最近、副業を始める会社員が増えており、さらには法人化を考える人も増加しています。しかし、会社員が会社を設立する際に気になるのは、「本業の会社にバレるリスク」です。
特に、副業が禁止されている企業に勤めている場合は、そのリスクをしっかりと理解して対策を講じることが重要です。
会社設立がバレる原因
1. 自ら発言してしまうリスク
最もリスクが高いのは、自分自身が誤って話してしまうことです。例えば、同僚や上司との会話の中で、うっかり会社設立に関する話をしてしまうと、そこから副業がバレてしまう可能性があります。また、SNSに投稿した内容から情報が広がり、会社に伝わることも考えられます。
2. 法人登記による情報公開
会社を設立する際には、法務局に登記を行いますが、その情報は「法人番号公表サイト」などを通じて一般に公開されます。通常、このサイトには代表者の名前は記載されないため、簡単にバレることはありません。しかし、会社名や所在地などが知られることで、偶然にも本業の会社に情報が伝わる可能性もあります。
3. 年金事務所からの通知
会社を設立すると、たとえその会社で自分が給与を受け取らなくても、社会保険への加入が義務付けられます。この際、年金事務所から本業の会社に通知が送られる可能性があります。この通知が本業の会社に届くと、副業の存在が疑われる原因となるため、注意が必要です。
4. 金融機関からの連絡
会社設立後に金融機関から融資を受ける場合、金融機関があなたの勤務先に確認の連絡を入れることは通常ありませんが、審査過程であなたの携帯電話に連絡が入ることがあります。この連絡を本業中に受け取ると、副業の事実がバレるリスクが高まります。
バレないための対策
1. 役員報酬を受け取らない
会社から役員報酬を受け取らずに、会社の利益を留保することで、社会保険料の通知が本業の会社に届くのを防ぐことができます。この方法であれば、副業の存在を隠すことが可能です。
2. 家族に報酬を支払う
自身が報酬を受け取らず、家族に役員報酬を支払う形にすることで、本業の会社に通知が届くのを回避できます。さらに、所得税の負担も分散できるため、節税効果も期待できます。
3. 登記内容の工夫
法人登記時に、会社名や所在地を工夫することで、本業の会社にバレるリスクを減らすことができます。特に、個人の名前を会社名に含めない、所在地を別の住所にするなどの対策が考えられます。
バレない会社設立なら
副業での会社設立が禁止されている会社に勤務しながら、副業の事業を法人化する場合には、会社にバレないようにする注意が必要です。
SNSや人の噂に注意するのはもちろんのこと、金融機関からの電話にも注意が必要です。
それでも、副業自体が禁止されている場合には、社会保険料に関する通知書が届くことでバレてしまいます。
その場合は、自身が役員報酬を受け取る代わりに会社に留保したり、家族に支払ったりすることで対処できます。
このように、本業の会社にバレずに会社を設立するためには、色々な注意点があります。
本業の会社にバレてしまわないか不安に感じている方は、一度専門家に相談してみるのがオススメです。
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