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内装費用の相場はどのくらい?料金の相場と工事内容を詳しくご紹介 !

内装費用の相場はどのくらい?料金の相場と工事内容を詳しくご紹介 !

内装工事は、事務所の開設や移転の際に建物内部で行う工事全般の事をいいます。

お店を開く、会社を起業するなどの際に必要な工程なのですが、この工事にはかなりの費用がかかると言われています。
しかも、具体的な予想金額を算出するということが、なかなか難しいです。

そこで今回は、内装工事費用の相場や工事内容を詳しくご紹介します。

「起業を考えている」、「店舗を引っ越したい」という方だけでなく、「内装工事に興味がある」という方にもおすすめの内容です。

内装工事リース株式会社

内装費用の相場とは?

内装工事費用は、大きく分けて「設計・デザイン費」、「内装・設備工事費」に分けられます。

内装工事業者によって、「設計・デザイン費」を含むタイプと含まないタイプがあるので用途に合わせて選んでください。

「設計・デザイン費」と「内装・設備工事費」含むタイプであれば、業者をそれぞれ頼む必要がなくスケジュールを立てやすいです。

一方で、「設計・デザイン費」と「内装・設備工事費」を含まないタイプは、特化した優れたサービスを提供してもらえるといったメリットがあります。

「設計・デザイン費」の相場

内装工事の初めに行うのが設計・デザインです。

店舗のコンセプト、レイアウト、予算などの希望を確認し、スケッチ、3D等で図面化していきます。

【設計・デザインで行う作業の流れ】

  1. 設計・デザイン会社との打ち合わせ
    コンセプト、スケジュール、予算などの要望をヒアリング。
    デザイン・レイアウトを組み立て、スケッチ、3Dソフトなどで図面化します。
  2. 詳細決定、設計図作成
    設計図を作成し、素材の選定や材料指定などの詳細を決定します。
  3. 施工会社選定
    設計・デザインのみを行う業者であれば、ここで内装工事業者を選定し、引継ぎ。内装業者込みの場合は、設計図をもとに着工に取り掛かります。

費用の算出方法は、
①総工事費
②坪単価
③人件費・技術料

の3通り。

業者や店舗のタイプによって異なる為、特に為相場が付けづらい部分ですが、①総工事費からであれば、総工事費の10~15%②坪単価 であれば、坪数×3万円~10万円程度③人件費・技術料からの算出では、人数分の人件費+技術料です。

③に関しては1人当たりの人件費、技術料が業者によって大きくことなり、相場を出すことができません。
③タイプで依頼する場合は、あらかじめ予想見積りを提示してもらい、相場を取りやすい②と比較して、相場との差を判断してください。※坪の目安は、1坪=約1.8182m(約畳2畳分)です。

「内装・設備工事費」の相場

次に、内装・設備工事費の相場を紹介します。

内装工事にはさまざまな種類の工事が含まれています。

業種や利用する設備によって、内容が異なりますが、ほとんどの場合に行われる工程は以下の8つです。

  • 「軽鉄工事」:軽天工事とも呼ばれる壁や天井などの骨格部分を作る工事です。
  • 「ボード工事(ボード張り)」:軽鉄工事でできた下地の上に石膏素材などで作られたボードを張り付けていく工事です。
  • 「クロス工事(壁紙工事)」:ボード工事でできた下地の上に布、ビニール、和紙などの内装材を張り付けていく工事です。
  • 「塗装工事」:壁・天井・外壁などに専用の塗料で塗装していきます。
  • 「左官工事」:壁土・モルタル・漆くいなどの素材を使って壁・床にコテで貼り付けていく仕上げ工事です。
  • 「床仕上げ工事」:床材を張り付け、床を完成させる工事です。
  • 「木製建具工事」:ドアなど開閉機能を持つ木製の建具を取り付けていく工事です。
  • 「設備工事」:調理設備、医療設備など専用の設備を取り付ける工事です。

