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会社設立事例/ハウスクリーニングFCで独立

※本人特定されないように一部変更している部分もあります。

  • 会社設立時の年齢:50歳
  • 会社設立前はお勤めの方、個人事業主どちらか?:個人事業主
  • 会社設立前の仕事内容:ハウスクリーニング業
  • 会社設立時のメインの事業内容:ハウスクリーニング業
  • 自己資金はいくらあったか?:300万
  • 会社設立後の予想業績等はどうであったか?:売上1,300万超見込み

ハウスクリーニングの大手FCで独立

個人事業主として大手企業とフランチャイズ契約を結んで事業を行っておりました。

以前は、清掃業勤務でしたが独立し、4年ほど掛かりましたが経営も軌道に乗り売上1,200万を出せるほど成長しました。

利益が出るようになったことに伴い税金の負担が増大し、また規模拡大を考えたときに従業員確保の面で今(個人事業主)のままでいるよりも法人化を検討しても良い頃なのかと考えるようになりました。

ハウスクリーニングの法人化した理由

個人事業主から法人化へ踏み切った理由は主に4つあります。

  • 税金面
  • 従業員確保
  • ハウスクリーニングの同業の個人事業主と協業しようという話が上がっていること
  • 法人化により企業との取引が見込まれること

1つ目は、税金面です。

ハウスクリーニングの経営も安定して利益が出せるようになると高額化してくるほど法人化した方が税金が安くなると聞いたことがあったので、一度専門家に相談したいと思っておりました。

2つ目は、従業員確保の面です。

ハウスクリーニングで売上を上げていくには従業員を確保して対応出来る件数を増やすことです。

従業員を採用しようと思うと個人事業主だと母体が安定していない、ここで働いて大丈夫なのか、といった理由でなのか、なかなか人材が集まらなかった経験がありましたので、法人化による効果が出ることを期待していました。

(個人事業主ですと代表〇〇さんの元で採用ということになりますが、面接受けた人から「なぜ個人名で採用されるのか理解出来ない」と言われたこともあったようでした。)

3つ目は、ハウスクリーニングの同業の個人事業主と協業しようという話が上がっていることです。

個人事業主同士がひとつの仕事を行う為に、先方がパイを二つにわけてくれることは現実的に難しいです。

そこで会社というひとつのハコの中で協力していく方が外部との契約面でも仲間内との約束事でもまとまりやすいと考えました。

4つ目は、法人化により企業との取引が見込まれる点です。

一般的に名前の通りハウスクリーニングというだけあって、個人宅を対象にすることが多かったのですが、企業からクリーニングを受託しようとすると法人化していた方が信用力が増し企業間取引がしやすいとお聞きしました。

企業のクリーニング依頼は継続取引となりやすいため売上増につなげたいとの想いです。

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法人化した先の展望

会社設立という大きなタイミングで業務の種類も増やしたいと考えておりました。

ハウスクリーニングに関連して、クリーニング業に限定せずリフォームや家事代行など「家」に関わる様々なサービスを提供できればと構想しております。

扱う業種も増やして多角化していきたいですが、本業であるハウスクリーニングにおいても個人・企業のお客様両方とも顧客増を達成し、1期目で年間売上2,000万を目指しております。

ハウスクリーニングでの独立まとめ

ハウスクリーニングを行う大手企業のフランチャイズで個人事業主として数年経営していたお客様でした。

事業規模拡大に伴い法人化を考え始め、法人化した方がメリットが多いと判断されて設立に至りました。

(税金面だけで言えば年間利益500万円あると法人化メリットがありますし、法人という箱で信用力を得て法人化した後に伸ばすという考え方もあります。)

仕事が増えたことにより、売上増による税金の面・より多くの業務をこなすための従業員確保の面・継続契約のための信用力向上の面と、法人化は様々な課題を同時に解決するための手段として有効だと実感しました。

記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。