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店舗内装にはどのくらい費用がかかる?抑えておくべきポイントや相場や注意点を徹底解説 !

店舗内装にはどのくらい費用がかかる?抑えておくべきポイントや相場や注意点を徹底解説 !

店舗内装では、予算内でどれだけ希望通りに完成できるかが重要です。

そのためには、費用の相場を事前にしっかり調べておく必要があるのですが、調べ方が分からないとお困りの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、店舗内容の相場を詳しくご紹介します。

さらに、店舗内装の詳しい内容や事前にここを押さえておきたいというポイントについても解説します。

内装工事リース株式会社

店舗内装の内容

坪単価を知る前に、店舗の内装工事で行う内容について知っておく必要があります。

一言に店舗内装といっても、さまざまな工事が含まれ内容が複雑です。

設計・デザイン(イメージ、設計図作成部分)

この工程では顧客の持つコンセプトや希望から内装をイラスト、3D等でイメージ化し、設計図を作成していきます。

内装業者が設計・デザインもセットで賄っている場合と、そうでない場合があります。

施工(工事部分)

実際に内装や設備の工事を行う工程です。

軽鉄工事
壁や天井などの土台を作る工事です。
軽天工事とも呼ばれる。
ボード工事
石膏などの素材で作られたボードをパテで張り付けていく工事。
クロス工事(壁紙工事)
一言でいえば壁紙を張り付けていく工事です。
布、ビニール、和紙などを利用。
塗装工事
専用の塗料で壁や外壁を塗装。
左官工事
壁土・モルタル・漆くいなどの素材を壁・床にコテで張り付けていく工事。
床仕上げ工事
フローリング、タイルなどの床素材を使って床を仕上げる。
木製建具工事
ドアなど開閉部分に木製の建具を取り付けていく工事。

基本的にはこのような工事を行い、業種や顧客のニーズに合わせて設備工事、設置などを追加していきます。

飲食店では、調理設備、病院なら医療設備と言う感じです。

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店舗内装費用の相場

店舗内装の相場をご紹介します。

業種、規模などによって異なるので注意が必要です。

設計・デザイン費

店舗の設計やデザインを行うための費用です。

費用の算出方法は、「総工事費」、「坪単価」の2通り。

それぞれの相場は下記のようになります。

費用算出方法:相場

◆総工事費:総工事費の10~15%
◆坪単価:坪単価3万円~10万円程度

※一坪=約1.8182m 約畳2畳

施工費

内装工事にかかる費用です。

レイアウトや素材、設備などにこだわるとどんどん高くなる部分です。

ごくごく一般的な内装工事と考えるとこのようになります。

◆店舗タイプ:相場(20坪程度の広さ)
◆スケルトン:坪単価 約30万~60万円
◆居抜き:坪単価約25万~45万

スケルトンとは、原状回復工事という以前の内装をすべて撤去する工事を行った後の状態を言い、天井や壁すらありません。

真っ新からの内装工事になる為、その分工事費用がかかりますが、希望に近い内装を作り上げることができます。

スケルトンとは反対に、原状回復工事で内装を撤去せず、設備も残したままの状態の物件を居抜き物件と言います

内装が残っているので、そのまま使えば工事費用、期間を節約できるというのが大きなメリットです。

希望通りの内装に仕上げたいのであれば、スケルトンの場合で坪単価50万以上を予算で見ておいた方がいいでしょう。

内装工事には、スケールメリットという規模が大きくなればなるほど坪単価が低くなるという仕組みがあります。

記載している相場はおよそ20坪での想定ですが、もっと大きな店舗を希望しているという方は、無料の見積りサイトなどでも費用を計算してみてください。

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店舗内装を行う際のポイント

店舗内装を行う際のポイントをいくつか挙げていきます。

ポイントを抑えているのといないのとでは、費用がかなり変わってしまいますし、各工程をスムーズに進められません。

ポイントを5つに分けて紹介しています。

それぞれを考慮して、ワンランク上の店舗内装を目指しましょう。

店舗コンセプトを明確にする

どのような店にしたいのかという考え方を「店舗コンセプト」と言います。

例えば、「アットホームなくつろげる空間にしたい」、「格式高いオシャレな内装にしたい」など経営者、店舗の数だけ店舗コンセプトは存在します。

ここをしっかりイメージ化しておくことで、設計・デザインの工程で希望を伝えやすいですし、スムーズに進行させることが可能です。

できるだけ具体的な方が伝わりやすいですので、「木製の素材を多く使って顧客をリラックスさせたい」、「このブランドの照明で電球色は温かみのある色にしたい」などたくさんの案をだして、店舗コンセプトを作り上げておきましょう。

