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【一番の費用削減は無駄の排除!?】10坪のスケルトン物件の内装費用について

【一番の費用削減は無駄の排除!?】10坪のスケルトン物件の内装費用について

こんにちは、今回は事務所や店舗を立ち上げるにあたって、10坪のスケルトン物件の内装を工事する際にはどのくらいの費用がかかるのかについてご紹介していきます。

最近では事務所や店舗を立ち上げる際に、内装に強いこだわりをもって高い費用をかけている方が多くいらっしゃいます。

内装工事をする際の費用は、どれくらいの規模で工事を行うかだけでなく、事務所や店舗の広さにもよっても異なります。

10坪の物件を工事するのと50坪の物件を工事するのとでは、10坪の物件を工事する際の方が費用が安くなりやすいのです。

また、工事をする前の物件の状態によって内装費用は変わってくるため、今回は「スケルトン物件」と「居抜き物件」のふたつに分けて、10坪の物件の内装工事をした際の費用についてご紹介していきます。

内装工事リース株式会社

物件の種類

事務所や店舗を立ち上げる際には、地上に建物を立ち上げる「路面店」とビルの一角を借りて事業を行う「テナント」に分かれます。

テナントは雑居ビルの一角に事務所や店舗を構えるため、20坪前後の物件が多いですが、中には10坪の物件もあります。

10坪は、事務所や店舗を構える際の物件としては決して広いとはいえないでしょう。

そのため、10坪の物件のテナントでは小規模で事業を行っている方が多いです。

テナントの物件は「スケルトン物件」と「居抜き物件」という2つに分けられます。

ここからは、それぞれの特徴について詳しくご紹介していきます。

スケルトン物件

スケルトン物件とは、簡単に言うと”内装設備がない物件”のことです。スケルトン物件は

前に利用していた事業主やオーナーが以前の内装設備を無くし、真っ新な状態で募集が出されている物件です。スケルトン物件のように、内装設備が整っていない場合には様々なメリットやデメリットがあるため、詳しくご紹介します。

スケルトン物件のメリットとは

好みのレイアウトが実現できる

スケルトン物件のメリットは、何よりも”自身の好みのレイアウトが実現できる”という点です。

後ほどご紹介する居抜き物件のように既に内装が決まってしまっている場合では、既存の内装の通りに使うか、一度撤去する手間が増えてしまいます。

しかし、スケルトン物件のように内装設備がない状態であれば、自身の好きなようなデザインやレイアウトにできるので、自身の理想に近い内装が実現しやすいのです。

撤去費用がかからない

前にテナントに入っていた事業主が使っていた設備が自身の事業に合わなければ、設備を撤去するための費用を業者に依頼しなければなりません。

10坪ほどの撤去費用であれば安いだろうと思われがちですが、もしかすると払う必要のなかった費用だったのかもしれません。

その点、スケルトン物件はそれらの費用がかからないので、メリットは大きいです。

10坪ほどの規模で事業始めようとしていて、スムーズに出店を進めたい方であればスケルトン物件の応募を検討してもいいでしょう。

スケルトン物件のデメリットとは

出店時のベースの費用が高い

スケルトン物件は内装の設備が真っ新で何も無いために撤去費用がかからないメリットがあると記述しましたが、これは状況によってはデメリットとなってしまいます。

設備が何もないということは、一から全て自身で内装に費用をかけて整えなければいけないということなのです。

一から内装のレイアウトやデザインを考えなければいけない

スケルトン物件の場合、一から自身で内装に手を加えるということは、全て自身で内装のレイアウトやデザインを考えなければいけないのです。

事前に内装についてなんとなく考えておいたとしても、実際にどの物件に入るかにもよって、大小あれど内装の計画から変化が起こることがほとんどです。

また、10坪ほどの内装であれば、余計なレイアウトや物を置くことができず、内装の効率の良さも併せて重視されます。

そのため、10坪の内装を考えるのは素人には非常に困難で、出店に時間がかかってしまうというケースもあり得るのです。

居抜き物件

つぎに、スケルトン物件とは真逆で、既に設備が整っている状態をそのまま使える「居抜き物件」についてです。
居抜き物件のように、既存の内装設備が整っている状況ではさまざまなメリットがあるため、スケルトン物件の特徴と比べつつ、居抜き物件のメリットはについてご紹介していきます。

居抜き物件のメリットとは

費用が抑えられる時がある

居抜き物件では既に内装の設備が基本的に整っています。

既存の内装を気に入ってそのまま使用する場合、内装に関する撤去費や新しい立ち上げの費用がかからないため、事業を立ち上げる際の費用が抑えやすいのです。

10坪ほどの規模で事業を行おうとしている方であれば、そこまで大きな規模で事業を進めようとしていない方がほとんどであるため、必要以上に費用をかけずに済むという点では大きなメリットでしょう。

レイアウトの参考にできる

既存の10坪のなかでレイアウトが組まれている内装があるので、自身で進めていこうとしている内装の参考にもできます。

居抜き物件の内装によっては、どのように全体を変える変えないの話ではなく、もしかすると部分的な内装変更のみで、理想のクオリティを維持できるかもしれません(費用も抑えられる)。

居抜き物件のデメリットとは

撤去費がかかってしまう可能性がある

先ほどのスケルトン物件の時に記述したように、前の事業主のレイアウトと自身のレイアウトの認識が相違してしまった時には、一度費用を払って撤去をしてもらっりた後に再度作業に入ります。

