今回はエステサロンの内装工事に焦点を当てていきます。
オシャレや高級感を出すために内装にこだわっているエステサロンは多くあります。
内装工事は専門の業者に依頼することが多いので、それ相応の費用はかかってしまうものです。
それぞれの店舗で内装工事にかけられる費用は異なりますが、できることならば費用は抑えたいというエステサロンがほとんどでしょう。
今回はそもそもエステサロンが内装にこだわるべき理由から、内装工事を業者に依頼する際の費用について、その抑え方も含めて詳しくご紹介していきます!
Contents
エステサロンが内装にこだわるべき理由とは
店舗のイメージアップに繋がる
エステサロンを利用するのは、基本的に美意識に関心がある人が多いため店舗の清潔感は重要です。
あまりに店舗の内装がさっぱりと簡素すぎると、来店した人からのイメージが悪くなってしまい、顧客満足度は低下して売り上げが落ちてしまうということも考えられます。
店舗を経営する上では、顧客満足度の向上や店舗へのイメージアップは必要不可欠です。
長く経営を続けているエステサロンほど、多くの方から良いイメージを持たれていることでしょう。
サービスの質が向上する
エステサロンでは質の高いサービスが必須となります。
そして、店舗の内装へのこだわりがサービスの質を上げることもできるのです。
エステサロンにおける顧客満足のためには、施術中のリラックス度が重要となります。
もし施術中に照明が明るすぎると気持ちが落ち着かず、満足度は下がってしまうことでしょう。
そのため、エステサロンでは基本的に照明が明るくなりすぎないような内装にしたり、照明の種類を吟味することで、よりお客様の満足度の向上を図ることができるのです。
店舗の独自性を出すことができる
高級感やオシャレさを重要視しているエステサロンは多く、それぞれのエステサロンによってコンセプトが異なります。
中には自宅で店舗を開業してアットホームなイメージのエステサロンや、ハワイアンのような非日常的なイメージを作り出すエステサロンもあります。
それぞれのコンセプトに応じて内装を変えていくことで、エステサロンの独自性を表現することができます。
エステサロンの内装を業者に依頼するメリットとは
より理想に近い内装にできる
エステサロンは内装のデザインやレイアウトが売り上げに影響を与える業種ですので、内装に強いこだわりを持って理想の内装のイメージがあることがほとんどでしょう。
しかし、もし費用を抑えるためにDIYなどで自身で内装工事を行おうとすれば、素人の技術力ではクオリティが低くなってしまい、理想の内装とは程遠い結末になってしまう恐れがあります。
その点、高い技術力を持っている内装業者に依頼することで、DIYではできないプロの技術対応による質の高い内装工事が実現できるのです。
より理想に近い内装を実現できるという点が、業者に依頼する最大のメリットでしょう。
プロの意見を参考にできる
業者に内装工事を依頼する際には、ある程度こちらからのイメージや理想を伝えなければいけません。
ただ、業者も数多くの内装工事の経験を有しています。
他のエステサロンではどのような工夫をしているのか、どのような工事の方がより良くなるなどの意見を出してくれることでしょう。
そのような意見を取り入れることで、自身では想像もしていなかったデザインやレイアウトを反映させることができて、より一層の理想の内装を実現することができるのです。
エステサロンの内装を業者に依頼するデメリットとは
費用が高い
内装工事を業者に依頼する際の最大のデメリットとしては費用が高くなってしまうという点が挙げられるでしょう。
内装工事の専門家である業者に依頼をすることで、クオリティの高い内装を実現することが可能となりますが、それに伴って高い費用が発生してしまうため、ある程度の費用を用意しておく必要はあるのです。
DIYであれば基本的に材料の購入にかかる費用しかかかりません。
内装工事の業者は男性が多い
エステサロンを経営する方は女性であることが多いことに対して、内装工事の業者のほとんどが男性なのです。
男性と女性ではデザインの好みやイメージが異なることが多いことや、男性の内装業者はエステサロンを利用しないという点で、なかなかエステサロンの内装のイメージが伝わりにくいということがあります。
内装工事を行う上でイメージがしっかりと伝わらないと、イメージしていた内装とは少し違ったデザインやレイアウトになってしまうこともあるので、自分と業者のイメージがちゃんとマッチしているのかは確認しておくべきでしょう。
