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会社設立日として縁起がいい日は?会社設立日の選び方も徹底紹介

会社設立日を縁起のいい日を設立日にしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

自分が創業する会社であれば会社の誕生日にあたる設立日にこだわる気持ちは理解できます。しかし、節税対策などを考慮するとそうとも言い切れません。

そこで今回は、会社設立日の選び方について徹底紹介します。これから起業を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

会社設立日に縁起の良い日を選ぶ際のポイント

会社設立日を選ぶ際に「縁起の良い日」にこだわる人も多いです。これには、事業の成功や繁栄を願う気持ちが込められています。

日本では、設立日として適した縁起の良い日として、「一粒万倍日」「天赦日」「大安」などが人気です。しかし、縁起の良い日だけにこだわることにはメリットとデメリットがあり、慎重に考える必要があります。

縁起の良い日を選ぶ理由

  1. 一粒万倍日: 「一粒の種が万倍に実る」という意味を持ち、何か新しいことを始めるには非常に縁起の良い日とされています。この日は会社設立だけでなく、新しい事業やプロジェクトを始めるのに適した日とされています。
  2. 天赦日: 「天がすべてを赦す日」とされる天赦日は、日本の暦の中で最も良い日とされています。この日に始めたことは何事も成功すると言われ、特に会社設立日としては非常に人気です。
  3. 大安: 日本の六曜の中で最も良い日とされる大安は、何事においても成功する日とされています。大安は月に数回訪れるため、設立日を選びやすいというメリットもあります。

会社設立日に縁起の良い日を選ぶ際の注意点

1. 郵送手続きでのズレ

登記申請書を郵送した場合、書類が法務局に到着し、申請が受理された日が設立日となるため、希望した日が設立日にならないことがあります。確実に設立日を指定したい場合は、直接窓口で手続きを行うことをおすすめします。

2. 法務局の営業日

法務局が開いていない日(土日祝日)には登記手続きができないため、その日を会社設立日にすることはできません。事前に法務局の営業日を確認しておくことが重要です。

3. 決算日とのバランス

会社設立日を選ぶ際には、決算日とのバランスを考えることも大切です。たとえば、設立日を4月にし、決算日を3月末に設定することで、初年度の課税期間を短くすることができ、節税効果を高めることができます。

会社設立日を選ぶ際の他の考慮事項

1. 自分や家族の誕生日

設立日を自分や家族の誕生日に設定することで、忘れにくく、特別な意味を持たせることができます。これは個人のモチベーション向上にも繋がるでしょう。

2. サービスのローンチ日

サービスや製品のローンチ日に会社設立日を合わせることで、事業開始に対する一体感が生まれます。これはマーケティング戦略とも連動させやすく、効果的です。

3. 語呂合わ

語呂が良い日を会社設立日に選ぶことも一つの手です。たとえば、「2月9日(福の日)」や「10月2日(永遠の日)」など、覚えやすく、記念日としてもインパクトがあります。

会社設立日としておすすめの月は?

会社設立日としておすすめの月は、企業規模によって違います。

  • 法人成りの場合
  • 大企業の場合
  • ベンチャー、中小企業の場合

それぞれのケースを見てみましょう。

法人成りの場合は1月

12月までを個人事業主として運営し、翌年1月から法人なりするとスムーズになります。

たとえば4月に法人成りすると、確定申告の手間が増えてしまいます。

個人事業主の場合、決算月からそのまま法人に移行できるため、会社設立を1月にすれば12月までの1年間を個人事業主として期を締められ、翌年3月に個人事業主分の確定申告を終えて、翌年3月に法人分の確定申告で済みます。

大企業の場合は4月

大企業の場合は、多くの企業が4月期首で3月期末が多いことから、4月としておいた方がいいでしょう。

顧客とのやり取りも明確になり、また相手も合わせてくれるため、なるべく揃えておいた方がいいです。

ベンチャー・中小企業の場合は4月以外

ベンチャーや中小企業の場合は、多くの企業が3月期末のため、税理士や公認会計士を確保するためにも4月会社設立を避けた方がいいです。

決算周辺時期は税理士も非常に忙しいので、もし何かトラブルがあった時に対応できないと大きな問題になります。

繁忙期を避けておいた方が無難でしょう。

会社設立日として縁起が悪い日とは?

会社設立日に縁起が悪い日として不成就日が挙げられます。

不成就日とは文字通り、何をやっても上手くいかない日とされており、新しいことを始める日としては避けるといいでしょう。

また、大安日と不成就日が重なる日もあります。

そんなときは、不成就日の方を気にした方がいいでしょうが、そもそも科学的根拠はないためどちらでもいいかもしれません。

また、六曜の仏滅も縁起がよくないといわれていますが、「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事を始めるにはいいという解釈もあります。

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まとめ

せっかくならば縁起のいい日にしたい気持ちは理解できますが、事業開始時期の節税対策や今後の決算日変更の可能性も考慮しておくといいでしょう。

しかし、自分の立ち上げた想いのある会社なので、気持ちを大切にすることも重要です。

何を大事にして会社設立日とするかをしっかり見極めてから、設定するといいでしょう。

経営サポートプラスアルファでは、個人でも法人でも独立を少しでも考えている人のご相談に乗らさせていただいております。

縁起のいい日を含めて相談は何度でも無料なので、お気軽にご相談ください。

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記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。