いままでの経験を活かして自分のお店を持ちたいと思っているママさんも多いのではないでしょうか?
実際に、コロナの影響で高級クラブが閉店したことを受けて、そこの物件に新規で高級クラブを開店するという人も多いです。
そこで、この記事では高級クラブを開店したいと思っている人に向けて、高級クラブの開店でかかる費用や高級クラブの内装で意識した方がいいポイントを紹介します。
Contents
高級クラブの内装のポイント
高級クラブの内装のポイントは以下の3つです。
- 照明にこだわる
- スケルトンで1から作成する
- コンセプトを明確にする
それでは見ていきましょう。
照明にこだわる
高級クラブの内装で、一番こだわらなくてはいけないのが照明です。
照明はそのお店の重厚感やイメージというものを一番強く来店したお客様に印象付けます。
実際に、照明をおしゃれに見せることで、店内の家具やデザインなどが多少チープであっても高級店に見せることが可能です。
高級クラブの照明では、間接照明を使ったり地面に照明を埋め込むなどして、なるべく照明を直接お客様に当てないことや、お店の女の子には当てないことが必要になります。
このような工夫をすることで、高級感を生み出すことが可能です。
逆に、照明を直接女の子にあてるもの、イメージとしては居酒屋のような照明にしてしまうと、それだけでチープなイメージになってしまいます。
このような照明だと、いくらいい家具やいいお皿、いい女の子がいたとしてもイメージとしては高級クラブというイメージではなく、庶民的な居酒屋のようなイメージになってしまうでしょう。
そのため、高級クラブではまず一番最初に照明にこだわって、照明をどう見せるか、一般的には間接照明のような形で付けることで高級感を醸し出すことが可能と言われています。
スケルトンで最初から作成する
高級クラブ では、スケルトンで最初から内装を作り上げる方が結果的にはうまくいくと言われています。
高級クラブの場合、お店の新陳代謝も激しいことから、居抜き物件で新しく店舗を開業しようと思ったらすぐできるでしょう。
しかし、高級クラブの場合、前の店舗と同じ内装であったり、同じイメージというのはあまりよろしくないとされています。
これは、もちろんお客様に対して前のお店と混同させてしまう可能性があるのと同時に、前のお店のイメージをそのまま引き継いでしまうと、せっかく新しい店舗として開業したにも関わらず、新店舗の特徴を生かすことができないためです。
また、前のお店の居抜きということがすぐにバレてしまうと、「お金があまりないのかな」みたいなイメージをお客様に持たれてしまうこともあります。
そのため、高級クラブの場合居抜きであっても大幅にイメージを変えるために、家具や照明などについては全面的に変更することが多いです。
ただ、このように居抜きであっても大規模な改修工事を行うと、スケルトンの物件の内装工事費用と工事費用が変わらないということも多いです。
むしろ居抜きで、ある程度制限がある中で改装していく必要があるので、スケルトンと比較して追加で費用が必要になることがあります。
その結果、居抜きで借りたほうがスケルトンよりも内装費用が高くなってしまうということも多いです。
コンセプトを明確にする
高級クラブでは、コンセプトを明確にすることが内装のポイントです。
高級クラブの場合、高級感を出したいというコンセプトはどの店のオーナーさんも持っているものでしょう。
しかし、どこの部分で高級感を出したいのか、どのようにして高級感を出したいのかというコンセプトが明確ではないことが多いです。
例えば、高級感を出すと言っても照明で高級感を出すことも可能ですし、内装で高級店に見せることも可能です。
それ以外にも、家具や什器などを高級なものにすることで高級感を出すことも可能でしょう。
高級感のコンセプトをさらに明確にして、どこの部分で高級感を出すのかが明確になると内装工事のデザインも進みやすいでしょう。
また、それ以外にも「高級クラブ」×「〇〇」という形でコンセプトを作成していくと、他の高級クラブとの差別化が出来るだけではなく、デザインの面でも「〇〇」の部分を重視したデザインを作成することができるので、個性的な店舗デザインになることが多いです。
そのため、高級クラブの内装工事をしようと思った際には、オーナーがそのお店のコンセプトとして以下の3つを明確にしてもらえると、内装工事が進めやすいと思います。
◆誰に来て欲しくて
◆どのようにして高級感を見せたいのか
◆高級クラブ以外のセールスポイントは何なのか
高級クラブの内装で費用がかかる項目
ここでは、高級クラブの内装工事で費用がかかる以下の項目を解説していきます。
- 什器
- 造作工事
- 電気工事
什器
高級クラブでは、什器の費用が高くなることが多いです。
