フリーランスとして独立したいと思っている人は多いのではないでしょうか。
また、最近ではYouTubeなどを通してフリーランスとして成功する方法などを紹介する人も多いです。
そして、厚生労働省も企業に対して副業禁止という規則の削除を求めており、国もフリーランスのような働き方を推進していると言えるでしょう。
ただし、フリーランスとして稼ぐためのスキルが備わっている人でないと、稼ぐことができないのも事実です。
そこで、この記事ではフリーランスとして独立するために必要なスキルや個人事業主との違いについて紹介していきます。
フリーランスと個人事業主の違いとは?
結論から言うと、フリーランスと個人事業主はほとんど違いがありません。
フリーランスとは、一般的に働き方のことを指します。
フリーランスの働き方は組織に所属することなく、業務委託で多くの会社やクライアントと取引をすることが多いです。
そして、個人事業主とは事業形態のことを指すことが多いでしょう。
個人事業主の対となる言葉としては法人があります。
個人事業主は、あくまでも法人と比較した際に個人で行なっている事業という認識です。
そのため、フリーランスと個人事業主はほとんど違いがないと言っても過言ではないでしょう。
ただし、フリーランスの中には法人化をしている人もいます。
フリーランスとして働いている中で法人化するメリットは、税金面での優遇や融資を受けやすくなることでしょう。
このように、フリーランスであっても法人化している人は個人事業主ではありません。
そのため、フリーランスという働き方には、法人と個人事業主の二つの形態があると思っていただければいいでしょう。
<あわせて読みたい>
フリーランスとして独立するのに必要なスキルとは?
フリーランスとして独立するのに必要なスキルは、以下の3つです。
- コミュニケーションスキル
- 営業スキル
- 基本的なマナー
コミュニケーションスキル
フリーランスで一番重要になるスキルが、コミュニケーションスキルです。
フリーランスの場合、仕事の獲得から納品まで自分で行わなくてはいけません。
その過程の中でクライアントとのコミュニケーションが重要になってくるでしょう。
クライアントとスムーズにコミュニケーションを取ることができると、クライアントからの信頼を獲得することができ、多くの案件を受けれる可能性があります。
また、フリーランスとして働く中で外注などを使う場合は、外注先とのコミュニケーションも必要になるでしょう。
外注先に適切な指示をすることができず、納期に遅れてしまうと、結果的に自分がクライアントからの信頼を失ってしまうことにもなります。
そのため、フリーランスは様々な場面でコミュニケーションスキルが必要になると言っても過言ではないでしょう。
営業スキル
フリーランスでは営業スキルも重要になります。
フリーランスで独立しても、営業スキルがないと思うように案件を獲得できないことも多いです。
一方で、営業スキルがあるとフリーランスとして独立しても、案件を獲得しやすいと言えるでしょう。
フリーランスで独立して一番困ることは案件がないことです。
案件が多い場合は、外注などを使うことで調整をすることは可能です。
しかし、案件がそもそもない場合はどうしようもできません。
そのため、フリーランスとして独立した当初は案件を獲得できるように、多くの営業先に対して営業していき、案件を獲得しすぎるくらいの方がいいでしょう。
基本的なマナー
フリーランスとして独立するためには、基本的なビジネスマナーも重要です。
特に、社会人経験を経ないでフリーランスとして独立してしまうと、基本的なビジネスマナーが備わっていないことが多いでしょう。
また、社会人からフリーランスとして独立した人でも、会社の中でのコミュニケーションやマナーとクライアントに対するマナーというのは変わります。
特に、クライアントの場合、自分がお金を出してフリーランスに仕事を依頼するという立場です。
そのため、より一層クライアントに合わせたビジネスマナーが必要になるでしょう。
また、この部分では一般的なビジネスマナーとは異なってもクライアントに合わせていくことが重要です。
そのため、クライアントがどのような人なのか、またマナーについてどこまで徹底しているのかについても理解した上でコミュニケーションを取ると上手くいくでしょう。
フリーランスとして独立する時の事前準備とは?
