マツエクサロンは、日本全国にありチェーン店が少なく個人店が多いのが特徴です。
一方で、個人店が多いということがFCで加入して内装ノウハウなどをもらって営業するのが難しいのも事実でしょう。
そこで、この記事ではお客さんが来るマツエクサロンの内装について紹介します。
Contents
マツエクサロンの内装で気をつけること
マツエクサロンの内装で気をつけることは以下の3つです。
- 清潔感
- 適度なおしゃれ感
- リラックスできる空間
それでは見ていきましょう。
清潔感
マツエクサロンに欠かすことができないものが清潔感です。
清潔感とは、お店全体を通して清掃が行き届いているかどうかだけではなく、内装として清潔感を醸し出すようなものになっているかも重要になります。
内装のなかでも清潔感を出しやすいポイントがクロスです。
クロスでは、色に統一感を持たせることで清潔感を醸し出すことができます。
例えば、人間の場合でも身なりがしっかりしているだけではなく、白い色の服を着ている人の方が、柄ものの服を着ている人よりも清潔感があるように見えるのではないでしょうか?
クロスでも同じことが言えて、もちろん店内の清掃が行き届いており、小物などが散乱していないことが最も重要ですが、クロスの色が黄ばんでいるものよりも真っ白に近いものの方が清潔感をだすことができます。
その他にも壁紙の素材を加えるのも清潔感を出す一つのポイントです。
そのほかにも、壁の色と床の色に統一感を持たせることでサロン全体を清潔感のあるように見せることもできます。
清潔感を出すためには、特定のこだわりがない場合、白を使った方がいいでしょう。
黒や他の色、また複数の色を組み合わせた色味の内装でも清潔感を醸し出すことは可能です。
一方で、そのような方法で清潔感を醸し出すためには、ある程度のセンスが必要となり、デザインの勉強やカラーについての勉強をしていない人には難しいことも事実です。
適度なおしゃれ感
マツエクサロンでは、適度なおしゃれ感も必要になってきます。
マツエクサロンに訪れるお客様の多くは美意識が高く、美容に対してお金をかけられる人であると想像できます。
そのような人の場合、場所に対してもこだわりを持っている人が多くオシャレかどうかでそのお店にリピーターとして通うかどうかを判断する人も多いです。
また、最近ではマツエク後に Instagram に写真をアップする女性の方も多く、そのような人が店内で写真を撮っても映えるような内装であるかもポイントになってきます。
一方で、おしゃれすぎるとお客様が入りにくいというのも事実です。
おしゃれすぎるお店の場合、お客様が尻込みをしてしまい初回のお客様が全く入らない、このようなことも考えられます。
どのようなお店であっても、リピーターになっていただくためには最初にそのお店に来てもらう必要があります。
そのため、ある程度親しみを持ってもらえるように、おしゃれすぎず適度なおしゃれ感を意識した上で店内を作り上げていくと良いでしょう。
適度なおしゃれ感がどのくらいなのかわからない人は Instagram で流行しているマツエクサロンなどを調べて、その店の内装を参考にすると良いでしょう。
リラックスできる空間
マツエクサロンは、リラックスできる空間であることも重要です。
マツエクは通常1時間から2時間程度かかり、人によっては2時間以上かかる人もいます。
そのような人がずっと同じ体勢で待っていただくためには、ある程度リラックスできる空間であることが必要です。
これはもちろん、椅子を長時間座っても疲れにくいものにすることなども必要ですが、それ以外にも店内にビビッドカラーを使わないことや原色を使わないことも重要になってきます。
このように刺激の強い色の場合、見ているだけで目が疲れてしまうこともあるので、店内の内装はなるべく白に近づけたもの、もしくは薄いカラーのものにするといいでしょう。
また、内装では自然を取り込んだものを利用するといいでしょう。
壁紙に木などの自然が描かれたものを利用するのもいいですし、それ以外にも木の香りなどのアロマを使うことや木製の製品で店内の什器を揃えることも有効です。
その他にも、内装ではないですがBGMをリラックスできるものにするのも良いでしょう。
マツエクサロンの内装費用相場
マツエクサロンの内装費用相場は、坪単価5万円〜20万円です。
マツエクサロンは、美容室のように水道・電気に大掛かりな工事が必要では無いので安い費用で内装を仕上げることができます。
また、自宅でマツエクサロンを開業する場合は、ほとんど内装工事の必要がなく、自分たちでDIYの範囲で内装を仕上げることも可能です。
マツエクサロンは、美容室同様に最低でも13㎡の広さが必要になり、この大きさを満たしていないとマツエクサロンとして開業許可はおりません。
そのほかにも、内装条件は細かく決まっているので簡単に誰でも開業できるわけでは無いことは覚えておきましょう。
自宅でマツエクサロンを開業する時の内装注意点
ここでは、自宅でマツエクサロンを開業したいと思っている人が、内装で注意することを紹介します。自宅でマツエクサロンを開業したい人が内装で気をつけることは以下の4つです。
