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お洒落な内装の店にしたい!必要な要素と種類も詳しく

お洒落な内装の店にしたい!必要な要素と種類も詳しく

お洒落な内装とは

新しくお店を開業する際に「お洒落な雰囲気の店にしたい」と考える人も少なくありません。

しかし、ただお洒落と漠然と考えてもどこをどうしたらお洒落な店になるのか分かりにくいですよね。

まずはお洒落な内装に必要なポイントを抑えましょう。

コンセプトに合わせた内装デザイン

お客さんに「ここはお洒落な店だな」と思わせるような内装デザインは、ただオーナーの好みを詰め込むだけでは不十分です。

お店に合わせたターゲットやどのように過ごしてもらいたいかなど、コンセプトに合わせた内装デザインを選ぶことが大切。

そのため、コンセプトを具体的にしておくと途中で迷いにくく失敗もしにくいため、店の内装デザインを決める前にはなるべく明確にしておくのがポイントです。

効率の良い動線

お洒落な内装と動線は関係ないように感じるかもしれません。

しかし、スタッフの余計な動きがお客さんに見えない店ではお客さんにストレスを感じさせません。

そんな居心地の良い動線を確保している店では充実した時間を過ごせるため、お客さんからおしゃれな印象を持たれやすくなります。

内装の壁紙やインテリアだけにこだわるのではなく、動線の良さも考慮すると、お洒落な店作りにもつながるでしょう。

SNSを意識する

お客さんにお洒落なお店だと感じてもらうにはSNSの存在は無視できません。

総務省のSNSの利用状況(日本)を見ると「生活や仕事のうえで活用が欠かせない」という人が16%、「便利なので積極的に利用している人」や「利用したことがある人」を合わせると60%を超えます。

