✔︎創業融資を受けたいけど、税理士に対する成功報酬はいくらかかるの？
✔︎成功報酬を支払うくらいなら、自分で融資を受ければいいんじゃない？
✔︎創業融資を依頼するなら、どんな税理士に依頼すればいい？
このような疑問はありませんか？「そもそも創業融資を依頼した時に必要な成功報酬がわからない。」「融資を受けたいと考えているけど、依頼すると成功報酬が発生するから損するのではないか。」と考える方はいらっしゃると思います。
そこで本記事はこのようなお悩みを解決すべく、下記の内容をご紹介しています。
・創業融資の成功報酬額はどのくらいかかるのか
・信頼できる税理士の選び方
・信頼できる税理士を探す方法
本記事を読めば、税理士に成功報酬を支払ってでも依頼するメリットが分かります。
税理士に依頼するか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
創業融資の成功報酬額の相場
相場は融資額の2～4％となっています。
たとえば、融資で1,000万円の融資を受けた場合には20〜40万円の成功報酬が発生する計算になります。
とはいえ、事務所によって料金体系は様々ですので、これ以上の額が発生する税理士や、相場以下で融資審査を行ってくれる税理士もいるでしょう。
成功報酬型の支払いがある一方で、1件あたり〇万円と単価での支払い方式を採用している税理士もいます。
こちらの場合には、料金を先払いや先に報酬の〇割を手付金として支払うのが一般的です。
こちらの場合には、いくら融資額が多かったとしても成功報酬額が変わらないというメリットはあります。
しかし、創業融資において税理士を選ぶ場合には、「成功報酬型」の税理士を選んだほうが良いといえます。
こちらの方式の場合には、成功しないと一切支払額が発生しないからです。
融資に失敗したのに、報酬を支払うという必要がなく、リスクは最小に抑えられます。
また、報酬を受け取るために、税理士は1つ1つの融資審査に慎重になることが予想できます。
しかし、単価で支払う場合には、融資が実行される前に報酬を支払うことが一般的です。
悪い言い方をすると「審査の合否は税理士に関係ない」ということになります。
両者では融資に対する本気度が全然違いますので、信頼できる税理士を選ぶのであれば「成功報酬型」の税理士がおすすめです。
創業融資は成功報酬額を払っても税理士に相談するのがいい
税理士に依頼するのですから、基本的に成功報酬が発生します。
成功報酬を支払うと結果的に手元に残る金額が少なくなってしまうため、誰にも頼らずに自分で融資を受けたほうがいいと感じる方がいらっしゃいます。
しかし、融資を受ける際には報酬に費用がかかったとしても、税理士に依頼するのがおすすめです。
理由としてあげられるのは以下の5つです。
・融資成功率が大幅に上がるから
・書類作成を代行してくれるから
・低金利の優遇で融資を受けられるから
・融資でわからないことを質問できるから
・事業の問題点を指摘してくれるから
項目ごとに詳しくみていきましょう。
融資成功率が大幅に上がるから
自分で申し込みをして、審査に通る確率は30〜40％程度だと言われています。
この確率である明確な根拠はありませんが主な理由としては、審査書類の不備や面談の対応不足が原因でしょう。
素人が書類を作成する場合には具体的な数字を用いて根拠を示すことに、どうしても限界があります。
しかし、実績のある税理士に依頼すれば自身の持っている力をフル活用して、充実した書類作成や面談の対策を考えてくれることでしょう。
事実、信頼できる税理士に依頼した場合の融資成功率は90％以上というデータがあります。
税理士に依頼することで通過率を2倍〜3倍程度あげることができるので、依頼しない手はないでしょう。
また、創業融資は1度審査に失敗した場合にやり直しが効きませんので、1発で勝負するならやはり税理士に依頼するのが得策だと言えるでしょう。
書類作成を代行してくれるから
創業融資を受けるにあたって、一番面倒くさいのが書類作成です。
書類作成には専門的な知識がかかるだけではなく、多くの項目を記入する必要があるので、非常に時間がかかります。
創業計画書や借入申込書は、専門的な知識をもとに、具体的な数字を使って記入が求められます。
