デザイナーをしていると将来的には、デザイナーで独立して自分の事務所を持ちたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではデザイナーで独立して成功するためのポイントや稼ぐためにすることを紹介します。
デザイナーで独立して成功する人の特徴
デザイナーで独立して成功する人の特徴は、以下の3つです。
- 独立の目的が明確になっている
- 積極的に人脈構築をしている
- デザインの対象が幅広い
独立の目的が明確になっている
デザイナーとして独立して成功する人は、独立の目的が明確になっていることが多いです。
独立の目的が明確になっているとは、将来的にはどのような人になりたくて、そのためには今何をしなくてはいけないのかという計画がしっかり立っているということです。
逆に、独立の目的が明確になっておらず、なんとなく独立した場合や現在の職場が嫌だから独立した場合は、何を目標にして独立をしており、今自分は何をしなくてはいけないのかが明確になっていないので、デザイナーとして独立しても成功しないことが多いです。
積極的に人脈構築をしている
デザイナーとして独立して成功するためには、積極的に人脈を構築していくことが必要です。
人脈構築は、対面のみではなくSNSでの人脈構築なども含まれます。
デザイナーは、案件を人脈で獲得することが多いです。
この背景には、デザインという特性上その人の人柄であったり、実際に作成したものを見ないと依頼するかどうかが決められないというものがあります。
一方で、自分の理想としていたものとデザイナーの作風がマッチしている場合は、依頼という流れになりやすいでしょう。
そのため、多くの人脈を積極的に構築した上で、それらの人に対して自分の作品などを提案していけるようにするといいでしょう。
最近では、SNSを使って自分の作品をUPすることで、そこでファンを増やして一般の人からデザイン作成の案件を請け負うこともあります。
また、その他にもSNSを使って他の方と交流する中で、会社経営者などと人脈構築することができ、その会社からデザインの仕事を請け負うなんてこともあります。
デザインの対象が幅広い
デザイナーとして成功するためには、デザインの対象が幅広いことも重要です。
デザインの対象とは、ポスターのデザインから住宅のデザインまで様々なデザインができることを指します。
もちろん、一つの分野に絞ってデザインを行うのも良いですが、独立した当初は一つの分野だけに絞ってしまうと、案件を獲得できないということも多いです。
そのため、独立した当初はデザインの対象を広く確保した上で、自分にはどのデザイン作成があっているのか、またどのデザイン分野が需要があるのかなどを見極めた上で一つの分野に絞っていくと良いでしょう。
デザイナーで独立して失敗する場合とは?
デザイナーで独立して失敗しやすいのは、以下のような場合です。
- 営業ができない
- 自分の単価を明確にしていない
- 付加価値を出せていない
営業ができない
デザイナーとして独立して失敗する人で一番多い事例が、自分で営業ができないことです。
自分で営業ができないとデザイナーの場合、案件を獲得することができません。
最近では、クラウドソーシングサイトなどを使って対面でなくても、企業に対して営業を行えることがあります。
ただし、このような場合でも営業技術は必要になってくるでしょう。
また、SNSなどに作品をアップすることで、ある程度お客様を見込むこともできますが、お客様と適切なコミュニケーションが出来なかったり、お客様の理想としているものが汲み取れなかったりすると実際の発注まで繋がらないということも多いです。
そのため、自ら積極的に動く営業だけではなく、お客様から来た案件に対して適切な提案ができるという営業スキルも必要になってくるでしょう
自分の単価を明確にしていない
デザイナーとして独立して失敗する人の中には、自分の単価を明確にできていない人がいます。
自分の単価とは、自分が時給いくらなら働いて、決めた時給以下なら働かないと決めることです。
一般的に、デザイナーの場合時給2000円以上で働くことが多いです。
そのため、デザイン作成で5時間かかりそうな案件の場合は、最低でも1万円ないと受けるべきではないと言うことができます。
しかし、デザイナーとして独立した当初は、お客様が続くかの不安や案件を獲得できないかもしれない可能性などを考えて、単価が低くても案件を受けることがあるでしょう。
独立した当初は、単価の低い案件を受けるのも良いでしょう。
一方で、いつまでもこのような低単価の案件を受けていると、自分の単価が上がらず労働時間だけ多く、報酬が少ないという最悪の状況に陥ってしまいます。
付加価値を出せていない
デザイナーとして独立して失敗する人の中には、付加価値を見出せていない人もいます。
付加価値とは、デザインだけではなくその他の分野でも活躍できるということです。
例えば、WEBデザインを専門にしているデザイナーの場合は、WEBデザインだけではなく実際にコーディングまでできると付加価値と言えるでしょう。
また、コーディングまでできると「デザイン×コーディング」でデザインのみの単価の数倍の単価で案件を受けられます。
このように、付加価値をつけることはクライアントにとっても良いことで、クライアントもデザイナーとコーダーをそれぞれ探す必要がないので、効率化できるというメリットがあるでしょう。
付加価値を見出していくことは、デザイナーとして独立して成功する上では重要なことです。
そして、付加価値を生み出すためにはデザインだけでなく、他の分野でもある程度の経験を積んで実績があるということを、前面に押し出すと良いでしょう。
デザイナーで独立して稼ぐようにするためには?
