今回は事務所の内装工事についてご紹介していきます。
一般的な事務所といえば、飲食店やアパレルのように奇抜や派手なデザインにする必要はないと思われがちですが、内装に気を使うべき理由はあります。
いざ内装工事を行うとなると専門の業者に依頼する方がほとんどだと思います。しかし、内装工事を業者に依頼する際にはさまざまなメリットやデメリットがあり、いくつかの注意点もあるのです。
今回はそもそも事務所が内装にこだわるべき理由から、業者に内装工事を依頼する際のメリットやデメリット、注意点などについて詳しくご紹介していきます。
Contents
事務所が内装工事を行うべき理由とは
そもそも事務所が内装工事を行うべき理由についてはいくつかあり、それは会社のイメージにも繋がってしまうことがあるのです。
それではいくつかご紹介していきます。
会社の顔となる
事務所は会社の顔として捉えられることがあり、事務所が汚かったりボロボロの状態では会社へのイメージダウンに繋がってしまいます。
また、事務所では来客対応を行うこともあるので、重要な取引先や金融機関関係の人との打ち合わせに際して、先方の目に事務所はまず間違いなく映ることでしょう。
企業間同士のやりとりや金融機関とのやり取りの際には、会社の社会的信用というのは非常に重要な点ですので、あまりに事務所に対してネガティブなイメージを持たれてしまうと、仕事の成約や融資に悪影響を与えることもあるのです。
仕事の効率向上に繋がる
事務所での作業においてはらあらゆる意味で業務効率が非常に重要となります。
事務作業などで非効率なレイアウトを組んでしまうと、余分に時間が取られてしまい、その他の業務に支障をきたしてしまうことがあるのです。
よくある例としては、電気設備の配置の兼ね合いで、コピー機や複合機などの場所が席から遠い場所にしか配置ができず、毎回の行き来に時間がかかってしまうといったことが挙げられます。
一回の行き来では僅かなロスかもしれませんが、1日中無駄な動きや非効率な動きをしてしまうと、トータルで見たときにかなりのタイムロスが生じてしまいます。
そのため、少しの非効率やタイムロスも疎かにはできず、より改善するべき点がある際には、内装工事を行ってでも事務所全体の効率化を図ることを検討してみてください。
建物の老朽化
長く事務所を構えていると必ず建物の老朽化問題に直面します。
新築物件ならまだしも、もともとあったテナントに事務所を構えているというケースの方が多くいことでしょう。
建物の老朽化による壁の剥がれや床の傷などが目立ってしまうことは見た目的にもいいものではありません。
そのまま老朽化した状態を放置してしまうと、更なる悪化に繋がってしまい後々に大がかりな内装工事を行わなければいけなくなってしまう恐れもあるのです。
また、ボロボロの事務所の状態では仕事への信頼性にもマイナス評価になってしまうかもしれませんので、小さい規模で済ませられるように早め早めの内装工事が望ましいものです。
事務所の内装工事を業者に依頼するメリットとは
経営に集中することができる
内装工事を業者に依頼するメリットとしては、内装工事に関して費やす時間を最小限にできるという点が挙げられます。
内装工事を業者に依頼する際には、工事を始める前に内装工事のイメージの擦り合わせや見積もりについての確認では時間を要しますが、工事が始まると内装工事の途中経過をしっかり確認していれば、その他に大きな時間を取られずに内装工事を完了させることができるのです。
内装工事に費やす時間を極力減らすことで、経営に集中することができるのです。
クオリティの高い内装工事ができる
内装業者に依頼する際の最大のメリットは、工事のクオリティが高いという点が挙げられます。
最近では、費用を削減するためにDIYなどで事務所の内装工事を行う人もいますが、DIYではあくまで素人の作業となるためクオリティが低くなってしまいがちです。
しかし、内装工事の実績や経験が多い業者に依頼し高いクオリティの内装工事を行うことで、より自身の理想とする事務所の内装を実現することができるのです。
また、事務所の内装工事の実績が多い業者であれば、他の事務所ではどのような工夫をしているのか、これまでにどのような内装工事を行ってきたのかなどの参考例を提案してくれるので、自分だけでは思いつかなかった内装を取り入れることができるのです。