正しい書類が作成できないと、融資の審査に通ることは難しいと考えたほうが良いでしょう。
このような面倒臭い書類も税理士に任せれば、サポートしてくれたり、作成を肩代わりしてくれたりします。
専門的な知識をもとに「審査に通る」書類を作成してくれるのです。
これは、非常に大きなメリットなのではないでしょうか。
また、創業を開始する時期は、備品の準備や取引先の確保など多くの準備が必要ですので、忙しくなることが予想されるでしょう。
その中で書類作業に精を出している暇はないので、時間短縮できるという意味でも税理士に依頼することは効果的です。
低金利で融資を受けられる可能性があるから
税理士の指導を受けた状態で臨むと、相場よりも低金利で受けることができるでしょう。
なぜなら、日本政策金融公庫において、「中小企業経営力強化資金」を利用すると、低金利で融資を受けられるという条件が記載されているからです。
認定された税理士の作成する書類は、信頼性が高いため、返済される可能性が高いと判断され特別に優遇された金利になります。
ケースバイケースですが、成功報酬を支払ってでも税理士に依頼したほうが、返済しやすくなることもあるでしょう。
ただし、認定を受けた税理士でなければ低金利にはならないので注意が必要です。
融資の疑問点を質問できるから
創業する方のほとんどが融資初心者だと言います。
・準備する書類
・どのような流れで融資が行われるのか
・どのくらいの期間がかかるのか
上記のような悩みがたくさんあることと思います。
インターネットを使って自力で調べることもできますが、非常に時間がかかってしまうでしょう。
また、体系的に知識を蓄えられるわけではないので、把握できない部分も生まれてしまうはずです。
しかし、融資に強い税理士に依頼すれば、融資に関する疑問や悩みなどを伝えるだけで、内容をしっかりと伝えてくれます。
初心者でもわかるように伝えてくれるはずですので、悩みを抱えたまま融資に臨む必要はありません。
最初は誰でも不安なことと思いますが、税理士に依頼することで、不安をゼロにした状態で創業融資を受けられるでしょう。
事業の問題点を指摘してくれるから
審査を受けるにあたって、疑問や問題点をしっかりと税理士が伝えてくれるでしょう。
たとえば事業者しかわからないようなマニアックな内容で審査に悪影響を及ぼすと判断したら、きちんと指摘してくれます。
自分では全く問題ない事業だと思っていても、専門家や融資担当者からしたら疑問に感じることはあるはずです。
そのような部分を第三者目線かつ、プロの目線でしっかりとアドバイスしてくれるでしょう。
また、創業融資に関わること以外にも、事業に疑問を感じた場合には、的確なアドバイスを受けられることもあります。
事業者との関わりが多く財務に関して詳しい税理士に相談すれば「ビジネスモデルとして成り立つのか」といった財務の視点からも指摘してくれることがあるでしょう。
融資審査に有利な方向に向くようにしてくれるのが、税理士に依頼する大きなメリットと言えるでしょう。
成功報酬額で税理士を選ぶのはNG
成功報酬は2〜4％と前述しました。
1,000万円の融資審査に成功した場合には、相場が20〜40万円ですので、報酬額に20万円の差が生まれることになります。
それなら、成功報酬2％の税理士に依頼したほうが得ということもありますよね。
しかし、成功報酬の額に踊らされて、安い税理士を選んでしまうと損してしまうことがあります。
なぜなら、報酬が安いことの裏には何か理由が隠されていることがあるからです。
実績が少ない新米の税理士だったり、他の税理士と比べて融資成功率が低かったりと、価格以外で差別化できないことが理由で報酬額が低くなっている可能性があるのです。
税理士を選ぶ際には、自分が信頼できるかどうか見極めることが肝心です。
創業融資で信頼できる税理士を選ばないとどうなる？
信頼できない税理士に依頼してしまうと、せっかく1度きりの創業融資なのに、審査落ちしてしまうことがあります。
・メールで質問しているのに2〜3日返信がこない
・質問に対する答えが不適格
・対応が雑
上記のような税理士を選んでしまうと、依頼しているのにもかかわらずすべきことがわからず、融資審査までに十分な書類が準備できなくなる可能性があります。