さらに20~29歳に関しては「生活のうえで欠かせない人」「便利なので積極的に活用している人」が50%を超えています。

SNSに写真を投稿したくなるような内装デザインは多くの人にお洒落な印象を与えます。

写真が撮影しやすい照明を用意したり、フォトスポットになるようなインテリアをそろえるなど、ニーズに対応することもお洒落な内装を目指すのに効果的です。

さらにお客さんにSNSへ投稿されることで集客アップも見込めます。

エリア

オーナーの趣味や好みだけを取り入れたお洒落な内装デザインではお客さんに支持されないこともあります。

お店のあるエリアやターゲットに合っていないといくらお洒落な内装にしても集客効果は期待できません。

例えば、周囲に多くのマンションが立ち並ぶエリアに、小さい子供のいるファミリー層をターゲットにした飲食店を開店する場合を見てみましょう。

照明を暗くした無骨な雰囲気のかっこいい飲食店があってもファミリー層には入りにくいですよね。

外から見て明るい雰囲気でベビーカーでも通りやすい幅が広い通路があり、子供椅子なども用意されていれば、小さい子供がいても安心して利用しやすくなります。

ターゲットとする客層を考慮して出店するエリアや内装デザインを決めることは大切です。

自然と入りたくなる店構え

内装デザインは店に入った時に居心地の良さを決める重要なポイントですが、入店してもらう前の印象は外装にかかっています。

外装の雰囲気が好みで入っても内装が全く雰囲気が違うとお客さんをがっかりさせてしまうでしょう。

内装デザインを決めたら外装デザインも統一感のあるものに決めるとお洒落に感じてもらいやすいです。

お洒落な内装に必要な要素

お洒落な内装のポイントを抑えましたが、慣れていないと具体的にはどうしたらよいのか分かりにくいですよね。

ここからは覚えておきたい要素である素材・形・色・光についてひとつずつ解説します。

素材

内装デザインに使う素材によって、お店の雰囲気が大きく変わります。

素材には木やタイル、ガラス、プラスチックなど種類が豊富で、特徴もさまざまです。

例えば、ナチュラルな雰囲気のお洒落なお店にしたいなら木や麻、タイルなど天然素材を使うと効果的です。

目で見るだけでなく、直接触れることで素材の印象は深く残ります。

そのため、椅子やテーブルなどお客さんが直接触れるものには、お店の雰囲気に合わせた素材を積極的に使うことで「お洒落で良い雰囲気だった」と好印象を持たれやすいです。

一方で、人工素材は天然素材と比べて耐久性に優れており、メンテナンスがしやすいなどのメリットがあります。

素材の種類と合わせてお洒落な内装デザインに関わる大切なポイントが形です。

同じ素材でも角張っているものと丸みがあるものだと印象が大きく変わります。

例えばお客さんにリラックスした気分でゆっくり過ごしてもらうことをコンセプトにしたカフェなら、木を使った丸みのあるテーブルと、布張りの座り心地の良い椅子を用意すると長く座っていても痛くならずに充実した時間が過ごせるでしょう。

お洒落な内装デザインにするためには色の使い方も重要になります。

部屋の色は入った瞬間からお客さんに印象付けます。

お洒落な内装には使われる色はもちろん、使われている比率も大切になります。

カラーコーディネートの黄金比率は以下の通りです。

名称割合
ベースカラー70%床・壁・天井など
メインカラー25%家具・カーペット・窓装飾品など
アクセントカラー5%クッション・絵画など

メインカラーやアクセントカラーはテーマとも言える色になるため、コンセプトに合う色を使いましょう。

また、メインカラーやアクセントカラーは1色にこだわらず2〜3色を組み合わせても問題はありません。

しかし、色が増えすぎるとまとまりがなくなるため、色を増やす場合は色調を統一するようにしましょう。

部屋の色の使い方だけでなく光にもこだわるとよりお洒落な内装デザインが引き立ちます。

ファミリーが和やかに過ごせるお店をコンセプトにするなら暖色系の照明がおすすめ。

大人がゆっくりお酒を楽しむバーなら、暗めの照明や間接照明を使用すると落ち着いた空間が演出できます。

光の使い方次第では実際の天井よりも高く見せたり部屋を広く見せる効果が得られるため、積極的に光をうまく活用しましょう。

失敗しないために覚えておきたいコツ

内装デザインにこだわって考えても、実際に内装工事をしたら思っていた「雰囲気ではなかった」「使い勝手が悪い」という場合もあります。

内装工事が始まってからでは簡単に修繕できないため、事前に失敗しないコツを確認しておきましょう。

厨房も影響する

飲食店には必ず必要な厨房ですが、お洒落なお店の内装デザインはお客さんがいるホールだけでなく厨房のデザインにもこだわっています。

ナチュラルな雰囲気を大切にしているレストランでは、ステンレス製の厨房機器は見えないようにレイアウトするとコンセプトの妨げになりません。

逆に中華料理店でダイナミックな調理過程もお客さんに見せたいなら、厨房が見えるようなレイアウトにすると料理が運ばれてくる間も楽しめるでしょう。

厨房のサイズやレイアウトはスタッフが何人なのか、どの様な料理を提供するのかでも適正が決まってくるため、お洒落さだけでなく、スタッフの使いやすさにも目を向けて内装デザインを決めるのがポイントです。

開業している店を参考に

おしゃれな内装デザインを考えようとしてもなかなかうまく思いつかないという人も少なくありません。

頭の中で考えている内装デザインと実際に完成したデザインが異なり、失敗することも考えられます。

そうなる前に始めたいお店のコンセプトに近い店へ実際に訪れてみましょう。

「壁紙にこの色を使うとこのような雰囲気になるのか」など、考えていただけではわからない発見があるかもしれません。

良いところは見習い、良くないところは見直して改善すれば、より良い内装デザインに近づけるでしょう。

内装デザインのほか食器なども合わせて決めると統一感

内装デザインは壁紙や天井、照明だけでなく、テーブルや椅子、コップやお皿、カトラリーなどの備品にもこだわると空間全体に統一感が出て、よりお洒落に見られやすいでしょう。

