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会社設立事例/美術品・骨董品販売の許可免許を取得しての起業

※本人特定されないように一部変更している部分もあります。

  • 会社設立時の年齢:40代
  • 会社設立前はお勤めの方、個人事業主どちらか?:お勤め
  • 会社設立前の仕事内容:金融関係
  • 会社設立時のメインの事業内容:美術品・骨董品の販売仲介
  • 自己資金はいくらあったか?:100万円
  • 会社設立後の予想業績等はどうであったか?:しばらくは販売からの利益は出せない。どちらかといえば利益が欲しいというより趣味の延長
  • 合同会社と株式会社どちらにしたか?:合同会社

美術品・骨董品販売での起業・会社設立

今回、会社設立をご依頼された方は、金融関連の会社にお勤めの方でした。

美術品や骨董品が大好きで、美術品・骨董品集めが趣味でした。

勤め先の取引先に美術品や骨董品収集の趣味を持つ方がいるそうです。

彼らと美術品や骨董品の情報交換を重ねるうちに、世の中には倉庫などに眠ったままのまだ見ぬ美術品や骨董品が沢山あることを知ったのです。

このような未知の美術品・骨董品の販売ができないかと考えたのが独立起業をするきっかけでした。

ちなみに海外では日本よりも、美術品・骨董品などの需要があるそうです。

なぜ美術品・骨董品販売の起業・会社設立を決めたのか

趣味が美術品や骨董品の収集というだけあって、お勤め先の給与だけで生活は十分に成り立っていました。

ですから、美術品や骨董品の販売による利益をそこまで求めているわけではありませんでした。

最低限運営できるだけの儲けが出ればよいというスタンスです。

美術品や骨董品の元来からの趣味を活かした会社設立です。

それなりの販売ができればよいのです。

美術品や骨董品の販売による利益云々ではないのです。

美術品や骨董品でビジネスができること自体が理想なのです。

「好きを仕事にする」を具現化しています。

ご相談中、美術品や骨董品のお話をしているときは、普段から和やかな表情が一層にこやかになるようでした。

美術品や骨董品を取り扱うということは、それなりに高額なものを販売することになります。

個人事業主だと信用問題的に心許ないとお考えでした。

今回の美術品や骨董品販売の会社設立はこの信用確保のためでもありました。

なお、お勤め先は副業禁止のため奥様を代表としました。

美術品や骨董品の販売から出た利益は、役員報酬として会社からもらうという形としました。

美術品・骨董品販売仲介でも古物商の許可免許を取得

美術品・骨董品販売の許可免許で必要となるのは、古物商の許可免許です。

販売仲介であっても中古販売に関わる以上、古物商の許可免許が必要です。

そして、あくまでも法人として古物商の許可免許の取得が必須なのです。

古物商許可免許が必要な販売ビジネスを検討している方はご注意ください。

美術品・骨董品販売仲介の起業を法人で行う場合、まずは会社設立です。

個人事業主として古物商許可免許を持っていても、法人では使えません。

新たに法人として古物商許可免許を取得しなければならないのです。

今回のケースの場合、会社設立後、美術品・骨董品販売のために古物商の許可免許取得までサポートさせていただきました。

当社では、会社設立前の相談から、会社設立の手続き実務、営業に必要な営業許可免許の調査と許可免許の取得(今回では古物商の許可免許取得)に至るまで、ワンストップでサポートを行っています。

美術品・骨董品販売仲介を始めるにあたっての課題

美術品・骨董品の販売仲介事業を展開するに際して、美術品・骨董品の理想の販売システムを構築したいとお考えでした。

そこで会社設立の事以外にもWebやシステムの知識がないので助けてほしいとご相談もいただきました。

経営サポートプラスアルファのスタッフにはホームページやWeb全般に明るい人材がいますし、当社のパートナーには本格的なSEも多々います。

すぐに必要な当社人材を揃え、オンライン面談(Zoom面談)を実施

ご依頼者様の問題解決に取り組みました。

お打合せの結果、理想の美術品・骨董品販売システムを構築すると、少なく見積もってもウン千万円かかってしまうことがわかりました。

そこで最初は美術品・骨董品の販売を仲介していることがわかるようなコーポレートサイトを制作し、少しづつ利益が出てきたらバージョンアップしていくシステム開発スケジュールとしました。

美術品・骨董品販売仲介で起業・会社設立した方の今後の展望

今回のご依頼者様の美術品・骨董品販売仲介事業の最終的な理想は、芸術家の卵の作品を早い段階から世に広めていくことの実現だそうです。

美術品・骨董品収集家がただ集めただけで、倉庫に眠っている素敵な作品を流通させたい、そしてもっともっと美術品や骨董品の素晴らしさを世界中に発信していきたいと口にされていました。

株式会社などの法人は基本的に利益を求めるものです。

今回のケースは、利益追求ももちろんなのですが、想い先行型の起業・会社設立となりました。

ちなみに最初は合同会社ですが、ゆくゆくは一般社団法人やNPO法人などにしていきたいそうです。

ご依頼者様の想いの実現に対して、私たちは全力で関わります。

起業・会社設立をお考えの方、ビジネスに必要な許可免許を調べて欲しい方、許可免許の取得代行をお安く依頼したいという方は、ぜひお声かけください。

私たちはあなたの力になります。

記事監修者の情報

税理士法人
経営サポートプラスアルファ

代表税理士 高井亮成

保有資格:税理士・行政書士

税理士の専門学校を卒業後、会計事務所に入社。
その後、税理士法人に転職をして上場企業や売上高数十億円~数百億円規模の会計税務に携わる。

現在は税理士法人の代表税理士として起業・会社設立をする方の起業相談からその後の会計、決算、確定申告のサポートを行っている。