今回は内装工事の中でも美容室に焦点を当てていきます。
美容室は職業柄、内装のデザインやレイアウトに気を使う業種です。
内装の善し悪しが売り上げに影響を与えることもあるのです。
そのため、美容室では内装工事を業者に依頼をして、高い費用をかけてでも気を使う必要があるのです。
今回は美容室が内装で気を付けるべき点や内装工事を業者に依頼する際の費用などを踏まえた上で、どのような業者に依頼するべきかについて詳しくご紹介していきます。
Contents
美容室の内装で気を付けるべき点とは
お客様目線に立って内装を決める
内装工事を行う際に気を付けることとして、自身の好みだけでデザインやレイアウトを組むのではなく、お客様目線に立って内装を考えるということを忘れてはいけません。
その美容室が自分の店舗なのだからと、自分の好みにするべきだと思う方もいらっしゃるでしょうが、そもそも美容室は来店されるお客様のためにあるという認識を持つことが何よりも重要なのです。
特に美容室の内装は、お客様からその店舗に対しての印象に大きな影響を与えるので、お客様の居心地が良くなるように、お客様に不快な思いをさせないようにといった気遣いが必要なのです。
美容室の内装の規定を把握しておく
美容室のみならず、それぞれの業種によって店舗の内装には法律で決められている規定があるのです。
もちろん美容室には美容室の決められた内装の規定が設けられており、その規定を破ってしまうと店舗の経営を続けることができなくなってしまいます。
そのため、内装のレイアウトやデザインの構成を考える際には、必ず美容室の内装の規定を把握した上で構成を組まなければいけません。
内装工事が完了してからその規定を破ってしまっていることが発覚した場合には、再度の内装工事が必要となるので、余計に時間や費用が発生してしまいます。
美容室のコンセプトに合わせる
美容室にはそれぞれのコンセプトがあります。
ターゲットも異なります。
女性のみしか対応していない美容室や、子供や男性も対応している美容室があります。
もし男性に対してもサービスを行っている美容室が、いかにも女性にのみサービスを行っているような女性向けの内装にしてしまうと、男性のお客様が来店しにくくなってしまい、来店してほしいお客様を逃してしまうことになります。
そのため、あまりにもコンセプトからかけ離れた内装にしてしまうと、マイナスの影響が出てしまうこともあるのです。
美容室の内装で費用がかかってしまうケースとは
美容室の内装工事を業者に依頼するとなると、どうしても費用が高くなってしまうケースがほとんどです。
実際にかかる費用が高くなってしまう理由というのはさまざまありますが、その中でも代表的な例についていくつかご紹介していきます。
素材にこだわりすぎてしまう
美容室の内装では、オシャレや高級感な雰囲気を出すために良い素材を使用することが多くありますが、良い素材を使えば使うほど工事にかかる費用が高くなってしまうのです。
特に美容室では壁や床に良い素材を使われることが多く、美容室の広さに応じて素材を使用する範囲が広がってしまいます。それに伴って、当然ながら費用も増えていきます。
必要以上に手を加えてしまう
内装工事を業者に依頼する際、「どうせであればまとめて依頼しよう」と当初依頼するはずだった場所以外にも、次から次へと工事内容を増やしてしまうことがあります。
もちろん工事の規模が大きくなれば大きくなるほど内装業者の工賃は増えていってしまうので、それだけ工事にかかる費用もドンドン高くなってしまうのです。
業者選びで失敗する
内装工事を業者に依頼する際に最も重要であると言えるほど、業者選びは慎重に行うべきです。
同じ内装工事の内容だとしても、依頼する業者によって工事にかかる費用が異なります。
「依頼をした後にもっと安くやってもらえる業者が見つかってしまった」というケースも少なくありません。
業者ごとに費用が異なる理由としては、それぞれの業者によって素材の仕入れ価格が違っていたり、従業員の人数、内装工事の得意・不得意、現場までの距離が異なるといったことが挙げられます。
美容室の内装工事で費用を抑えるには
内装工事を業者に依頼すると費用が高くなってしまう理由についてご紹介したところで、その費用をどのようにして抑えることができるのかという点について、代表的な例をいくつかご紹介していきます。
複数の業者で見比べる
