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飲食店運営にかかる費用内訳|安定した運営ができるポイントも徹底紹介!

飲食店運営にかかる費用内訳|安定した運営ができるポイントも徹底紹介!

飲食店の運営には、お金がかかるというイメージがある人も多いのではないでしょうか?

結論からいうと、飲食店を開業するまでにはお金がかかるのは事実です。
しかし、どのような費用がかかるのか事前に知っておくことで削減できる部分は削減しやすいとも言えます。

そこで、この記事では飲食店の開業から運営までにかかる費用を紹介します。

内装工事リース株式会社

飲食店開業で必要な費用

ここでは、飲食店の開業にかかる費用を紹介します。

飲食店の開業でかかる費用は以下のものです。

  • 保証金
  • 礼金
  • ◆仲介手数料
  • 前払い家賃
  • 造作譲渡料
  • 外装工事費用
  • 内装工事費用
  • 看板設置費用
  • 厨房機器関連費用
  • ◆什器費用
  • 会計関連費用
  • 人材募集費用

保証金

保証金は、契約時にテナントオーナーに支払うもので、通常の賃貸物件の場合は敷金と言うことが多いですが、テナント賃貸の場合は、保証金として請求されることが多くなっています。

保証金は、原則退去時に返還されます。
しかし、店舗の原状回復費用が保証金の金額を上回った場合は、保証金は返還されず、追加で原状回復費用を請求されることが多いです。
また、原状回復にお金がかかる場合は、保証金から原状回復にかかった費用を差し引いて退去時に返還されます。

保証金の相場は賃料8ヶ月〜10ヶ月分です。

地域やテナントオーナー・保証会社の意向によって保証金の金額は多少前後することもあります。

礼金

礼金とは、契約時にテナントオーナーに対して支払う費用のことで、相場は賃料2ヶ月分です。

一方で、礼金はテナントオーナーに対して支払う費用で、テナントオーナーの意向によっては無料の事もあります。

その他にも、礼金は保証金とは違い返還されることはないので気をつけるようにしましょう 

仲介手数料

仲介手数料は、テナント契約時に不動産会社に支払うお金のことで、賃料1ヶ月分のことが多いです。

ただし、この仲介手数料に関しても不動産会社の意向によっては、賃料0.5ヶ月分のこともあります。

逆に、賃料2ヶ月分の仲介手数料を請求してくれるような不動産屋がいるのも事実です。

前払い家賃

テナントの場合、契約時に前払いで家賃を支払う必要があります。

前払いで支払う家賃は、賃料の1ヶ月分もしくは2ヶ月分のことが多いです。

ただし、テナント入居予定者の財務状況や今後の見通しによっては、2ヶ月分以上の前払い家賃を請求されることもあります。

前払い家賃なので支払ったお金はそのまま賃料に当てられます。 

造作譲渡料

居抜き物件の場合、造作譲渡料が必要になる場合もあります。

造作譲渡料とはテナントの以前の入居者に対して支払うお金のことで、居抜き物件で引き継ぐことになる設備などを使うためのお金です。

この契約に関しては、テナントオーナーではなくテナントの以前の入居者と行うことが必要になるので、気をつけるようにしましょう。

造作譲渡料の相場は、店舗一式の造作物を引き継ぐ場合は、300万円から500万円程度になることが多いです。
また、造作物の状態によっては価格が上下することが多いので、当事者間での交渉が重要になってきます。

