• HOME
  • 成功するカフェのデザインとは?デザイン計画で注意するポイントも徹底紹介

成功するカフェのデザインとは?デザイン計画で注意するポイントも徹底紹介

成功するカフェのデザインとは?デザイン計画で注意するポイントも徹底紹介

カフェに立ち寄るひと時は、多くの人にとって、ほっとしたいくつろぎの時間です。

カフェはリラックスして自分自身に立ち戻ることで、次へのエネルギーチャージができる場でもあります。

そして、最近ではカフェを新規で開業する人も多いです。

そこで今回は、カフェでくつろげぐ心地良さを創り出すための「成功するカフェのデザイン計画」を、デザイン計画の重要性から影響力、成功するポイントなどを含めて紹介していきます。

カフェのデザイン計画が重要な理由

居心地の良い人気のカフェは、一歩入った瞬間からわくわくするような存在感があります。

それは、カフェのデザインが創り出している世界観であり、ただコーヒーを楽しむ場だけでなく、非日常的な空間を楽しむ場として人を引き寄せているからです。

カフェのこだわりの世界観を伝えるために重要な要素となるのが、明確なコンセプトとデザイン計画です。

カフェのデザイン計画がどのような効果を生み出すのか見ていきましょう。

 カフェのコンセプトを発信できる

「コンセプト」とは、お店全体の共通する概念をカタチにし発信することで、コンセプトを明確に設定することは、カフェのデザイン計画をすすめるプロセスで最も重要となる基盤です。

また、コンセプトを明確にすることで、「リーチしたいターゲット層」が具体的になり、「デザインをカタチにする方法」がイメージしやすくなり、叶えたいカフェのデザイン計画の発信力も高まります。

このようにコンセプトを明確にすることで、コアなターゲット層に的確にリーチでき、店舗の魅力を最大限に発信することが可能です。

カフェの居心地を左右する

ほっと一息つこうと思って入ったカフェが、何だか落ち着かないという経験はありませんか?

その原因はおそらく、カフェのコンセプトとデザインに一貫性がなく、ちぐはぐな印象になっているからでしょう。

カフェのデザイン計画は、見た目のおしゃれ感や楽しさだけではなく、「居心地の良さを大きく左右」し、その後の顧客のリピート度にも影響をもたらします。

そのため、デザイン計画を立てる時には顧客の視点に立ち、「居心地の良い空間」「くつろげるデザイン」「効率の良い動線」を想定することが重要なポイントといえるでしょう。

カフェの集客や売り上げを左右する

カフェのデザインの良し悪しは、顧客の集客や売り上げにダイレクトに影響します。

仮に、カフェのデザインとコンセプトがバラバラで合っていないと、発信したい店舗のコンセプトが伝わらず、居心地や雰囲気作りにも調和がとれなくなります。

当然のごとく顧客の集客とリピート度は、期待することができません。

一般に、カフェのリピート利用率は83.8%で、目的型来店率は52.0%となり、売り上げの多くをリピート顧客が占めています。

そのため、いかに安定的にリピート顧客を集客し収益をのばしていくかは、顧客の目線に合わせたデザイン計画が大きな鍵といえるでしょう。

成功するカフェのデザイン計画のポイント

成功するカフェのデザイン計画で、押さえるべきポイントは以下の4つです。

  • カフェのコンセプトと明確にする
  • 競合カフェのデザインをリサーチする
  • リサーチしたデザインを分析しイメージ案を具体化する
  • カフェのデザインだけではなく居心地の良さも重視する

 それぞれのポイントを詳しく見てみましょう。

カフェのコンセプトを明確にする

カフェのデザイン計画で最初に決めるべきことは、コンセプトを明確にすることです。

コンセプトが明確になれば、ターゲットとする顧客層も具体化され、内装・インテリア、食器やメニューなど、それぞれのデザイン計画もイメージしやすくなります。

コンセプトを決める時に、役立つのが5W2Hの7つの考え方です。

1.Why(なぜ):なぜカフェを提供したいのか
2.What(なにを):どのような価値を提供したいのか
3.Who(だれが):ターゲットの顧客層は?
4.When(いつ):カフェの営業スケジュール
5.Where(どこで):どのような場所でどのくらいの規模で?
6.How much(いくら):価格設定は?
7.How to manage(どのように):どのようにサービスを提供するか?

 この7つのポイントを再確認して、より明確なコンセプトを設定しましょう。

競合カフェのデザインをリサーチする

目指したいカフェのコンセプトが決まったら、同じ雰囲気のカフェや同じ地域内の他店など、競合となるカフェのデザインをリサーチすることが重要です。リサーチのポイントは、以下の3つになります。

  • 外観や店内の雰囲気で感じたこと
  • 内装のデザインと家具、食器などとの調和
  • 店内の顧客層やくつろぎ度合い

気になったことはどんなことでも記録しておくようにしましょう。

より多くのカフェをリサーチする事で、人気店の秘訣やマネしたいポイントが見ることができ、デザイン計画の方向性が定まってくるでしょう。

リサーチしたデザインを分析し、イメージを具体化する

リサーチ結果をもとに印象に残った点、気に入った点、また気に入らなかった点などをリストアップする事でやりたいデザイン、やりたくないデザインを明確にふるいにかける事でき、より具合的なイメージやアイデアへと計画をすすめることができます。

