カメラマンの需要はなくなることはないでしょう。
これは、いくら自分たちで撮影できるようになったと言っても、プロの撮影技法などは習得するのに時間がかかるためです。
そこで、この記事ではカメラマンとして起業して成功する方法や、起業する際の注意点も紹介します。
カメラマンとして起業して成功するポイントとは?
カメラマンとして起業して成功するポイントは、以下の3つです。
- 分野を絞って差別化する
- 個人向けに撮影を行う
- 修正業務までできるようにする
分野を絞って差別化する
カメラマンとして起業して成功するためには、分野を絞って差別化をすることも重要です。
カメラマンとして起業して成功するためには、すべての分野の写真を撮れることも重要ですが、それだけではなく一つの分野に絞って、その分野で圧倒的な実績を残すこともポイントです。
最近では、マッチングアプリ専門のカメラマンやウェディングフォト専門のカメラマンなど、一つの分野に絞ってカメラマン活動を行っていく人もいます。
このように、一つの分野に絞ってカメラマン活動を行っていくことで、単価の設定がしやすく、またその分野の第一人者として見られることで、カメラマン以外の仕事も入ってくる可能性もあるでしょう。
個人向けに撮影を行う
カメラマンとして起業した場合、大きく商業カメラマンと個人向けカメラマンに分けられます。
商業カメラマンとは、有名人の写真を撮影したり、式場経由でウェディングフォトを撮影するようなカメラマンです。
一方で、個人向けのカメラマンとは、個人からの依頼で撮影をするカメラマンになります。
特に、最近ではスキルシェアサービスなどがあり、カメラマンにお客さんが直接依頼できるようになりました。
また、個人から直接依頼を受けられるようになることで、カメラマンとしては安定的な収入を得ることが出来ます。
そのほかにも、個人から受ける仕事の場合、SNS経由の場合はマージンがなく、カメラマンとのマッチングサービスもマージンが低く抑えられているので、手残りが多くなることが多いです。
修正業務までできるようにする
カメラマンとして起業して成功するためには、ただ写真を撮影するだけではなく写真撮影後に修正業務などもできるようにすると良いでしょう。
最近では、修正業務がメインになっていることもあります。
特に、キャバクラや風俗店などの写真を撮影するカメラマンの場合、写真の修整技術がないと仕事を受けられないということも多いです。
それ以外には、就活用写真を撮影する場合も企業に好印象を与える修正までできると、より良い写真をお客様に提供することができます。
このように、ただ写真を撮影するだけではなくて修正まで行えるようになると、付加価値がつくのでカメラマンとして起業しても成功する可能性が高くなるでしょう。
カメラマンで起業して稼ぐ方法とは?
カメラマンで起業して稼ぐ方法は、以下の3つです。
- 専属のカメラマンになる
- 写真をインターネット販売する
- SNSで発信をしてブランディングする
専属のカメラマンになる
カメラマンとして稼ぐ方法として、専属のカメラマンになる方法があります。
専属のカメラマンとは、写真館の専属カメラマンとして業務委託契約を結ぶことです。
専属のカメラマンになることで、安定的に仕事を受けることができ、また自分の名前をお客様に売ることもできるので、一石二鳥と言えるでしょう。
一方で、専属のカメラマンになることで、活動の幅が制限されてしまうのも事実です。
業務委託で専属のカメラマンになってしまうとほかの案件を受けられないこともあります。
その他にも、スケジュール的に他の案件を受けられない場合も多いです。
そのため、専属のカメラマンになるかどうかは、条件や待遇などを見たうえで検討するといいでしょう。
写真をインターネット販売する
カメラマンとして写真撮影するだけでなく、撮影した写真をインターネットで販売するのも稼ぐための手段の一つでしょう。
最近では、webメディアの発達やYouTubeでの動画投稿の発達などで画像が必要な場面が多くなっています。
そのような、人を対象に撮影した写真・動画を販売するのがビジネスモデルです。
写真・動画には様々な需要があり、風景写真であっても使える場面が多ければ需要も高くなります。
それ以外にも、人物を使ってある特定の状況の写真を撮影することで、その場面を示す写真を使いたい人に確実に写真を販売することができます。
イメージとしては、洗車している場面の写真を撮影して販売することで、車専門のメディアなどで購入される可能性が高くなるということです。
こういう風に、写真をインターネットで販売し、またどのようなお客様に対してどのような場面で使っていただくかを想定して写真を撮影することで、稼げるカメラマンになれるでしょう。
SNSで発信をしてブランディングする
SNSで発信をしてカメラマンとして、ブランディングするのも重要です。
最近では、Instagramのように商品をメインにしたSNSも登場しています。
このように、写真をメインにしたSNSで自分の事をブランディングできるようになることで、自分のメリットを明確にできるでしょう。
例えば、風景写真が得意な人の場合、風景写真をSNSに掲載することで、風景撮影の仕事をSNS経由で依頼してくれる人もいます。
それ以外にも、ウェディングフォトが得意な人がウェディングフォトの事例や撮影技法などをSNSに掲載することで、結婚を控えているカップルから写真撮影の依頼があるかもしれません。
このように、SNSで自分が撮影した写真を発信していくことで、自分がどういう人物なのか、また自分が得意なものは何なのか、自分に依頼するメリットは何なのかを示すことができます。
カメラマンで起業する際の注意点とは?
