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会社設立freeeの費用はなぜ無料?設立までの流れについても解説

できるだけ簡単に会社設立の手続きを行いたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

会社設立freeeは、様々な手続きを効率化することが可能です。

この記事では、会社設立freeeの基本情報について解説します。また、会社設立freeeの費用や利用手順など、サービスの内容についても説明します。

会社設立freeeとは

会社設立freeeとは「会社設立における手続きの手間を最小限にするシステム」です。

会社の設立に必要な書類を無料で簡単に作成することができ、実際に20,000社以上の企業に導入されています。

株式会社、合同会社、個人事業主など、どの形態でも、ガイドに則って入力を進めるだけであり、司法書士を雇う必要がありません。

会社設立freeeを運営しているfreee株式会社は、他にも会計ソフト、人事労務ソフト、個人向け経理・申告ソフトなど、様々な事業をサポートするサービスを展開しています。

ポイント

・会社設立freeeとは「会社設立における手続きの手間を最小限にするシステム」である。
・株式会社、合同会社、個人事業主など、形態を問わずに、簡単に書類の作成ができる。
・他にも会計ソフトや人事労務ソフトなど、様々なサービスを展開している。

会社設立freeeを利用するメリット

会社設立freeeの導入を考えている方に向けて、サービスのメリットについて解説します。
会社設立freeeを利用するメリットは大きく分けて、以下の2点です。

  • 手順に沿って入力するだけで簡単に定款が完成する。
  • 法人設立に必要な印鑑を注文することができる。

会社設立に必要な印鑑や定款をスムーズに作成できる点に魅力を感じているユーザーが多いです。

それぞれのメリットについて説明します。

手順に沿って入力するだけで簡単に定款が完成する

会社設立freeeのメリットとして、定款の作成を手軽に行うことができる点が挙げられます。

専門知識を持っていない方でも、社名や会社の住所など、必要情報の10項目を入力するだけで定款の作成が可能です。しかし、必要情報の中には、会社設立に関する専門知識も含まれています。会社設立freeeはシステムであり、あくまで自分一人で進めないといけないため、わからない情報があっても聞くことができない点は注意点ではあります。

定款は、電子定款と紙定款の2種類に分けられますが、電子定款を選択した場合、「クラウド会計ソフト freee」に契約することで、事務手数料5,000円が無料になるキャンペーンを利用することができます。

定款以外にも、「設立登記申請書」など、必要な書類に対応しているため、書類作成にかかる時間と手間を削減できるのです。

法人設立に必要な印鑑を注文できる

会社設立freeeでは、登記の作成や設立後の手続きに必要となる印鑑を注文することができます。

法人印鑑3本セット、捺印マット、朱肉が一組になっており、会社設立freeeに入力した情報に基づいてワンクリックで注文することが可能です。

法人印鑑3本セットは、実印、銀行印、角印がセットになっているため、会社の運営に必要な印鑑が十分に揃っています。

偽造されにくいとされている「篆書体」を印鑑に採用しているのもポイントです。

中国浙江省産の柘を利用した印鑑は15,900円、東南アジアの水牛の角を利用した印鑑が18,900円となっています。

会社設立freeeを利用するデメリット

会社設立freeeを利用するメリットを紹介しましたが、デメリットは以下の2点が挙げられます。

  • 専門家に相談する場合は有料プランになる。
  • 電子定款に日数がかかる。

電子定款に日数がかかるだけではなく、専門家のアドバイスや意見を貰うために有料プランに登録する必要がある点をデメリットに感じている企業が多いです。

それぞれのデメリットについて、説明します。

専門家に相談する場合は有料プランになる

会社設立freeeは、あくまで書類作成などの手続きを簡略化するためのサービスです。

資本金や決算期などのアドバイスを専門家から貰うためには、「新設法人向け紹介プログラム」を利用する必要があるため、別途料金を支払わなければなりません。

freeeのユーザーをサポートする専門家である、「freee 認定アドバイザー」の紹介自体は無料である一方で、契約料が必要です。

会社設立を考える方の中には、会計などの知識が不十分なことも多く、はじめに留意しておくポイントをおさえきれていない方も多いです。

最初は「会社設立だけできればいいや」と軽い気持ちで自分一人で会社設立するためにfreeeを使ってしまう方もいますが、例えば、後から資本金を増資したい場合や事業目的に変更を加えたい場合、費用が発生するなど、知らないことで損をする会社設立をしてしまう場合も少なくありません。

このため、会社設立時には専門家に予め事業計画を話し、適切なアドバイスをもらった上で自社に合う資本金額や事業目的、定款を作成する必要がありますが、freeeではできないのが大きな難点です。

電子定款に日数がかかる

会社設立freeeで電子定款を作成する場合、最短でも、5営業日はかかってしまいます。

5,000円分の追加料金を支払うと、3営業日に短縮可能ですが、それでも急いで会社設立したい方にとっては間に合わないケースもあるでしょう。

設立日まで時間がないという企業は、司法書士や税理士に直接相談した方が早く電子定款を作成できる場合があります。

手続きを早く完了させたいという方は、会社設立freeeは一概におすすめはできないでしょう。その場合は、もっとスピーディーに対応してもらえるサービスがおすすめです。

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ポイント

・法人設立に必要な実印、銀行印、角印をセットで注文することができる。
・定款の作成を手軽に行うことができるため、手間がかかりにくい。
・専門家に相談したい、電子定款の作成を迅速に完了させたいという企業にはおすすめできない。

会社設立freeeの費用

会社設立freeeを利用するにあたり、必要な費用について、紹介します。

会社設立freeeの利用料はいくら?

