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信用保証協会の融資サポートを利用すべき人の特徴!内容と選び方も解説!

信用保証協会の融資サポートを利用すべき人の特徴!内容と選び方も解説!

✔︎信用保証協会の融資を利用するときに、サポート会社に依頼すべき?
✔︎信用保証協会の融資サポートを利用すると、どんなサポートが受けられるの?
✔︎自分の業況では信用保証協会の融資サポートを利用すべき?
✔︎信用保証協会の融資サポート会社をどうやって選べばいいの?

上記のようなお悩みや疑問を抱えていませんか。信用保証協会の融資を利用しようと考えたときには、書類の作成や面談の準備、金融機関の選定など、様々な準備が必要になります。しかし「融資に関しては素人だから、どのように準備すれば良いか分からない」と考える方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、信用保証協会の融資サポートに焦点を当てて、以下の内容をお届けいたします。

  1. ・そもそも、融資サポートを利用する前に知っておきたい基礎知識
  2. ・信用保証協会の融資サポート内容
  3. ・融資サポートを利用すべき人の特徴
  4. ・信用保証協会の融資サポート会社の選び方

本記事は信用保証協会の融資(制度融資や信用保証付き融資)を利用しようと考えている方や、準備をサポート会社に依頼しようと考えている方向けの内容となっています。

本記事を読むことで、融資サポートを利用すべきかどうかを判断できるでしょう。サポートを依頼したほうがいいのか、自分で準備して融資を利用したほうがいいのか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

本記事では、主に「地方自治体の制度融資」のことを「信用保証協会の融資」とさせていただきます。信用保証協会の仕組みを理解するには制度融資を利用したほうがわかりやすいからです。

融資のサポートを受ける前に知っておくべき基礎知識

本記事を読んでいる方は、信用保証協会の融資サポートを利用するべきかで迷っている方だと思います。「融資サポートを利用すれば融資の審査を通過できるはずだ」と考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、仮に融資サポート会社に融資の準備を丸投げするにしても、最低限知っておくべき知識はあります。ぜひ、ここで、以下の項目について理解しておきましょう。

・信用保証協会を利用した融資は2種類ある
・事業計画書が重要
・信用保証とは
・融資を利用するまでにかかる期間
・信用保証協会の自己資金必要額
・審査で見られているポイント

1項目ごとに詳しくご紹介していきます。理解が薄いと感じた項目がある場合には、事前に確認しておきましょう。

信用保証協会を利用した融資は2種類ある

前述しましたが、本記事では「地方自治体の制度融資」を基本的には扱います。しかし、信用保証協会を利用した融資は他にも種類があることを知っておきましょう。

①地方自治体の制度融資
②信用保証付き融資

地方自治体の制度融資は、地方自治体・信用保証協会・金融機関の3者が連携して、融資を行う制度のことです。地方自治体が窓口となり、融資を受付けます。その後、信用保証協会で「信用保証」を受け、金融機関から融資を受けると言う流れになっています。

この制度の場合には、地方自治体の「利子補助」などを利用することで、利率を下げた状態で融資を受けることができます。また、「信用保証」がついているので、比較的信用が低い中小企業や、個人事業主でも利用しやすいです。

一方、信用保証付き融資に関しては信用保証協会と金融機関の2者が関わって、融資を行っています。信用保証協会が「信用保証」を行い、金融機関が融資を実行すると言う仕組み自体は全く変わりません。ところが、「利子補給」などは利用できないため、利率が高くなってしまう可能性が高いのです。とはいえ、上限利用額が制度融資と比べて高いと言うメリットはあります。

信用保証協会を利用して融資を受ける場合には、どちらの融資が良いのかを判断する必要があります。

事業計画書が重要

事業計画書とは、今後事業がどのように進んでいくか、予定を記載するものです。売り上げ、利益などの具体的な数字をもとに、事業の目標を立てて行きます。

この事業計画書は社内で事業の将来性を見据えるためにも必要なものですが、制度融資を受ける場合にも、提出が求められます。さらに、事業計画書は金融機関の審査で非常に大きなウェイトを占めているものですので、しっかりと作り込むことが大切です。

事業計画書に記載する内容は以下の通りです。

  1. 1.創業者や会社代表のプロフィール
  2. 2.企業の経営理念など
  3. 3.事業の内容
  4. 4.商品・サービスの強み(アピールポイント)
  5. 5.競合調査
  6. 6.どのように販売するか(集客など)
  7. 7.商品の仕入先・生産方法など
  8. 8.どのように売り上げを出すか
  9. 9.利益を出すための計画
  10. 10.資金を調達するための計画

事業計画書に関しては特に形式が決まっているわけではないので、上記以外にも記載事項があれば記載します。基本的には上記の内容を含めれば、5W1Hに留意した書類作成できますので、事業計画書作成の参考にしてみてください。

