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会社設立には本が役立つ!使い方やおすすめの本をご紹介

会社設立には本が役立つ!使い方やおすすめの本をご紹介

会社設立をするためには多くの知識が必要です。

法律で様々な事項が定められているため、それらについて知識を持っておかなければ会社設立に失敗してしまいます。

知識を身につける方法は本・インターネット・セミナーなど多くの方法があります。

この中でも本やインターネットを利用するものは、ハードルが低く取り組みやすい方法です。

今回は会社設立にあたり本で情報収集するポイントやおすすめの本についてご紹介します。

会社設立について本で学ぶ

会社設立に関する本は数多く発売されています。

そのため、会社設立について本で学ぶのは難しくありません。

まずはどのような本が発売されているのか理解していきましょう。

会社設立の基本知識が解説された本が大半

インターネットや本屋で発売されている本は、会社設立の基本について解説しているものが大半です。

このような本を必要とする人は会社設立に関する知識が少ないため、基本的な部分から丁寧に解説されています。

ただ、このような初心者向けに解説している本は、会社設立の基本的な流れしか含まれていないものが多くあります。

会社設立の概要については本で理解できるものの、具体的な書類の作り方など気になる部分についての解説は甘いのです。

とはいえ、会社設立の経験がなければ基本的な流れすら知らないはずです。

そのため、まずは初心者向けの本を利用して会社設立の基本知識を身につけるようにすると良いでしょう。

会社設立時は用途に合ったものを選択する

会社設立という大きなくくりで見ると、概要を説明した本が大半であると説明しました。

これでは実際に会社設立の手続きをする際に、バイブル的な本としては利用できません。

そこで重要となるのは、会社設立の手続きをする際は用途に合ったものを選択することです。

会社設立全般に関する本を選択するのではなく、自分が知りたい知識にフォーカスを当てて本を選択しましょう。

例えば会社設立をする際は、株式会社にするか合同会社にするかを決定しなければなりません。

それぞれにメリットやデメリットがあるため、これらの違いを解説している本が役に立つでしょう。

また、会社設立では定款に資本金を記載しなければなりません。

この資本金の決め方には多くの考え方があるため、ここを知りたければ関連する本を選択すれば良いでしょう。

会社設立に関わる情報を一冊の本だけで身につけるのはほぼ不可能です。

会社設立の大まかな流れがわかる初心者向けの本を軸として、細かな説明は別の本から得るものだと考えておきましょう。

会社設立に役立つ本を選ぶポイント

会社設立に役立つ本は自由に選んでよいわけではありません。

本を選ぶときには以下のポイントを意識する必要があります。

  • 最近発売されたものか
  • 図表は利用されているか
  • 読者像の設定は明確か

それぞれについてご説明します。

本のポイント1:最近発売されたものか

本の奥付を確認していつ発売されたものか確認するようにしましょう。

できるだけ会社設立をする年か前年に発売されたものを利用するべきです。

会社設立に関するルールは定期的に変更されてしまいます。

大まかなルールについては大きな変更がないものの、詳細なルールについては変更される場合があるのです。

残念ながら本ではこのような変更を反映させられません。

出版されたタイミングの情報となっているため、今から会社設立するには情報が不足している場合があるのです。

これでは本から情報収集しようとしても意味が薄れてしまいます。

会社設立に関わる本を新しさだけで選ぶのはおすすめしません。

ただ、まずは新しい本から候補を選出し、それらを比較して自分に適したものを選択するようにしましょう。

本のポイント2:図表は利用されているか

できるだけ図表が多く利用されている本を利用しましょう。

最近はカラー印刷されている本が多いですが、図表が多く利用されている方がより読みやすくなります。

特に会社設立では多くの知識を身につけなければなりません。

体系的に情報を理解する必要があるため、表形式で情報がまとめられているかが重要になるでしょう。

抜け漏れなく理解するために表の多い本をおすすめします。

図については自分の好みに左右される部分があります。

カラー印刷であれば図やイラストが多い方が直感的に理解できたり馴染みやすかったりするでしょう。

ただ、図やイラストが邪魔だと感じる人もいるため、判断基準にはなるものの好みではないものを選ぶ必要はありません。

本のポイント3:読者像の設定は明確か

どのような読者に向けて書かれている本であるのかを必ず確認しましょう。

会社設立に関する本でもレベルに違いがあるため、必ず前書きなどから確認しておくべきです。

例えば会社設立に関する本は、全く何も知らない初心者向けに書かれたものが多くあります。

会社とは何かから始まり会社設立について続くのです。

ただ、会社について何かしらの知識がある人にはつまらない本になるでしょう。

