こんにちは、今回はマンションの内装工事についてご紹介していきます。
マンションを管理していく上では、内装設備には気を配らなければなりません。
数年に一度の点検も必要となります。
もしマンションに老朽化が見られたり、破損の発生を発見した際には内装工事を実施しなければなりません。しかし、マンションのような大きな建物の内装工事を行う際には、高い費用が発生してしまいますし、注意しなければいけない点もあります。
今回はマンションの内装工事を業者に依頼する際のメリットやデメリット、さらに費用の相場や抑え方について詳しくご紹介していきます。
Contents
マンションの内装工事をするメリット
入居者が増えやすい
これからマンションに入居しようとしている人のほとんどは、そのマンションの内装を判断材料にします。
マンションにおける内装とは部屋ごとの内装だけではなく、マンション自体の建物内の壁や床、エントランスなども含まれます。
最近ではマンション選びの際にエントランスのキレイさやオシャレさを重視する人が増えています。
しっかりと内装工事をして、キレイにしておくことは入居率を上げることに繋がります。
既存の入居者が住みやすくなる
マンションの内装工事を行うメリットは、決してこれから入居しようとしている人だけが享受するわけではありません。
既に住んでいる人にとっても住みやすくなるという点で大きなメリットがあるのです。
マンションを最も利用しているのは、マンションオーナーよりも既に入居している人達です。
重要視するのは既存の入居者でなければなりません。
既存の入居者の住みやすさを上げることで、長期的に入居してもらいやすくなるため、内装工事を行うことは入居者だけでなく、最終的にはオーナー側にもメリットがあるのです。
老朽化の改善
マンションの老朽化は必ず起こってしまうものです。そして老朽化した状態を放置してしまうとドンドン悪化して、やがて想定以上の大規模な内装工事を行わなければいけなくなります。
しかし小さな破損や老朽化する前のうちに内装工事を行うことで、大規模な内装工事の必要性を下げることが可能です。
「まだ大丈夫だろう」などという考えは後々のトラブルに繋がってしまうため、早め早めに対処を取るべきでしょう。
マンションの内装工事をするデメリット
費用が高い
マンションの内装工事を行う際には業者に依頼することがほとんどですが、内装工事の規模に応じてその費用は高くなってしまいます。
そのため、内装工事を依頼する前にはある程度の資金を用意しておかなければいけません。
業者探しが難しい
現在日本では数多くの内装工事業者があり、それぞれの業者によって技術力やサポートの手厚さは異なりますし、工事にかかる費用も変わってきます。
そのため、どの業者に工事を任せるべきかの判断は非常に難しいものです。
工事期間が長い
マンションの内装工事を業者に依頼する際には、工事の規模にもよって期間は前後するものの、最短でも約1か月、長ければ2か月から3か月ほどを想定しておくといいでしょう。
また、既に入居者が住んでいるマンションであれば、入居者の生活に支障を来さないように内装工事を進めなければいけないため、慎重に工事を進める必要があります。
マンションの内装工事で気をつけることとは
工事の時間帯に気を付ける
マンションの内装工事を行う際には、どうしても音が出てしまうものです。
そして、その音はマンション内にある程度は響いてしまいます。
小さな子供がいる家庭が多く入居しているマンションの場合は、騒音トラブルに発展しかねないので、工事を行う時間には気を付けなければなりません。
内装工事を行う時間帯を決める際には、マンションの住人の家族構成などを参考にし、どの時間帯がもっとも住人に迷惑をかけずに済むか、または最小限に抑えられるかを考慮すべきです。
入居者に知らせる
いくらオーナーにマンションの所有権があるとはいえ、内装工事を行う際には入居者に多大な影響が出てしまいます。そのため、工事を行う前に予め内装工事を行う日時を通知しておく必要があります。
入居者への通知は義務というわけではないこともあり、通知をせずに内装工事を行ってしまうケースもありますが、通知をせずにマンションの内装工事を行ってしまうと入居者に不満を与えてしまい、後に退居されてしまう可能性が高くなってしまうのです。
マンションの内装工事の実績が多い業者に依頼する
先ほども記述したように、内装工事の業者によって技術力やサポートの範囲が異なります。また、内装工事といってもマンション以外にも店舗やオフィス、一般戸建てやアパートなどの様々な種類があります。
それぞれの業者ごとに工事現場の経験や実績が異なるため、マンションの内装工事の実績が多くある業者がいれば、それとは逆にマンションの内装工事はあまり行ったことがないという業者も存在します。
よりクオリティが高くスムーズに工事を進めたいのであれば、マンションの工事実績が多い業者に依頼することをおすすめします。