外装工事費用

外装工事費用とは、店舗の改装工事にかかる費用のことで、坪単価10万円から20万円が相場です。

外装工事では、店舗外壁の塗装や装飾の取り付けなどを行います。

外装工事費用は、店舗の外装に凝るかどうか、店舗の外装にどれだけ費用をかけられるかによって、必要になる費用は異なるでしょう。

簡単に言えば、こだわればこだわるほどお金がかかり、上限がない費用ということです。

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内装工事費用

内装工事費用は、店舗の内装を作り上げるために必要なお金のことで、坪単価10万円から20万円が相場です。

もちろん、これよりも安く仕上げることも可能ですし、逆に店舗の内装やデザインにこだわる場合は、坪単価50万円以上になることもあります。 

看板設置費用

看板設置費用は、店舗に看板を設置するために必要な費用のことで、相場は10万円から15万円程度です。

また、店舗以外の場所に看板を設置することもあると思いますが、その場合は別途料金がかかってきます。

都市部の場合は、看板一枚設置するのに毎月1万円から5万円程度、郊外の場合は5000円から15000円程度の費用が毎月かかってくるので気をつけましょう。

それ以外にも、店舗以外の場所に広告を設置する場合、そこに掲載する広告の作成費用も自分で持つことになります。 

厨房機器関連費用

厨房機器関連費用は、厨房に設置する機器を購入するための費用です。

厨房機器は、新品で購入すると全て揃えるのに200万円前後かかります。

一方で、厨房機器は中古で購入することも可能で、中古の場合は100万円前後で全て揃えることも可能です。

その他にも、リースという形で毎月一定金額を支払い、店舗に導入するという方法もあります。

什器費用

什器費用は、店舗運営に必要な食器棚やテーブル、食器などを購入するための費用で、全て揃えると最低でも20万円はかかるでしょう。

また、什器類は提供される料理に合わせて購入することが多いので、高級志向の飲食店の場合は食器類だけで数十万円になることもあります。

什器費用は、店舗のコンセプトや店舗の広さによっても異なるので、事前にしっかり見積りを取っておくと安心でしょう。

会計関連費用

会計関連費用とは、会計処理に必要なPOSレジの導入費用や、会計ソフトの導入費用になります。

POSレジの導入にかかる費用は、概ね8万円から10万円程度です。

また、会計ソフトに関しては月に数千円のサブスクリプションで利用できます。

そのほかにも、会計ソフトを選ぶ際には導入するPOSレジと連携しているものを選ぶと、会計入力の手間が省けて会計処理の時間を大幅に減らすことが可能です。 

人材募集費用

人材募集費用とは、オープニングスタッフを募集するための費用で、多くの場合はアルバイト求人媒体に求人情報を掲載することで人数を確保します。

掲載するアルバイト求人媒体によって料金は異なりますが、おおむね1人採用するごとに〇〇円という形で決まっています。

オープニングスタッフとして、5人程度人が欲しい場合は人材募集費用だけで5万から7万円程度になることが多いです。

それ以上の人数が欲しい場合はさらにお金がかかることもあるでしょう。

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飲食店運営にかかる費用

ここでは、飲食店の運営にかかる費用を紹介します。

飲食店の運営でかかる費用は以下のものです。

  • 運転資金
  • 人件費
  • 賃料
  • 水道光熱費
  • クレジットカード手数料
  • ◆清掃費
  • 備品費
  • 宣伝広告費

運転資金

運転資金とは、飲食店経営が軌道に乗るまでにかかる必要な費用のことで、飲食店の場合現金決済ではすぐにお金を受け取れますが、クレジットカード決済の場合は振り込みが最大2ヶ月程度後になることがあります。

その場合に備えて、運転資金としてある程度のお金は必要になります。

運転資金に必要な費用は、「店舗の運営費×3ヶ月」ぐらいあれば問題ないでしょう。

人件費

人件費は、店舗運営費用の中で最も大きなウエイトを占めることが多いです。

例えば、時給1000円で1日8時間営業を3人で回して月に30日営業した場合、アルバイト店員だけで店舗を運営すると72万円も人件費に使うことになります。

このように、大きな費用がかかるのが人件費の特徴です。
また、人件費のデメリットの一つとして経営者の意向で簡単に減らすことができないことがあります。

人件費は、上げることは簡単であっても、下げることは難しい経費の一つで、人を雇う場合は給料の他にも交通費などが必要なことも多いです。

賃料

賃料はお店にテナント使用料で毎月一定金額が必要です。 

水道光熱費

水道光熱費は、経費の中でも意外に大きなウエイトを占める費用です。

特に、飲食店の場合は水道ガス代金が高くなることが多く、ラーメン屋な場合は常にガスを使っていることから光熱費だけで月に数万円、大きい店舗だと数十万円になることもあります。

クレジットカード手数料

クレジットカード手数料は、クレジットカード使用に対しての使用料のことです。

クレジットカードは、例えばお客様が1000円の支払いをした場合、クレジットカード会社に3%程度の手数料が引かれた上で入金されます。

手数料に関しては、店舗の大きさやクレジットカード会社との関係性によって多少前後することがありますが、3%前後のことが多いです。

また、今後クレジットカード手数料を料金代金に上乗せしてお客様に請求すると、クレジットカード会社との契約違反になり、クレジットカードの使用停止処分が下されることもあります。 

清掃費

清掃費用は、店舗の清掃に必要な費用のことで、外注する場合は月に5万円程度かかることが多いです。

その他にも、従業員が使う制服のクリーニング屋や店舗で使うタオル類のクリーニングを外部に依頼する場合は、お金がかかります。 

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備品費

備品費用は、店舗運営で必要になる備品の購入費用のことで、毎月一定の金額がかかることが多いです。

備品費用のなかでも、ティッシュや最近だとアルコール除菌液などが大きな費用を占めます。

宣伝広告費

広告宣伝費は、ぐるなびやその他ナビサイトへの登録費用、ホームページ作成費用、インターネット広告費用です。

また、これ以外にも店舗周辺の人を店舗に呼び込みたい場合、チラシを作成します。
その場合、チラシ作成費用や配送費用などもかかるでしょう。

宣伝広告費は、営業利益の10%以内に収められると良いでしょう。 

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まとめ

飲食店では数多くの費用がかかるので、事前に計画を立てた上で運営を行って行くことが必要でしょう。

飲食店を運営したい人は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

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