結果が出るため、急ぎの人にも頼りになります。

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