こんにちは。今回は店舗の内装工事の費用面を重点的にご紹介していきます。
店舗の内装工事を業者に依頼するには、それ相応の費用が発生してしまいます。
最近では提供する商品やサービスの質が高ければいいというわけでもなく、店舗の内装の雰囲気の良さが売り上げに影響を与えることもあり、店舗を経営する上では内装にどれだけこだわるかは極めて重要になっています。
しかし、店舗の状況によって内装の工事にかけられる費用は変わりますし、中には極力費用はかけたくないという方も多くいらっしゃるでしょう。
そのため、今回は店舗が内装にこだわるべき理由や内装工事を業者にメリットやデメリットを踏まえた上で、業者に依頼する際の費用について詳しくご紹介していきます。
Contents
店舗が内装にこだわるべき理由とは
先ほども既述したように店舗の内装、売り上げに影響を与える重要な要素のひとつです。
また、店舗を維持していくためにどうしても必要となってくるケースもある想定できますので、いくつかの例をご紹介していきます。
店舗へのイメージ作り
店舗を経営する上で最も重要なのは、”店舗へのイメージ”です。
イメージが良いのと悪いのとでは売り上げに与える影響はとても大きく、店舗のことを認知してもらうためにも重要となります。
内装は店舗の特色反映しますし、提供している商品やサービスと内装を合わせることが店舗の独自性が創られます。
例えば、カフェとラーメン屋では同じ飲食店でも店舗に対するイメージが真逆と言っていいほど異なります。
そのため、カフェがラーメン屋のような内装をしたり、ラーメン屋がカフェのような内装にしてしまうと、提供する商品やサービスと内装のイメージがずれて、来店するお客様は混乱してしまうのです。
もちろん、意図的にズラす内装をいうのであればアリでしょう。
店舗の老朽化
店舗を長く経営する上で、店舗の老朽化は必ず起こってしまいます。
店舗の老朽化を放置してしまうと、次々に悪化してしまい、元に戻すためにさらに膨大な費用と時間がかかってしまいます。
そのため、余計なコストを抑えるために、店舗の老朽化への定期的な内装のチェックが必要となります。
また、店舗の老朽化を放置してしまうと、来店されるお客様からの印象が悪くなってしまい、最悪の場合それ以降来店をしてもらえないというように、売り上げに影響が出る場合もあるのです。
話題になりやすい
店舗側がSNSを活用することや、来店されたお客さんが商品や店舗の内装をフェイスブックやインスタグラムに投稿をすることが当たり前になってきています。
多くの消費者がSNSで情報収集をしています。
「オシャレな空間のオススメのカフェがある」などの投稿がきっかけで話題になることや、サロン系の店舗であれば「素敵な個室で良い施術をしてくれるサロンがある」と投稿されることがと来店動機につながることは珍しい話ではありません。
ですから、どの業種の店舗でも、商品やサービスだけでなく内装にも気を使うべきなのです。
店舗が内装工事を業者に依頼するメリットとは
店舗が内装工事を行う際の選択肢として、ほとんどの方が業者に頼むでしょう。
しかし、業者に頼むと高い費用が発生してしまい、それに対してのメリットがどれだけ得られるのかが気になるところかもしれません。
業者に費用を払ってまで依頼をするメリットはどのようなことがあるか、いくつか紹介していきます。
再現度が高い
業者に依頼をする最大のメリットとしては、技術力の高さによって理想の内装を再現できるという点です。
最近では業者に依頼する費用を削減するために、DIYなどで自ら店舗の内装工事を行う方も増えてきていますが、業者に比べると自身でイメージしている内装を実現させるのは困難でしょう。
その点、業者の高い技術力と経験によって難しい工事や幅広い対応をしてもらえるため業者に依頼するメリットは十分にあるでしょう。
余計な時間を取られない
店舗を経営する上では内装工事にばかり時間を取られてしまっては、営業が疎かになってしまい売り上げが落ちてしまいます。
その点では業者に依頼をすることで打ち合わせには時間を取られてしまうものの、当たり前ですが工事や作業の時間は一切不要ですので、経営者としてやらなければならない事項に集中できます。
業種別の内装の決まりを理解している
店舗の業種ごとによって、内装の広さや幅などの決まりが法律上定められていることがあり、その決まりを守っていなければ店舗経営自体続けることが難しくなってしまいます。
自らDIYなどで作業をする際には、そのような決まりを知らない方が多く、知らず知らずのうちに決まりを破ってしまうケースがあります。
しかし、内装業者であればそのような決まりも把握しており、工事が完了した後にトラブルが起こってしまうというような事態を防ぐことができるのです。
店舗が内装工事を業者に依頼するデメリットとは
業者に依頼するメリットについてご紹介しましたが、メリットがあればそれと一緒にデメリットも伴います。
