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エアコン取付で独立!メリットや夏以外にも仕事があるのかを徹底紹介

エアコン取付で独立!メリットや夏以外にも仕事があるのかを徹底紹介

エアコンの普及率があがっていることで、エアコン取付業者の需要も伸びています。

そこで、この記事ではエアコン取付で独立したいと思っている人に向けてエアコン取付で独立するメリットや収入を紹介。

エアコン取付業の収入

一般的に言われているエアコン取付業の年収相場は以下の通りです。

  • 会社員の場合:年収577.3万円(月収25.8万円)
  • エアコン取付業者として独立:約400~1000万円

独立後の年収に関しては、営業力、稼働人数などによっても異なるので一概には言えませんが、エアコン取付標準単価(1~2.6万円)、1日に3件受注したとして、1年の平日260日で計算すると、年商780~2028万円です。

取付料金は、エアコンの電力数によって異なり、一般的にはこのようになっています。

12畳用(3.6kwまで):10,000円
14畳用(4.6kwまで):15,000円
16~18畳用(5.6kwまで):18,000円
20~30畳用(9.6kwまで):26,000円

全てが9.6kwレベルということは考えにくく、また1日3件以下ということもあると思います。

一方で、業務用のエアコンの場合は相場が高くなるので、その分売り上げも増えるでしょう。

このようなことを考慮すると、年収400~1000万円の間に収まります。

エアコン取付で独立するのに資格は必要?

エアコンの取付自体に資格は必要ありません。しかし、内容によっては電気工事業としての登録や各種資格が必要となります。

エアコン取付で独立するのに必要と考えられる資格は、以下の3つです。

1. 電気工事士
2. 高圧ガス製造保安責任者
3. 冷媒フロン類取扱技術者

電気工事士

最も取得するべき資格として電気工事士が挙げられます。

エアコン取付では、以下のような場面で電気工事業としての登録や営業所ごとの主任電気工事士(電気工事士Ⅰ種、または電気工事士Ⅱ種取得後3年の実務経験を持つ者)の設置が必要です。

エアコン設置工事の種類

 

電気工事業としての登録が必要

電気工事士資格が必要

内外接続電線を室外機や室内機の接続端子に差し込んで接続する

600V以上の電圧を使用するエアコン

 

600V以下の電圧を使用するエアコン

 

内外接続電線を壁に取り付ける作業

壁に直接固定

 

冷媒配管などにテープで巻かれたものを壁に固定

 

内外接続電線の造営物貫通部分に防護装置を取り付ける場合

防護装置が金属製

 

防護装置が金属製以外

 

内外接続電線を防護装置の中に通す場合

壁に厚さがない。作業後の電線の状態が分かりやすいもの

 
 

電線の状態が分からない

接地工事(アース工事)

接地線相互を接続 

 

接地極を埋設 

 

接地線と接地極を接続 

 

接地線を接地端子(アースターミナル)に差し込み接続 

 

関連工事

コンセントの移設・増設 

 

内外接続電線相互の接続 

 

室内配線の新設 

 

電圧の切り替え工事 A

厚生労働省(電気工事士法におけるエアコン設置工事の取扱いについて(Q&A))

高圧ガス製造保安責任者

業務用エアコンの取り扱い業務を行う場合は、高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)を取得する必要があります。

一種・二種・三種と三段階あり、年齢、職業問わず誰でも受験できます。

3種類とも冷媒ガスの種類制限はありません。

◆高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)一種:冷凍にかかわる全ての高圧ガス製造施設の保安に携わること可能
◆高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)二種:一日の冷凍能力が300トン未満まで
◆高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)三種:一日の冷凍能力が100トン未満まで

高圧ガス製造保安責任者は、高圧ガスの取り扱いに関する十分な知識を保持しているという証明になるので、是非一種を目指してください。  

冷媒フロン類取扱技術者

冷媒フロン類取扱技術者は、業務用エアコンに使われる冷却フロンの漏洩防止など管理する知識を保持していると証明が可能です。

第一種、第二種がありますが、この2つは点検、回収、充填で関われる範囲が異なります。

受験資格は、どちらも業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験が3年以上、かつ高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械) 一種・二種・三種など指定された資格を1つ以上保持していることが必要です。

第一種冷媒フロン類取扱技術者

全てのフロン類を冷媒とする業務用冷凍空調機器を対象として点検、回収、充塡が可能。受験資格は、業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験が3年以上。
高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械) 一種・二種・三種など指定された資格保持者。

第二種冷媒フロン類取扱技術者

全てのフロン類を冷媒とする業務用冷凍空調機器の回収は可能。
点検、充填については、圧縮機電動機又は動力源エンジンの 定格出力 25kW空調機器まで。
受験資格は、業務用冷凍空調機器の保守サービスの実務経験が3年以上。
高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械) 一種・二種・三種など指定された資格保持者。

エアコン取付で独立するメリット

エアコン取付で独立するメリットは以下の2つです。

  • 少ない設備投資で少人数から始められる
  • 繁忙期(夏)にガッツリ稼ぐことができる

少ない設備投資で少人数から始められる

エアコン取付には、真空ポンプ、電動ドライバ、チャージホース、パテなどの作業道具や材料、エアコンを運ぶための車(工具、材料、販売用のエアコンなどを詰め込める大きさ)を用意する必要があります。

