こんにちは、今回は内装工事の中でもバーに焦点を当ててご紹介していきます。
バーといえば特に内装にこだわりが強い経営者が多く、バーの一番の差別化を図るポイントとしては内装だと言っても過言ではありません。
しかし、バーで内装にこだわろうとする際には、DIYで自身で内装を変えても、内装工事の専門の業者に任せよても、大きく内装費用はかかってしまいます。
そのため、バーを経営する上でより費用を抑えつつ、内装に力を入れるにはどのような方法があるのか、そもそもバーがなぜ内装に力を入れる必要があるのかについて、詳しくご紹介していきます。
Contents
バーを経営する上で内装にこだわるべき理由とは
そもそもバーが内装にこだわるべき理由についてですが、バーが内装にこだわる際のメリットはいくつかあり、バーを経営する上ではまず最初に考えるべき点です。
それでは、実際にバーを経営する上で内装にこだわるべき理由について、いくつかご紹介していきます。
店舗のイメージアップになる
バーに限らず店舗を経営する上では、店舗へのイメージが必要不可欠となります。
特にバーのようなオシャレな雰囲気を好まれる店舗では、店舗の内装へのイメージが良いことで話題にもなりやすく、新規のお客さんが増えるケースもあるのです。
店舗のファンが作れる
先ほどの店舗の内装へのイメージアップにより新規の来店が増えるだけではなく、その内装を好んでしまうことによって、新規でバーに来店した人が熱心なリピーターになるということは珍しくありません。
また、飲食店の中でもバーのような”知る人ぞ知る”というタイプの店舗であれば、商品や内装を好んでいる人が友人や知人に紹介するケースも多くあるため、口コミが広がりやすくもなるのです。
レイアウトが重要
飲食店を経営する上で内装の中でも特にレイアウトが直接売り上げに影響するほど重要となり、バーに関しても自身でメインターゲットとする年齢や人数に応じて、座席数や座席のレイアウトを変えていく必要があるのです。
基本的にバーであれば、1組あたりの人数は2~3人ほどが主流です。
しかしながら利益率の部分を考えると団体客にも対応できるような内装にした方がいいかもしれない、などといったことも考える必要があります。
バーの内装で費用がかかる場所とは
つぎに、バーの内装を変える際に大きく費用がかかる場所についてです。
バーの内装に力を入れるとなると、内装費用が大きくかかる場所、かからない場所がありますので、ここからは場所についてご紹介していきます。
カウンター
バーの内装で重要なのが、カウンターです。
カウンターはバーの内装の中でもメインといえ、カウンターを基準に店内の内装が形成されます。
カウンターの大小に伴って、バー全体の内装も変化してきます。
したがってカウンターにかかる費用によって、内装にかかる費用も上下します。
バーのカウンターには特にこだわりを持っているバー経営者はとても多いです。
座席
次にバーの内装で重要なのが、座席です。
バーの中に座席を増やせば増やす程費用が上がるため、バーの内装にかける費用も店舗内に何席を用意するかによって変わってきます。
また、座席数はバーの売上に影響が出るとお伝えしました。
バーに限らず飲食店を経営する上で、店舗の維持費用と提供する商品の原価費用に加え、座席数によって回転率なども前後してきます。
したがって座席数はどれほど設けるかは店舗の売上に大きな影響を与えますし、同時に内装工事の費用にも大きな影響を与えます。
照明
バーと言えばオシャレなイメージを持つ方も多く、バーの中でオシャレさを演出する際には照明はとても重要です。
そのため、バーの内装で使われる照明は特殊なものが多く、中にはより大きな費用をかけて特注をする店舗もあるのです。
空調
飲食店の設備の中で大きな費用がかかる代表例としては空調は外せないでしょう。
バーの規模によって空調にかかる費用も前後してきますが、バーの内装に費用をかける上で欠かせないのが、空調と給水工事にかかる費用なのです。
バーの内装工事を業者に依頼する時に気を付けるべきこと
バーや飲食店の内装工事を自ら手掛ける人もいますが、多くの場合は工事を内装業者へ依頼します。
ここからはバーの内装工事を依頼する際に気を付ける点について、いくつかご紹介していきます。
複数の内装業者で相見積りを取る
業者へ依頼をするとなると、それなりの内装費用がかかります。
最低でも100万円ほどの内装費用はかかってしまうと思っておいた方がいいでしょう。
100万円があれば、内装工事以外にも食材の仕入れや、広告などの宣伝費にも使えるほどの費用でもあり、決して安い費用とはいえません。
内装業者と打ち合わせをした際に、担当者と思った以上に話が弾んでしまってその1社のみで決めてしまうケースも少なくはありません。
しかし、皆さんも買い物をした際に、別の店舗で同じ商品が安く売られているという経験をお持ちではありませんか?