そのため、業者に工事を依頼するメリットに対して、どのようなデメリットが生じてしまうのかについて、ご紹介していきます。
高い費用がかかってしまう
業者に依頼する際の最大のデメリットは、費用が高くなってしまうという点が挙げられます。
かかる費用としては工事の規模や業種によっても単価が変わってくるため、店舗ごとに前後してきますが、最低でも総額で約100万円から200万円ほどの費用がかかることがほとんどです。
業者選びに時間がかかってしまう
業者を選ぼうにも内装工事の業者は数多くあり、どの業者を選ぶべきかわからないという方がほとんどだと思います。
また、業者によって技術力が変われば費用も変わってくるため、自身の工事内容に適切な業者を探すための時間がかかってしまうのです。
イメージが伝わりづらい
業者に依頼する際のメリットとして技術力の高さや実現度の高さをお伝えしましたが、依頼をする際のイメージがしっかりと伝わっていてこそ、理想の内装が実現できるため、事前にこちらのイメージと業者のイメージがマッチしていなければ、理想の内装は実現ができなくなります。
また、業者によっても内装のセンスが異なるため、こちらがイメージしていた内装と少し違いが生じてしまう可能性もあるのです。
そのような失敗を無くすには、事前の入念な打ち合わせが必要となります。
店舗の内装工事費用を抑えるには
業者に依頼する際のデメリットとして費用の高さをお伝えしましたが、このデメリットを少しでも削減できれば、それだけ業者に依頼するメリットが大きくなります。
そのため、業者に内装工事を依頼する際に、費用を抑えるにはどのような方法があるのかいくつかご紹介していきます。
相見積もりをする
業者に内装工事を依頼する際の注意点として、”1つの業者で決めてしまう”ということが挙げられます。
理由としては、先ほどご紹介してように業者によって技術力や経験が違うため、同じ工事でもクオリティや費用に違いが出てくるのです。
1つの業者で決めてしまい工事が完了した後に、他の業者に頼んでいればもっと安くできたというケースは少なくありません。
そのため、業者に依頼する際にはいくつかの業者に話を聞き、見積もりを複数出してもらった上で、自身のイメージにより近い業者を選ぶといいでしょう。
また、見積もりの中には”出張費”というものが含まれているときがあります。
出張費とは、業者が現場まで遠い際の移動にかかる費用が上乗せされているものであり、現場となる店舗から遠ければ遠い業者であれば、それに応じて出張費が高くなってしまいます。
そのため、より細かな費用を削ろうとする時には店舗から近い業者から見積もりを出してもらうといいでしょう。
一括対応できる業者を選ぶ
店舗の内装工事を行う際の工程として、「デザイン」「設計」「施工」という3つにわかれています。
業者によってはこの3つをまとめて対応している業者としていない業者があります。3つの工程を対応できる業者であれば、その1つの業者に依頼をすれば解決できるため余計に費用がかかりません。
しかし、いずれかにでも対応していない業者であれば、対応していない工程を別の業者へ依頼をしなければいけなくなり、2つの業者に依頼をすることで余計に費用が嵩んでしまうのです。
そのため、より費用を抑えて1社でスムーズに工事を終わらせるには、この3つの工程に対応している業者を選ぶべきなのです。
工事内容の見直し
内装工事を行う際、「どうせ任せるなら他の部分も」と思ってしまいがちであり、計画していなかった場所の工事も増えていき、最終的な工事の費用が当初よりも高くなってしまうということがあります。
工事が完成した後に、「ここの工事はしなくてもよかったかな」などと後悔してしまうことは実は多々あるのです。
そのため、工事に取り掛かる前にしっかりと工事内容を見直し、不要な工事内容は無いか、余計に費用がかかっているところは無いかの確認をしてください。
<最後に>業種別の単価の違いを把握しておくべき
ここまででご紹介したように、内装工事を業者に依頼する際には様々なメリットやデメリットがあり、費用を抑える方法もいくつかあります。
しかし、内装工事の費用は依頼する業者や工事の規模にもよって変わってくるだけではなく、店舗の業種にもよって”坪単価”というものが異なってくるのです。
坪単価とは、1坪あたりの工事にかかる費用の相場の事であり、業種によって坪単価が10万円から20万円であったり、30万円から40万円と大きく変わってきます。
そのため、自身の業種の坪単価はいくらかを把握した上で、依頼する業者を選ぶことで、必要以上に費用がかかってしまったり、業者との費用関連でのトラブルも防ぐことができるでしょう。
自身で調べた上でも単価がよくわからないという方は、そのままにしてしまうのではなく、見積もりを出してもらう業者に一度相談してみることをオススメします。