什器とは、クラブに設置する椅子や机などの家具からお皿などを含めた運営に必要な家具・食器類のことをいいます。
一般的に、高級クラブの場合、什器は総額で300万円から1,000万円程度の幅に収まることが多いです。
ただし、什器はそのお店のコンセプトやどこまで什器に対してお金をかけれるかで、上限は無限になります。
実際に、高級クラブの中には什器だけで1億円近く使ってるお店もあります。
造作工事
造作工事とは、スケルトンの物件に対して壁などを設置する基礎工事のことです。
造作工事は、高級クラブの場合スケルトンの物件で開業することが多いので、高くなることが多いです。
しかし、高級クラブでも居抜き物件で新たに開店したいと思っている人は、基本的に造作工事費はかかりません。
電気工事
電気工事費用とは、店内の電飾や照明設置、照明を設置するための配電などの電気作業のことを言います。
特に、高級クラブの場合、照明を多用することや照明の設置場所にこだわることが多く、その分配電などの電気工事が必要になるので、電気工事費用は高くなる傾向です。
高級クラブの内装費用を抑えるポイント
ここでは、高級クラブの内装費用を抑えるポイントを紹介します。
高級クラブの内装費用を抑えるポイントは以下の3つです。
- リサイクルして使う
- 見えるところだけお金をかける
- 価格ではなくデザイン性を重視する
リメイクして使う
高級クラブでは、特に什器の費用が高くなることが多いです。
そこで、什器に関してはリメイクして使うのが内装費用を抑えるポイントになります。
ここで注意して欲しいのが、内装に使う什器は中古のものを設置するのではなく、修復してリメイクして使うということです。
リメイクとは、例えばソファーの場合だったら皮の部分は張り替えるなど見た目に関しては綺麗にした上で使うことになります。
ソファーなどの什器の場合、新品で全て揃えると数百万することが多いです。
しかし、中古のものを購入して、皮や表面を整えるだけの場合は中古品の購入費用と修復費用を合わせても、新品で什器を購入する時の半分から3分の2程度の価格に抑えることができます。
そのため、高級クラブであっても初期費用を抑えたいと思っている方や内装にかかる費用を抑えたいと思っている人は、什器を中心にリメイクして中古品を修復して使うと高級感を失うことなく費用を抑えることが可能です。
見えるところだけお金をかける
高級クラブでは、見えるところにお金をかけて、見えないところにはなるべくお金をかけないのがポイントです。
例えば、高級クラブの場合接客スペースの内装というのは女の子を映えさせるものであり、いわばステージのようなものであります。
そのため、女の子を映えさせて、お客さんに楽しんでもらうためにも、お金をかけて照明や什器を設置することが必要でしょう。
一方で、厨房や控室などに関してはそこまで高級感がなくても問題ありません。
むしろ、厨房や控室などは高級感よりも利便性の方が重要になってきます。
そのため、高級クラブの内装では見えるとこにお金をかけて、見えないところにはお金をかけないことを意識すると、内装費用を下げることが可能です。
価格ではなくデザイン性を重視する
高級クラブでは、価格とデザイン性の関係を重視することがポイントになります。
高級クラブでは、高級感を出すという目的で什器や電化製品、照明などを設置することが多いです。
この際に意識して欲しいのが、高いものが必ずしもデザイン性が高いわけではないということ。
高級な椅子や高級な照明など、もちろんデザイン性に優れたものもある一方で、高い理由が商品の利便性である場合も多いです。
その場合、高いからといってデザイン性が優れているとは限りません。
一方で、100円ショップで購入できるようなものであっても、デザイン性が非常に高いものもあります。
そのため、高級クラブに設置する什器などに関してはデザイン性を重視したものを設置すると良いでしょう。
特に、家具類に関してはデザイン性と価格が比例している場合もありますが、一方で安い家具であってもデザイン性に優れていることも多いです。
また、中古の家具をリメイクしてデザイン性が優れている一点物に仕上げるなどの工夫をすることで、内装にかかる費用を抑えることもでき、店舗としての独自性をだすことも可能です。
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まとめ
高級クラブでは、内装にかかる費用が高く特に意匠什器など什器にかかる費用が高いのが特徴です。
一方で、什器類に関しても工夫をすることで費用を抑えて開業することができます。
そのほかにも、高級クラブの内装費用を抑えるポイントは多いので、高級クラブを今後開業したいと思っているオーナーさんなどは、今回の記事を参考にして高級クラブの内装について考えていただけると幸いです。