会社設立にあたっては、自分で理解できない内容が多いでしょう。
専門的な知識が必要になるため、誰かに相談したいと考えるはずです。
今回は会社を設立したい人に向けてどのように相談すればよいかについて解説します。
目次
自分で会社設立を進めるのはリスクがあるため注意
大前提として、自分で会社設立を進めることにはリスクがあります。
どのようなリスクがあるかについて理解しておきましょう。
会社設立に必要なことを調べるのに時間がかかる
会社設立にはいくつものルールがあり、作成しなければならない書類も数多くあります。
これらについて自分で調べるのには時間がかかるため注意が必要です。
特に、細かな部分も含めて丁寧に調べておかなければ、申請内容に不備や誤りが生じることになりかねません。
また、調べたとしても専門的な知識が必要となり、自分自身では判断できないことも考えられます。
公的な機関に相談して解決できる場合はありますが、それにも時間を要するため、相談先を見つけておくべきです。
多くの書類を用意して手続きを進める必要があり面倒
会社設立で作成すべき書類は数多くあり、例えば以下が挙げられます。
- 登記申請書
- 登録免許税納付用台紙
- 定款
- 発起人の決定書
- 設立時取締役の就任承諾書
- 資本金の払込みを証する書面
- 印鑑届出書
これらは一例ですが、必要な書類を過不足なく集める必要があります。
これらを不足なく集めたり作成したりすることには、一定のリスクがあるため注意しましょう。
中には1枚だけではなく、発起人が全員分を提出しなければならない書類もあるなど、細かいルールがあるためより一層の確認が必要です。
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手続きでミスをする可能性があり修正の対応に手間がかかる
自分自身で申請手続きを進めようとしても、ミスを犯してしまうかもしれません。
その結果、修正などの無駄な手間が生じることが考えられます。
自分自身で全てをやり切ろうとした結果、修正などの手間がかかり、時間やお金が無駄になる可能性があるのです。
書類の再提出は改めて法務局を訪問する必要があるなど、負担になりやすいため注意しましょう。
知識がないために損をするケースもある
会社設立の際にはさまざまな事柄を決定する必要があります。
これらは単純に決定するだけではなく、会社を設立した後にも影響する要素です。
そのため、会社を設立した後のことも考えて決定しなければなりません。
何も考えずに決定してしまうことで節税のチャンスを逃してしまうなどの問題が起きることもあり、注意すべきです。
会社設立の際は専門家に相談すべき
上記で挙げただけでも、会社設立を相談なしで進めることにはリスクがあります。
逆に何かしらの専門家に相談することによってリスクを回避したり、恩恵を受けたりできるのです。
なお、会社設立を相談する際は、公的な機関を利用するか、民間企業を利用するか考えなければなりません。
一般的に公的な機関は無料で相談でき、民間組織は有料で支援してもらうことになります。
ただ、民間組織の場合でも「初回相談は無料」などのサービスを提供していることもあるため、それらも考慮することが大切です。
また、相談先によって得意分野が異なるため、悩むことがいくつもあるならば、複数に相談することも考えましょう。
会社設立を相談できる窓口の例
それでは、実際に会社設立を相談できる窓口を以下のとおり紹介します。
法務局
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 会社設立手続きのうち、法人登記に関わる部分のみ | 20分程度 | 無料 |
商工会議所・商工会
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 会社設立の手続きや資金調達の方法、計画書の作成など ※相談する都道府県でやや異なる | 25分～50分 | 無料 |
日本政策金融公庫
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 会社設立に向けた創業計画書の作成やそれを利用した融資の相談など | 1時間 | 無料 |
税理士
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 資本金の金額や役員報酬・決算月など会社の設立や設立後の税金に係る相談など | 1時間 | 10万円前後 |
弁護士
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 定款の作成や法務局での手続き依頼 法律面を考慮したビジネス計画の評価など | 1時間 | 15万円前後 |
行政書士
| 相談事項 | 相談時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 会社定款の作成や認証の代行 会社設立時に許認可が必要となる場合に手続きの代行を依頼など | 1時間 | 10万円前後 |
会社設立を専門家に相談する効果
会社設立を上記のような専門家に相談することで、どのような効果を得られるか理解しておきましょう。
会社設立で必要な手続きや添付書類などの知識を教えてもらえる
専門家に相談することで「これからどのような手続きが必要なのか」「添付書類は何を用意すればいいのか」などを教えてもらえます。
会社設立ではさまざまな知識が必要となり、これらをすべて自力で把握する作業は大きな負担です。