作業道具や材料がおおよそ80~100万、車を中古で用意したとするとおおよそ300万程度で業務ができるでしょう。

通常、独立するとすれば、店舗や事務所、業種専用の設備が必要ですが、客を店舗に招く必要もないので自宅を事務所として扱うこともできます。

家庭用エアコンであれば1人で作業も可能ですし、一人親方として稼働すれば人件費もかかりません。

少ない初期投資で、少人数から始められるというのはエアコン取付で独立する最大のメリットでしょう。

繁忙期にガッツリ稼ぐことができる

エアコンと言えば夏です。

暖房機能もついていますが、エアコン需要の多くは夏にあります。

そのため、取り付け依頼や売上のピークも7~8月という最も熱くなる時期です。

この時期に集中して稼働すればガッツリ稼ぐことができます。

なかには、夏だけで年収分を稼ぎ出すエアコン取付業者もいるので、稼働期間を短くして一気に稼げるのは大きなメリットでしょう。

繁忙期の夏以外に仕事があるのか?

エアコン取付で独立を希望する方にとっての最大の疑問は「夏以外に仕事がないのではないか」ということではないでしょうか。

確かに、エアコンと言えば夏のイメージで、それ以外でエアコンを取り付けようと思う人は、なかなかいないのではないかと思います。

しかし、エアコン取付業者の繁忙期は夏だけではありません。

これは、引っ越しシーズンがあるからです。

引越しシーズンでは、大量に古くなったエアコンの交換作業が行われます。

そのため、エアコン取付業者への仕事依頼も増加することが多いです。

さらに、新築、リフォームといった新たに建物が作られる場合にも発注は増えますので、年2回の繁忙期に加え、通年でコンスタントに依頼が発生するということになります。

エアコン取付で独立する時の注意点

エアコン取付で独立する時の注意点は、以下の2つです。

  • 事務手続きや営業を自分で行う必要がある
  • 資材や工具は自己負担

事務手続きや営業を自分で行う必要がある

当然ですが、事務手続きや営業も自分で行う必要があります。

入出金の管理、請求書の作成などに不備があればトラブルの原因になりますし、営業を怠れば仕事が入ってきません。

技術力は充分にあるのに、こういった部分がうまくできずに会社がダメになってしまうということも多々あります。

必ず事務手続き、営業をどのようにするかという作戦を立て、万全な状態で独立をスタートさせてください。

また、法人の設立方法がわからない場合は、経営サポートプラスアルファにご相談ください。

法人化すべきかどうかの部分からお客様に沿ってサポートをさせていただきます。

資材や工具は自己負担

独立すると会社で支給されていた資材や工具もあらかじめ自分で用意する必要があります。

その分前倒しで資金が必要となりますし、在庫管理も自分で行うことが必要です。

エアコン本体や付属品販売も行うのであれば、その発注管理も必要になります。

このような部分も見落としやすいので、注意してください。

エアコン取付の集客方法とは?

独立を成功させるには、顧客に依頼したいと興味を持ってもらわなければなりません。

そのためには、効果的な集客方法を把握し、実行できるかどうかが鍵です。

エアコン取付で独立する場合に有効な集客方法はこの4つです。

  • ホームページ作成
  • ポータルサイト
  • チラシ・ポスティング
  • マッチングサービス

ホームページ作成

集客の為に必ずと言っていいほど必要なのがホームページです。

運よく自分の会社に興味を持ってくれたお客様がいたとしても、検索して公式ホームページが見当たらないと不信感を持たれてしまいます。

ホームページは簡単に自分で作ることも可能です。

合わせてSNS、ブログ、動画マーケティングなども併用するとより集客効果を期待できるでしょう。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、情報の入り口になるWEBサイトのことをいい、YahooやMSNなどがその代表です。

情報検索のために何気なく利用している方が多いと思いますが、業者側の立場からは、顧客を斡旋してくれるシステムとして利用することができます。

完全無料のサイトも多く、登録して損になるということはないでしょう。

マッチングサービス

「ポータルサイトと同じでは?」と思う方もいるかもしれませんが、2つは全く異なります。

ポータルサイトは情報発信をメインに進めるコンテンツですが、マッチングサービスは業者と顧客とのマッチングを重視して構築されているのが特徴です。

料金は、成約1件につき20%のところが多いですが、自動見積り、チャットなど顧客との交渉を円滑にするコンテンツも利用できます。

また、マッチングサービスは成約率が高いなど、いろいろな魅力があるのもポイントです。

開業開始直後や繁忙期など「ここでしっかり集客しておきたい」というタイミングで試してみるのもいいでしょう。

チラシ・ポスティング

地味でありながら効果的なのがチラシやポスティングです。

時期によって宣伝量を調整できますし、チラシのように直に手に持って見るものは、記憶に残りやすくなります。

指定したエリア、枚数をポスティングしてくれる業者などに依頼すれば手間なく集客できるのでオススメです。

特に、エアコン取付のように商圏が狭い商売の場合は、チラシでエリアを絞ってマーケティングを行うことが有効になります。

まとめ

最近では、業務内容にエアコンクリーニングやハウスクリーニングもプラスして運営しているエアコン取付業者も増えています。

「繁忙期が2回と聞いてもまだ心配だ」という方には、こういった複合サービスを検討するという方法もあるでしょう。

また、エアコン取付業者として独立して、法人化したいと思っている場合は、経営サポートプラスアルファにご相談ください。

登記にかかる法定費用のみで、最初から最後まで徹底的にサポートさせていただきます。