今回はセレクトショップの内装工事についてご紹介していきますが、セレクトショップでは様々な商品を扱うという事もあり、特に内装に統一感を出すのが難しいともいわれています。
しかし、内装を疎かにしてしまう事は店舗としての色を出すことができない為、最悪の場合売り上げが落ちてしまいます。
そのため、今回はセレクトショップが内装にこだわる必要性や内装業者に任せた際のメリットやデメリット、気を付けるべき点について、いくつかご紹介していきます。
Contents
セレクトショップの内装の重要性とは
セレクトショップとは様々な商品を扱う事もあり、店舗の色は出しにくいとされていますが、店舗を構えて営業をする上で、内装はとても重要な要素にもなり、こだわりを持つべき点です。
実際にセレクトショップが内装にこだわる重要性についてご紹介していきます。
店舗へのイメージを左右する
セレクトショップに限らず、店舗の内装は店舗自体を表しているともいえ、店舗へのイメージアップにも繋がるのです。
店舗のイメージというのは、扱っている商品とのイメージを合わせることで、来店するお客様の好みに合うような内装にすることが重要なのです。
内装が来客に繋がるケースもある
セレクトショップの様に様々な商品を取り扱っている店舗の場合は、取り扱っている商品だけでなく、「なんとなく店舗の内装が好き」であったり、「この空間にいると落ち着く」というように、その店舗自体の雰囲気を好んでもらえるというケースもあるので、セレクトショップの内装には気を使うべきでしょう。
セレクトショップが内装工事を業者へ依頼するメリットとは
つぎに、セレクトショップが内装業者へ依頼するメリットについてですが、セレクトショップを経営していく上で、時にDIYなどで店舗の内装を変えていく方もいらっしゃる中で、内装業者へ依頼をするメリットについて、いくつかご紹介していきます。
内装のクオリティが高い
セレクトショップでは様々な商品を取り扱っている為、一般的なアパレルや物販の店舗に比べると内装でイメージの統一感を出すことは困難とされています。
そのため、多くのセレクトショップでは、各ブランドや種類毎に商品の配置を変えている店舗が多く、それに伴って内装を合わせる必要があります。
その際には、DIYのような自身で内装工事を行う場合だとクオリティが欠けてしまうため、自身が思っていたような内装の再現が難しいことが多いです。
しかし、内装業者へ依頼することでより高いクオリティが再現できるため、セレクトショップのような様々な商品を扱っている店舗でも、複雑な内装工事が可能となるのです。
経営に専念できる
DIYで内装工事を自身で行う際には、内装工事の計画や資材の調達、作業やその後の片付けに膨大な時間を費やしてしまいます。
セレクトショップを経営する上では、様々な商品の仕入れやメーカーとの打ち合わせが必要となる為、経営以外に極力時間を取られたくない方が多いでしょう。
そのため、経営以外の時間を削減できるという点だけでもかなりのメリットです。
セレクトショップが内装工事を業者へ依頼するデメリットとは
セレクトショップが内装業者へ依頼をするメリットについてご紹介してきましたが、メリットがあればデメリットも伴います。
そのため、セレクトショップが内装業者へ依頼をする際のデメリットについて、いくつかご紹介していきます。
費用が高い
内装業者へ依頼をする際の最大のデメリットとしては、費用面が高くなってしまうという点です。
内装業者へ任せる際の費用が変動する条件はいくつかあり、地域や任せる業者、工事の規模について変わってきます。
また、業者へ依頼した際の内装工事の平均相場は坪単価で約30万円前後とも言われており、100万円、200万円がかかるケースも多くあるのです。
イメージが伝わりにくい時がある
セレクトショップのような様々な商品を扱う店舗では、商品の配置に合わせて内装を変更するケースも多くあり、複雑な内装工事になる事も多々あります。
そのため、時には内装業者へイメージが伝わり切れずに、打ち合わせの段階と完成形でイメージの相違が起こってしまう事もあるのです。
セレクトショップが内装工事をする際に気を付けること
セレクトショップが内装工事を業者へ依頼をするとなった際には、トラブルが起こってしまう可能性も少なからずあります。
そんなトラブルを回避するためには、内装業者へ依頼をする前にいくつか自身でも把握しておくべき点、抑えておくべき点についていくつかご紹介していきます。
商品ごとのエリアで内装を分けた際の将来性
セレクトショップでは多くの商品を扱っていることもあり、商品の種類によって内装を変える店舗も多くあります。
これはセレクトショップごとの色を出せる点ではメリットとしてご紹介しましたが、いざ業者に依頼をして商品ごとに内装を変えた際には大がかりな工事になる事が多くあります。