それは内装業者へ依頼する時も同じです。
「1社で決めてしまったが、その後に別の業者ではもっと安い内装費用でやってくれるところがあった。」ということも珍しい話ではありません。
そのため、内装業者へ依頼をする際に、内装費用を重視するのであれば、いくつかの内装業者へ見積もりを出してもらい、クオリティと費用面を見比べた上で慎重に業者を決めるべきでしょう。
飲食店の実績が多い内装業者に依頼する
内装業者といっても、業者によってはバーなどの飲食店の実績が多い業者と実績が少ない業者があります。
中には飲食店専門の内装業者があるほど、それぞれの業者によって得意分野は変わってきます。
そのため、せっかく内装業者に任せるのであれば、費用面はもちろんのこと、バーの内装工事が得意な業者に任せたほうが無難でしょう。
ですから、その内装業者が飲食店の実績が多いのか少ないのかは事前に確認してください。
ホームページを持っている業者に任せる
ホームページを持っていることは当たり前と言われている時代です。
ですから、やはり多くの内装業者がホームページを持っています。
中にはホームページを持っていない内装業者もあります。
ホームページを持っていないからといって、必ずしも信用ができない内装業者だというわけではありません。
しかし内装業者のホームページには、飲食店の内装実績を掲載していることがあります。
せっかくのあなたの大切なバーの内装工事を任せるのであれば、より情報がわかりやすい内装業者へ頼むべきでしょう。
バーの内装工事で費用を抑えるには
バーの内装工事を行うにあたっては業者に任せるにしろ、自身でDIYをするにしろ、どのみち費用は掛かってしまいますが、いくつかの方法で費用を抑えることができます。
ここでは、バーを新しく開業する際と既にバーの経営をしている際の2つのパターンに分けて、内装工事をする際の費用の抑え方についてご紹介していきます。
新しくバーを開業をする場合
居抜き物件を選ぶ
物件を探す際には”スケルトン物件”と”居抜き物件”という2つのパターンの物件があります。
スケルトン物件とは、前の借主が退去時に設備や内装などを全て撤去し、壁や天井、床なども全て剝がしてある状態の物件です。
それに対し、居抜き物件とは、内装や設備が以前の借主の状態のまま残っている物件のことであるため、自身で使いたければそのまま設備を使うことができるのです。
そのため、自身が開業しようとしているバーのイメージと近いレイアウトや設備の飲食店が経営していた物件を選ぶことで、内装工事の際にかかる初期費用を抑えることができるのです。
ひとまず最低限の内装にする
バーのみならず、新しく事業を始めるにあたっては諸々の費用がかかってきます。
また、開業時に自身の満足のいくような内装にしようとすれば、それ相応の高い費用となってしまうことが多いため、まずは最低限の内装にすることで初期の費用を抑え、ある程度バーの経営が落ち着いたタイミングで内装工事に費用をかけて修正をしていくという方法も考えられます。
既にバーの経営をしている場合
内装工事の規模を小さくする
先ほどの開業時に最低限の内装にすることと同様ですが、どのタイミングでも自身の思った内装を全て実現するとなると、内装工事にかかる費用は膨らんでしまいがちです。
そのため、開業時と同様、一度に全ての内装を変えるのではなく、少しずつ変えていくということは費用を抑える常套手段です。
一部を業者に依頼し、一部DIYをする
内装工事を行うにあたって内装を変える規模を小さくするべきとお伝えしてきましたが、そうは言っても「ここの内装はどうしてもこだわりたいけど、費用がそこまでかけられない。」というケースもあると思います。
そんな時は、全ての作業を業者に任せるのではなく、難易度が高そうな箇所は業者へ任せて、自分でも出来そうな内装工事に関しては自分で行うという選択肢もあります。
<まとめ>費用をかけてでもこだわりたいところを選定するべき
ここまでで、バーにおける内装工事が重要な理由や、内装工事を業者に任せた際の注意点などについてご紹介してきましたが、まとめると、”費用をかけてまでこだわりたいところと、費用をかけるほどではないところを見極める”ことが重要です。
特に内装であれば、最悪の場合は手を加えなくても経営をすることは物理的に可能となります。
そのため、費用面を重視するという方であれば、バーとしてのイメージが下がってしまう、経営に支障が出るという箇所に関しては優先的に費用をかけてでも業者に依頼をし、そこまでの重要性がない箇所に関しては、後々に業者に依頼をするか、自身でDIYをして手を加えてしまうことで、費用面を抑えつつ、自身の理想の内装を実現することができるでしょう。