カフェのデザイン計画で大切なポイントは、初期段階で細部にこだわらないことです。

全体の統一感をまずは大まかにイメージし、色調、素材感へとすすめてみましょう。

デザインだけではなく居心地の良さも重視する

カフェで一番気にすべきことは、より多くの顧客を引き付けて売り上げを上げることです。

そのため、ターゲットとする顧客目線でのデザイン計画が必要になります。

一般に、カフェを利用する目的は、気分転換の意見が多く、次にランチ時、友人とのおしゃべり、仕事の商談となっています。

また、わざわざカフェを訪ねる理由は、「カフェは自宅やオフィスでは感じられない非日常的なくつろげる場」の位置づけがあるからです。

そのため、カフェのデザイン計画を立てる時に、「居心地の良さ」は売り上げを決める最重要ポイントとなるでしょう。 

快適なカフェのデザイン計画

カフェのデザイン計画で最も参考になるのが、実際の人気店を訪問し分析してみることです。

人気のカフェには、顧客にとって居心地の良さや、何度も通いたくなる仕掛けが施されています。

まずは、人気のカフェが取り入れているポイントについてご紹介します。

カフェの外観計画

気になるカフェに入ろうか決める時に、「入りやすい外観」はとても重要になります。

いくらデザインが良く居心地がよくても、中の様子や雰囲気が一切見えなかったり、メニューや価格帯が全く分からない状態では、初めての顧客にとって冒険して見ようとは思わないでしょう。

初めての顧客にとってカフェに入るか見極める大きなポイントは以下の3つです。

  • 目を引く外観でカフェのコンセプトが分かりやすいこと
  • メニューや価格帯が視覚化されていること
  • 店内の雰囲気が外からでも分かること

人は視覚で物事を判断しやすく、カフェの外観は入店の決め手となる大事な要素です。

照明計画

カフェの照明計画は、居心地の良い雰囲気づくりに最も効果を発揮できるアイテムです。

おしゃれなカフェ、居心地のよいカフェに共通しているポイントは、照明にこだわりを持っているという点です。

例えば、タスク・アンビエント手法で、手元(作業面)と空間(全体)を違う照明器具を組み合わせて、それぞれの役割の違うスペースを違う明るさで演出する方法があります。

また、バウンド照明を用い、壁面や天井面を照らしバウンドさせて、お店全体をやわらかい光に包み込むような、居心地の良い空間にまとめる手法もあります。

カフェをリサーチする時は、照明器具や照明方法も是非チェックして見てください。

癒しを演出するインテリアグリーン計画

緑は安心感や安定、調和を表す色と言われ、心のバランスを保つ、人間関係の調和を助けるといった効果がある色です。

日常から非日常に環境をスイッチできるカフェで、インテリアグリーンを置くことで高いリラックス効果をもたらします。

また、グリーン色がカフェの空間に彩りを与えてくれるので、空間のフォーカルポイント(視線を集めるポイント)になり、空間全体に奥行き感をもたらしてくれます。

インテリアグリーンの効果的な使い方は、床やカウンターに置くだけでなく、壁に掛けたり天井から吊るしたりと、遊び心を持って大小のいろいろなグリーンを組み合わせてみましょう。

家具選びはコンセプトに合った素材感が大切

カフェのデザイン計画で重視すべきポイントが、コンセプトに合わせた家具選びです。

家具の素材感や色によって空間のイメージは大きく左右されます。

多くのカフェで取り入れている家具選びのポイントは、居心地の良い非日常感です。

例えば、テーブルや椅子の形状を統一せずにレイアウトし、空間に動きが出たり、家具の素材感や色は面積を占める天井や床・壁と合わせ統一し、空間に一体感をだすのは有効です。

そのほかにも、あえて異素材の家具を組み合わせることで、非日常的なお洒落な空間を演出するのも効果が大きいでしょう。

メニューの見せ方、食器の選び方

人気のカフェでは、お店の内装だけでなくメニューの見せ方や食器・トレーなども、コンセプトに合わせたインテリアの一部として気を配っています。

一般的にカフェ利用者の男女比率をみると、男性が約3割、女性が 約7割と言われ、女性の利用者が圧倒的に多いです。

女性は目で見て美しいもの、可愛いものにとても弱いので、視覚的に楽しめないカフェは、人気店から遠ざかってしまうはずです。

また、無機質なコーヒーマシンを敢えて見せ素材のギャップを楽しむ、顧客の目を引くなど、いろいろな工夫も大切となるでしょう。 

<あわせて読みたい>

まとめ

居心地のよいカフェを創るために重要なのは、実際のカフェをいくつも自分の足でめぐり、良いデザインをできる限り見て吸収することです。

人気のカフェ店に共通して言えることは、コンセプトが明確で他店と差別化が図れていることです。

カフェのデザイン計画は、準備段階だけでなく経営戦略まで密接に関わるキーファクターになります。

今後、カフェを開業したい人はぜひこの記事を参考にしてください。

内装工事リース株式会社