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飲食店の内装で人気店に!内装に失敗しないポイントと費用について
飲食店の集客には内装デザインがとても重要です。
おしゃれな内装はお客様のイメージアップだけではなく、飲食店で働くスタッフのモチベーションにもつながります。
また、スマホの普及によって料理の盛り付けや飲食店の雰囲気を気軽に写真に撮ってネット上にアップする人も増えました。
インスタ映えする飲食店の内装や料理の写真はSNSで拡散されやすく、飲食店の宣伝効果につながっています。
そのため料理の盛り付けや飲食店の内装は今まで以上に重視されるようになっています。
飲食店の内装にはお店のコンセプトが重要
飲食店といっても、カフェやラーメン屋、レストラン、バー、居酒屋など業種は多様ですね。
何の業種にするかによって、内装の雰囲気も変わってきます。
今は、和風、洋風だけではなく、アジアン風、北欧風、古民家風、シンプル、ナチュラルなど選択肢が多いので、ターゲットとコンセプトを明確にすることが大切です。
どんな料理を提供するのか、どんな雰囲気の飲食店にしたいのか、自分の飲食店のイメージを言語化して書き出してみるのもおすすめです。
内装業者に依頼する前に具体的なイメージを作成しましょう。
近隣の飲食店や人気店に実際に足を運ぶ
飲食店のコンセプトに迷ったら、近隣の同業の飲食店や人気店に実際に足を運んで内装や雰囲気をチェックしましょう。
近隣に似たような雰囲気の飲食店があれば、競争率が高くなり経営が難しくなる可能性も。
周囲の飲食店とかぶらないように、雰囲気だけではなく壁紙の素材や家具、装飾などもチェックして、独自の路線を出せるようにしましょう。
インターネット上には、施工例として、さまざまな飲食店の内装の写真が掲載されているので簡単に見ることができます。
それを見ることも大切ですが、施工例に掲載されている飲食店が実際に繁盛しているかといったら全てがそうではないでしょう。
やはり1番いいのは人気店に実際に足を運ぶことです。内装の雰囲気、スタッフやお客様の導線など人気の飲食店には内装の参考になるポイントがたくさんあります。
飲食店に来店するお客様のターゲット層をしっかりとしぼる
お客様のターゲット層をしっかりと設定することも内装には重要です。
ターゲットとする層が店舗周辺の住民とずれがないかも予め調査しましょう。
ファミリー向けであれば飲食店は明るい空間に、若者向けならカジュアルな雰囲気が好まれます。
料理にこだわる高級志向のお客様がターゲットなら、落ち着いたワンランク上の内装が求められるでしょう。
ターゲット層を設定することでターゲット層に合わせた内装作りを意識しましょう。
1品あたりの単価を想定しよう
飲食店の内装は、1品あたりの単価に合わせた内装にすることもポイントです。
料理は舌だけではなく目でも味わうもの。
1品の単価が高ければ、内装だけではなく、家具や什器にも高級感が必要です。
料理にふさわしい内装を意識しましょう。
飲食店の内装はスタッフとお客様の導線も大切
飲食店ではスタッフが料理を運ぶため、動きやすい空間になっているか、使い勝手がいいかも重要です。
ドリンクを提供するスペースと厨房との距離が適正か、レジに入りやすいかなどしっかりとチェックしましょう。
それと同時に席と席との距離や、トイレやレジへの導線がお客様にわかりやすいかというお客様目線の導線も忘れないようにしてください。
飲食店の内装にかかる費用について
飲食店の内装費用は、平均150万円~1,000万円ほどかかるといわれています。
飲食店では、厨房設備や空調設備などの工事が入るため高額になる傾向が高いです。
また、スケルトン物件で設備を一から設置する場合には、電気工事、ガス工事、水道工事、ダクト工事などの工事費が別途必要になり内装費は高額になります。
居抜き物件かスケルトン物件どちらが安い?