フリーランスとして独立する時の事前準備には、以下のものがあります。
- 生活費の半年分の確保
- クレジットカードの作成
- 健康保険の切り替え
- 名刺の作成
- SNS・HPの作成
生活費の半年分の確保
フリーランスとして独立する際には、生活費の半年分の現金は確保しておいた方がいいと言われています。
この理由は簡単で、フリーランスとして独立した当初は案件を獲得できない可能性が高く、収入が全くないことも多いからです。
ただし、これは一般的な生活費で生活していた場合のことであり、生活費がもともと高い場合は生活費の見直しなども会社員のうちに行っておいた方がいいでしょう。
クレジットカードの作成
フリーランスとして独立する前に、クレジットカードを作成した方がいいでしょう。
クレジットカードは、社会的な信用がないと作成できないことが多いです。
そして、フリーランスの場合社会的な信用が小さいと判断されることが多いでしょう。
そのため、会社員として働いているうちにクレジットカードを作成しておいた方がいいです。
クレジットカードを作成しておくメリットは、経費計算が楽になることです。
フリーランスとして独立して自分で確定申告をすると、経費を自分で計算しなくてはいけません。
この場合に、経費をクレジットカードで支払うようにすれば、明細が全てデジタル上で出るので経費計算が楽になります。
そのため、フリーランスとして独立する人の多くは、クレジットカード払いにして経費計算を楽にすることが多いです。
また、クレジットカードのなかには、フリーランス向けクレジットカードというものがあります。
このようなクレジットカードを作成してもいいですが、クレジットカードとしての機能には違いないので、もともと自分が持っているクレジットカードの1枚を経費用に使う方法でもいいでしょう。
健康保険の切り替え
健康保険の切り替えもフリーランスとして独立する前に行いましょう。
会社員のうちは、会社の健康保険組合や所属する健康保険組合の健康保険に加入することが多いです。
しかし、フリーランスとして独立すると国民健康保険に加入しなくてはいけなくなります。
場合によっては、もともと所属していた健康保険にそのまま加入することもありますが、多くの場合は国民健康保険に切り替えます。
そして、国民健康保険への切り替えは会社員を辞めたらすぐに行わなくてはいけません。
そのため、フリーランスとして独立する前には、健康保険を切り替えておくというのを意識しておきましょう。
名刺の作成
名刺の作成もフリーランスとして独立する前に行いましょう。
今の時代、名刺が使われないことも多いのは事実です。
しかし、オフラインの場で他のクライアントやフリーランス仲間と会うことがある場合、名刺がないと不便になることも多いでしょう。
名刺の目的は、単に自分の事を知らせるだけではなく、自分ができる仕事や自分の過去の実績を掲載して、自己アピールをすることです。
そのため、フリーランスとして独立する場合は名刺を作成した上で、QR コードなどをつけて情報量の多い名刺にするといいでしょう。
SNS・HPの作成
SNSやホームページの作成もフリーランスとして独立する前に行いましょう。
デジタル化が進んでいる昨今では、オフラインで仕事を獲得するだけではなく、SNSやホームページを経由して仕事を獲得することも多いです。
また、オフラインで知り合った人であってもホームページやSNSを確認した上で、その人に仕事を依頼するか決めることも多いでしょう。
そのため、SNSやホームページでは自分の実績だけを掲載するだけではなく、自分をどのように見せたいのかのブランディングをすることも必要です。
例えば、SNSでは自分が得意としている分野についての情報発信をして、多くのフォロワーを獲得することができると、クライアントからも信頼できるフリーランスとして認識されることが多いでしょう。
また、ホームページではホームページとしてのクオリティーが高く必要な情報が掲載されていることが必要です。
そのほかにも、過去の実績などをクライアントのコメントをつけて掲載することで、クライアントに自分の実績や自分の実力というものを示すことができるでしょう。
まとめ
独立してフリーランスになると、様々な部分で自分で行わなくてはいけないことが増えてきます。
また、必要なスキルもコミュニケーションスキルやビジネスマナーなどの基本的なところだけではなく、営業ができる営業スキルも必要になってくるでしょう。
その他にも、フリーランスとして独立する際には、事前に準備をしておかないとフリーランスとして独立しても結果を出せないということが多いです。
個人でも法人でも独立を少しでも考えている人は経営サポートプラスアルファにお気軽にご相談ください。
相談は何度でも無料です。