内装工事を行う店舗のタイプには、「スケルトン」、「居抜き」の2通りあります。

スケルトンは原状回復工事後の状態で、壁・天井がありません。

1から理想の店舗に仕上げたい場合にはこちらがおすすめです。

居抜きは前利用者の内装・設備がそのまま残っているため、変更部分が少ないほど割安で利用することができます。

相場はスケルトン物件が1坪:約30万~60万円、居抜き物件が1坪:約25万~45万円です。

専門設備が少ないオフィスやネイルサロンなどは割安、飲食店は割高になりやすいといった傾向があります。

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工事費用を抑える方法

ここでは、工事費を抑える方法をご紹介します。

できるだけ有力な方法を挙げていますが、業種や希望によって最適かどうかが異なりますので、状況にあった節約方法を参考にしてください。

居抜き物件を利用する

「内装・設備工事の相場」でもご説明した通り、スケルトン物件に比べて居抜き物件は割安かつ期間を短縮して内装工事を行うことができます

特に、同じタイプの居抜き物件であれば、高額な専用設備費用を節約できるチャンスです。

内装やレイアウトにこだわりがない、できるだけ費用を抑えたいという方にはピッタリでしょう。

注意点としては、レイアウトを変更するとスケルトン物件なみに費用が発生する場合があるということと、居抜きの設備は無料ではなく造作譲渡料がかかるということです。

造作譲渡料の相場は100〜300万と言われています。

その点を考慮して居抜き物件を選んでください。

助成金制度を利用する

厚生労働省や各自治体で助成金制度が設けられています。

例えば、厚生労働省は、中小企業事業主に対して、内装工事を含む建築工事、1契約の支払額が20万円以上を条件に「地域雇用開発助成金」を支給しています。

指定の地域での開業など条件が適応すれば、設置・整備に必要となった費用、労働者の雇用増加人数に応じて、最大3回まで助成金が支給されます。

例)

300万円以上1,000万円未満、3~4人の増加で48万~86万円
1,000万円以上3,000万円未満 5~9人の増加で95万~120万円

「地域雇用開発助成金」の条件に適応しなかった場合も、各自治体から提供されている助成金、補助制度を活用することで金銭面の負担を大きく削減することができると思います。

詳しくは自治体にご相談ください。

【関連記事】

VE案を提案してもらう

建築業界にはCD案、VE案という用語があります。

CD(Cost Down(コストダウン))は、クオリティを下げてでもコストを落とすという意味、VE(Value Engineering(バリューエンジニアリング))は、クオリティを保ちながらコストダウンをすると言う意味です。

見積りが予算を上回りそうであれば、業者にVE案を出してもらうのがお勧めです。

プロならではの知識で工事費用を抑えてくれると思います。

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内装は業者に依頼した方がいい理由

内装工事の節約方法として、工事の一部をDIYで行うというものもあります。

業者を通さずDIYを活用すれば、人件費を削減し、材料費のみで工事を行うことができます。
しかし、結論を言ってしまえば、DIYでの節約はおすすめできません。

良心的な価格で、しっかりと工事を行ってくれる内装業者に依頼するのがおすすめです。

内装業者に依頼したほうがいい理由としては以下のようなものがあります。

  1. ◆事故を起こしてしまう可能性がある
  2. ◆開店日に間に合わない場合がある
  3. 資格がなければできない工程が多い

事故を起こしてしまう可能性がある

DIYで工事を行う場合、どうしても完璧に仕上げることはできません。

仕上がりが不完全な上、作業中に誤って怪我をしてしまえば不要な医療費がかかってしまいますし、万が一お客様に怪我をさせてしまおうものなら信用問題にかかわります。

最悪の場合、営業中止に追い込まれる可能性まで考えられるのです。

開店日に間に合わない場合がある

内装工事を含め、工事に最も大事なのはスケジュール管理だと言われています。

滞りなく作業を進め、予定通りに完了するということはプロでも難しいのです。

スケジュール管理を誤り、開店日に間に合わなければ、伸びた期間は収益が得られませんし、塗装が乾かずお客様の服を汚してしまうなどのトラブルがあれば顧客を減らしてしまうことになります。

資格がなければできない工程が多い

奇跡的に完璧な工事を行うことができ、材料費のみで工事が完了できればかなりの節約になります。

「自分はDIYが得意だから大丈夫」と自信がある方もいるかもしれません。ところが、内装工事のDIYはそもそも資格なしで行える工程が少ないのです。

特に電気・水道・ガスに関わる部分は素人が行うことができませんし、安全に資格なく行える箇所となると壁紙や床素材の貼り付けなどくらいになります。

そのため、そもそも大きな節約にはなりにくいのです。

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内装工事費用が安い業者の選び方

「工事費を抑える方法」で節約方法をいくつかご説明しました。

さらに、安くて信頼できる業者に依頼することができれば、より心強いのではないでしょうか。

ここでは、お手頃な内装業者を選ぶポイントをご紹介します。

できるだけ多くの業者で見積りを取る

世の中には数多くの内装業者が存在します。

驚くほど良心的でサポートがしっかりしている業者もたくさんあります。

なるべく多くの業者を比較して依頼先を決定しましょう。

一つ一つ見積りを取るのは大変ですので、一括見積りサイトなどを活用するのがおすすめです。

同じ業種の経験豊富な業者を選ぶ

どんなにベテランで技術があっても、慣れていない工程が多ければスケジュールが伸びたり、余計な工事が増えたりする可能性もあります。

そのため、必ず同業種の実績数が多い業者に依頼しましょう。

コスト削減の相談にのってくれたり、安価な専用設備の入手方法を案内してくれたりするところあります。

同業種の工事経験が豊富で、コストダウン(VE案)を得意とする業者を探してみてください。

まとめ

店舗の開業や移転にはかなりの費用が掛かります。

こだわりすぎると費用だけでなく、完成までの日数もかさんでしまいかねないので注意が必要です。

あらかじめ、予算にあったコンセプト、レイアウトを決定し、手ごろで良心的な内装業者を見つけて依頼してください。

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