※本人特定されないように一部変更している部分もあります。
- 会社設立時の年齢:30代
- 会社設立前はお勤めの方、個人事業主どちらか?:お勤め
- 会社設立前の仕事内容:金融関連
- 自己資金はいくらあったか?:1億円
- 会社設立後の予想業績等はどうであったか?:未定
- 合同会社と株式会社どちらにしたか?:株式会社
目次
雇われたくない・会社勤め向いてないので起業してみた
今回ご紹介する起業家の方は、会社設立前は金融関連企業で10年にわたって、お勤めをされていました。
その経験で得た投資の知識を活用して、自分でビジネスを始めたいと思ったことが起業に踏み出したきっかけでした。
しかし起業する本当の理由は、ご自身が会社勤め向いてない、正直しんどい、雇われたくない、今すぐにでも会社勤めを辞めたいといったものでした。
10年間会社勤めをした結果、自身の性格を考えると雇われたくない、会社勤め向いてないから起業しようという結論に達したのです。
さらに運に恵まれているように、起業を計画を着々と練る最中にご自身の起業に出資してくれる人と出会ったのです。
運命の出会いといえるでしょう。
かくして会社勤めで培った経験を活かし、起業・会社設立することになりました。
起業・会社設立の決め手は会社勤めの経験の蓄積と資金の準備ができたから
起業・会社設立する最大の決め手は、会社勤めの経験から会得した投資知識を活かした事業への起業アイデアに対して出資してくれる人が現れたことでした。
金融会社で培った経験を活かすため、当初から投資事業で起業を検討していたものの、投資事業には、どうしても資金が必要になります。
まとまった資金がなければ事業化は難しく、早く起業したい(雇われたくない)のにできないといった状況が続いていました。
しかし、とある会食で有力な出資者と出会うことができたことで、とんとん拍子で話が進みました。
またとない千載一遇のチャンスで、迷わず起業に踏み出しました。
(自己資金が少なくても必要資金がかからない業種であれば、すぐに起業できます)
今後は投資事業で内部留保を蓄えて、将来的には不動産投資にもチャレンジしていきたいとのことです。
同じく雇われたくないから会社勤めを辞めて起業したいという同僚もいるため、後々は二人で役員になって経営を進めていきたいとのことでした。
今回の起業のケースをまとめると以下の通りです。
- 会社勤めが向いてないから、とにかく雇われたくない!
- 起業を応援してくれる出資者が見つかった
- 同じように雇われたくないから起業したいという同僚がいた
- 法人で起業した方が節税しやすい
起業・会社設立に関する課題や問題
今回の「会社勤め向いていないから」とおっしゃっていた起業家の方は、起業に際して以下の二点を課題としてお考えでした。
法人の税務会計がわからない
決算書などは見たことはあるが、自分で作るとなると不安しかないとおっしゃっていました。
ですから普段の帳簿作成や税務業務サポートが必要とお考えでした。
出資者の相続問題
出資者が高齢で相続財産もそれなりにもっており、子供たちにそれなりの相続税を負担させてしまうという不安をお持ちでした。
事業とは別問題だが、そこもぜひ相談に乗ってほしいとのことでした。
雇われたくない方・会社勤め向いてないと思う方の起業に向けて
今回の起業家の方の場合、正直一番の起業の理由としては「会社勤め向いてない」「会社をやめたい」「雇われたくない」というものです。
その考えが先にあって、そのほかの起業理由は後付けです。
起業後も当然に大変なことは多々起きます。
しかし、世の中で成功している起業家はそのような困難をすべからく乗り越えてきています。
ご自身のこれまでの経験を元にしっかりと事業を継続できるよう、私たち経営サポートプラスアルファは税務、会計、資金、他社事例の情報提供含めサポートしていきます。
毎月150件以上の起業のお問合せやご相談をいただきます。
そのなかで「会社勤めが向いてない」「雇われたくない」からという理由で起業を考える方はときどきいらっしゃいます。
さて、これから起業をお考えの方に大切なことを今からお伝えします。
それは起業後の会社の存続率を高めることが何よりも重要です。
逆に言えば、起業して失敗した、ということは絶対に避けてほしいのです。
そのためにはできるだけ自分の土俵で戦ってください。
新たな分野での挑戦ももちろん素晴らしいです。
ただ、やはり独立起業をするのであれば、会社勤めをしてそこで経験を積んでから、その会社勤めの延長線上のビジネスを行うことが起業後にうまくいく確率を上げることになります。
現在お勤めで起業を検討しており、お勤め先と同業種で独立起業を考えるならば、まずは今お勤めの会社でトップ成績をおさめる程に成果を上げてください。
トップ成績を取る人は何か光るものがあるからこそですので、起業した時に大きなアドバンテージになります。
成長するご自身の起業に向けての想いを、まずは目の前のことに全力でぶつけてください。
そして次の起業に向けて歩んでいく糧にしてみてください。