また、日本政策金融公庫のHPに事業計画書のテンプレートが存在しているので、そちらを利用するのもおすすめです。

参考:日本政策金融公庫 借入申込書等ダウンロード 

信用保証とは

「信用保証」を理解できれば、信用保証協会がどのような役割を担っているのかがわかります。

信用保証とは「保証料」を支払うことで、事業者の信用を担保する役割です。たとえば、個人事業主で全く実績がない人が融資を利用する場合を考えてみましょう。融資を返済できるだけの財力がないこと、信用が低いことから、金融機関が融資を与えてくれる可能性は著しく低いです。

しかし、信用保証を利用すると、仮に事業者が融資を返済できなかったときに、信用保証協会が代わりに返済(代位弁済)します。そのため、金融機関は全くリスクなしで個人事業主に融資を与えることができる仕組みになっています。「料金と引き換えに信用を与える」と言う解釈が最もわかりやすいでしょう。

しかし、デメリットとして、信用保証を利用するためには、保証料が発生してしまうことも併せて確認しておきましょう。

融資を利用するまでにかかる期間

信用保証協会を介した制度融資を利用する場合にかかる期間は2~3ヶ月程度だと言われています。日本政策金融公庫の融資を利用する場合には、1~2ヶ月程度で実行されるので、期間が長くなることは知っておきましょう。

事業を既に始めていて、融資を利用する方は融資実行までの期間はあまり関係ないことではありますが、創業者で融資を利用する場合には期間のことを考えたいものです。

創業時は他の準備がある中で、書類作成などの準備を行う必要がありますので、非常に大変になることが予想されます。

創業者で信用保証協会を介した制度融資を利用する場合には、日本公庫の融資を利用する場合と比べて、余裕を持って準備を行う必要があるでしょう。

信用保証協会の自己資金必要額

信用保証協会の融資を利用する場合に必要な自己資金は、明確に定められていません。たとえば、東京都信用保証協会のQ andAを参照してみると、以下のような記載があります。

引用:「東京都制度融資」をご利用いただく場合、自己資金が要件に含まれないケースもありますが、当協会の保証審査において自己資金は事業経験とともに重要な項目になります。お客さまの創業計画をサポートさせていただく上で、創業に必要な資金の全額を借り入れでまかなうということは難しいとご理解ください。

こちらの記述の通り、自己資金が多いほど有利になることは間違いありませんが、「最低このくらい必要」と明確にお伝えすることはできないのです。

とはいえ、信用保証協会と日本政策金融公庫は繋がっているため、そちらを参考にして考えてみます。日本政策金融公庫の自己資金要件「融資希望額の10分の1」以上と定められているので、そちらをもとにして準備するのが良いでしょう。

審査で見られているポイント

信用保証協会の審査で見られているポイントは以下の通りです。

  • 1.保証資格を満たしているか
  • 2.資金の使い道が明確であるか
  • 3.会社の実績があるか
  • 4.返済能力があるか
  • 5.経営者自身の信用情報は問題ないか
  • 6.事業者としての素質があるか

上記6つのポイントを見られていると考えておきましょう。

特に「1.保証資格を満たしているか」こちらをクリアしていないと、そもそも信用保証を受けられませんので、注意が必要です。

以下の表が信用保証協会を利用できる業種になりますので、参考にしてみてください。

業種

資本金

従業員数(小規模企業の場合)

製造業等(建設業、運送業、不動産業を含む)

3億円以下

300人以下(20人以下)

ゴム製品製造業(自動車または航空機用タイヤ及鼻チューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く)

3億円以下

900人以下(20人以下)

卸売業

1億円以下

100人以下(5人以下)

小売業・飲食業

5,000万円以下

50人以下(5人以下)

サービス業

5,000万円以下

100人以下(5人以下)

ソフトウェア業・情報処理サービス業

3億円以下

300人以下(20人以下)

旅館業

5,000万円以下

200人以下(20人以下)

医業を主たる事業とする法人

定められていない

300人以下(20人以下)

参考:全国信用保証協会連合会 ご利用いただける方

信用保証協会の融資サポート内容

信用保証協会の融資サポートの主な内容は、書類作成です。信用保証協会に提出する書類の作成と、金融機関に提出する書類の作成を行います。提出する書類とは、主に以下のようなものがあります。

  • ・事業計画書(事業性評価融資の対象事業)
  • ・企業概要書 / 事業性評価シート
  • ・資金繰り計画表
  • ・損益計画書

また、その他にあると有利な書類もあります。そちらの書類に関しても、相談することで、融資審査に有利な書類を提案してくれるはずです。融資の準備の際に、ご自身ではどのような書類が必要か判断しかねている時にも効果的です。