多額の資金だけでなく、膨大な時間を取られてしまうというケースもあるのです。

理想に合う物件を探すのが大変

居抜き物件の最大のメリットは、内装さえ気に入ってしまえば設備をそのまま引き継げるために費用が抑えられるとお伝えしました。

しかし、これが時にデメリットとなる場合もあるのです。

できることならば内装の費用を抑えようとすることがほとんどであり、10坪の内装費用も極力減らしたいというのが心情です。

自分の好みに合いながらも費用の安い居抜き物件を探そうとするあまり、理想の物件をなかなか見つけられず、いざ候補を見つけても判断が遅いことで、他の人に取られてしまうという最悪のケースも少なくありません。

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坪とは

そもそも「坪」とは、面積を示す単位であり大きさは約3.3㎡のことを指します。

大きさの例えとして、1坪あたり畳2枚分とされており、10坪あれば20畳にもなるので、一般家庭のリビングくらいの大きさとなります。

10坪のスケルトン物件の内装で気を付けるべき点

10坪のスケルトン物件を見つけたとしても、費用面以外にも内装工事に関して気を付けるべき点がいくつかあります。

10坪と言えば、事業を行うにあたっての面積としては比較的小さめであるため、内装の効率性が求められます。

そして、いくつかの点に気を付けさえすれば、10坪には10坪にしか出せない魅力やメリットがあるのです。

実際にどのような点に気を付けるべきかについてご紹介していきます。

余計に物を置かない

10坪という空間は使える範囲が狭いと評しても過言ではありません。

仮にスケルトン物件のように何も設備が置かれていない状態だとしても、自身の理想を詰め込み過ぎて物があふれてしまったり、内装によっては余計に狭苦しく見えてしまうことがあるのです。

そのため、特にスケルトン物件の内装工事を行う際には、事前に物のレイアウトをしっかりと決めておき、余計な物が空間を占めないように工夫が必要なのです。

コンセプトを統一する

スケルトン物件の注意点としては、真っ新な状態で何も無いが故に、ドンドン自信の独自性を出そうとして内装のコンセプトがバラバラになってしまうことが挙げられます。

レイアウト決めに慣れている内装業者でもない限り、スケルトン物件のレイアウトを一から決めるのには苦労してしまいます。

そのため、スケルトン物件のレイアウトで大切にしていることやコンセプトについては、あらかじめ依頼を検討している内装業者には伝えておき、他のスケルトン物件の事例なども踏まえた提案をしてもらってください。

色を使いすぎない

10坪という狭い空間では使用する色が重要となり、下手に色を使いすぎてしまうとお客様からの印象が悪くなってしまうこともあります。

スケルトン物件では前の事業主の参考例がないためにその判断が難しいかもしれません。

事前にネットなどでスケルトン物件のデザインの事例や、スケルトン物件のレイアウトの決め方などを調べて把握しておくことで、自身の中で内装の基調色なども決めやすくなるでしょう。

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10坪のスケルトン物件の内装を工事した際の費用とは

内装工事を行う際の費用は業種や地域によりますが、居抜き物件かスケルトン物件かによって、費用面に大きな影響を与えます。

特にスケルトン物件の場合は、必ず一からの内装工事となるため、費用が高くなる傾向があります。

それでは、10坪あたりのスケルトン物件で業種別の費用はどのくらい変わるのかについて、ご紹介していきます。

飲食店

飲食店の平均的な坪単価としては約20万円から40万円とされており、10坪あたりの内装工事を行うには約200万円から400万円ほどの費用かかるとされています。

しかし、飲食店の種類や規模によって大きく費用が異なってくるため、キッチンに専門の器具や設備を入れるのか、空調設備はどのくらいの機能にするのかにもよって大きく費用が変わります。

そのため、時には20坪の内装工事を行うよりも10坪の内装工事を行う方が費用が高くなってしまうということもあるのです。

美容院

美容院の坪単価は約40万円から80万円といわれており、飲食店よりは比較的高くなっています。

また、10坪の内装工事の費用の目安としては約500万円前後といわれています。

美容院の工事の費用はイスやシャンプー台の数によっても費用が変わってきますが、主に専門の機材を入れるか入れないかが費用が大きく前後する要素となります。

アパレル

アパレルの坪単価は約10万円から20万円であり、10坪の内装工事を行うとなると、約100万円から200万円ほどの費用がかかってきます。

アパレルは飲食点や美容院に比べても坪単価が比較的安めになっていますが、ブランド店やジュエリーショップのように内装の素材で高級感を出すような店舗では、坪単価が素材に応じて高くなります。

中には内装工事の総額が1,000万円ほどかける店舗もあります。

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<まとめ>10坪のスケルトン物件の内装は効率性が重要

ここまでで10坪のスケルトン物件の内装工事についてご紹介してきましたが、まとめると、10坪という狭い空間の内装工事で失敗をしないためには、効率を重視するべきといえるでしょう。

スケルトン物件のように一から自分で全てを決められる状況では、必要以上に手を加えようとしてしまいやすいため、余計にスペースを使ってしまったり、必要以上に費用をかけてしまうケースが多いのです。

できるだけ費用をかけずに内装を充実させたいのであれば、よりシンプルにすべきといえるのです。

もちろんそれぞれの事業に合わせて特色を出すことは重要ですが、変に手を加えすぎてしまうと逆効果にもなってしまいやすいため、注意が必要です。

内装に関してはプロの意見を参考にする方が新たな発想が生まれやすいため、10坪の内装工事の経験が豊富な業者に費用面も含めて相談するべきでしょう。

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