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焼肉屋を開業したい人へ~焼肉屋の開業資金と事業計画3つのポイントを銀行員が解説

焼肉屋を開業したい人へ~焼肉屋の開業資金と事業計画3つのポイントを銀行員が解説

焼肉屋の開業資金はどうやって調達するの?

焼肉屋の開業資金調達で銀行融資を受けられるポイントは何だろう?

焼肉屋の開業を考える人が必ずぶつかる疑問です。

そこで今回は、焼肉屋の開業資金について銀行員が解説します。

焼肉屋の開業資金を銀行融資で調達するには「焼肉屋の開業資金を知る」ことと、「焼肉屋開業資金の事業計画を作る」ことが重要です。

この記事では融資を審査する銀行員が解説していますので、焼肉屋の開業資金を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

冒頭お話した通り焼肉屋の開業資金を調達するには、焼肉屋の開業資金を知ることと、焼肉屋開業資金の調達に欠かせない事業計画を作ることが必要です。

以下、順番に解説します。

焼肉屋の開業資金を知る

まず、焼肉屋の開業資金について基本的な部分から解説します。

焼肉屋の開業資金はいくら必要か?

ひとくちに焼肉屋と言ってもさまざまな業態、顧客ターゲットによる棲み分けなど先にわたり、開業資金も店のグレード(高級店、居酒屋タイプ、低価格店など)によっても変わってきますので、平均値を掴むのも難しいところはあります。

ここでは一つのモデルとして、筆者調べによるケースを紹介します。

<焼肉屋開業資金の金額と内訳>(筆者調べ)

*駅前の繁華街で貸店舗・50席程度の焼肉店を開業すると想定

項目(資金使途)金額(万円)
店舗費(賃貸契約の手数料等)100
工事費(内外装、空調、厨房工事)800
備品(インテリア、食器等什器)500
開業費(宣伝広告費等)100
初期運転資金(仕入れ、人件費等)200
合計1,700

あくまでモデルケースではありますが、規模により違いはあっても開業には少なくとも1,000万円以上の資金が必要になると予想されます。

(なおフランチャイズなら初期費用が少なく済みますが、この記事では個人経営の開業をイメージしています)

焼肉屋の開業資金はどうやって調達する?

前項でモデルケースとして比較的小規模店舗の開業資金を紹介しましたが、これが中規模・大規模店ともなればさらに大きな金額が必要になります。

すべてを自己資金で対応できる人ばかりではないので、当然融資で資金調達することになります。

焼肉屋の開業資金に対応している融資には以下のようなものがあります。

 <焼肉屋の開業資金で使える融資>

公的金融機関である日本政策金融公庫の「新規開業資金」

信用保証協会の制度融資

金融機関の創業専用融資商品

*それぞれ内容や融資条件などは、ご自身で各金融機関に必ず確認してください

創業融資に強い税理士法人がサポート

焼肉屋の開業資金調達に必要な「事業計画」と「3つのポイント」

焼肉屋の開業資金調達には、事業計画が必須です。

焼肉屋に限らず、新しい店を開業するのも、新しく会社を起業するのも「事業」です。

事業である以上、そこには計画が必ず存在します。

たとえばこの記事を読んでいる人が焼肉屋の開業を考えているなら、考えていることが事業の計画つまり「事業計画」なのです。

とはいえ、銀行などの金融機関から焼肉屋の開業資金を調達するには、頭にイメージしている事業計画をアウトプットして、目に見えるよう資料にする必要があります。

つまり事業計画とは自分が抱いている事業の計画を見える化することなのです。

そして、事業計画には押さえておくべき3つのポイントがあるのです。

 <焼肉屋開業資金に必要な事業計画3つのポイント>

  • 設備投資
  • 資金繰り
  • オリジナリティー

こちらを次項で解説します。

【参考】日本政策金融公庫/事業計画書記載例

ポイント1.設備投資

焼肉屋に限らず、飲食業では設備投資の資金が欠かせず、かつ大きな比率を占めます。

そのため事業計画では設備投資の妥当性をチェックされます。

焼肉店の設備は多岐にわたりますが、店舗の規模に対して過大ではないか?本当にその設備は必要なのか?といった視点で金融機関は審査します。

そのため焼肉屋の開業資金で事業計画を作るときは「何を」「どれだけ」「いくらで」といった設備の計画(設備計画)と、その設備投資で期待される効果(売上増加、他社との差別化)などをアピールできるものにする必要があります。

なお数多くの業種の中でも、飲食店は事業計画において設備の重要度が高いので、他の業種とは分けて「設備計画書(飲食店用)」とわざわざ飲食業専用の計画書もあります。

引用した書式は信用保証協会融資の審査で、主に金融機関側が作成する事業計画の資料で、実際に融資審査で使われているものなので、参考にしてください。

【参考】静岡県信用保証協会/保証関係書式・金融機関向け/設備計画書(飲食店用)

ポイント2.資金繰り

焼肉屋開業の事業計画では資金繰りが重要になります。

なぜかというと、すでに創業から何年も経過した企業なら、前年の実績やトレンドなどから売上や利益を予想しやすいのですが、それでも予想は確実ではありません。

それが焼肉屋の開業となれば、なんといっても前年などの実績が無いので全て予想、推測になるからです。

とはいえバラ色の数値では計画に実現性がないと判断され、開業資金融資の審査に通るのは難しくなるかもしれません。

逆に言えば、資金繰りの実現性をしっかり証明できないと、焼肉屋の開業資金で融資をうけるのは困難になるので、ここは税理士などプロに頼むことも視野に入れるべきでしょう。

ポイント3.オリジナリティー

どんな業界、業種でも競争はありますが、特に焼肉店の属する飲食業はその競争が激しい世界です。

自分の店が秀でていること(差別性)、よそとは違うところ(特異性)といった「オリジナリティー」を打ち出さなければ競争に打ち勝つのはむずかしいでしょう。

ただし「うまい」「新鮮」などでは足りません。

飲食店では「うまい」「新鮮」といった言葉は必須条件であって、オリジナリティーとは言えないのです。

焼肉屋なら

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~「〇〇県〇〇地方で年間100頭しか生産されない『』幻の▲▲牛』専門店」

レア度、特異性を協調
~「韓国××王朝時代から一子相伝で密かに受け継がれたタレを特別に入手」

といったイメージです。

焼肉屋開業資金のまとめ

ここまで融資を審査する銀行員の視点で焼肉屋開業資金について解説してきました。

銀行員は事業計画の数値や計画について論ずることはできても、精緻な資金繰りをつくることや、お店独自のオリジナリティーを発掘することには強くありません。

こうした開業のサポートは、やはり経験値の高い頼れるプロの力を借りたほうがうまくいくでしょう。

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