カメラマンで起業する際の注意点は、以下の3つです。
- 初期費用がかかる
- 技術と経験が必要になる
- ポートフォリオを用意する
初期費用がかかる
カメラマンとして起業する際には、初期費用がかかります。
カメラマンとして起業する際には、カメラだけではなくパソコンも必要で、それ以外にもレフ板なども自分で用意しなくてはいけません。
カメラマンが使うカメラはピンキリで、高いと数百万円するものもあります。
最初は、数十万円のものでもいいと思いますが、スキルを上げてより良い写真を撮りたい場合は、高いカメラが必要になるでしょう。
パソコンも写真編集ソフトを使う場合、ある程度容量が大きくて、動作の速いパソコンにしなくてはいけないため、価格も高くなります。
このように、カメラマンとして起業するためには初期費用がかかってしまうのが注意点と言えるでしょう。
技術と経験が必要になる
カメラマンとして起業する際の注意点の1つが、技術と経験が必要になるということです。
カメラマンとして起業しても、未経験の場合はほとんど仕事を獲得できないでしょう。
特に、写真撮影の場合、撮影技法を知っているか、また撮影経験があるかで写真の質がだいぶ異なります。
そのため、技術と経験がない場合は、カメラマンとして起業しても成功しないことが多いです。
一方で、写真館などで撮影を学んできた場合やカメラマンの専門学校で経験を積んでいる場合、起業してもある程度稼ぐことが可能です。
カメラマンとして起業する際には、未経験からいきなり起業するのではなく、最初は写真館などで勤務した上で、副業としてフリーカメラマンの仕事を始め、ある程度稼げるようになったら独立して起業してみるといいでしょう。
ポートフォリオを用意する
カメラマンとして起業して成功するためには、ポートフォリオを作成することが重要です。
ポートフォリオとは、自分が過去に撮影した写真などをまとめたもので、どのような写真が得意なのか、どのような写真を撮影できるのかをまとめたものです。
ポートフォリオを用意することで、お客様に対して適切に自分の技術や経験を見せることができます。
一方で、ポートフォリオを作成する際に重要なのが肖像権です。
写真の場合、自分が撮影したら全てポートフォリオとして使っていいわけではなく、人物が載っている場合は、写っている本人の許可を得た上でポートフォリオとして使用しなくてはいけません。
また、使用を許可してくれない人も一定数いるのが現状です。
ポートフォリオ作成したらSNSやホームページなどで公開をして、多くの人にポートフォリオが見られる状態にすると、より集客できる範囲を広げることができます。
カメラマンとして起業して成功する人の特徴
カメラマンとして起業して成功する人の特徴は、以下の3つです。
- コミュニケーション能力が高い
- 発信をしている
- 自分の強みが明確になっている
コミュニケーション能力が高い
カメラマンとして起業して成功する人には、コミュニケーション能力が高い人が多いです。
写真撮影をする中で、自然な笑顔を引き出すためにはコミュニケーション能力がないと難しい部分があるでしょう。
また、お客様がどのような写真を希望しているのかを適切にヒアリングするためには、コミュニケーション能力がないと厳しい部分があります。
そのため、コミュニケーション能力が高い人の方がカメラマンとして起業して成功する可能性が高いです。
発信をしている
カメラマンとして起業して成功する人には、自分の技術や実績を発信している人が多いです。
多くの人に見てもらうためには、自分から過去の写真や実績などを公開しなくてはいけないでしょう。
このように発信することで、人の目に触れる機会も多くなるので、商圏が広がりカメラマンとして起業しても成功する可能性が高いです。
特に、webマーケティングに長けている人は、カメラマンとして起業しても成功する可能性が高いといえます。
自分の強みが明確になっている
カメラマンとして起業して成功する人の特徴として、自分の強みが明確になっていることがあります。
強みが明確になっていることで、確実にニーズがあるお客様を獲得することが可能です。
中途半端になんでもできる人より、1つの分野で圧倒的な実績を持っている人の方が、付加価値も高くニーズも高いでしょう。
まとめ
カメラマンとして起業する上では、自分の実績を目に見える形で発信することが必要です。
また、マーケティングやブランディングが得意な場合、カメラマンとして起業しても成功する可能性が高いでしょう。
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