デザイナーで独立して稼ぐようにするためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 契約するメリットを明確にする
- 単価をあげる
- クライアントに依存させる
契約するメリットを明確にする
デザイナーとして稼ぐためには、自分と契約するメリットをクライアントに対して明確にすることが重要です。
これは、先ほど言った付加価値なども当てはまります。
クライアントが自分に頼むメリットは何なのか、またクライアントが自分に依頼することでどのようなメリットを享受できるのかをメインに提案するといいでしょう。
クライアントがデザインをデザイナーに依頼するのは、デザインするものがあり人材が必要だけど、自社の中ではデザインできる人がいなかったり、自分にはデザインのセンスがないと思っているからです。
そのため需要としてはあるので、自分と契約するメリットを提示できれば契約まで至る可能性も高いでしょう。
単価をあげる
デザイナーとして独立して稼ぐためには、単価を上げることも重要です。
単価を上げるためには、代替不可な案件を請け負うことが重要になります。
例えば、汎用的なデザインを作成する場合、極端な話誰でもできるので単価は安くなる傾向です。
一方で、自分にしかない絵のセンスを持っていたり、独特なタッチでデザインできる場合は単価を上げることができます。
また、キャラクターデザインなどができるようになると、そのキャラクターを使ってビジネスを展開していきたい企業と組むことで、定期的に案件を請け負うこともできますし、キャラクター使用料という形でお金を受け取ることもできるでしょう。
このように、自分ができることを増やしていくことで単価を上げることも十分可能です。
クライアントに依存させる
デザイナーとして独立して稼ぐためには、クライアントを自分に依存させることが重要です。
デザイナーとして稼ぐには、クライアントが離れないようにすることが必要でしょう。
そして、クライアントが離れないようにはどうすればいいかと言うと、クライアントの言うことを全て聞いて、クライアントの期待以上のクオリティで納品することです。
例えば、クライアントの中にはデザイン分野だけではなくコーディングやディレクションもデザイナーにお願いしたいと思っている場合があります。
こういう場合に、コーティングやディレクションの経験がないからと断るのではなく、自分が紹介できる人材をクライアントに紹介するなどして、とにかく自分が間に入って案件に関わることが重要です。
このように、自分が間に入って案件に関わることで、クライアントは何かある場合に、最初に自分に相談するようになります。
そして、自分がいないとビジネスが回らないところまでいけば、単価を上げても簡単に切られることはないでしょう。
デザイナーとして独立する前にやること
デザイナーとして独立する前にやることは、以下の3つです。
- 副業で案件を請け負う
- 将来的にはどうなるのかを決めておく
- ポートフォリオを構築する
副業で案件を請け負う
デザイナーとして独立する前に、副業で案件を請け負うことが重要です。
デザイナーとして独立していきなり案件を獲得するのは難しいでしょう。
そのため、副業としてある程度稼げるようになり、人脈も構築できた時に独立するようにしましょう。
将来的にはどうなるのかを決めておく
将来的にはどうなりたいのかを決めるのも重要です。
将来的な目標が決まっていないと、その時その時で何をしたらいいのかを明確にできず、ダラダラ仕事をしてしまうことにもなります。
このように仕事をしてしまうと、結局必要なスキルが全く身についておらず、いつまでも代替できるような単価の低い案件に関わらざるを得なくなってしまうでしょう。
ポートフォリオを構築する
独立する前に、ポートフォリオを構築することも重要です。
ポートフォリオとは、過去の実績などをまとめたもので、これをもとにクライアントに提案することになります。
そのため、ポートフォリオがないとデザイナーとして採用されないと言っても過言でありません。
ポートフォリオは、紙冊子にまとめるだけではなく、SNSやWEBサービスなどでも公開して多くの人に行き渡るようにするといいでしょう。
まとめ
デザイン経験があり、自分の強みが明確になっている場合は、デザイナーとして独立しても成功する可能性が高いでしょう。
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