しかし、専門家に相談すると必要な知識を提供してもらえるため、自分で調べる手間を省くことができます。
正確な知識を教えてもらえるため安心です。
手続きの代行に対応してくれるケースもある
会社設立を相談できるだけではなく、手続きの代行に対応してもらえるするケースもあります。
書類の準備から申請まで、多くの作業を丸投げできるのです。
このように手続きを代行してもらえるならば、調べたり作業したりする作業を別の作業へ割り当てられるようになります。
時間を有効に活用することができ、しっかりと事業開始に備えることができるのです。
会社設立の費用の節約や節税のアドバイスをしてくれる
税理士へ相談すれば、会社設立の費用を節約する方法から節税の方法まで詳しくアドバイスしてくれます。
たとえば、電子定款を選ぶことで4万円分の費用節約につながるなどの提案を受けることが可能です。
また、株式会社と合同会社ではそれぞれ設立費用が違うため、その点についてもアドバイスしてくれるでしょう。
他にも、節税のために資本金や決算日の決め方で注意するべき点も教えてくれます。
事業計画の立て方から資金集めまでサポートを受けられる
専門家に相談することで、事業計画の立て方から資金集めといった分野についてもサポートを受けられます。
これらは会社設立を成功させるために重要な分野であり、専門的な知識や経験が要求されます。
プロのアドバイザーからのアドバイスに従うことで、会社経営の準備を万全に整えられるでしょう。
会社設立を完了するまでの期間を短縮できる
相談することで会社設立をして完了するまでにかかる期間の短縮も可能です。
書類の準備から申請まで専門家がすべて担当してくれます。
前もって法人印などを準備しておくと最短1日で会社設立の申請をすることも可能です。
急いで会社設立をしたいのであれば、書類の作成や申請を代行してくれる専門家に相談し、すぐに着手してもらうと良いでしょう。
会社設立をどこへ相談するか悩む際の選び方
会社設立の相談やサポートを受けられる公的機関や民間組織は数多くあります。
その中からどれを頼るべきなのか、選び方を紹介しましょう。
どこまで対応できるか確認しておく
それぞれの専門家が具体的にどの業務まで対応できるのか事前に確認しておきましょう。
すべての業務に対応できるとは限らず、アドバイスしかしてくれないケースもあれば、会社設立の手続きを代行してくれるケースもあります。
さらに税務や節税などについて専門的なサポートをしてくれる場合もあるのです。
例えば、サービスを提供している業者が税理士法人なのか、司法書士法人なのかによって、提供できる業務の種類は変わります。
また、いろいろな士業と提携や連携を取れている業者ほど、幅広い業務のサポートができるでしょう。
事前に無料相談などで信頼できるかどうか確かめる
いきなりアドバイザーに依頼をするのはリスクがあります。
本当に信頼できる専門家であるという保証がないからです。
そのため、事前に相談をすることをおすすめします。
会社設立のサポートをするサービスの中には、無料で相談に対応しているところが多いです。
まずは無料相談を活用して話し合いを行い、自分の希望を伝えてどのような対応をしてくれるのか、どんなアドバイスをしてくれるか確認しましょう。
そこで信頼できそうであれば、実際に契約をして本格的なサポートを受けると良いです。
創業融資のサポートをしてくれると便利
会社設立のアドバイザーから創業融資のサポートを受けられると便利です。
会社設立をすると資金不足に陥るケースが多いです。
事前にまとまった資金を用意していたとしても、会社を経営していく中でさまざまな費用が発生するため、すぐに資金が底をつきそうになります。
そこで、会社設立後にまとまった融資を得られる創業融資の活用はおすすめです。
ただし、創業融資を利用するには審査を受ける必要があり対策しなければいけません。
創業融資に通るための対策を含めてサポートしてくれるアドバイザーを探しましょう。
創業融資のサポートを求めているならば、経営サポートプラスアルファにご相談ください。
創業融資の選定から申請の準備、審査対策まで対応可能です。
いつでも経営サポートプラスアルファまでお問い合わせください。
会社設立の相談先を誤ると手間が増えかねない
会社設立のアドバイザーを選ぶ際には相談相手を誤ると大変なことになります。
期待しているサービスを受けることができなければ、会社設立に失敗するケースもあるからです。
会社設立には多くの手続きがあり、決めるべき事柄もたくさんあります。
会社設立後を見据えた上で必要な手続きを適切に進められるように、それぞれの目的に合ったアドバイザーを選びましょう。
会社設立のアドバイザーを選ぶのに悩んでいるならば、経営サポートプラスアルファにお任せください。
提案型の会社設立サポートを行っており、それぞれの期待通りの会社設立を実現させます。
いつでも経営サポートプラスアルファまでご相談ください。
会社設立はアドバイザーを頼ろう
会社設立を進める際には積極的にアドバイザーを頼ることをおすすめします。
専門家によるサポートを受けることで、会社設立で損をするのを避けられるからです。
専門家の力を借りてスムーズに手続きを進められるため時間の節約にもなります。
会社設立でアドバイザーが欲しい方は経営サポートプラスアルファにご相談ください。
会社設立の手続きの代行から事業計画、融資のサポートまで対応できます。
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