しかし、今現在ではその場所に商品を設置していたとしても、流行に乗っかって商品を変更するセレクトショップにおいては、その商品が将来的にはその場所に配置されていない可能性もあるのです。
そのため、セレクトショップ内の場所によって内装の雰囲気を変える際には、将来的な商品の配置変更も考慮した上で、工事の規模を変更する必要があるでしょう。
複数社で費用を見比べる
商品を購入する際によくあるケースとして、購入後に別の店舗で同じ商品が安く売られているという事がよくありますが、それは工事を業者へ依頼する時でも同じことです。
同じ工事をするにしても業者によって費用が異なってくるため、1社だけ話を聞いて工事を依頼したが、後になってもっと安く対応してくれる業者を見つけたというケースは少なくはありません。
そのため、より費用を抑えた上で内装業者へ依頼をしたいという方であれば、いくつかの業者に見積もりを出してもらった後に、クオリティと費用面のバランスを比較して依頼してください。
信頼できる会社かどうか調べる
内装業者に限らず、業者へ依頼する際には打ち合わせの時と話が違ったなどのトラブルは起こってしまうものでもあるため、依頼を決める前に、その業者が本当に信頼できるのかを調べておく必要があります。
最近ではネット上にも施工の実績や口コミなどが簡単に調べることもできるため、クオリティ面を気にされるのであれば、その業者のホームページなどを調べて、過去にセレクトショップやアパレル系の現場をこなしているのかなどを確認してみるのもいいでしょう。
店舗の色を出す
セレクトショップの内装で難しくなるのが、店舗としての”色”を出すことです。
多くの商品を扱うセレクトショップでは、どうしても店舗の色を出そうにも中途半端になってしまう事がありますが、店舗としての色を出せないとイメージを持ってもらうことができず、商品だけでなく、セレクトショップの店舗としてのファンを増やすことができなくなってしまうのです。
そのため、セレクトショップの中でも自身の店舗ではどのような色が出せるのかについて、事前に考えておく必要があります。
セレクトショップが内装工事の費用を抑える為には
次に、セレクトショップが内装工事を業者へ依頼をする際に、より費用を抑える為にはどのような方法があるのかについてです。
セレクトショップのみならず、内装業者に依頼をする際には膨大な費用がかかってしまうため、実際に依頼をする際に費用面を重視するのであれば、どのような点を気にするべきかについてご紹介していきます。
物件選びにこだわる
セレクトショップやアパレルとして店舗を経営する際には、物件選びが必須となりますが、物件を選ぶ際には”居抜き物件”という、前のテナントの空調や設備がそのまま残っている物件であります。
そのため、自身がセレクトショップとしてイメージしている内装と合う居抜き物件を選ぶ事ができれば、内装工事にかかる費用を抑えられます。
規模を小さくする
業者へ依頼をする際には自身の希望する内装のデザインやレイアウトの全てを再現してしまいがちであり、工事が完了した直後は満足でも、少し時が経つと「ここの内装は任せなくてもよかったかな」というように後悔をしてしまうケースも少なくはないのです。
そのため、いざ業者に任せるとなった際には、費用面との比較をした上で、本当にその部分の内装工事は必要かについて考えてみるといいでしょう。
部分的に依頼をする
先ほどの規模を小さくするという点と被ってしまう点もありますが、内装工事を行うにあたって”全てを業者に任せる必要はない”という点です。
内装工事を考える際に、「費用は抑えたいがここの内装はこだわりたい」というケースもあると思います。
そんな時には、ある程度の内装工事は業者へ依頼をして、自身でもできそうな箇所に関してはDIYで手を加えるというやり方も1つでしょう。
＜最後に＞こだわりと費用のバランスが重要
ここまででセレクトショップが内装工事を業者に依頼する際のメリットやデメリット、気を付けるべき点についてご紹介してきましたが、セレクトショップほど内装にこだわりを持つべき店舗だと、自ずと業者に任せた際の費用が高くなってしまいます。
そのため、業者に依頼をする際には、どうしても費用面が気になってしまう方が多いと思います。
そんな時に自身の中でどこをどう業者に任せるのかなどを決めてしまう前に、一度業者に任せるとどうなるのかというパターンを把握しておくべきと言えるでしょう。
内装にこだわり持ちつつ、費用面を抑えたいときには、セレクトショップの実績が多くある業者や資金面の専門家と一度相談だけでもしておいた方が、よりよい意思決定ができると思います。
会社設立の依頼先は
内装工事を