先ほど記述したように、業者によって内装工事を依頼する際の費用が異なるので、費用を抑えるためには業者選びが非常に重要になってくるのです。
内装工事の業者の中には、費用が少し高くても質の高いサービスを売りにしている業者がいれば、質は最低限で費用の安さを売りにしている業者もいます。
それぞれの内装業者ごとに特徴が異なるのです。
そのため、より費用を抑えたいというのであれば、いくつかの業者に相談も含めて見積もりを出してもらい、最もリーズナブルな業者に依頼をするといいでしょう。
工事内容を見直す
次から次へと依頼をすると、内装費用がどんどん高くなってしまうと記述しましたが、このケースのデメリットは何も費用面の話だけではないのです。
当初計画していた必要な場所以外の内装工事を依頼してしまうと、後々に「ここの内装工事はよくよく考えると、しなければよかった・・・」などと後悔してしまうこともあり得るのです。
内装業者に正式に依頼をする前に、本当に必要な工事なのか、そこに費用をかけても後悔はしない内容なのか、などの確認を念入りにしてください。
不要な費用を削減できるだけではなく、それは大切な資金を有意義に使うことになるのです。
一括対応の業者に依頼をする
内装工事を業者に依頼する際の工程は、”デザイン”、”設計”、”施工”の大きく3つに分かれることが基本であり、これらの工程をそれぞれ別々の業者に依頼すると、それぞれの業者に費用を支払わなければいけなくなってしまいます。
それぞれの工程を一括で対応できる業者の方が、別々に依頼するよりも総額では費用を抑えられる傾向があります。
美容室の内装工事を依頼すべき業者とは
ここまでで美容室の内装工事を業者に依頼する際には、業者選びが重要だとお伝えしてきましたが、「業者に依頼をするとなっても、どこに頼めばいいのかわからない。」という方がほとんどでしょう。
次は業者に内装工事を依頼する際には、どのような業者に依頼をするべきかについて、ご紹介していきます。
美容室の実績が多い
内装業者の中でも得意や不得意があります。
美容室の内装工事の経験が多い業者がいれば、美容室の内装工事はほとんど経験が無いという業者もあります。
美容室のように店舗ごとにコンセプトが異なり、店舗の独自性の打ち出しが重要な業種であれば、美容室の実績が多く、スムーズに現場をこなしてくれる業者に依頼をするべきなのです。
また、美容室には美容室の内装の規定があるため、より美容室の内装の規定を把握している業者の方が安心して依頼をすることができるでしょう。
対応が良い業者
業者を選ぶ際には費用を最優先をしてしまう人が多いかもしれません。
しかし費用だけで業者を決めてしまうと、業者の対応が悪く、後々のトラブルに繋がってしまうこともあるのです。
しかし対応の良い業者であれば、より費用が安いプランを提案してくれたり、より良い内装工事の提案をしてくれます。
ホームページを持っている
今やホームページを持っていることが当たり前ですが、ホームページを持っていない業者も実は数多くあります。
ホームページの無い業者は信頼できない、依頼するべきではない、などとは言うつもりはありません。
ホームページの質に関しても、中身が薄かったりデザインが古い際には、そこまで集客に前向きではない業者であることが多く、依頼をしようにも断られてしまう可能性もあります。
そのため、ホームページにおいて情報を更新している業者や力を入れている業者の方が、相談や依頼などがスムーズに進むことが多いのです。
また、ホームページには過去の実績を掲載していることが多く、美容室の実績が多い業者であれば、美容室に関する情報や施工の実績写真などが多く掲載されていることがあります。
その業者はどのような内装工事の実績が多いのか、ホームページを確認してみてください。
<まとめ>
美容室が内装工事を業者に依頼する際の注意点や費用面について詳しくご紹介してきました。
どれだけ内装工事を早く進めたい状況であっても、依頼する業者選びも含めて、焦リは禁物です。
内装業者に依頼するとなると決して安くない費用が発生します。
完成してからのやり直しには、かなりの費用と時間が必要です。内装業者に依頼する際には、美容室の内装工事の実績が多く、美容室の内装の規定を理解しているのは大前提です。
そのうえで対応が良くて、安い費用で見積もってくれる業者に依頼をするべきでしょう。