こんにちは、今回は飲食店のインテリアについてご紹介をしていきますが、飲食店は特に店内の内装にこだわっている店舗が多く、インテリアによって飲食店そのものがお客様に与える影響は大きく変わってきます。
そのため、どこの飲食店も自身の店舗の特色を出そうと様々なインテリアを用いることで、店舗の差別化を図っています。
また、一概に飲食店といっても、居酒屋、カフェ、バー、レストラン、イタリアンなど様々な種類があり、それぞれの飲食店の種類によって向いているインテリア、向いていないインテリアが分かれてきます。
そのため、今回はそもそもインテリアとは何か、飲食店がインテリアにこだわるべき理由は何か、飲食店がインテリアを選ぶ際に気を付ける事とはなにか、について詳しくご紹介していきます。
Contents
インテリアとは
そもそもインテリアとは何かについてですが、インテリアといっても人によって、または国によってその区切りが大きく分かれてくるのです。
日本におけるインテリアとは、室内の装飾品をまとめて指すことが多く、室内に置かれている机やイス、照明などの家具も含まれます。
飲食店におけるインテリアにおいても、床や壁、ドアやキッチンまでもが含まれることがほとんどです。
飲食店がインテリアにこだわるべき理由とは
飲食店を経営する上で、インテリアは必須です。
冒頭でも記述したように、飲食店におけるインテリアは、店舗の顔にもなり飲食店そのものに対するイメージに大きく影響を与えるのです。
それではここからは、飲食店がインテリアにこだわるべき理由をいくつかご紹介していきます。
話題になる事がある
飲食店ではインテリアが店舗のイメージに繋がるとお伝えしましたが、時には飲食店のインテリアが話題になり、SNSで拡散されたり口コミで広がっていくということもあるのです。
最近ではお客様が来店する理由として、「評判が良いから」「オシャレだと思ったから」という理由が来店動機となる人が増えています。
良い口コミが更に良い口コミを呼ぶことでドンドン多くの人に広まっていくというケースが多く見受けられます。
インテリアのセンスがリピーターにつながる事も
一度来店した方がリピーターになる理由として、料理の味が良かったということ以外に、インテリアの趣味が好きだからという理由でリピーターになるケースも少なくはありません。
飲食店でリピーターになりやすい人は料理を気に入ってもらうことだけでなく、飲食店として店舗そのものを気に入って何度も来店をするという傾向があるので、インテリアの良さは集客に繋がります。
居心地の良さが変わる
飲食店に来たお客様の中には、落ち着いた空間で長時間滞在をしたいという方がいらっしゃいます。
主にカフェやレストランなどに多くみられるお客様ですが、その際にインテリアに何の魅力も感じないと、居心地の悪さからすぐに店舗を去ってしまうかもしれません。
最悪の場合は再度の来店をしていただけないかもしれません。
飲食店で重要なインテリアとは
つぎに、飲食店で重要なインテリアについてですが、インテリアの好みは人それぞれとなり、時にはかなりマニアックなインテリアを好む方もいらっしゃるので、今回は一般的に興味を持たれやすいインテリアについて、いくつかご紹介していきます。
テーブル
飲食店で欠かせないインテリアといえばテーブルですね。
飲食店で食事をする際には必ずといっていいほど目に入ります。
そのため、重要性はとても高く、オシャレなテーブルで食事をすることは、気持ちのいい食事の空間を創り出します。
イス
テーブルと同様、飲食店のインテリアで欠かせないインテリアとしてはイスも挙げられます。
イスは飲食店において100%お客様が利用をする物であり、イスの座り心地次第でその飲食店で過ごす時間が左右されると言っても過言ではありません。
そのため、インテリアの中でもイスのクオリティ次第でお客様の滞在時間が変わってくるのです。
照明
照明は飲食店のインテリアの中でも、店内の雰囲気を作り出す大きな役割を果たすため、こだわるべきポイントです。
照明の明るさは心理状況にも影響を与えると言われており、照明が明るいとお客様の回転率が上がり、照明が暗いとお客様の回転率は下がると言われているのです。
そのため、ラーメン屋やうどん屋などの回転率を上げたい飲食店では比較的明るく設定されており、逆にゆっくりと落ち着いた空間を味わってほしいカフェやバーなどでは暗く設定されていることが多いのです。
壁
飲食店のインテリアの中でも店舗に対する色のイメージを生みやすいのが壁であり、色によってはお客様の食欲にも影響が出ると言われているのです。
主に青であれば食欲を抑え、赤であれば食欲が増加するとも言われています。