飲食店の物件が居抜き物件かスケルトン物件かによって内装費の総額がかなり左右されます。
居抜き物件の厨房や水道設備、空調設備がそのまま使える場合には、かなり内装費を抑えることができますし、工事期間も短いため短期間で開店ができます。
しかし、居抜き物件は立地が不利で閉店となった可能性があります。
必ず前のお店がどういう理由で閉店したのかはっきりと聞いておきましょう。
また、居抜き物件でも元が飲食店ではない場合には、設備を一から作る必要があり、スケルトン物件より費用がかかってしまうこともあります。
スケルトンの場合には、内装から厨房などの設備も一から作る必要があるため、内装費用がかかり工事期間が長くなるデメリットがあります。
しかし一から作れるということは、厨房の位置など全て自由に決めることができるので、理想の飲食店を作り上げることができます。
このように物件選びも内装費用をかなり左右するので慎重に決めましょう。
飲食店の業種別の内装費用の平均
どの業種の飲食店を経営するかによっても、内装費が変わってきます。
基本的に飲食店の内装費は、坪単価30万円~50万円と言われていますが、焼肉店はダクト工事や無煙ロースターの排気設備などが必要となり、坪単価が50万円以上になる場合もあります。
【業種別内装費の坪単価平均】
・カフェ…15万円~25万円
・レストラン…25万円~45万円
・ダイニングバー…30~50万円
・和食…35万円~50万円
・焼肉店…50万円以上
ドリンクの提供が主のカフェは比較的内装費を安く抑えることができます。
ただ、カフェでも本格的な料理を出す場合はそれだけ厨房の設備も必要となり、平均の金額よりも高くなります。
飲食店の内装は、厨房施設が40%前後のウェイトを占めるため、提供する料理が本格的になればより内装費も高くなる傾向にあります。
飲食店の内装費用の内訳
飲食店の内装費用はおおまかに4項目にわけることができます。
デザイン設計料
内装のコンセプトや動線など打ち合わせをもとにイメージ図を作成するための費用です。
店舗のデザイン設計は、デザイン設計会社に依頼するパターンと内装業者に依頼するパターンがあります。
デザイン設計会社に依頼するとよりデザイン性の高い内装にすることができますが、費用がかさみます。
内装業者に依頼をすると、デザイン性の高さは求める事ができない場合もありますが、デザイン設計と工事が同一の会社になるため工事までスムーズに進み、また費用を抑えることもできます。
設計監理料
設計図の作成や、設計通りに工事が進められているかのチェックをおこなう費用です。
デザイン設計料、設計監理料と合わせて、内装費全体の10%~15%を占めます。
内装工事
内装工事は、スケルトン物件か居抜き物件かによっても大きく変わってきます。
一般的にはスケルトン物件の方が費用がかかります。
また、他にも内装の床や壁の素材、什器や家具のグレードによって大きく左右されます。
厨房工事
飲食店の内装費用で1番かかるのが厨房工事です。
内装費全体の40%前後を占めます。
そのため厨房設備がそのまま使える居抜き物件に出会うことができれば、かなり内装費を抑えることができます。
また、特に焼き肉店の場合、ダクトの工事などの排気工事、空調工事などが必要になりさらに費用がかさむので注意してください。
内装の予算を決定しよう
飲食店の内装の費用は開業費用の約半分と言われています。
飲食店のイメージや必要な設備が決まったら、予算を出す必要があります。
予算内で抑えるためにもどこにこだわるのかしっかりとメリハリをつけましょう。
飲食店のコンセプトが決まったら内装業者に依頼をしよう
飲食店のコンセプト、内装費用の予算が決まったら、内装業者に依頼をします。
依頼する時は予算の80%の金額で依頼する
内装業者に依頼をする時に、立てた予算の80%の金額で依頼を出してみてください。
飲食店の開業にはなにかとお金が必要です。
また、予算を出しても追加の工事などで金額が上乗せされることもあります。
いざという時に困らないようになるべく手元に現金を残したいですよね。
そのため、最初の予算は低く見積もることをおすすめします。
内装業者は数社に相見積もりを依頼する
飲食店の内装を業者に依頼する時には、必ず数社に相見積もりを依頼しましょう。
その時の接客の対応や印象も大切です。
内装業者に相見積もりを出すのはよくあることなので、嫌がるような業者であれば避けた方が無難です。
相見積もりを取ると、金額や相場を知ることもできますし、また見積もりの打ち合わせで内装業者との相性などもわかるかと思います。
金額だけではなく工事期間やアフターケアなどについても尋ねることを忘れないようにしましょう。
飲食店の内装の施工実績をチェック
内装業者にはそれぞれ得意分野があります。
飲食店は厨房などの設備も内装に含まれるため、設備の知識が必要です。
また飲食店で働くスタッフやお客様の導線など使い勝手も重要です。
デザインだけで決めるのではなく、必ず飲食店の内装の施工実績が豊富なところを選んでプロ目線のアドバイスを受けることをおすすめします。
また、飲食店の内装が豊富だと、什器や酒店など飲食店に関係する卸売業者ともつながりがあり、紹介してくれることもあります。
飲食店の内装費の支払い方法は?
飲食店の内装費の支払いは、契約時、中間期、工事完了時と3回に分けて支払うのが一般的です。
内装費の合計金額や工期によっては契約時と完了時の2回払いになることもあります。
内装費は基本的に現金払いで直接手渡しか、銀行振込が多いようですが、キャッシュレス化にともない、クレジットカードやスマホ決済などができる内装業者も増えています。
予め支払い方法を確認しましょう。
内装費のリースも視野にいれると気持ちがぐっと楽に!
飲食店の開店には何かとお金が必要です。
また、せっかく理想通りの飲食店を開店しても思ったように収入が入ってこない可能性もあります。
飲食店の運用費だけではなく、自分自身の生活費についても最低6ヶ月分は暮らしていける金額の確保が必要です。
多くの人が開店資金として自己資金で賄えない分は、銀行などからのローンで資金調達をしているかと思いますが、なるべく今後のことを考えて現金は手元に残しておきたいもの。
初期費用を抑えることにこしたことはありません。
内装の分割払いだけではなく、経営のお悩みの相談も承っています
弊社では、飲食店の内装費を弊社が代わりにお支払いして月賦払いが可能です。
すでに内装の工事が始まっている場合でもご相談ください。
会計業務が母体なので、内装費のリースだけではなく飲食店の開業資金のご相談や開業に関するサポートをおこなっています。
実際にこれまで100社以上の実績があり、飲食店の開業に関する悩みにプロ目線でお答えします。