結果的に融資を受けられず、十分な準備なしで創業しなければならないケースもあります。
最悪の場合、創業の時期が遅れてしまうことも大いにあります。
このような悲しい事態にならないよう、信頼できる税理士に依頼しましょう。
創業融資に成功報酬を払っても価値ある税理士の選び方【チェックリスト】
ここからは、創業融資に成功報酬を支払ったとしても、きちんと融資を受けられる確率が高い、価値ある税理士の選び方をお伝えします。
こちらの6項目が価値ある税理士を選ぶ際のポイントになります。
以下の項目で税理士を選べば、失敗することはないでしょう。
・誠実な対応をしてくれるか
・無料相談時に的確なアドバイスを受けられるか
・具体的な内容をもとに話してくれるか
・実績は十分にあるか
・業種の専門知識が十分にあるか
・事業を成功に導くための提案を積極的に行ってくれるか
6項目に関して、詳しくみていきましょう。
誠実な対応をしてくれるか
対応の仕方で税理士のクオリティはある程度わかります。
依頼する前に雑な対応をされる場合には、実際に融資を任せた時にも、同じ対応になるので、対応が誠実でない税理士には当たり前ですが、依頼すべきではありません。
言葉の言葉の端々にどこか違和感があったり、やけにフレンドリーに接してきた、このような場合には、業務も雑になってしまうことが予想されます。
一般常識やビジネスマナーに欠けている税理士には依頼すべきではありません。
無料相談時に的確なアドバイスを受けられるか
成功報酬型の税理士は無料相談を行なっている事務所がほとんどです。
そのため、無料相談を受ける際にいくつか質問を用意して、的確なアドバイスが受けられるかを基準に選ぶと良いでしょう。
事業のことを真剣に考えている税理士であれば、無料相談の際にも的確なアドバイスをしてくれるはずです。
このような税理士であれば、依頼した後もしっかりとサポートしてくれることが予想できます。
具体的な内容をもとに話してくれるか
抽象的な内容ばかりを話す税理士はあまり良い税理士とは言えません。
具体的にかつ初心者にもわかりやすく説明してくれる税理士を選ぶことをおすすめします。
後者の税理士であれば、創業融資の書類作成の際に、具体的なデータをもとにして手掛けてくれることが予想できます。
創業融資の審査では具体的な数字でかつ、わかりやすい書類が求められるので、そのような税理士は創業融資の審査に非常にマッチしていると言えます。
実績は十分にあるか
創業融資の実績が十分にある税理士に依頼することで、融資審査通過率が大幅に上がるでしょう。
すべての税理士が融資を得意としているわけではありませんので、精査することが肝心です。
融資が得意な税理士は、実績を見ると一目でわかります。
何件の融資を成功に導いてきたのか、どのくらいの成功率なのかを打ち出している事務所は、実力、ノウハウともに信用できます。
もし信頼できそうな税理士が実績を公開していない場合には、HPのメールフォームを使って、実績を確認してみるのが良いでしょう。
実績がある税理士であれば、隠すことなく教えてくれるはずです。
業種の専門知識が十分にあるか
ご自身の業種に関わる専門知識の有無は税理士選びの重要なポイントになります。
専門知識を多少なりとも保有している税理士であれば、より具体的な内容の書類作成ができたり、経営サポートを受けられたりするというメリットもあります。
また、ご自身の業界に関する融資を成功させた事例が過去にあると、融資成功のノウハウを保持しているはずなので、安心して任せられるでしょう。
同業種の専門知識が十分あるか、先に確認しておくことをおすすめします。
事業を成功に導くための提案を積極的に行ってくれるか
質問に対して返答が来るのはもはや当たり前です。
それ以上を探すなら、きちんと提案してくれる税理士を選ぶことをおすすめします。
事業を成功に導くことを最重要として、創業融資をサポートしてくれると判断できるからです。
そもそも、融資初心者の方が税理士に対して質問を行うのは、ハードなことですよね。
何から始めて良いかわからない状態で、的確な質問をしろというのは無理があります。
税理士側から能動的に質問や対策を提案してくれたほうが、創業融資を受けるみとしても非常に助かるはずです。