会社設立freeeを利用すると、自分で書類を作成するよりも、3.5万円、費用を抑えることができます。
自分で会社を設立する際には、定款代がかかりますが、会社設立freeeを利用することで、定款の作成代がかからないため、費用を抑えることができるのです。

会社設立freee 自分で設立 司法書士に依頼
定款準備 0.5万円 4万円 0万円
定款認証 5.2万円 5.2万円 5.2万円
登録免許税 15万円 15万円 15万円
設立手数料 0万円 0万円 10万円
合計 20.7万円 24.2万円 30.2万円

引用:https://www.freee.co.jp/launch/

会社設立freeeはなぜ利用料が無料?

定款準備や、定款認証には費用がかかるものの、会社設立freeeの設立手数料は無料です。

この理由として、freeeが運営する他のサービスに誘導していることが挙げられます。。freeeという会社が運営するサービスのリードとして、会社設立の費用を無料にしているのです。

登記に関わる手続きができるのは、司法書士のみです。しかし、会社設立freeeでは、会社を設立する側が本来司法書士支払うはずだった費用を負担してくれ、会社設立を無料で行ってくれます。これを負担する代わりに、freeeが運営するその他のサービスの案内を受けることになる仕組みです。

freeeでの会社設立の流れ

会社設立にあたって、まず会社の基本事項を設定する必要があります。

会社名や事業目的、資本金の額などを決めていきましょう。

その後、freeeに登録し、決定した事項に則って、定款の作成を完了させ、公証役場で認証してもらいます。

定款の手続きが完了したら、登記の申請を行いましょう。

最後に、設立登記完了の届出を行います。

まとめると以下のようになります。

  • ①基本事項を決めてfreeeに登録する
  • ②公証役場で定款の認証
  • ③登記用の書類の提出
  • ④設立登記完了の届出
ポイント

・会社設立freeeを利用すると、自分で書類を作成するよりも3.5万円費用を抑えられる。
・会社設立freeeの利用料が無料なのは、リード客を獲得するためである。
・まず会社の基本事項を設定するところから始まる。

会社設立freeeの評判は?

会社設立freeeの評判は良いのでしょうか。

実際に会社設立freeeを利用した人の声を元に、まとめています。

社会人経験がなくても問題なかった

「社会人経験がなくても会社を設立できた」という評判があります。実際に会社設立freeeは、書類を簡単に作成することができます。

経営のノウハウや知識がなくても、たとえ社会人としての経験が少なくとも、サポートが揃っているため、スムーズに手続きを完了させることが可能です。

実際のユーザーの評判は以下の通りです。

“書類作成や提出も、自分でやろうとすると色んな場所に行かなければならないのも、必要な情報や書類が全部揃っているのがとても助かりました。入力するとちょっとずつ前が見えてくる感じが、複雑な起業の不安を解消してくれましたね。また、分からないことを検索するとヘルプページや関連記事が出てきて、誰かに聞かなくても全て解決できるのも良かったです。”

参考:https://www.freee.co.jp/cases/merrycreationllc/

UI・UXが使いやすい

UI・UXはそれぞれ「ユーザーインターフェイス」と「ユーザーエクスペリエンス」の略称で、「サービスや製品を通してユーザーが直接感じる経験や感覚」を指します。

会社設立freeeのUI・UXの面で、使いやすいという点で高い評価を集めています。

会社設立の手続きは煩雑になってしまいがちですが、freeeは、シンプルかつわかりやすいサイトなので、多くの人に好まれているのでしょう。ユーザーの評価は以下の通りです。

“freee会社設立を利用する決め手となったのは、説明のわかりやすさと機能の使いやすさでした。とにかく初めてだったので、何をしたらいいのか分からず、いくつか検討した中で、一番全体の流れがわかりやすくUI・UXが使いやすかったんです。”

参考:https://www.freee.co.jp/cases/limone/

ポイント

社会人経験がなくてもスムーズに起業することができる。
・UI・UXが使いやすいという点が評価を集めているポイントである。

まとめ

会社設立freeeの基本情報について詳しく解説しました。

会社設立freeeは、手数料無料で利用できる会社設立のサポート型システムです。

必要な項目を入力するだけで、書類が簡単に作成できる点が定評を集めています。

しかし、専門家に相談するには別途料金がかかるなど、デメリットもあります。
また、設立までに2週間程度かかるため、より早く会社を設立したい方は、経営サポートプラスアルファの方がおすすめでしょう。

経営サポートプラスアルファは、最短1日で会社を設立することが可能です。また、提案型の会社設立サービスであり、起業について専門知識のある税理士に相談しながら、手続きを進めることも可能です。

さらに、24時間いつでもご相談が可能です。少しの不安や悩みに関して、いつでもご相談いただけます。まずは、お気軽にお問い合わせください。

記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。