- DIYでは限界がある
- 玄関は二つ設ける
- 施術スペースに日常を持ち込まない
- セキュリティー対策を万全に行う
それでは見ていきましょう。
DIYでは限界がある
自宅でマツエクサロンを開業する際に、多くの人がまずはDIYで自宅を改装しようと試みます。
もちろん、マツエクサロンを自宅で開業する場合、DIYで対処できることも多いです。
しかし、マツエクサロンとして開業するためには自治体で要件が決まっていることから、その要件を満たすDIYを行う必要があります。
それ以外にも、自宅でマツエクサロンを開業するためには、自宅の空間とマツエクサロンの空間を完全に遮断する必要があります。
そのためには、間仕切りを設けたり扉を設置する事も必要でしょう。
このようなDIYはもちろんホームセンターに行って、必要な材料を購入することで自分たちで行うことも可能です。
しかし、業者に依頼して確実な工事をしてもらった方が、後々コストを抑えることができるとも言えます。
その他にも、DIY として個人的にやるとどうしても素人感が出てしまい、お客様を迎える空間としては不適切なこともあります。
DIYをした空間であることを全面的に押し出していく場合は、DIYでマツエクサロンを作り上げていくことも有効です。
お金の面からDIYにしなくてはいけないという場合は、融資を受けた上で工務店に任せられるところは任せた方が確実性は高いと言えるでしょう。
玄関は二つ設ける
マツエクサロンを自宅で開業する場合、できれば玄関を二つに分けた方がいいでしょう。
多くの自宅開業のマツエクサロンでは、一階をマツエクサロンにして二階・三階を住居にします。
そのため、二階・三階に直接外階段から行けるような構造にリフォームするとよいでしょう。
このように二つの玄関を設けるべき理由は、お客様の動線と家族の動線を分けた方がお客さんを呼び込みやすいからです。
いくら自宅開業のマツエクサロンと言っても、家族とお客様が同じ導線を使うとなるとお客様でも抵抗感があるのは事実で、それが原因でお客さんが離れてしまうこともあります。
これは、先ほど言ったリラックスと大きな関係があり、お客さんと家族が一緒の動線を使うとなると、どうしても2時間ずっとリラックスしておくのは難しいでしょう。
これは、友達の家に行った時に、いくら友達と一緒だからと言ってもその友達の家族が帰宅したりしてくるとリラックスできにくいのと同じです。
施術スペースに日常を持ち込まない
自宅サロン開業のマツエクサロンでは、施術スペースに日常を持ち込まないことが重要です。
マツエクサロンでは、先述のようにおしゃれ感や清潔感、またリラックスできる空間であることが重要になってきます。
そのような空間を演出する際に、日常で使うものがあると生活感が出てしまいどうしても目に入ってきてしまうのが事実です。
例えば、マツエクサロンとして開業しているにも関わらず、施術スペースに子供が使ったおもちゃがおいてあったり、旦那さんのお弁当箱がそのままおいてある。
このような状況になってしまうと、どうしてもお客様はリラックスできませんし、おしゃれな空間とも言えないのが事実です。
セキュリティー対策を万全に行う
自宅でマツエクサロンを開業する際には、セキュリティ対策を万全に行うことも重要です。
自宅でマツエクサロンを開業するということは、自宅の住所をマツエク検索サイトに掲載することやサロンホームページに掲載することが想定されます。
それ以外にも、マツエクサロンにはどのようなお客様でも入ることができるので、セキュリティ意識がどうしても弱くなってしまうというのがあります。
普通の家庭の場合、知らない人が家の中に入ってくる状況がまずあり得ないので、家族の人も知らない人が入ってきたらすぐ気付きますし、周辺の住民もその家の人じゃない人がその家に入っていくと不審に思うことがほとんどです。
しかし、マツエクサロンを自宅で開業している場合そのような周囲の目であったり、自分たちの防犯意識が薄れてきてしまうことがあります。
そのため、セキュリティ対策がどうしても甘くなってしまうのが事実です。
マツエクサロンのお客様が原因でトラブルになることもあり、もちろんこのようなお客様が少ないのは事実でありますが、自宅とサロンが一体なのでそのことを利用して家の中の物を取って行ったり、家の間取りを偵察のためにそのマツエクサロン訪れるこのようなケースも考えられなくはないです。
セキュリティー対策としては、内装工事の段階で施術スペースと住居スペースが外からで無いと行き来できないようにする、電子錠の設置などを行うことがポイントです。
そのほかにも、警備会社と契約するのも有効でしょう。
まとめ
マツエクサロンを開業する際には、ターゲットが絞られてきてしまうことから、そのターゲットにあった内装にしないと全く集客できないことも想定されます。
マツエクサロンを開業したいと思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。