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ボーイズバーを開業するにはコンセプトが重要!ホストクラブとの違い5選

ボーイズバーを開業するにはコンセプトが重要!ホストクラブとの違い5選

ボーイズバーを開業したい場合、何を最初に決めるべきでしょうか。

それは「コンセプト」です。

どのような店にするかを最初に決め、そこから準備を進めていきます。

ボーイズバーは男性店員のキャラクターや見た目が人気を左右します。

コンセプトに沿った店員の雇用と集客が必要なボーイズバー。

同じカテゴリーとして見られやすいホストクラブとの違いについてもお伝えします。

ボーイズバーとは

ボーイズバーとは、男性が接客を行うバーのことで、ガールズバーの男性バージョンとも言われます。

また、男性の入店も原則可能なので、酒や娯楽を楽しみたい人は誰でも利用できるのが特徴です。

この後、開業・経営を考えている場合に必要な資格や許可についてお伝えします。

ボーイズバーとホストクラブとの違い

ボーイズバーとは、男性がバーカウンターで接客を行っている、酒を提供する店を指します。

ガールズバーのほうを耳にする機会が多い人は、その反対という解釈です。

男性が接客すると聞くと、ホストクラブにつながるかもしれませんが、ボーイズバーはあくまでもカウンター越しで接客を行います。

客とのコミュニケーションは、ホストと同じように盛り上げることが大切ですが、静かにお酒を飲む場所として存在することも大切です。

客が主体的に楽しめる場所であり、ホストのように一緒になって飲みの席で盛り上がるという場面は少ないでしょう。

また、お酒を提供するだけでなく、ダーツやビリヤードなどのちょっとしたゲームを設置している店舗もあります。

ここからも、客が酒やゲームで楽しむための場所であることがわかります。

ボーイズバーは男性でも入店可能

ボーイズバーには、男性も入店が可能です。

ボーイズバーはあくまでも、男性が接客をしている飲食店にすぎないので、基本的には誰でも入店できます。

しかし、ボーイズバーであり、男性が接客をしているために女性客が多いのは事実。

男性はひとりでは入店しにくいかもしれません。

コンセプトやバーの店員によっては男性客をターゲットとしている場合もあります。

男性目線からは、男性が接客をしているバーのほうが立ち寄りやすく、過ごしやすいと感じることもあるでしょう。

基本的に男性も入店できるのがボーイズバーなので、気になった場合には友人などを誘って入るのもひとつの方法です。

ボーイズバー経営に必要な準備

ボーイズバーを経営するために必要な準備があります。

  • 飲食店営業許可
  • 深夜酒類提供飲食店営業許可

この2つです。

バーは日付をまたいでも営業ができる業種のため、深夜0時以降の営業を行うのであれば、深夜酒類提供飲食店であることの申請が必要です。

店内で調理を行うのであれば、食品衛生管理責任者を設置する必要もあります。

アラカルトやフードメニューの提供も考えている場合には、取得しておきましょう。

食品衛生管理責任者は開業前に自分で取得すればよい資格なので、飲食店ならば持っておいて損はない資格です。

ボーイズバー開業にはコンセプトが重要

ボーイズバーの開業にはコンセプトが重要です。

どのようなテーマで営業するかによって、集客層が異なり、店員も決めることができません。

例えば、ただ女性客を狙うというコンセプトを作るとします。

それだけではなく、話題性を持たせることが重要なボーイズバー。

口コミで話題になれば、足を運んでくれる客が増えるので、コンセプト・設定はしっかり決めておきましょう。

ボーイズバーにおすすめなコンセプトのジャンル

ボーイズバーにおすすめのジャンルはこちらです。

コンセプト狙い
イケメンバーかっこいい男性店員を目当てに来る若い女性客
知的インテリ、賢いことに興味をもたせて、女性客を狙う
コミック少女漫画や少年漫画の登場人物を真似した店員を置き、男女関係なしの集客を狙う

女性客をメインに集客したいのであれば、イケメンやインテリなどの見た目要素を重要視すると良いです。

女性も男性も客層として取り入れたい場合は、コミックや小説の世界観を演出したコンセプトがおすすめです。

オタク仲間と語り合いたいなどの、店主の趣味を反映させたコンセプトであれば、店主の知り合いから伝わって店を知ってもらえるきっかけが作れます。

宣伝方法も視野に入れて決めると、開店後の客集めがスムーズに行きます。

ボーイズバーに来てほしい客のイメージ

ボーイズバーに来てほしい客のイメージを想像しましょう。

女性を多く狙うのか、男性と同じくらいの比率で狙うのか、年代や職業など具体的に当てはまる人物像を作っていくとよいです。

どのくらいの滞在時間で、客単価はいくらが見込めそうか、などを決める手がかりにもなります。

提供する飲食物や酒の種類にも反映できるので、具体的にイメージすることは大切です。

コンセプトに沿ったボーイズバー店員の選定

コンセプトや集客したい客層が決まれば、ボーイズバーの店員を探しましょう。

イケメンやインテリといった主観によって印象が変わるコンセプトであれば、いくつかの系統を準備しておくことが大切です。

自分だけでなく、周りの人の意見も聞きながら採用を進めることで、多くの人に受け入れてもらえる店員が見つかります。

容姿よりも、性格や接客態度などで判断する客もいるので、見た目も態度も重視しておくと良いです。

ボーイズバーは、場合によって店員にファンが付きます。

ファンは常連客へ移行しやすいので、ファンを獲得できそうな人物を探しましょう。

アニメのオタクが集うような場所では、アニメへの熱中度を確かめて採用基準とするのもひとつの方法です。

客と店員が同じ熱量で語り合える場所であれば、客もまた行きたいと思いやすくなります。

アニメなどの趣味があると、SNSでの募集もかけやすいので店員の確保がしやすいといえます。

ボーイズバーとホストクラブとの違い5選

ボーイズバーとホストクラブとの違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、違いを5つに分類してお伝えします。