逆に会社設立の手続きにだけフォーカスして書かれている本があります。

会社設立については無知であるものの、前提知識を持っている体で書かれた本です。

このような本は完全な初心者には適さないものの、多少なりとも知識がある人には良いでしょう。

読者像を確認して本を選択しなければ、自分が必要とする内容が書かれてない可能性があります。

事前に本の読者層を確認し、自分に適しているかどうかは確認しましょう。

会社設立にあたり読みたいおすすめの本

会社設立に関する本は数多く発売されています。

それらの中でもプロ目線で皆さんに読んでもらいたいおすすめの本をご紹介します。

会社設立におすすめの本1:ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 会社設立のしかたがわかる本

大手通販サイトのAmazonで会社設立に関する本として人気のあるものです。

発売されたのは2012年と少々古い本ですが、会社設立に関わる基本知識が身につくとしてロングセラーを記録しています。

会社設立に関わる本の中では珍しく、こちらは4人が共著しているものです。

司法書士や税理士、弁護士、実業家など異なる経歴を持つ著者がそれぞれ分業してこちらの本を執筆しています。

それぞれが専門分野を活かして執筆しているため、内容が理解しやすくおすすめです。

比較的ページ数の多いものとなっていて、会社設立に関わる基本知識が幅広く説明されています。

会社設立の基本的な流れはもちろん、会社設立にかかる費用や商号や資本金、本店の決め方、事業目的の書き方など幅広い説明がなされています。

会社設立の流れや基本については十分身につくと考えてよいでしょう。

ただ、それぞれについて基本的な説明はされているものの、説明されている順番については注意が必要です。

それぞれの著者が別々に本を書いているため、掲載されている順番と実際の会社設立の流れに若干の相違があります。

必要な部分だけ読めば理解できるものの、前から順番に読んで理解をしようとすると誤った理解をしてしまうかもしれません。

また、一冊に非常に多くのことが詰め込まれているため、分野によっては詳細が理解しきれないかもしれません。

例えば、法人口座の開設については触れられているほど簡単ではなく、会社設立後すぐは断られても不思議ではありません。

基本的な流れや説明については何も誤りはないものの、実際に会社設立をする流れとは若干の相違がある点を理解しておきましょう。

会社設立におすすめの本2:最新起業から1年目までの会社設立の手続きと法律・税金

会社設立をして運営していくために必要な知識をまとめた本です。

会社設立だけにフォーカスしたものではなく設立してからの部分にもフォーカスしているため、先のことを見据えた本を手に入れたい人におすすめです。

全体的に会社設立や会社の運営で必要となる法律や税金、手続きの説明がなされています。

会社設立も運営も様々な法律や手続きが付きまとうため、これらについてポイントを絞って解説してくれています。

素人は会社設立にあたり何をすればいいのか分からないため、ポイントを中心に理解しておくと何をすればよいのかイメージしやすいでしょう。

ただ、内容としては重要なポイントが説明されていて魅力的ではあるものの、図表の利用がほとんどありません。

文字を中心として説明されているため、上記でご説明したおすすめの本の選び方には残念ながら該当しません。

文字ばかりの本を読むのが得意な人であればいいですが、苦手な人には使いにくい本になってしまうかもしれません。

とはいえ、内容が充実していて目次もしっかりと作られています。

そのため、全ての内容を読まなくとも、会社設立にあたりバイブル的な使い方をするのも良いかもしれません。

会社設立におすすめの本3: オールカラー 一番わかる会社設立と運営のしかた

オールカラーでわかりやすく会社設立について解説された本です。

読みやすさを重要視した本であるため、文字ばかりの本は苦手であると感じる人におすすめです。

また、文字で説明されているものについても重要な部分はマーカーで線が引いてあります。

キーワードになったりポイントになったりする部分が強調されているため、会社設立の初心者でもどこを押さえておくべきか理解できる仕組みです。

もちろん、カラフルな本に仕上がっているだけではなく、内容についても充実しています。

会社設立に関する基本知識を分かりやすく直感的に理解したい人へおすすめです。

▶ 初めてでもわかる会社設立の流れ【完全版】

まとめ

会社設立に役立つ本についてご説明しました。

様々な種類の本が発売されているため、ポイントを踏まえて自分に適したものを探しましょう。

一冊だけではなく複数の本を用意するのがおすすめです。

ただ、会社設立について本だけで学ぶのは限界があります。

そのため、会社設立が不安な場合は手数料無料で24時間受付の経営サポートプラスアルファにご相談ください。

本では理解しきれない部分もプロが口頭で説明しながらサポートします。

記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。