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会社設立事例/体験談込・SNS(YouTuber)で稼ぐ個人事業主が法人化!大学生起業家の話

会社設立の概要

  • ①会社設立時の年齢:23歳
  • ②会社設立前はお勤めの方、個人事業主どちらか?:個人事業主
  • ③会社設立前の仕事内容:学生しながらアパレルネット販売
  • ④会社設立時のメインの事業内容:アパレルネット販売
  • ⑤自己資金はいくらあったか?:300万円
  • ⑥会社設立後の予想業績等はどうであったか?:当初3ヶ月の月間売上高300万円
  • ⑦合同会社と株式会社どちらにしたか?:株式会社

個人事業主と活動する大学生YouTuber

Q.会社設立前の状況はどうであったか?

依頼者様からお問合せ頂いた時は
大学生でありながらも個人事業主として活動しており、既に個人YouTubeの登録者数が数万人、Instagram、Twitterのフォロワーも数万人とある程度の影響力をつけている段階でした。

収益源としては

  • ①アパレル販売収入
  • ②YouTubeの広告収入
  • ③SNSの運用代行

です。

お問合せ時の依頼者様の年齢は20代前半くらいです。

個人事業主として事業を開始し1年半程経過した時点で月間の売上高が既に150万円程でした。

その中でもアパレル販売が売上比率が高く、YouTubeの概要欄やTwitterの告知などから通販サイトにリンクして購入を促すという方法でYouTubeの広告収入を目的としているのではなく、アパレル販売における集客手法としてYouTubeの活用をされていました。

個人事業主からの法人にする理由

Q.会社設立する理由とは

会社設立する理由としては下記の

  • 1.法人化した方が個人事業主よりも税金上のメリットがあるから
  • 2.税金面をしっかりやっていきたかったから
  • 3.法人でないと取引出来ない企業が出てきたから

ということが理由でした。

1.法人化した方が個人事業主よりも税金上のメリットがあるから

既に月間の売上高が150万円程の収入で、営業利益で70万円前後。

年間840万円を超える予想であり、年間80万円以上法人の方が税金上のメリットがでます。

当社の税務申告や会計サポート顧問料は最低でも月額19,000円かかりますが、それを税金メリットで吸収出来る状況であり、すぐにでも会社設立した方がいいような状況でした。

2.税金面をしっかりやっていきたかったから

依頼者の方はお金を稼ぐことに集中してきており、ある程度の収入が上がってきたため次は税金を気にされているようでした。

やはり売上高が大きくなればなるほど税務署に目をつけられやすいですし、YouTuberとしても登録者が増え、YouTubeの視聴者向けにアパレルの販売を行っているなど認知を広げれば広げる程、税務署の目にも止まりやすくなります。

またYouTuberとなると経費判断も曖昧になりがちでかなり厳格に見られ税務調査で指摘されてしまった日には追徴税額100万円以上なんて姿は私たちはたくさん見てきてます。

依頼者様もそれを気にしており、税理士をつけてきちんと法律に則った上で可能な限りの対策をされたいとのことでした。

3.法人でないと取引出来ない企業が出てきたから

アパレル販売におけるWEBプラットフォームの出店や工場への発注の際に法人名義である必要が出てきたことでした。

通販のプラットフォーム次第ではありますが、個人事業主でも出来るものもあれば、法人ではないと出来ないケースもあります。

また工場との取引をする際に法人名義ではないと取引出来ないことや、個人で取引出来る工場があっても発注ロット数を少なくかつ単価は高くではないとお付き合い出来ないケースもあります。

それは工場側が大量の発注を請負い、代金未回収になることを恐れているためです。

また営業保証金を入れる必要があるケースもあります。

いずれにしても上記のことから会社設立する必要がありました。

融資を受けたかったが個人事業主の時に確定申告について無申告だった・・・

Q.会社設立前後における問題や要望は何だったか?

  • 1.前年の確定申告をしていなかったこと
  • 2.融資を受けたかったこと

1.前年の確定申告をしていなかったこと

個人事業主として所得がある方は確定申告する必要があります。

この方は会社設立前の個人事業主の時に既にYouTubeからの広告収入とアパレルの収入があり、過去の分をどうしたらよいか?などでもお困りのご様子でした。

問題が起きないように確定申告することが必要でありその辺りの進め方を慎重に行い、税務署とのやり取りを当社にて行いました。

2.融資を受けたかったこと

融資を受ける際に過去の実績があるとより融資を受けやすくなります。

そこで問題なのが、過去の実績ありますと言いながら「過去の確定申告書を提出してください」と言われると実績あるけど証明出来ない。

法的手続きをする必要があるにも関わらず法的手続きをしていないと金融機関から見られれば当然マイナス評価です。

というより融資を受けることが出来ません。

法人化で融資を受けたいが税務が心配な方へ

会社設立の代行を請負いその後の会計などのサポートもしておりますが、会社設立前の売上高が150万円であったのが現在設立から6ヶ月経過していますが、月間売上高が500万円、700万円、1,000万円と順調に伸ばしてきておられます。

お若いのに素晴らしい経営手腕です。

会社設立する際に問題を抱えていたり不安なこともあるかと思います。

今回でいえば無申告であったり、融資を受ける際に実績を出すことが出来ないことや税金面の心配色々人によって抱えている悩みなどは違います。

特に売上を上げることを最優先されるYouTuberの方はまずは個人事業主として活動して、税金は後回しでYouTubeの登録者、YouTuberとしての広告収入というのが重要です。

収益があがった後にそういえば税金関連どうしようなどの悩みが出てくるもので、そういった経験は私たちのお付き合いさせて頂くクライアントで色んなシチュエーションで解決するお手伝いをしていますので、やはり会社設立する際には周りの協力あって進めた方がよろしいかと思います。

ぜひ気になる方は他の事例も見てみてください。

色んな状況から会社設立していることからもしかしたら学びがあるかもしれません。

最後までお読み頂きありがとうございました。

記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。