融資サポート会社のもう一つの業務は質問対応です。信用保証協会の融資に関する質問が生じた場合に対応してくれます。ご自身ではわからない問題が出た場合にも、わかりやすく説明してくれるはずです。

融資サポートを利用すべき人の特徴

ここでは融資サポートを利用すべき人の特徴をご紹介します。

  • ・書類を作成するのが苦手
  • ・面談の練習方法がわからない
  • ・融資に関して悩みがたくさんある
  • ・悩みやすい性格を持っている人
  • ・融資を確実に受けたい人

上記の5項目に当てはまる方は、融資サポートを利用すべきです。なぜなら、上記に当てはまる方が融資の準備を行うと、非常に時間がかかってしまうから。より効率的に融資審査を通過するためにはサポート会社を利用した方が良いと言えるでしょう。

一つずつ詳しく解説します。

書類を作成するのが苦手

信用保証協会の融資を受けるためには具体的な数字をもとに、魅力的な書類を作成することが求められます。しかし、融資を利用したい人の中には、書類作成が苦手な人もいるでしょう。そのような場合には、信用保証協会の融資サポートを利用すべきです。

融資を利用するために必要な書類をピックアップしてくれたり、必要書類の中で記載が必要なものに関して、作成を代行してくれます。たとえば、事業計画書や資金繰り計画書などの具体的な数字を用いて作成してくれるでしょう。

面談の練習方法がわからない

信用保証協会を利用する制度融資は、基本的に書類審査で融資実行の有無を決めています。ところが、書類に関して疑問点がある場合には、面談が行われることもあります。

そのため、面談において多少の準備は必要となるでしょう。しかし、自分一人で面談の練習を行うことは難しいと思います。そのような場合には融資サポートを利用して面談の練習を行うのが良いでしょう。

第三者の目線と、専門家の目線で対策を行なってくれるはずです。

融資に関して悩みがたくさんある

信用保証協会の融資に悩みがある場合には、サポートを利用すべきです。

「どの金融機関を利用すべきかわからない」「融資希望額はどのくらいに設定すれば良いかわからない」など、疑問点が出た場合に、その都度悩みを相談すれば、専門知識を利用して最適な答えを提示してくれます。

悩みやすい性格を持っている人

普段から疑問点が出やすい人は融資サポートを利用すべきです。なぜなら疑問が出て、融資の準備が滞ってしまうことを避けられるからです。

疑問点が生まれて、その都度疑問点を解消するためにインターネットや本で調べていると、融資実行までに相当の時間がかかってしまいます。それなら融資サポートを利用した方が、融資を実行まで効率的に進めていくことができるでしょう。

融資を確実に受けたい人

信用保証協会の融資成功率は公に発表されていませんが、日本政策金融公庫の融資成功率は50%前後だと言われています。そのため、信用保証協会の融資も50%前後、もしくは多少審査が厳しい印象はあるので、少し下がって40%程度だと考えるのが普通でしょう。

そのため「審査通過率が高い」とはいえません。非常に狭き門なのです。

 

信用保証協会の融資のサポート会社の選び方

ここまでは、信用保証協会の融資サポートを利用すべき人の特徴に触れてきました。上記の特徴に当てはまって、融資サポートを利用したいと考えている方は、ぜひ、こちらの項目をご覧ください。

ここでは、融資サポート会社の選び方をご紹介します。主に5つのポイントを参考にして選ぶのが良いでしょう。

  1. 1.融資を通過した実績があるか確認する
  2. 2.信頼できる会社かどうかを確認する
  3. 3.サポート内容を確認する
  4. 4.専門家が揃っているか確認する
  5. 5.料金体系は相場と比べてどうか確認する

詳しく見ていきます。

融資を通過した実績があるか確認する

融資を通過した実績があることは、最も重要なことです。どれだけサポートが手厚かったり、親身になって対応してくれるサポート会社だとしても実績が伴っていなければ、融資の審査を通過することは難しいからです。

特に、最初に報酬を支払う形式をとっている場合、融資を利用できなかったのに費用がかかってしまう恐れがあります。そのような悲しい思いをしないために、実績を確認して慎重に選びましょう。

融資サポート会社のHPを検索してみると、融資成功率80%超と謳っているところがあります。一般的な融資通過率が50~60%程度だと言われているので、通過率が格段に上がることはいうまでもありません。

まずは、融資の審査通過率をもとにサポート会社を選ぶのがおすすめです。

また、ご自身の事業と近しい内容の融資成功実績があるかということも確認しておきましょう。ご自身の事業と近い融資の実績が多く存在していれば、融資の成功率が高いと考えられるからです。

