✔︎創業融資の審査書類を行政書士に依頼するメリットは?
✔︎行政書士に依頼するポイントはあるの?
✔︎良い行政書士を選ぶコツは?
✔︎そもそも、行政書士と税理士の違いがわからない。
創業融資の審査に通過しようとすると真っ先に出てくるのが行政書士と税理士。
どちらに依頼すれば良いのかもわからないし、そもそも依頼するメリットが分からないという方が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では
・行政書士と税理士の違い
・行政書士に書類作成を依頼するメリット
・行政書士に依頼する際のポイント
・良い行政書士を選ぶためのコツ
上記のポイントをご紹介していきます。
創業融資の審査書類を依頼しようとしているけど、「いまいちメリットがわからない」「自分で作成したほうが早いのではないか」と考えている方は是非最後までご覧ください。
本記事を最後まで読めば、行政書士に依頼するべきかを判断でき、創業融資を受けるために何をすべきなのかが明確にわかるでしょう。
ちなみに、本記事では主に行政書士に関して記載していきます。
税理士に関する内容は別の記事で用意していますので、税理士に創業融資の審査を依頼したいと考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
Contents
行政書士の創業融資に関する仕事内容
行政書士は書類のプロフェッショナルです。
そのため、創業融資に関わる書類に関する仕事を得意としています。
ですので、融資審査に関わる書類を充実させたいのであれば、行政書士に依頼しましょう。
たとえば、以下のような書類を任せるべきです。
・借入申込書
・創業計画書
・事業概要書
これらの書類を初めて聞いた方はあまり難しさがイメージできないかもしれませんが、非常に複雑な内容となっています。
たとえば、創業計画書について考えてみると、事業の見通しについて、創業後どのように成長するかを具体的なデータを用いて、記入しなければなりません。
時間がかかるだけではなく、専門知識の学習から取り掛からなければならないので、非常に大変です。
他の書類に関しても、同じようなことが言えます。
専門的な知識がないと記入することは難しいです。
これらの書類は行政書士に依頼したほうが時間短縮にもなりますので、おすすめです。
税理士と行政書士の違い
税理士と行政書士の大きな違いは「専門分野」にあります。
具体的に言うと、税理士は税務申告手続きや、確定申告の代行、税務書類の作成など主に「税金」に関するスペシャリストです。
つまり、税金関係の仕事の依頼においては、税理士に得策だと言えます。
一方、行政書士は、書類作成代行や手続きの代理、相談業務を得意としている、「書類作成」に関する専門家と言ってもいいでしょう。事務処理的な仕事は行政書士に任せるのが賢明です。
上記の業務は、独占業務としてそれぞれが専門的に行える業務として割り振られています。
ところが、税理士は行政書士の業務内容を手がけることができるのです。
しかし、行政書士は税理士の業務内容を手がけることはできません。
この文章だけ読むと、行政書士が劣っているように見えてしまいますが、そんなことはありません。
特に、創業融資の書類を作成する業務に関して言えば、エキスパートは行政書士ですので、「書類作成」を専門的に取り扱っている行政書士に依頼をするほうが得策と言えるでしょう。
行政書士に依頼するメリットは?
ここまで行政書士と税理士の違いや、それぞれが行う業務をお伝えしてきました。
実際に行政書士に創業融資の審査書類作成代行を依頼したときにどのようなメリットがあるのか気になる方は多いと思います。
ここからは、行政書士に書類作成を依頼するメリットについて触れます。
大まかなメリットとしては以下の4つが挙げられます。
・審査を通過しやすい
・融資額が大きくなりやすい
・書類作成の手間が省ける
・良い条件で融資を受けやすい
書類のエキスパートですから、上記の恩恵を受けられることは理解できると思います。
とは言え、どのくらい違うのかがわからないと、行政書士に依頼しようとはなりませんよね。
そこで、実際に、上記の内容を個人で行った場合、どのくらい時間がかかるのかや、行政書士に依頼するとどのくらい効果があるのかなどを比較しながら、ご紹介していきたいと思います。
審査を通過しやすい
審査に通過しやすいことは非常に大きなメリットではないでしょうか。
創業融資の審査を通過する人は3割程度だとされています。
そのため、融資を受けられる人は少なく、非常に狭き門だと感じる方もいるかもしれません。
審査を通過した人が全員、行政書士や税理士に書類作成を依頼しているとは限りませんが、ほとんどの人が依頼していると考えたほうが良いでしょう。
行政書士に依頼したからと言って、100%審査を通過できるわけではありませんが、確率が上がることは想像しやすいのではないでしょうか。
融資額が大きくなりやすい
行政書士が作成をサポートした書類は、非常に見やすく、融資担当者に安心感を与えられる可能性が高いです。
結果的に、融資を与えてもいい人だと判断してくれるため、融資額が上がるケースもあるでしょう。
各種金融機関は、創業者の手助けをするべく、融資を行っている建前、利益を出すと言う目的もあります。
そのため、返済が期待できない人には最初から融資を与えないでしょう。
さらに言えば、きちんと利息をつけて返済してくれる可能性が高い人には高額の融資を与えたくなるはずです。
そのため、行政書士が作成した書類を準備することで得られる融資額が高まることが予想できるでしょう。
