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焼肉屋の内装費用について徹底的に解説!内装費用の悩みを解決します
焼肉屋を開業するにあたり、資金や集客などいろいろな不安があるかと思います。
ここではそんな不安を少しでも解消できるように、焼肉屋の開業費用の中でも1番費用がかかる内装について解説します。
焼肉屋の内装費用はどのくらいかかる?
焼肉屋は各テーブルに肉を焼くロースター、煙を逃すための排煙設備など必要な設備が多く、飲食店の中でも特に内装費用がかかる業種です。
一般的に焼肉屋の内装設備は1坪当たり30万円~50万円が平均と言われています。
20坪の焼肉屋を開業するには、内装費用が600万円~1,000万円かかる計算になります。それだけの大きなお金が動く内装は、焼肉屋を開業するにあたりとても重要です。
焼肉屋の内装が集客を左右する!
焼肉屋は、提供するお肉の質と同じくらい内装が集客を左右します。
お客様は料理にだけではなく、お店の居心地や内装にもお金を払っています。
単価の高い高級な焼肉屋に行ったのに、お店の内装が居酒屋のような大衆向けのものだったらがっかりしてそこの焼肉屋には2度と行かないでしょう。
集客できる内装を作るには、まず焼肉屋のコンセプトをはっきりしなければいけません。
たとえば、
デートや記念日にぴったりな高級感あふれる焼肉屋
20代~30代の若い世代向けのカジュアルでSNS映えするような焼肉屋
カウンターと2人席のみの1人~2人の少人数向けの焼肉屋
小さいお子様連れでも行きやすい座席や個室もある大衆向けの焼肉屋
など、お店のコンセプトを具体的に決めてから内装に取り掛かりましょう。
おしゃれな焼肉屋の内装は宣伝効果にもつながる
ここ数年ネットによる宣伝効果は焼肉屋にとっても高い割合を占めるようになってきました。
お店のホームページや口コミサイトには必ずお店の内装の写真を掲載します。
またおしゃれな内装や個性的なはSNSなどで拡散されやすく、多くの人にとって内装の写真が来店するきっかけになります。
今の時代、人気の焼肉屋になるためにはおしゃれな内装が欠かせません。
高級志向?大衆向け?焼肉屋の価格帯で内装を決めよう
焼肉屋は、敷居の高い高級店から、家族で気軽に行けるリーズナブルで大衆向けの焼肉屋まで幅広い価格帯で展開されています。
焼肉屋の売上は、客数×客単価で決まります。
焼肉屋では、基本的にお肉を自分達で焼いて食べるので、時間がかかりあまり回転数は見込めません。そのため、広い店舗であればリーズナブルな焼肉屋でもいいでしょう。
リーズナブルな焼肉屋であれば、入りやすくカジュアルな内装が不可欠です。
狭い店舗の場合、リーズナブルな焼肉屋にしてしまうと売上が伸びない可能性があります。そのため客単価を上げて高級感を出す方がおすすめです。
1品あたりの単価が高い焼肉屋では、高級感を感じるワンランク上の内装がぴったりです。
人気店になるにはターゲット層をしぼる
なるべく幅広い層の多くの人に来店してほしいと思いがちですが、ターゲット層を幅広く設定してしまうと特色のないありきたりな焼肉屋となり、他店との差別化ができません。
人気店になるには、ターゲット層をしっかりと絞り、そのターゲット層に合わせた内装を作り上げることが肝心です。
・来店するお客様の年齢層はどのくらいか
・どんなシチュエーションで焼肉屋に来るのか
・誰と来るのか
・年収がいくらくらいで、1回あたりどのくらい支払うのか
・興味を持っているものは何か
・服装はどんな感じか
など具体的に来店するお客様をイメージしましょう。
焼肉屋の立地から内装をイメージする
焼肉屋の内装は立地を考えて決めることも大切です。
オフィス街であれば、ランチ営業も視野にいれてランチ向けにお1人様でも気軽に入れるカウンター席を用意する、また接待での利用も見込んで個室を作ることも必要です。
住宅街であればファミリー層の来店が考えられるので、お子さんでも入りやすいようにカジュアルな内装にしたり、テーブル席だけではなく座敷席も用意したりすると喜ばれるでしょう。
観光地やデートスポットに近い場所なら、ラグジュアリーを感じられる、おしゃれな雰囲気作りが求められます。
このように焼肉屋の内装は、立地に合わせることも来店者数を増やすポイントになります。
個人経営の焼き肉屋は差別化されたブルーオーシャンを狙う
レッドオーシャン、ブルーオーシャンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
レッドオーシャンとは競合の多い市場を指し、ブルーオーシャンはその逆で競争の少ない未知の市場です。
焼肉屋はチェーン店も多く競合店の多い業界です。その中でも個人経営で人気店になるには、はっきりと差別化された今までになかった焼肉屋を目指すのも1つの手法です。