マンションの内装工事を業者に依頼した時の費用が上下する要因とは
マンションの築年数
内装工事を行う際には、建物の築年数によって大きく費用が変化します。その理由としては、築年数が経てば経つほど建物の老朽化や破損が大きくなっていることが多く、それに伴い工事にかかる日数も長くなる傾向があるからです。
工事の費用の内訳の中には、工事を行う際に必要なスタッフの人数や工事に必要とする日数から計算されているため、より日数をかけて工事をしなければいけない時にはそれに応じて費用が高くなってしまうのです。
しかし築年数が古くとも、こまめに手入れをしていたり、数年に一度でも定期的に点検を行っている場合は、安全性が高いことなどから内装工事をする際の費用は抑えられることもあります。
内装工事の規模
内装工事をする範囲は費用に大きく影響します。
建物の老朽化や破損の傷が深いだけでなく、多くの箇所を工事する際にはその範囲に応じて費用が高くなります。
そのため、部屋数が多く規模が大きいマンションは、やはり内装工事を行う際の費用も高くなってしまうことが多いのです。
工事をする箇所
マンションの内装工事の箇所は様々ですが、それぞれの箇所によって費用が大きく異なります。
主な内装工事の例としては、エントランスやマンション内の壁や床があります。
部屋の場合は、キッチンや水回り、壁紙や天井、玄関にリビングなどが挙げられます。
部屋の内装工事を行う際には、部屋の中で一番の広さを持つことが多い”リビング”や水道設備や換気扇などの空調設備がある”キッチン”に加え、同じく水道設備やガスの設備を取り入れている”浴室”の内装工事には費用が大きくかかってしまうことが多いでしょう。
内装工事の費用を抑えるには
複数の業者で見積もりを比べる
内装工事を業者に依頼する際に、1つの業者にだけ話を聞いてそのまま決めてしまうことが多くあります。しかし、先ほども記述したように業者ごとで費用が異なってくるため、1つの業者で決めてしまった後に、もっと安く工事を依頼できる業者が見つかったというケースも少なくないのです。
そのため、内装工事を業者に依頼して費用を抑えたいという方は、必ず複数の業者に内装工事の相談をした上で見積もりを出してもらい、マンションの工事実績が多くて費用も抑えられる業者に依頼をするべきなのです。
また、業者が現場であるマンションから遠い場合にある際には、”出張費”という項目が追加され余計に費用を取られてしまうことがあります。
そのため、できるだけマンションから距離的に近い業者に依頼することも内装費用を抑える工夫のひとつです。
内装工事の規模を見直す
マンションの内装工事を検討していると、次から次へと工事するべき箇所が見つかり、気が付けば当初の予定よりも工事の規模が大きくなり費用も大きくなってしまうことが多々あります。
もちろん、修繕すべき箇所や、やがて支障が出てしまう箇所に関しては優先して工事をするべきです。しかし、今のタイミングでは工事をする必要がなかったり、工事をしなくても支障が出ない箇所に関しては、次の機会に回す選択をしてもいいかもしれません。
マンションでは入居者に多少なりとも迷惑や不便をかけた上で内装工事を行うため、思った通りの内装工事にならなかったとしても頻繁に実施することは非常に困難です。
また、元に戻す際には更に膨大な時間がかかってしまうだけでなく、やはり高い費用も発生します。
そのため、工事の作業がスタートする前に再度マンションの状況をじっくりと確認して、現状の老朽化や破損の具合を内装費用と見比べた上で慎重に工事依頼をするべきなのです。
素材にこだわり過ぎない
マンションの内装のキレイさやオシャレさが入居者を増やすことに繋がるとお伝えしましたが、必要以上にキレイさやオシャレさを出そうとして素材にこだわりすぎるとそれだけ工事費用は高くなります。
そのため、マンションの内装にはある程度元々のイメージを残したまま、住みにくくない程度の内装にする程度に抑えておき、エントランスの装飾などといった、別の部分でキレイさやオシャレさを出すことも一つの方法となるのです。
＜最後に＞マンションの内装に困ったら一度業者に相談を
ここまででマンションの内装工事を業者に依頼する際のメリットやデメリット、注意点などについてご紹介してきましたが、これらの点を踏まえた上でも、マンションの内装で困った時にはまずは業者に相談をすることが無難です。
業者よりも日頃マンションのことを管理しているのはオーナーではありますが、業者には業者しかわからない専門的な部分もあり、素人では知らない規定などを教えてくれるのです。
実際に依頼をするかしないかは相談をして見積もりを出してもらった後でも検討することはできます。
自分自身の中で困ってることを改善するにはどうすればいいのか、などの相談をまずは一度してみるといいでしょう。
会社設立の依頼先は
内装工事を