書類作成の手間が省ける
初心者が創業融資の審査時に必要な書類を作成するのは、非常に時間がかかることです。
数週間はかかると見積もっておいたほうが良いでしょう。
特に、創業時の数週間は貴重です。
物件を選んだり、必要な道具を揃えたり、場合によっては取引先を決めたりすることも必要になるでしょう。
そんな中で資料に時間をかけていては非効率だと言えます。
とは言え、融資を受けるには書類の充実が何より大切なことはわかるので、体を壊してしまったりと、よくない結果になってしまうことがあります。
行政書士に依頼すれば、効率的に短期間で書類を作成することが可能です。
なぜなら、数々の書類を作成してきた実績があるため、素早く、効果的な資料を作成することができるからです。
書類の手間を省いて、創業の準備に専念できるように、書類作成は行政書士に代行依頼するのが良いでしょう。
良い条件で融資を受けやすい
創業融資において、行政書士に依頼することで、より良い条件で融資を受けられる可能性が高まります。
日本政策金融公庫の融資制度を例に挙げて説明します。
公庫には新創業融資と、中小企業経営力強化資金という2種類の融資制度があります。
特に中小企業経営力強化資金は自己資金の要件もありませんし、低金利で融資が受けられるというメリットがあります。
しかし、中小企業経営力強化資金は認定支援機関を利用していないと、融資を受けられません。
行政書士は認定支援機関。
そのため、依頼すれば、利用したことになるので、中小企業経営力強化資金を受ける要件を満たすことができるのです。
これは行政書士に依頼する非常に大きなメリットだと言えます。
創業期に行政書士に依頼するポイント
創業期に行政書士を探している際に、どのようなポイントに気をつけて依頼すれば良いのでしょうか。
ここでは、特に重要になる2つのポイントをご紹介します。
・依頼するタイミング
・行政書士に依頼する報酬
この2つのポイントを踏まえて依頼するようにしてみてください。
詳しくご紹介します。
依頼するタイミング
行政書士への依頼内容のほとんどは、書類作成業務です。
書類を用意しなければならないのは、融資の審査を受ける前になりますので、できる限り早めに依頼をしておくことをおすすめします。
書類には期限が定められていることが多いです。
タイミングが遅すぎると、間に合わない原因にもなります。
融資を受けようと思ったタイミングでできる限り早く依頼先を選ぶのがおすすめです。
行政書士に依頼する報酬
行政書士の報酬相場は日本行政書士会連合会のHP https://www.gyosei.or.jp/about/disclosure/reward.html
に記載されております。調査をもとに、具体的なデータで記載されていますので、そちらの相場を参考にしてみてください。
とはいえ、安かろう悪かろうの場合もあります費用感を考えつつも、事前にヒアリングやHPを見て、信頼できる行政書士かどうかを判断するようにしましょう。
良い行政書士を選ぶために
ここまでは行政書士のメリットや依頼するポイントをお伝えしてきました。
ここからは、より良い行政書士を選ぶために意識すべきポイントをご紹介します。
・少しの相談にも親身になってくれるか
・コンプライアンスを遵守してくれるか
・税理士と手を組める環境にあるか
上記3点について詳しくご紹介します。
少しの相談にも親身になってくれるか
創業融資に関する小さな質問にも真摯に対応してくれるかは、選択する場合に非常におすすめの方法です。
無料相談会を行っている行政書士や、イベントを開催している行政書士はサービス精神が豊富なので、少しの相談でもきちんと対応してくれると予想できるでしょう。
コンプライアンスを遵守してくれるか
司法書士はコンプライアンスを守ることが義務付けられています。
しかし、遵守度は様々で、秘密事項を喋ってしまう司法書士もいます。
中には、報酬を高めに設定して、相場と比べると高い額を請求しようとする場合もあります。
公平性のある司法書士かどうかを事前に判断して、依頼するようにしましょう。
税理士と手を組める環境にあるか
個人の行政書士事務所の場合には、他の専門家との連携が難しいというケースがあります。
他の分野のプロフェッショナルとの連携ができなければ、創業融資の審査を通過することは難しいので、連携を取れるのか確認することをおすすめします。
もし、可能なのであれば、他の専門家も在籍している事務所に入っている行政書士を選ぶのがおすすめです。
依頼内容によっては税理士への相談も考慮すべき
本記事では、行政書士に創業融資関連の依頼をするメリットや良い行政書士を選ぶポイントについてご紹介してきました。
行政書士は、事業計画書や借入申込書など、自分で作成するのが面倒な書類作成業務を得意としているので、創業融資の審査時に依頼することをおすすめします。
とはいえ、創業時に考えるべきことは、他にもたくさんあります。
たとえば、税金や財務に関することなど、今後の会社経営において準備することはあるでしょう。
そこで、税理士が在籍している事務所に所属している行政書士に依頼するという方法をおすすめします。
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それぞれが得意な業務を分担して、融資の審査対策を行うことができるので、融資成功に一歩近づけるのではないでしょうか。
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