顧客ニーズに合わせた内装デザインにする

しっかりと店舗コンセプトを決めた後は、顧客のニーズに合っているのかを考えてください。

店舗周辺に訪れる顧客の年齢、男女比率、傾向を調査し最も求められる内装に仕上げていく必要があります。

店舗コンセプトとニーズであっていない部分があれば、ニーズに寄せていく必要もあります。

集客率を上げるためにも大切なポイントです。

同じ地域の同業者の内装をリサーチするのもおすすめで、多く集客している店舗があれば、内装デザインのヒントを得ることができるかもしれません。

具体的な予算や店舗内装のビジョンを立てる

前2つが完了したら、具体的なビジョンを立てていきます。

希望の店舗内装におおよそどのくらいの費用が掛かるのかを計算し、壁・床・天井などの素材や色はどういった感じがいいのかを想像し、完成までのスケジュールを立ててみてください。

イラストで書いてみるのもいいでしょう。

設計・デザインの工程でよりイメージを伝えやすくなります。

できるだけ多くの業者で見積りを取る

世の中にはたくさんの店舗内装業者が存在します。

それぞれにメリット、デメリットがありますので、できるだけ多くの業者で見積りをとり、最もコンセプトにあった業者を選定してください。

一括見積りサイトを活用するのもおすすめです。

中には、設計・デザイン、施工以外に店舗の紹介、荷物の搬入、什器(家具、日用品など)の購入までまとめてサポートしてくれる業者もありますので、まるごとお世話になりたいという方はそのような業者を選びましょう。

実績数が多い業者を選定

同じ店舗内装業者であっても、実績件数が多ければ多いほど希望に沿った内装に近付けてくれます。

業者の選定で迷ったら、自分の店舗と同じ業種の実績件数が多い業者を選ぶようにしてください。

経験が豊富な業者の場合は、希望の店舗を作り上げてくれる可能性が高くなりますし、設備や什器などその業者特有の商品の取引先を紹介してくれるかもしれません。

イメージとかけ離れた結果になってしまったなんてことがないよう、できるだけ同業種の実績件数の多い業者を選定してください。

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店舗内装の注意点

注意点の確認を怠ると、開店までの日数が伸びる、余計な費用がかかってしまうなどトラブルが起こりかねませんし、最悪、開店できないという場合もありえます。

そこで、ここでは店舗内装の注意点を紹介します。

動線の確保

動線とは、建物内で人が動く軌跡や方向の事をいいます。

人の行き来が多い飲食店などの店舗では特に重要な部分と言えます。

店舗内装の際にここを怠っていると、スタッフや顧客がスムーズに動けず、スタッフがストレスを抱えたり、集客数を落としてしまったりということにもなりかねません。

顧客側、スタッフ側など動線はいくつかありますので、それぞれがじゃまをしないように注意してください。

ABC工事

店舗内装の工事には店舗オーナーと利用者の間でどちらが、業者を指定するのか、支払いをするのかがA,B,Cの3パターンに分かれています。

建築業界の専門用語なのであまり聞きなれない言葉だと思いますが、表にするとこのようになります。

 

内装業者の指定

料金の負担

A工事

店舗オーナー

店舗オーナー

B工事

店舗オーナー

借主

C工事

借主

借主

内装業者を決める前に「ここはA工事でお願いします」などと言われた場合は、業者の指定も料金負担も店舗オーナーが行うという意味です。

表を見ていただければ分かるように、出来ればB工事をさけ、C工事ですすめられた方が危険性は減ります。

特にB工事だと、自分では業者を選べず料金の予想ができなかったり、費用が高くなってしまったりという可能性もありますので注意が必要です。

C工事も店舗オーナーが納得するような業者、工事内容を選んでいないと、後々問題になりかねませんので、お互い納得がいく方向を話し合ってください。

居抜きの造作譲渡料

居抜き物件を使う場合の注意点です。

内装や設備、什器(器具、家具など)をそのまま利用できるというのが居抜き物件の最大の魅力ですが、設備や什器が無料ではないと言う点は注意が必要です

調理設備、空調設備、テーブル、椅子、レジスターなどあらゆるものが造作譲渡料(設備、什器などを引き続き使うための費用)の対象になります。

一般的な造作譲渡料の相場は100〜300万です。

また、いざ開店という時に動かない設備があっては大変ですので、設備が正常に作動するかどうかも忘れずにチェックしておきましょう。

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まとめ

今回は、店舗内容の相場についてご紹介しました。

店舗の設計やデザイン、施工には数えきれないほどの選択肢があります。

コンセプト、レイアウトをどうするか、壁・天井・床の素材や色、什器、設備などなど行き当たりばったりではとてもさばききれないと思います。

また、工事の種類によっては金額が大きく変わるなど知っていると知らないでは、大きな損を出す可能性もあります。

余裕をもってイメージを固め、落ち着いて一つ一つの工程を進めていってください。

余裕を持ってイメージを作り上げることで、より理想的な内装を手に入れやすいのではないかと思います。

今後、店舗を開業したいと思っている人はぜひ今回の記事を参考にしてください。

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