先ほどの照明と同様、飲食店の種類に応じて壁紙や壁をペンキで塗る際の色は重要です。
床
床はお客様が飲食店を利用する上では必ず足を付ける場所でもあり、中には床が軋む音が我慢できないというお客様もいらっしゃいます。
飲食店のように、机やイスが多く設置されている店舗では床に傷が付きやすいため、床への気配りも欠かせません。
キッチン
飲食店のインテリアの中でも見落とされがちなのがキッチンです。
キッチンは基本的に飲食店の従業員側が使うスペースなので、インテリアの中でもこだわりを持たない方が多いですが、実はとても重要なポイントなのです。
キッチンはお客様に提供する商品を調理する場所ですから、お客様からすれば、より清潔なキッチンで調理をしてほしいのです。
そんな時にキッチンが汚れしまっていると、お客様に与える印象が悪くなってしまい、食事をする前の気分を害してしまいます。
また、キッチンのレイアウトが悪いと、調理や作業導線そのものの効率が悪くなってしまい、お客様へ商品を提供する際に余分に時間がかかってしまいます。
したがってキッチンは、飲食店のインテリアの中でも特に生産性に関わる場所なのです。
飲食店がインテリアを選ぶ際に気を付ける事
つぎに、飲食店がインテリアを選ぶ際に気を付ける事についてですが、飲食店ではインテリアが与える影響は大きく、時には売り上げにも影響を及ぼします。
インテリアは一度選んでしまうと簡単に変えることはできませんので、失敗の無いようにする必要があります。
そのため、飲食店がインテリアを選ぶ際には、どのような点に気を付けるべきかについてご紹介していきます。
あくまでお客様目線で
インテリアを選ぶ際の注意点として、インテリアを選ぶ基準に自身の好みだけで選んでしまう方が多くいますが、店舗の内装とはあくまでお客様の為にレイアウトやデザインを決めるべきです。
自身の好みを取り入れすぎると逆にお客様へ悪い印象を与えてしまいます。
そのため、インテリアを決める際には、自身の店舗に来店されるお客様の年齢や性別など、周りの地域性を踏まえて選ぶべきなのです。
店舗のイメージと合わせる
インテリアで重要なのは、あくまで店舗のイメージ作りです。
自身の店舗で提供する商品とのイメージのズレを作らない方がいいでしょう。
簡単な例として挙げると、ラーメン屋なのにカフェのような落ち着いたインテリアにしてしまったり、カフェなのにラーメン屋のようなインテリアにしてしまうと、店舗へのイメージと商品のズレにより違和感が生じてしまうのです。(あえて意図的にズラしているのであれば、もちろんアリです)
高価なインテリアを使いすぎない
インテリアを選ぶ際に、より良い印象を与えようとしてあまりにも高いものを選んでしまう人がいますが、インテリアはあくまで消耗品でもあり、店舗のイメージを作る飾りに過ぎません。
そのため、インテリアであまりに費用を使うと、数年後にはまた買い替えが必要になったり、他の部分に回す費用が減ってしまうことも考えられます。
インテリアにかける費用はほどよく計画的にしてくださいね。
いくつかの種類を確認する
ここまででご紹介してきたように、インテリアはあくまで店舗のイメージを作るためのモノです。
「この種類でなければいけない!」というケースはほとんどないといえるでしょう。
そのため、インテリアを選ぶ際にイメージと近いものがあったとしてもすぐにその物で決めてしまうのではなく、「似たようなイメージを作れて、より費用が抑えられるものは無いか」という事を頭に入れておくべきです。
いくつかの種類を見ておくことで、店舗のイメージに合うものを導入できるだけではなく、より費用を抑えられるため、インテリア選びの際は必ずいくつかの種類やパターンを探しておくべきでしょう。
<最後に>プロの意見も参考に
ここまででご紹介したように、飲食店のインテリアは店舗に対してのイメージに影響を与え、時には集客効果に繋がるほど重要ですので、欠かせないポイントとなります。
また、インテリアをどのくらいの規模でこだわるかによって費用が変わってきます。
どのような飲食店にしたいか?によって、インテリアにかける費用も変わってきます。
しかしながら、経営面にも影響が出るほど重要なインテリアを自身の考えの中だけで決めてしまうことは、リスクとも捉えることができますので、より多くのイメージや発想が手元にあるに越したことはないのです。
最近では、飲食店のインテリアをコンサルティングしてくれる企業や、インテリアを変える際の費用の見積もりを一括で出してくれる企業もあります。
プロの意見や発想を取り入れることで、自身では思いもしなかったパターンを取り入れることができるため、もしインテリアで困った際には、一度専門の業者に相談してみると良いでしょう。