提案してくれる税理士は希少ですが、見つけられると、事業成功に大きな一歩が期待できるでしょう。
創業融資で信頼できる税理士を探す3つの方法
ここまでは、創業融資を依頼すべき、税理士の特徴についてご紹介しました。
とはいえ、どうやって税理士を探せば良いのか、わからないところです。
ここでは、税理士を探す3つの方法についてご紹介します。
・インターネットで探す
・知人から税理士を紹介してもらう
・税理士紹介会社を使って探す
以上3つです。詳しくご紹介します。
インターネットで探す
税理士を探す際に一番スタンダードな方法と言えるでしょう。
インターネットで「創業融資 税理士 地名」などのように検索すると、多くの税理士を探し出すことができます。
一切の費用なしで、全国各地のありとあらゆる税理士を探すことができます。
また、質問したいときにはページのお問い合わせフォームから簡単に行うことができるでしょう。
このように、税理士探しを効率化できるのが大きなメリットです。
一方、大量の税理士が表示されるため、すべてのページを見ていると、膨大な時間がかかってしまいます。
実績がある税理士を探すのも一苦労ですし、報酬形態が成功報酬型なのかを判断するのにも時間がかかります。
膨大なデータから探すことができるものの、吟味していると、非常に時間がかかってしまうことがデメリットだと言えるでしょう。
知人から税理士を紹介してもらう
知人から税理士を紹介してもらうことで、一番信頼できる税理士を探せます。
知り合いの知り合いということもあって、いつも以上に親身になって相談を受けてくれる可能性があります。
また、知人が利用したことのある税理士であれば、ある程度の質が担保されています。
紹介できるに値する税理士ということで、税理士の質も高水準になることが多いです。
信頼できる相手を効率的に見つけ出せるという点で、最適な方法だと言えるでしょう。
一方、知人が紹介した税理士ということで、断りにくいことがデメリットとして挙げられるでしょう。
両者の間に入るからこそ、肩身がせまい思いをしてしまうこともあります。
もし長期契約をしてしまったなら、少しずつ短所が見えて、断りたいけど、断れない状況になることも想像できてしまいます。
知人が満足しているからと言って、自分にマッチする保証はどこにもありません。
慎重にならなければ自分の業務hに悪影響を及ぼすこともありますので、注意が必要です。
税理士紹介会社を使って探す
税理士紹介会社で紹介された税理士を選ぶ方法もあります。
紹介会社は過去に税理士を紹介してきた実績があるので、希望をしっかりと伝えれば、要望にマッチする税理士を紹介してくれるはずです。
たとえば、自己資金不足だと感じているなら、自己資金が少なくても創業融資を成功に導いてきた税理士を紹介してくれます。
税理士によっても得意分野はあります。得意を生かした税理士を選べるのがメリットだと言えるでしょう。
一方、料金が高くなりがちです。
なぜなら、税理士紹介会社が仲介手数料を持っていくから。
税理士は仲介手数料分上乗せしないと、元の利益を出せない仕組みになっています。
そのため、相場よりも高く請求されてしまうこともあるでしょう。
さらに、仲介業者は「成功報酬の〇％を仲介手数料とする」場合がほとんどです。
そのため、できる限り高額料金の税理士を紹介しようとします。
結果的に報酬が割高になるだけでなく、紹介される税理士も限られてくるので、自由に選べないという点はデメリットだと言えます。
創業融資の相談なら提案型税理士の経営サポートプラスアルファ(KSP)へ
本記事では成功報酬を支払ってでも依頼するべき税理士についてご紹介しました。
もう一度振り返ると、選び方のポイントは以下の通りです。
・誠実な対応をしてくれるか
・無料相談時に的確なアドバイスを受けられるか
・具体的な内容をもとに話してくれるか
・実績は十分にあるか
・業種の専門知識が十分にあるか
・事業を成功に導くための提案を積極的に行ってくれるか
上記のポイントを踏まえて、インターネットや知人の紹介、税理士紹介会社で選ぶのが良いでしょう。
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