営業形態や適用されている法律、接客などに違いがあり、似ているようで差ははっきりしています。

開業する営業形態がどちらによっているのかを確かめる機会でもあるので、開業前に確認しておきましょう。

違い①:法律

ボーイズバーとホストクラブでは、適用される法律が違います。

◆ボーイズバー:深夜酒類提供飲食店営業
◆ホストクラブ:風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)

深夜酒類提供飲食店営業とは、その名の通り午前0時を過ぎても酒類の販売が認められるという法律です。

開業前に警察へ所定の用紙に記入して提出する必要があります。

所定用紙はサイトからダウンロードできるので、自宅でプリントアウトして記入すれば良いです。

ホストクラブは、風営法によって規制されています。

風俗店として健全に営業するための条件が記載されている法律で、営業形態や風俗店としてのあり方などが記されています。

風俗店は特に、男女の付き合いが曖昧になりやすい可能性を持っています。

法律により規制することで、きちんと客とホストの線引きをして、健全な商売として成り立たせているのです。

違い②:営業時間

営業時間にも違いがあります。

◆ボーイズバー:深夜0時以降も営業可能
◆風俗店:深夜0時以降は営業不可

バーの管轄は、居酒屋やスナックと同じです。

届け出さえ提出すれば、深夜0時以降も営業が可能で、酒類の提供もできます。

一方で、風俗店の営業時間は、風営法により定められています。

風俗営業者は、深夜(午前零時から午前六時までの時間をいう。以下同じ。)においては、その営業を営んではならない。風俗法 第3章 第13条 1項

ここに記載があるように、風俗店は深夜営業ができません。

特例で認められている地域もありますが、原則は午前0時までです。

違い③:接客

接客でも異なる点があります。

それは、客の近くに行くかどうか、です。

ボーイズバーは、基本的にバーカウンターの中からドリンクやフードをサービスします。

そのため、客の近くを通ることはあっても、隣や近所の席に座ってもてなすことはありません。

一方でホストクラブは、客のテーブルへ行き、隣に座って接客をします。

距離が近い分、客からは喜んでもらえますが、客と店の従業員の関係性が壊れやすいので注意が必要です。

ボーイズバーでも、バーカウンター越しに話して、客と会話を楽しむことはできます。

客とコミュニケーションを取りたい人は、話しやすい雰囲気を作り、カウンター越しの会話が行いやすい環境を作ると良いです。

違い④:値段

ボーイズバーとホストクラブでは、客単価が違います。

ボーイズバーでは、飲食代がメインです。

店によっては、席の確保でチャージ料という料金が取られることがありますが、居酒屋のお通し代のイメージです。

さほど料金が膨れ上がることはなく、飲食代のみの支払いです。

ホストクラブでは、飲食代やチャージ料に指名料が入ります。

これはイメージできる人も多いのではないでしょうか。

人気のホストであるほど指名料が高くなるので、料金も膨れ上がります。

お酒の力で気分が高揚しているのもあり、高い酒を注文しやすくなっているので、これまた金額が高くなりやすいです。

相対的に見ると、ホストクラブのほうが、客単価は高い傾向にあります。

違い⑤:給料

給料にも違いがあります。

ボーイズバーは、時給制もしくは固定給制です。

アルバイトであれば時給制で、時間あたり1,000~1,500円ほど。

正社員で固定給であれば、20~30万円ほどと言えるでしょう。

もちろん、繁盛すればそれ以上の給料をもらえる可能性もあります。

ホストクラブは、歩合制であることがほとんどです。

扱うメニューや客単価が高く、売上が高いため給料も高くなりやすいです。

人気のホストとして指名を受ければ、その分稼げるので夢を感じる人も多いのが現実。

堅実に稼ぎたいという人には、バーがおすすめです。

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まとめ

ボーイズバーを開業するために必要なコンセプトや、ホストクラブとの違いを紹介しました。

ボーイズバーは主に女性客をターゲットとするため、コンセプトを明確にすることが求められます。

イケメンバー
◆インテリバー
◆オタクが集う場所

など目的はさまざまです。

バーは深夜営業が可能なので、開業時は必ず、深夜酒類提供飲食店営業許可を申請しましょう。

また、ホストクラブとの違いを5つ紹介しました。

大きな違いであるバーカウンターは、テナントに内装工事での設置が必要です。

内装工事は金額が坪単価でかかるので、大きなカウンターを設けるには費用がかさみます。

内装工事をリースで行い、客に還元できる資金を手元に持っておきましょう。

内装工事リース株式会社