例えば、1人席のみの内装にしたお一人様専用焼肉屋や、完全個室で個室にはすべて水槽つきのデートや女子会にぴったりな焼肉屋など、予想もしないような内装を取り入れるのもおすすめです。
個性的な内装の焼肉屋は、話題になりやすく、リピーターが獲得しやすいこともメリットです。
焼肉屋の内装作りについて
焼肉屋のコンセプトが決まったら、次は具体的な内装作りに取り掛かりましょう。
焼肉屋の内装には清潔感が大切
焼肉屋は肉を焼くので、油汚れや煙のすす汚れなどがどうしてもついてしまいます。
生肉を扱う焼肉屋の内装は、清潔感が大切です。油汚れがつきにくく、掃除がしやすい内装を選びましょう。
焼肉屋の内装におすすめの素材には、メラミン化粧合板やウレタンコート素材などの防汚加工されたものや、ガラス、ステンレス、キッチンパネル、大理石などの石材が向いているとされています。
床や壁紙の材質のランクを下げすぎてしまうと、耐久性がなく剥がれたり汚れが目立ったりといいことがありません。
焼肉屋の内装の素材にはしっかりこだわるようにしましょう。
焼肉屋のロースターは無煙ロースターが最適
焼肉屋で必須なロースター。
各テーブルに設置する必要があるため内装費用の中でもコストのかかる部分です。
ロースターにも炭火焼き、無煙ロースターなどいろいろな種類がありますが、無煙ロースターの方が煙を気にせず焼き肉を楽しめるのでお客様からは人気です。
無煙ロースターは、ダクト工事が不要なノンダクトタイプと、ダクト工事が必要なダクト式ロースターの2種類あります。
ノンダクトタイプの方がダクトの工事費用がかからないので、内装費用のコストダウンにつながります。
ノンダクトタイプ
落ちた油が炭火や熱源にあたった時に煙が出ます。無煙ロースターは、油が熱源に落ちないように工夫されているので煙が出ず、さらに油が落ちてヘルシーなのでここ最近無煙ロースターを採用する焼肉屋が増えています。
1台あたり20万円~30万円でダクト工事も不要のため内装費用を抑える効果もあります。
ダクト式ロースター
ダクト式ロースターには、上に煙を逃がすダクトを設置する「上引きタイプ」とテーブルの下にダクトを設置する「下引きタイプ」と2種類あります。
ロースター本体が1台あたり20万円~30万円、ダクト工事に1台10万円~20万円ほどかかります。
ダクト式は掃除がしやすいのがメリットです。
カウンターや個室を設置する
焼肉屋は、長時間滞在する人が多いのであまり回転数を見込めません。そのため、思いきって個室やカウンターを設置するのもおすすめです。
個室は周りの目を気にせず過ごせるため、ビジネス目的でも利用できる他、小さいお子様連れのご家族や記念日などのデートにも使えるなど需要が高いです。また、あえてカウンター席を設置して回転率の高いお1人様の集客を見込んでみるのも1つの方法です。
特にランチ営業をするなら、カウンター席がある方がいいでしょう。
焼肉屋の内装費用の節約ポイント
焼肉屋の内装費用は高額になるので、できるところは節約したいですよね。
焼肉屋の場合、油汚れや煙などがあるので、壁紙や床の素材が重要になります。そのため壁紙や床の素材のダウングレードはあまりおすすめできません。
こだわるところはこだわり、節約できるところは節約する、というようにメリハリをつけることが内装費用を抑えるポイントです。
元焼肉屋の居抜き物件を狙おう
焼肉屋の内装費用の1番節約効果の高い方法が、もともと焼肉屋だった居抜き物件を利用することです。
居抜き物件であれば、厨房設備や空調設備など前の設備をそのまま利用できるので、一から購入する必要がなくなり内装費用を節約することができます。
同じ飲食店でもカフェやラーメン屋など業種が異なる場合、やはり一から設備を用意しなければいけなかったり、不要な設備を撤去する撤去費用がかかったりと逆に内装費用が高くなることがあるので注意しましょう。
元焼肉屋の居抜き物件は競争率が激しいです。
こまめに居抜き物件の情報をチェックすることがいい居抜き物件を見つけるためには必須です。
複数の内装業者から相見積もりを取ろう
少しでも安く内装費用を抑えるためには、複数の内装業者に見積もりを取ることが大事です。
内装業者によっては100万円以上金額が違うこともあります。
安いからといっていい業者だとは限りません。
相見積もりを取ることでしっかりと話を聞いてくれる業者か、質問をあいまいにしないかなど対応もしっかりと見極めましょう。
また、焼肉屋の内装実績がどのくらいあるかもキーポイントです。
最後に 焼肉屋の内装費用の悩みはプロに相談を
焼肉屋の内装費用は高額です。
焼肉屋の開業には何かとお金が必要になるため、できるだけキャッシュを手元に残しておくことが不安を取り除くのに大切です。
開業資金に困った時にはお金のプロに相談してみることをおすすめします。
当社ではこれまで100社以上の開業サポートをおこなってきたため、その実績からしっかりとアドバイスをおこないます。
内装資金のリースなどもご提案できるので、ぜひ無料相談からお気軽にお問い合わせください。