業者選びが難しい
現在、内装工事を行っている業者はかなりの数があり、業者ごとで費用やサポートの幅や過去の実績も異なります。
エステサロンの内装工事を多くこなしている業者があれば、エステサロンは全く対応していないという業者もあるのです。
そのため、エステサロンの内装工事に強い業者を探すのはかなりの時間がかかってしまうかもしれません。
エステサロンの内装工事で費用が高くなってしまうケース
内装の素材にこだわる
エステサロンのような店舗が内装工事を行う際に費用が高くなってしまう要素としては、
”内装の素材”が挙げられます。
内装工事を行う際にはほとんどの店舗が壁や床に手を加えることが多く、オシャレさや高級感を出すために高い素材を使用することがあります。
床や壁はエステサロンの広さに応じて工事の範囲が広がりますので、それに合わせて費用も高くなってしまいます。
オシャレさや高級感を出しつつも費用を安くしたいのであれば、高級な素材を使用する部分を限定し、最低限の範囲で素材に費用をかけるといいでしょう。
装飾に費用をかけてしまう
店舗の独自性を表現するために、エステサロンのコンセプトに合った内装にすることがほとんどですが、装飾類にこだわりすぎてしまうと気付けば費用が高くなってしまうということもよくあることです。
装飾類にこだわりすぎてしまうと費用が高くなってしまうだけでなく、店舗の導線を圧迫してしまうこともあります。
コンセプトを強く打ち出し過ぎるのは大切ですが、店舗の機能面の確保も忘れないようにしてください。
装飾類はバランスをケアしながら、費用面も気にしながら取捨選択してください。
個室をつくる
エステサロンの多くは、施術を受けるお客様のプライバシーを守るために個室を設けている店舗が多くあります。
最近では、施術を受けるお客様も個室を設けている店舗のみ探している方がいるくらい、エステサロンの個室というのは重要になってきます。
しかし、個室を設けるとなると、それぞれの部屋で内装を整え、仕切りとなる壁も作る必要があり、自ずと内装工事の費用は高くなってしまいます。
エステサロンの内装工事で費用を抑えるには
相見積もりをする
先述したように、業者によって技術力やサポートの範囲、資材の調達価格も違っているので費用に差は出てきます。
また、エステサロンの内装工事の実績が多い業者に依頼する方がスムーズに工事を進めることができるので、いくつかの業者に相談をした上で見積もりを出してもらい、費用と対応の良さや実績のバランスが取れている業者に依頼をすると良いでしょう。
一括対応の業者に依頼する
内装工事を行う際の工程は大きく分けると”設計”、”デザイン”、”施工”の3つに分かれます。
この3つの工程を別の業者に依頼をすると、それぞれの業者に依頼することになってしまうので余計に費用がかかってしまうのです。
そのため、業者に依頼をするとなった時には、全ての工程を一括対応してくれる業者に依頼をすることで、余計に費用が発生してしまうのを防ぐことができるのです。
事前に予算を決めておく
内装工事を検討していると、次から次へとこだわりたい場所が増えて、構想が膨らんでしまい、気付けば工事の規模が予想以上に大きくなって費用も高くなってしまうことがあります。
あくまで費用面を抑える方針であるならば、事前に内装工事にかける費用を決めておき、その範囲内でやりくりしてください。
とは言え、費用を重視し過ぎるあまりに工事の内容がチープになりすぎてしまうと、これまた本末転倒なので、費用と工事内容のバランスを取ることが重要でしょう。
<最後に>エステサロンの内装工事の相場とは
ここまででエステサロンの内装工事についてご紹介してきましたが、内装工事にかかる費用は工事の規模だけでなくエステサロンの広さによっても異なります。
また、内装工事の費用が上下する要素として”坪単価”というものが挙げられます。
坪単価とは、1坪あたりにかかる内装工事の費用のことであり、業種ごとに坪単価は異なります。
エステサロンの坪単価は最低でも約10万円はかかり、デザインにこだわったり高級感のある素材を使用する場合では、約30万円から40万円となることもあるのです。
そのため、総額で見ても約400万円前後ほどがかかることが多く、時には1,000万円近くの費用がかかることがあるのです。
これだけの費用をかけてまで内装工事を行うのであれば、しっかりと工事内容と費用を見比べた上で、エステサロンの工事実績が多い業者に依頼することをオススメします。