事務所の内装工事を業者に依頼するデメリットとは
費用は高くなってしまう
事務所の内装工事を業者に依頼する際の最大のデメリットは、どうしてもそれ相応の高い費用が発生してしまうことが挙げられます。
業者に依頼する際に発生する費用は、工賃や手数料、出張費、材料費などさまざまですが、事務所が広ければ広いほど内装工事の規模は大きくなってしまうので、費用も高くなってしまいます。
ただし内装工事を行う部分が一部の場合は、工事の規模が小さくなるので、全体的に内装工事を行うケースに比べると当然ですが費用を抑えることはできるのです。
どこの業者にすればいいのかわからない
内装工事を請け負っている業者はかなりの数があり、それぞれの業者で得意な内装工事は異なります。
事務所の内装工事が得意な業者があれば、店舗などの内装工事の方が得意な業者もあります。
事務所の工事を依頼する際には、事務所の内装工事の経験が多い業者に依頼をした方がスムーズに終わらせることができます。
また、業者ごとにアフターサービスの範囲や内装工事を行う際の費用は異なりますので、数多くある業者の中でどの業者に依頼するべきかの判断は難しくなります。
事務所の内装工事で気を付けることとは
次に、内装工事を業者に依頼する際に気を付ける点についてです。
事務所の内装工事を行う際には事前にいくつか気を付けておくべき点があり、それらのポイントを抑えていないと後々にトラブルにまで繋がってしまいます。
それでは、いくつか気を付けるべきポイントについてご紹介していきます。
近隣の人に事前に伝えておく
内装工事の規模にもよりますが、工事を行う際には騒音が発生することが多くあるため、事前に近所の人へ通達をしておく必要があるのです。
必ずしもやらなければいけないという義務ではありませんが、後々の近所トラブルを事前に回避するためにはマナーとして周りの人への配慮ある行動をしておいた方がいいでしょう。
特にテナントで事務所を構えている事務所などに関しては、必ず事前に伝えるようにしてください。
現場目線でレイアウトやデザインを決める
事務所の内装工事を行う際に、経営者の好みだけで選んでしまうと、現場で働く従業員にとっては使いにくいレイアウトやデザインになってしまうことがあるのです。
事務所は経営者の意のままにしたいかもしれませんが、従業員にとっても大切な場所ですので、業務の効率化や従業員の満足度向上を図りたいのであれば、従業員の意見を取り入れるなど現場目線に立ったレイアウトを組むといいでしょう。
いくつかの業者の話を聞く
先ほど記述したように、それぞれの業者によって得手不得手があります。
内装工事を依頼する際の費用も異なります。そのため、1社だけにしか問い合わせずに決めてしまうと、「後々に同じ内装工事でも費用をもっと安くできる業者が見つかった。」という事態に陥るかもしれません。
また、それぞれの業者によって内装工事の経験や考え方が違うため、どんな内装工事ができるのか、今までには事務所の内装工事でどのような工夫をしてきたのかも相談してみてください。
業者の意見を参考にした上で自身の内装のレイアウトを検討した方が、多様な発想を取り入れられるので、より良い内装を実現しやすくなるのです。
内装の規定を把握しておく
事務所の内装には法律で決められたいくつかの規定があり、その規定を破ってしまっては元も子もありません。
規定は業種ごと異なるため、自身の業種ではどのような事務所の内装の規定があるのかを把握しておくべきでしょう。
しかし、業種ごとの規定を素人では把握しきるのは難しいので、内装工事を依頼する業者に相談をして、事前に内装の規定に関して相談をしておくといいでしょう。
<まとめ>内装工事で重要なのは業者選び
ここまでで事務所の内装工事についてのポイントをご紹介してきました。
内装工事を業者に依頼する際には業者選びが非常に重要です。
費用面だけでなくその業者が事務所の内装工事の経験が多いかどうかを判断することも重要であるため、事前にホームページなどで調べておいてください。
最近ではどこの内装工事の業者もホームページを持っていることが多く、過去の施工実績を掲載していることが多くあります。
そのため、依頼しようと考えている業者のホームページを調べて、事務所の工事実績が多いのか、事務所の工事実績が全く無いのか、などを確認して、業者選びの基準にしてみるのもいいでしょう。