サポート内容が充実しているけれど、融資成功率がHPに記載されていないという場合には、同HPの無料相談で実績について質問してみることをおすすめします。

無料相談で質問をすると、実績を確認できるだけでなく、対応の丁寧さについても把握することができるでしょう。実際に依頼したとき、気持ちよくサービスを利用できるか、参考になるかもしれません。

信頼できる会社かどうかを確認する

融資は何度も利用出来るものではありません。一度審査に失敗してしまうと、次に申し込めるのが半年後という融資もあるので、注意が必要。信頼して任せられるサポート会社を選ぶ必要があります。

信頼できる会社かどうかを確認する方法は、以下の通りです。

  • ・認定を受けている
  • ・受賞歴がある
  • ・お客様の声を確認する

特にお客様の声は、実際に利用して感じた「リアルな声」を知れるので「安心して利用できるか」を見極められるはずです。

サポート内容を確認する

基本的な融資のサポート内容に加えて、独自で行っているサポートサービスがある場合には、そちらを比較して選ぶのがおすすめです。

・HPの作成代行
・助成金の提案
・節税対策に関する相談

融資以外にも、事業の成長に有利なサービスを扱っているサポート会社もあるので、考慮して選ぶ方法もあります。

専門家が揃っているか確認する

融資を利用する際には、様々な専門知識が必要となります。

・事業計画書の効果的な作成方法
・ご自身の事業に関する専門知識
・税務関係

これらの業務を1人で行うことは難しいです。そのため、専門家がたくさん揃っているサポート会社に依頼すれば、融資の準備をより効率的に行うことができます。

各種専門家が在籍しているサポート会社に依頼すれば、書類のスペシャリストである「行政書士」が書類作成を行なったり、節税対策などの税金のことは「税理士」に相談したりなど、それぞれの専門分野をフルで活用して融資の準備を行ってくれます。

1人が全てを請け負って作業を行うよりも、専門分野を活用して分業した方が効率的ですし、より質の高いサポートを受けられるはずです。たとえば、創業時期の時間がない中で融資を受けたい場合には素早く利用することが可能なのではないでしょうか。

各種サポート会社HPの会社概要を調べると、在籍している専門家の人数や専門分野などが記載されているので、そちらを参考にして選びましょう。もしくは、無料相談フォームで先に問い合わせをして質問することもおすすめです。

料金体系は相場と比べてどうか確認する

サポート体制が整っているけど、相場と比べて料金が高すぎる場合には任せづらいですよね。「相場よりも料金が高いから、高品質なサポートを受けられるはずだ」と考える方もいらっしゃいますが、大きな間違いです。

最も重要なことはサポート内容と実績。相場よりも料金が高いからと言って手厚いサポートが受けられるということはありません。中には相場よりも高い料金を請求して、利益を産み出そうとしている会社もあります。このような会社は利益が少ないため、報酬額を上げている場合が多いです。

このような会社に当たってしまった場合には融資を受けられないだけでなく、事業の成長に悪影響を与えてしまうこともあります。サポート内容と料金を合わせて確認し、ご自身が納得できる予算で依頼できる会社を選びましょう。

ちなみに、サポート内容にもよりますが、成功報酬型の場合には「融資成功額の5%程度」と設定されているところが多いので、こちらの数値も参考にしてみてください。

信用保証協会の融資サポートを受けるなら経営サポートプラスアルファに相談

本記事では信用保証協会の融資サポート業務を行なっている会社の仕事内容や、サポートを利用すべき人の特徴、サポート会社の選び方などをご紹介してきました。本記事をご覧の方は融資サポートを利用したいと考えている方がほとんどだと思いますので、今回の内容をもとにご自身が行なっている事業に最適なサポート会社を選んでみましょう。

HPで無料相談を行なっているサポート会社も多いので、そちらから相談してみるのも一つの方法ではないでしょうか。

ちなみに、本HPを運営している税理士法人経営サポートプラスアルファも、融資サポート業務を行なっています。

・事業に合わせて最適な融資をご提案

・オンライン完結で融資をサポート(ご来店不要でも手厚い相談)

・融資に関するお悩み解決

上記のような内容で、お客様の融資をサポートしています。
実績はもちろんのことですが「提案型の融資サポート」で、お客様の事業にあった最適な融資プランをご提案いたします。

また、完全成果報酬型を採用しておりますので初期費用は0円です。
初期投資の費用を支払うリスクなく、安心して利用できるはずです。

LINEやメールフォーム、お電話でのご相談を受け付けております。
もちろん相談は無料で、24時間受付対応しております。

「融資の書類集めに困っている」「信用保証協会の融資についてイマイチわからない」などお困りの方はお気軽に、今すぐ税理士法人経営サポートプラスアルファにご相談ください。