独自性

雰囲気が良い人気のお店に憧れて、そのまままねするだけではリピーターを獲得するためには力不足です。

ベースとなる内装デザインにオリジナル性のある要素をプラスすることでどこにもないお洒落な雰囲気を作り出し、気に入ってくれたお客さんが繰り返し訪れてくれるでしょう。

お洒落な内装の種類

内装デザインを初心者が一から自分で決めるのは大変で、完成した状態をイメージするのも難しいですよね。

そこでここからは、お洒落な内装の種類とその特徴をいくつか紹介します。

イメージに合う種類を見つけてお店の内装のヒントにしてください。

ナチュラル

木や天然石など自然素材をメインに使用したナチュラルスタイルは、温もりある柔らかい雰囲気の空間を作ります。

クッションやカーテンなどもナチュラル素材を活かす落ちつたカラーのものを取り入れると統一感が出ておすすめ。

ゆっくり過ごしたいお客さんをターゲットにしている店に人気のテイストです。

インダストリアル

工業的という意味のインダストリアルはコンクリートがむき出しで照明も裸電球など無骨でユーズド感のあるイメージが漂うデザインが魅力的です。

ブラックやダークブラウンのテーブルや椅子が良く合い、明るい色はあまり使われません。

落ち着いたかっこいい雰囲気のカフェやバーに向いているでしょう。

アジアン

アジア文化を取り入れた内装デザインで、絵画や置物、照明デザインなど随所にアジアのデザインを取り入れることで独特の雰囲気を作り出します。

サロンや雑貨店でもよく取り入れられており、アジア原産に観葉植物やお香・アロマなどの香りもプラスすれば、日本ではないアジアの国に来たような特別な感覚を与えられます。

モダン

モダンは「最新」「現代的」という意味合いを持ちます。

基本的に白と黒のモノトーンが使われ、洗練された雰囲気が特徴です。

クリニックやサロン、スイーツ専門店などでも人気なテイストで、シンプルで清潔感があります。

カントリー

床やテーブル、椅子などに無垢材などを使ったカントリースタイルは懐かしさのあるおしゃれな雰囲気があります。

カフェやレストランなど、ある程度の時間飲み物や食事を楽しむお店で人気があるデザインです。

ホッと一息つきたいお客さんを迎え入れたいお店に適しています。

古民家風

カフェやスイーツ専門店でよく見かけるノスタルジックな雰囲気が魅力の古民家風スタイル。

古き良き時代で使われていたテーブルや椅子、食器等のデザインを取り入れ、古臭さのないお洒落な雰囲気が特徴です。

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お洒落な内装の注意点

お洒落な内装を考えている場合、デザインの良さだけに気を配ると実際に開店した後に問題が発生することもあるため、注意が必要です。

そこでここからは、内装工事を始める前に知っておきたい気をつけるべきポイントを解説します。

おしゃれだけでなく安全性も

内装デザインを考える際にお洒落さだけにとらわれるのはNG。

お洒落なお店であっても、災害時にお客さんやスタッフが被害に合わないよう安全性に配慮することは大切です。

大きな地震が来ても照明やインテリアが落ちてこないよう耐震性を強化する、火災の際の避難経路を確保するなどお客さんを楽しませるだけでなく、安全面にも気を配る必要があります。

断熱性

例えば陽の光を取り入れたいからと全面に大きな窓を設置したところ、夏場の強い日差しが入り込み、気温が上昇。冬は寒いため、空調費用がかさんでしまうことも考えられます。

断熱性にも配慮することで空調費用などのランニングコスト削減につながります。

内装工事リース株式会社

まとめ

「自分のお店を持つなら、お洒落な内装にしたい」と憧れる人もいるでしょう。

お洒落な内装はお客さんにとっても居心地や雰囲気の良さにつながり、店選びの重要なポイントにする人も多いです。

しかし、オーナーの好みだけで内装デザインを決めるのは効果的ではありません。

コンセプトに沿ってお客さんの立場になって考えることが大切です。

また、お洒落な内装デザインだけでなく、動線や安全性にも気を配ることでより居心地の良い店作りに近づけます。

内装デザインにこだわるほど内装工事費は高額になりがちです。

自己資金だけでは賄えなくなる人も多いでしょう。

そんな時に内装工事リースでは、500万円の内装費用を初期費用が用意できなくても行える場合があります。

「内装デザインをお洒落にしたいけど、まとまった費用が用意できない」というお悩みを抱えるオーナーさんはまずお問い合わせください。

内装工事リース株式会社